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腐女子語り(BLの攻めと受けはどちらが大変かについて語る腐女子のお話)
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「私ね、攻めはすごい大変だと思うの」
腐女氏仲間3人でランチをしていると、目の前の貴腐人が唐突にそんな事を言い始めた。
「え?いや、いやいや!攻めより受けのが大変でしょ!」
「なんで?!だってさぁ!色んな体位調べて受けが無理無く気持ちよくイケるようにしたり、挿れてすぐイかないように我慢したり、解すのだってたぶん大変だよ?」
クルクルといつまでもパスタをフォークに巻き付けながらその貴腐人は攻めがいかに大変かを力説し始める
「それにさ、受けが飛んじゃったら後処理すんの攻めじゃん!気絶した成人男性お風呂入れたり出来る?無理ゲーでしょ!」
「そこはほら、お風呂入れるんじゃなくて身体拭くだけでもいいじゃん」
「だとしてもだよ!気絶してて重い人間を全身くまなく拭いて、ナカのやつ掻き出して綺麗にしてあげて、パンツくらいは履かせてあげたり、服まで着せてたりするBLもあるじゃん!あれはほんと大変だと思う」
綺麗に巻き付いたパスタを口に放り込んで黙った瞬間にすかさず攻めより受けのが大変だと隣の腐女子は話し始めた。
「でもでも、受けちゃんは前準備が大変なんだよ?お腹スッキリさせてじゃぶじゃぶ洗ってパッカーンてしないといけないんだから!」
「パッカーンってww」
「え~?パッカーンより可愛い下着クイッのが好き?」
そんな事を言っている訳では無い。が、どっちも好きだ。
「あはひ、クイッ派」
モグモグしながらも貴腐人はしっかりと癖を主張した。
「でさ?話し戻すけど、受けちゃんは前処理だけじゃなくて、最中もめっちゃ大変じゃん?色んな体位試されたり、どんなに疲れててもやめて貰えなかったり、イキ地獄されたり、舐められたり噛まれたり、マーキングいっぱい残されて斑模様が体に出来ちゃったり!首筋のキスマ隠すために夏でもタートル着てたりさぁ!攻めより受けのが大変だよ絶対!」
いつまでもサラダをつんつんしていたフォークが口に運ばれると 今度は腐女子の口が閉ざされ、また貴腐人が話し始めた。
「まぁ確かに大変だろうけど、挿れるときキツいって言ってるBLあるじゃん?あれリアルで考えたら絶対痛いと思うのよ。後、挿れてすぐ受けが悶絶してる時の肛門括約筋の活躍を考えて!絶対グギューーー!って竿をへし折る勢いで絞めてると思うのよね。でも欲に膨らんだ欲棒で柔らかく力が抜けるように受けちゃんを突き動かすのよ!」
おっと? 周りから何となく白い目で見られてる気がしてきたぞ?これ以上ヒートアップさせないようにしなきゃ
「ちょっ!ちょっとたんま!これ以上ヒートしないで?周りのお客さんに迷惑だから」
「ぁ、やだ!ごめん」
貴腐人は周りをチラッと気にすると、頬を少し染めて申し訳なさそうにパスタを食べた。
「ヒートと言えばさ、オメガちゃんが1番大変かも。妊娠出来るから出産とか生理だって有るだろうし、子供産んだら授乳とかあるじゃん。その上ヒートで番に溺れるんでしょ?ヒート中は記憶無くすほどの発情とか、番が居ないと死ぬほどの発情って想像も出来ない過酷さじゃない?」
持っていたフォークを置いて、まるで某有名半分機械で半分生物みたいな人造人間(?)に息子を乗り込ませるアニメの父のように両手を組んで顎を乗せたポーズで腐女子は語った。
「ゲンドウさん、それは確かに想像出来ないくらい過酷ですね。……しかし、番のアルファ様だって相当大変なのでは?」
貴腐人は腐女子のポーズを汲み取ってゲンドウと呼びながら自分も同じポーズで話し始めた。
「ふむ。聞こうじゃないか」
「いいかい?アルファ様は記憶なくすほど悦がってるオメガちゃんのお世話を1週間しないといけないんだよ?ご飯作って食べさせて、シーツ交換して洗濯して、身体拭くなりお風呂入れるなりして、もしかしたらおトイレだってついて行くかも知れなくない?そんなの介護だよ介護!しかも要介護レベル!愛ゆえに苦ではないとしてもめっちゃめちゃ大変だよ。しかも、無尽蔵におのが欲望のみを求めるオメガちゃんを満足させるために どれだけ疲れても先にダウンは許されないのよ?」
確かに……大変そうだ。しかも それだけ愛情込めてお世話しても忘れられてる事のが多いだなんて……
「切ない……せめてヒート中の事忘れないであげて欲しい」
私が思わず泣きそうになりながら言うと、貴腐人はテーブルにおでこが当たるんじゃないかと思うほどに深く頷いた
「で~しょ~?やっぱ攻めのが大変なのよ」
「いやいや待って?そんなに愛情表現してもらえるのに覚えておけないくらい辛いヒートなのよ?デロデロなのよ?終わってからの罪悪感やばいわよきっと!あー、また覚えてないけど色々綺麗にして貰えてる!マジごめん!ありがとう!ほんとごめん!ってなるわよ?!受けのが大変よ」
確かに、罪悪感を覚えるネコちゃんもいるかもしれないなぁ……
「どっちもどっちで大変だね……」
「「まぁ、そうね。」」
私達はそれぞれに好みも違うし、読んでいる時の視点が違う。
腐女子ちゃんは受け目線が好きだし、貴腐人さんは攻め目線が好き。
私はまだまだ2人ほど腐ってないから あまり踏み込んだ事は言えないけど、2人の話を聞くのが大好き。だって最後には『BLはファンタジーだから全部美味しい』で終わる優しい世界なんだもの♡
腐女氏仲間3人でランチをしていると、目の前の貴腐人が唐突にそんな事を言い始めた。
「え?いや、いやいや!攻めより受けのが大変でしょ!」
「なんで?!だってさぁ!色んな体位調べて受けが無理無く気持ちよくイケるようにしたり、挿れてすぐイかないように我慢したり、解すのだってたぶん大変だよ?」
クルクルといつまでもパスタをフォークに巻き付けながらその貴腐人は攻めがいかに大変かを力説し始める
「それにさ、受けが飛んじゃったら後処理すんの攻めじゃん!気絶した成人男性お風呂入れたり出来る?無理ゲーでしょ!」
「そこはほら、お風呂入れるんじゃなくて身体拭くだけでもいいじゃん」
「だとしてもだよ!気絶してて重い人間を全身くまなく拭いて、ナカのやつ掻き出して綺麗にしてあげて、パンツくらいは履かせてあげたり、服まで着せてたりするBLもあるじゃん!あれはほんと大変だと思う」
綺麗に巻き付いたパスタを口に放り込んで黙った瞬間にすかさず攻めより受けのが大変だと隣の腐女子は話し始めた。
「でもでも、受けちゃんは前準備が大変なんだよ?お腹スッキリさせてじゃぶじゃぶ洗ってパッカーンてしないといけないんだから!」
「パッカーンってww」
「え~?パッカーンより可愛い下着クイッのが好き?」
そんな事を言っている訳では無い。が、どっちも好きだ。
「あはひ、クイッ派」
モグモグしながらも貴腐人はしっかりと癖を主張した。
「でさ?話し戻すけど、受けちゃんは前処理だけじゃなくて、最中もめっちゃ大変じゃん?色んな体位試されたり、どんなに疲れててもやめて貰えなかったり、イキ地獄されたり、舐められたり噛まれたり、マーキングいっぱい残されて斑模様が体に出来ちゃったり!首筋のキスマ隠すために夏でもタートル着てたりさぁ!攻めより受けのが大変だよ絶対!」
いつまでもサラダをつんつんしていたフォークが口に運ばれると 今度は腐女子の口が閉ざされ、また貴腐人が話し始めた。
「まぁ確かに大変だろうけど、挿れるときキツいって言ってるBLあるじゃん?あれリアルで考えたら絶対痛いと思うのよ。後、挿れてすぐ受けが悶絶してる時の肛門括約筋の活躍を考えて!絶対グギューーー!って竿をへし折る勢いで絞めてると思うのよね。でも欲に膨らんだ欲棒で柔らかく力が抜けるように受けちゃんを突き動かすのよ!」
おっと? 周りから何となく白い目で見られてる気がしてきたぞ?これ以上ヒートアップさせないようにしなきゃ
「ちょっ!ちょっとたんま!これ以上ヒートしないで?周りのお客さんに迷惑だから」
「ぁ、やだ!ごめん」
貴腐人は周りをチラッと気にすると、頬を少し染めて申し訳なさそうにパスタを食べた。
「ヒートと言えばさ、オメガちゃんが1番大変かも。妊娠出来るから出産とか生理だって有るだろうし、子供産んだら授乳とかあるじゃん。その上ヒートで番に溺れるんでしょ?ヒート中は記憶無くすほどの発情とか、番が居ないと死ぬほどの発情って想像も出来ない過酷さじゃない?」
持っていたフォークを置いて、まるで某有名半分機械で半分生物みたいな人造人間(?)に息子を乗り込ませるアニメの父のように両手を組んで顎を乗せたポーズで腐女子は語った。
「ゲンドウさん、それは確かに想像出来ないくらい過酷ですね。……しかし、番のアルファ様だって相当大変なのでは?」
貴腐人は腐女子のポーズを汲み取ってゲンドウと呼びながら自分も同じポーズで話し始めた。
「ふむ。聞こうじゃないか」
「いいかい?アルファ様は記憶なくすほど悦がってるオメガちゃんのお世話を1週間しないといけないんだよ?ご飯作って食べさせて、シーツ交換して洗濯して、身体拭くなりお風呂入れるなりして、もしかしたらおトイレだってついて行くかも知れなくない?そんなの介護だよ介護!しかも要介護レベル!愛ゆえに苦ではないとしてもめっちゃめちゃ大変だよ。しかも、無尽蔵におのが欲望のみを求めるオメガちゃんを満足させるために どれだけ疲れても先にダウンは許されないのよ?」
確かに……大変そうだ。しかも それだけ愛情込めてお世話しても忘れられてる事のが多いだなんて……
「切ない……せめてヒート中の事忘れないであげて欲しい」
私が思わず泣きそうになりながら言うと、貴腐人はテーブルにおでこが当たるんじゃないかと思うほどに深く頷いた
「で~しょ~?やっぱ攻めのが大変なのよ」
「いやいや待って?そんなに愛情表現してもらえるのに覚えておけないくらい辛いヒートなのよ?デロデロなのよ?終わってからの罪悪感やばいわよきっと!あー、また覚えてないけど色々綺麗にして貰えてる!マジごめん!ありがとう!ほんとごめん!ってなるわよ?!受けのが大変よ」
確かに、罪悪感を覚えるネコちゃんもいるかもしれないなぁ……
「どっちもどっちで大変だね……」
「「まぁ、そうね。」」
私達はそれぞれに好みも違うし、読んでいる時の視点が違う。
腐女子ちゃんは受け目線が好きだし、貴腐人さんは攻め目線が好き。
私はまだまだ2人ほど腐ってないから あまり踏み込んだ事は言えないけど、2人の話を聞くのが大好き。だって最後には『BLはファンタジーだから全部美味しい』で終わる優しい世界なんだもの♡
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