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人形霊館・赤
0 館の存在
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中学二年生の男子、峰木灯弥はテスト勉強に対する気分転換で友人と一緒にとある大きな館に来ていた。
「なあ、本当に入るのか?」
灯弥は実はテストの話で親と喧嘩をしてしまい、家出のつもりで来たが屋敷の門の前まで来て思ったより怖くて少しビビっている様子。
時間はまだ昼過ぎだが、やはりこの大きな館には他にはない異質な雰囲気が漂っている。それもそのはず、この大きな館は灯弥の町では有名なお化け屋敷「人形霊館」として様々な噂が飛び交っているくらいだ。
真夜中になると木をひっかくガリガリという音が聞こえたり、月明かりに照らされた窓から人影が見えたりとどれも事実を裏付ける証拠がないような定番の噂しかないが・・・
「ほら、ここまで来たんだからいくぞ。」
「そうだな、灯弥も早くいくぞ。」
友人たちは意気揚々と屋敷の門を開け、入っていく。
「あ、そうだ。俺、今日は塾だったわ。また今度な。ぐえっ!」
「ほら、いいから行くぞ~」
そういうと友人の一人はそっと逃げようとした灯弥のフードを掴み、ズルズルと引きずっていく。
「なあ、本当に入るのか?」
灯弥は実はテストの話で親と喧嘩をしてしまい、家出のつもりで来たが屋敷の門の前まで来て思ったより怖くて少しビビっている様子。
時間はまだ昼過ぎだが、やはりこの大きな館には他にはない異質な雰囲気が漂っている。それもそのはず、この大きな館は灯弥の町では有名なお化け屋敷「人形霊館」として様々な噂が飛び交っているくらいだ。
真夜中になると木をひっかくガリガリという音が聞こえたり、月明かりに照らされた窓から人影が見えたりとどれも事実を裏付ける証拠がないような定番の噂しかないが・・・
「ほら、ここまで来たんだからいくぞ。」
「そうだな、灯弥も早くいくぞ。」
友人たちは意気揚々と屋敷の門を開け、入っていく。
「あ、そうだ。俺、今日は塾だったわ。また今度な。ぐえっ!」
「ほら、いいから行くぞ~」
そういうと友人の一人はそっと逃げようとした灯弥のフードを掴み、ズルズルと引きずっていく。
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