48 / 52
第一章 ダンジョンコアを手に入れました!?
第48話 急転直下
しおりを挟む
昨日のうちに領主まで手を伸ばしておきたかったが、俺が考えていたものとは違った力の示し方で、処分を免れた者たちがいた。
そのため、それらの者たちの簡易的な衣食住を整えたりしているうちに時間が過ぎて次の日を迎えてしまった。
「レイリー、俺の記憶を読んでいるからわかると思うが、ダンジョンを外に広げることはできるのか? 例えばダンジョンの中に入らなくとも、外にダンジョンの機能を失っていない街を作るとか。それができるならナンナ家へ一瞬で転移も可能だよな?」
「それはダンジョンマスターとしての力が強大になれば、ある程度であればこの世界を侵食して作ることも可能です。ですが、現状ではダンジョンの入口付近も無理だと思われます。ナンナ家への転移程度でしたら空間魔法を取得されてはいかがですか?」
「空間魔法か。取得するには10万ポイントも必要なんだよな。まだまだポイントは残っているとは言え、早く日本の物を取り寄せられるようにポイントを貯めたい所だからなぁ」
「それならダンジョンを解放するのが一番ですね」
「そろそろそれも考える時期か」
俺はナンナ家へ向かいながら、レイリーに気になったことを聞いていく。
ちなみに、バルガスもルーナたちに紹介をするためにここにいるが、俺がダンジョンマスターであることは昨日のうちに教えている。
ナンナ家に到着してバルガスの紹介をした後で、俺たちは常時依頼の薬草採集に山の麓までやって来ていた。
ナンナさんは畑の様子が気になるからと今日は俺たちとは来ていない。
バジュラの活躍もあって、今回も大量の薬草を手に入れた俺たちは、そろそろ昼という時間になったことで、見渡しの良いひらけた場所へと移動する。
天気もなだらかでピクニックをするなら最高の日差しだろう。
俺がレジャーシートを敷いたりして昼食の用意をしている間に、ヒナが俺たちから300メートルほど離れた場所でバジュラと戯れて遊んでいるようだ。
遊んでいるうちに結構遠くまで移動しているな。
離れすぎだと感じたのかルーナがヒナを呼びに行く。
「ん? なんだ? 大勢がこちらに来ている?」
今いる場所はひらけてはいるが、ヒナのいる少し先は茂みになっていて見ることができない。
ヒナの場所から50メートル……俺たちの場所からだと約350メートルの辺りに俺の気配察知に大勢の反応があった。
バジュラの反応を見る限り俺より先に気が付いていたか?
バジュラは周りの敵意に敏感なので、それが反応していないということは――
そんなことを考えていたその瞬間、バジュラが一気に警戒をした様子を見せ始める。
そしてその直後、茂みから矢を構えた兵隊たちが現れると、一斉にヒナに向かってその矢が放たれた。
「は?」
「ヒナ!」
俺の間抜けな声と声を上げてヒナに駆け寄るルーナ。
いやいや、ルーナ。
そこへ行ったらお前も矢の射撃に当たってしまうよ。
明らかに今から動いて、俺やレイリー、バルガスが間に合う距離ではなかった。
俺が惚けている間にも、レイリーとバルガスはすでに動き出している。
間に合う訳がないのに。
俺たちの中で一番スピードがあるであろうレイリーでギリギリ間に合わない。
俺が諦めてしまっているのはこのためだ。
それにもし、奇跡が起きてレイリーが間に合うならそれでこと足りる。
ルーナに命を助けられた俺だが、どうやらその価値はなかったようだ。
俺を助けていなければ、ルーナもヒナもこうなる未来はなかったのだから。
俺の見ている中で、ヒナは何本かの矢を避けたが、放たれた矢の一本が当り血しぶきを上げる。
そしてそれとほぼ同時に、近くにいたルーナもヒナを守るために剣で矢を防ぐが、肩に矢を受けて剣を落としてしまった。
二人が矢を受けて血しぶきを上げるのを見た瞬間、俺の中で何かが弾ける。
刻が緩やかに流れ、一秒が一分にも感じられるようなそんな状態。
心なしか身体能力もそれによって大幅に上昇しているように感じる。
(身体能力強化)
俺はさらに自分の能力を引き上げるため魔法を使う。
そしてヒナとルーナの救出に動くが……。
それでも、それでもだ。
俺に訪れた変化で、もしかすれば二人を救出できるかもしれないと動いたが、自分の認識が遅延して一秒が一分になっているように思えても、これは自分自身の能力が上昇しているだけであって、実際の時間が遅延しているわけではない。
あと、一手。
たったそれだけが足りず、俺もレイリーもヒナとルーナに辿り着く前に、二人は矢に貫かれて死ぬだろう。
そしてそれは現実的に俺に見えている矢の軌道から、あと数秒もしないうちに訪れる。
だが、もし即死でないのなら、俺の回復魔法で絶対に助けてみせる!
そして数秒後。
目を背けてしまいそうになるが、ここで背ける訳にもいかない。
俺は自分の怠慢で訪れたこの結末を目に焼き付ける必要があるだろう。
そしてまさに二人に追撃の矢が当たると思われたその直前! バジュラが大きく変化をしたかと思うと、二人に当たるはずだった矢と近くに降りそそいだ矢の全てを大きくなったその体で肩代わりした。
足りなかったあと一手は、バジュラによって紡がれる。
そして矢を一身に浴びたバジュラは、それでもなお動きヒナを甘噛みすると、背に乗せこちらに来ようとして……そのまま崩れ落ちた。
急いで駆け寄った俺は、ヒナやルーナ、バジュラに刺さった矢を引き抜く。
矢じりにはかえしがついているせいで、肉が抉れルーナは悲鳴をあげた。
ヒナはすでに意識を失い、引き抜いても大きな反応を見せていない。
一刻の猶予もない状態だ。
俺はそれぞれ矢を引き抜きながら、すぐにヒールをかけていく。
バジュラなんて死んでいないのが不思議なくらい矢を浴びてしまっているので、俺は矢を引き抜いてはヒール、引き抜いてはヒールと繰り返す。
「ウ゛ッ……キョウジ、ヒナがヒナが……」
「大丈夫だ! キュア! ヒール!」
「私は良いから……ヒナだけは……」
ルーナは俺にヒナだけは助けてほしいと懇願すると意識を失う。
俺は矢に毒が仕込まれている可能性も考えてキュアとヒールを全力で放つ。
それはエリアヒールと呼べるほどの効果となって、バジュラもその上に乗っているヒナも、近くにいるルーナも包み込んだ。
絶対に傷は残さない。
俺はそんな意識を持ってヒールを唱え続ける。
「第二射、放て!」
そんな声が聞こえるが、俺が既にここに辿り着いているように、レイリーも辿り着いていて、放たれる全ての矢を俺たちに届かないように落としていた。
少し遅れて、俺が追い越したバルガスも到着している。
静寂。
レイリーが全ての矢を防いだことで訪れたその一瞬。
俺は仲間に向かって指示を出す。
「レイリー。悪いがお前はルーナとヒナ、バジュラ連れてダンジョンに行ってくれ。お前にしか頼めない。もしも……ないとは思うが、もしもダンジョンが攻め入られたら守ってくれ」
「了解しました」
「バルガス。あそこで指示を出している指揮官以外は殺す。皆殺しだ!」
兵隊が何の考えもなしに、狩りのようにヒナに矢を放つことはないだろう。
俺は間違いなく昨日の俺たちの娼館での行動が、この事態を引き起こしたと直感している。
そうであるなら、俺のダンジョンも知られていてもおかしくはない。
俺にとってここは絶対的に信頼のおける眷属に、大切なものを任せることにする。
俺はレイリーと協力をしてルーナたちをダンジョンに送ると、バルガスと共に50人ほどの兵隊に死を与えるため、行動を開始するのだった。
そのため、それらの者たちの簡易的な衣食住を整えたりしているうちに時間が過ぎて次の日を迎えてしまった。
「レイリー、俺の記憶を読んでいるからわかると思うが、ダンジョンを外に広げることはできるのか? 例えばダンジョンの中に入らなくとも、外にダンジョンの機能を失っていない街を作るとか。それができるならナンナ家へ一瞬で転移も可能だよな?」
「それはダンジョンマスターとしての力が強大になれば、ある程度であればこの世界を侵食して作ることも可能です。ですが、現状ではダンジョンの入口付近も無理だと思われます。ナンナ家への転移程度でしたら空間魔法を取得されてはいかがですか?」
「空間魔法か。取得するには10万ポイントも必要なんだよな。まだまだポイントは残っているとは言え、早く日本の物を取り寄せられるようにポイントを貯めたい所だからなぁ」
「それならダンジョンを解放するのが一番ですね」
「そろそろそれも考える時期か」
俺はナンナ家へ向かいながら、レイリーに気になったことを聞いていく。
ちなみに、バルガスもルーナたちに紹介をするためにここにいるが、俺がダンジョンマスターであることは昨日のうちに教えている。
ナンナ家に到着してバルガスの紹介をした後で、俺たちは常時依頼の薬草採集に山の麓までやって来ていた。
ナンナさんは畑の様子が気になるからと今日は俺たちとは来ていない。
バジュラの活躍もあって、今回も大量の薬草を手に入れた俺たちは、そろそろ昼という時間になったことで、見渡しの良いひらけた場所へと移動する。
天気もなだらかでピクニックをするなら最高の日差しだろう。
俺がレジャーシートを敷いたりして昼食の用意をしている間に、ヒナが俺たちから300メートルほど離れた場所でバジュラと戯れて遊んでいるようだ。
遊んでいるうちに結構遠くまで移動しているな。
離れすぎだと感じたのかルーナがヒナを呼びに行く。
「ん? なんだ? 大勢がこちらに来ている?」
今いる場所はひらけてはいるが、ヒナのいる少し先は茂みになっていて見ることができない。
ヒナの場所から50メートル……俺たちの場所からだと約350メートルの辺りに俺の気配察知に大勢の反応があった。
バジュラの反応を見る限り俺より先に気が付いていたか?
バジュラは周りの敵意に敏感なので、それが反応していないということは――
そんなことを考えていたその瞬間、バジュラが一気に警戒をした様子を見せ始める。
そしてその直後、茂みから矢を構えた兵隊たちが現れると、一斉にヒナに向かってその矢が放たれた。
「は?」
「ヒナ!」
俺の間抜けな声と声を上げてヒナに駆け寄るルーナ。
いやいや、ルーナ。
そこへ行ったらお前も矢の射撃に当たってしまうよ。
明らかに今から動いて、俺やレイリー、バルガスが間に合う距離ではなかった。
俺が惚けている間にも、レイリーとバルガスはすでに動き出している。
間に合う訳がないのに。
俺たちの中で一番スピードがあるであろうレイリーでギリギリ間に合わない。
俺が諦めてしまっているのはこのためだ。
それにもし、奇跡が起きてレイリーが間に合うならそれでこと足りる。
ルーナに命を助けられた俺だが、どうやらその価値はなかったようだ。
俺を助けていなければ、ルーナもヒナもこうなる未来はなかったのだから。
俺の見ている中で、ヒナは何本かの矢を避けたが、放たれた矢の一本が当り血しぶきを上げる。
そしてそれとほぼ同時に、近くにいたルーナもヒナを守るために剣で矢を防ぐが、肩に矢を受けて剣を落としてしまった。
二人が矢を受けて血しぶきを上げるのを見た瞬間、俺の中で何かが弾ける。
刻が緩やかに流れ、一秒が一分にも感じられるようなそんな状態。
心なしか身体能力もそれによって大幅に上昇しているように感じる。
(身体能力強化)
俺はさらに自分の能力を引き上げるため魔法を使う。
そしてヒナとルーナの救出に動くが……。
それでも、それでもだ。
俺に訪れた変化で、もしかすれば二人を救出できるかもしれないと動いたが、自分の認識が遅延して一秒が一分になっているように思えても、これは自分自身の能力が上昇しているだけであって、実際の時間が遅延しているわけではない。
あと、一手。
たったそれだけが足りず、俺もレイリーもヒナとルーナに辿り着く前に、二人は矢に貫かれて死ぬだろう。
そしてそれは現実的に俺に見えている矢の軌道から、あと数秒もしないうちに訪れる。
だが、もし即死でないのなら、俺の回復魔法で絶対に助けてみせる!
そして数秒後。
目を背けてしまいそうになるが、ここで背ける訳にもいかない。
俺は自分の怠慢で訪れたこの結末を目に焼き付ける必要があるだろう。
そしてまさに二人に追撃の矢が当たると思われたその直前! バジュラが大きく変化をしたかと思うと、二人に当たるはずだった矢と近くに降りそそいだ矢の全てを大きくなったその体で肩代わりした。
足りなかったあと一手は、バジュラによって紡がれる。
そして矢を一身に浴びたバジュラは、それでもなお動きヒナを甘噛みすると、背に乗せこちらに来ようとして……そのまま崩れ落ちた。
急いで駆け寄った俺は、ヒナやルーナ、バジュラに刺さった矢を引き抜く。
矢じりにはかえしがついているせいで、肉が抉れルーナは悲鳴をあげた。
ヒナはすでに意識を失い、引き抜いても大きな反応を見せていない。
一刻の猶予もない状態だ。
俺はそれぞれ矢を引き抜きながら、すぐにヒールをかけていく。
バジュラなんて死んでいないのが不思議なくらい矢を浴びてしまっているので、俺は矢を引き抜いてはヒール、引き抜いてはヒールと繰り返す。
「ウ゛ッ……キョウジ、ヒナがヒナが……」
「大丈夫だ! キュア! ヒール!」
「私は良いから……ヒナだけは……」
ルーナは俺にヒナだけは助けてほしいと懇願すると意識を失う。
俺は矢に毒が仕込まれている可能性も考えてキュアとヒールを全力で放つ。
それはエリアヒールと呼べるほどの効果となって、バジュラもその上に乗っているヒナも、近くにいるルーナも包み込んだ。
絶対に傷は残さない。
俺はそんな意識を持ってヒールを唱え続ける。
「第二射、放て!」
そんな声が聞こえるが、俺が既にここに辿り着いているように、レイリーも辿り着いていて、放たれる全ての矢を俺たちに届かないように落としていた。
少し遅れて、俺が追い越したバルガスも到着している。
静寂。
レイリーが全ての矢を防いだことで訪れたその一瞬。
俺は仲間に向かって指示を出す。
「レイリー。悪いがお前はルーナとヒナ、バジュラ連れてダンジョンに行ってくれ。お前にしか頼めない。もしも……ないとは思うが、もしもダンジョンが攻め入られたら守ってくれ」
「了解しました」
「バルガス。あそこで指示を出している指揮官以外は殺す。皆殺しだ!」
兵隊が何の考えもなしに、狩りのようにヒナに矢を放つことはないだろう。
俺は間違いなく昨日の俺たちの娼館での行動が、この事態を引き起こしたと直感している。
そうであるなら、俺のダンジョンも知られていてもおかしくはない。
俺にとってここは絶対的に信頼のおける眷属に、大切なものを任せることにする。
俺はレイリーと協力をしてルーナたちをダンジョンに送ると、バルガスと共に50人ほどの兵隊に死を与えるため、行動を開始するのだった。
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
最強執事の恩返し~大魔王を倒して100年ぶりに戻ってきたら世話になっていた侯爵家が没落していました。恩返しのため復興させます~
榊与一
ファンタジー
異世界転生した日本人、大和猛(やまとたける)。
彼は異世界エデンで、コーガス侯爵家によって拾われタケル・コーガスとして育てられる。
それまでの孤独な人生で何も持つ事の出来なかった彼にとって、コーガス家は生まれて初めて手に入れた家であり家族だった。
その家を守るために転生時のチート能力で魔王を退け。
そしてその裏にいる大魔王を倒すため、タケルは魔界に乗り込んだ。
――それから100年。
遂にタケルは大魔王を討伐する事に成功する。
そして彼はエデンへと帰還した。
「さあ、帰ろう」
だが余りに時間が立ちすぎていた為に、タケルの事を覚えている者はいない。
それでも彼は満足していた。
何故なら、コーガス家を守れたからだ。
そう思っていたのだが……
「コーガス家が没落!?そんな馬鹿な!?」
これは世界を救った勇者が、かつて自分を拾い温かく育ててくれた没落した侯爵家をチートな能力で再興させる物語である。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
補助魔法しか使えない魔法使い、自らに補助魔法をかけて物理で戦い抜く
burazu
ファンタジー
冒険者に憧れる魔法使いのニラダは補助魔法しか使えず、どこのパーティーからも加入を断られていた、しかたなくソロ活動をしている中、モンスターとの戦いで自らに補助魔法をかける事でとんでもない力を発揮する。
最低限の身の守りの為に鍛えていた肉体が補助魔法によりとんでもなくなることを知ったニラダは剣、槍、弓を身につけ戦いの幅を広げる事を試みる。
更に攻撃魔法しか使えない天然魔法少女や、治癒魔法しか使えないヒーラー、更には対盗賊専門の盗賊と力を合わせてパーティーを組んでいき、前衛を一手に引き受ける。
「みんなは俺が守る、俺のこの力でこのパーティーを誰もが認める最強パーティーにしてみせる」
様々なクエストを乗り越え、彼らに待ち受けているものとは?
※この作品は小説家になろう、エブリスタ、カクヨム、ノベルアッププラスでも公開しています。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる