33 / 52
第一章 ダンジョンコアを手に入れました!?
第33話 エルフの寿命
しおりを挟む
少し開けたところで俺たちはござを敷くとその上に座る。
ルシオラはそれを確認してから、アイテムボックスから弁当を取り出して並べていく。
「結構手の込んだ料理を作って来てるんだな?」
「ホントだね。お母さんと同じくらい上手かも」
「さすが60歳」
「ちょっとキョウジさん? エルフは長寿で老化も遅いから、100歳までなら人間でいう所の20歳くらいよ。女性の年齢を老人のような言い方をするのは失礼ではないかしら?」
「たしかにすまない。人と老化の仕方は違うとは思っていたんだが、エルフについてそこまでの知識はなくてな。悪かった」
「ルシオラおねーちゃん ヒナおなかすいた」
「あ、ごめんねヒナちゃん。はいこれ。いっぱい食べてね」
「おいしそう! いただきましゅ」
年齢のことで少しルシオラを怒らせてしまったが、ヒナのお陰で空気が弛緩する。
俺たちの前には料理が置かれそれぞれが食べ始めているのだが、バジュラはヒナの傍に寝そべっているがバジュラの分はないようだ。
ルシオラはバジュラのことも気に入っているので用意していそうなものなのだが、用意がされていないということは従魔ならどこかに勝手に食事をしに行くとでも思っているのかもしれない。
「バジュラ、ほらジャーキーだ」
「わふん」
俺はアイテムボックスから買っておいたジャーキーを取り出すとバジュラに与える。
「あっ。ゴブリンがいたら、バジュラのご飯になると思って用意をしていなかったわ」
ルシオラの声を聞いて、俺はバジュラにゴブリンを食べるのか? という視線を送ると、首を横にブンブンとふっているので、どうやらゴブリンはバジュラのお気に召さないようだ。
ヒナが捕まえたヘビは食べていたから、食べるものがなければ食べるのかもしれないが。
俺たちは昼食を食べながらこの後の予定について話し合う。
「ルシオラの威圧もマシになったみたいだが、この後はどうする? ゴブリンの集落があるならさすがにそこから逃げることはないだろうし、それを考えるとなさそうじゃないか? まぁ、途中からはほぼルシオラの訓練をしただけになったが……」
「訓練の件は感謝しているわ。調査をする時間をこちらに使ってくれたのだから、ギルドに戻ったら私が魔法の訓練を依頼したという形でクエストを達成したことにしましょうか」
「いいのか? だがまあ、あの程度なら常時依頼1回分くらいだろ? それなら別に必要ないぞ」
「そんなに少ないわけがないでしょう! 困っていた悩みが軽くなったのよ」
「なら、俺たちは初心者だし俺やレイリーは国や町のこともまだよく知らない。報酬は俺たちが困っていたら助けてくれるっていうのはどうだ?」
「そんなことで? それだと私だけが得を……」
「いやいや、困っている時に助けてもらうってのはデカいだろ。ルシオラがさっき自分で言ったことじゃないか」
「そう言われるとそうね。わかったわ」
「グルルゥ」
俺たちが会話をしていると、バジュラが唸り始める。
「どうやらゴブリンが昼食の匂いに惹かれてやってきたのかもしれません。私が処理してきます」
レイリーはそう言うと立ち上がり、バジュラが警戒をする方向へと移動していく。
しばらくすると、レイリーが戻り俺たちに報告する。
「ゴブリンが3体でした」
「ふむ。バジュラの索敵範囲を考えると、まだ調査が必要そうなのはゴブリンが出てきた方向か?」
「そうね。そちら側の奥を調べたら戻りましょうか」
俺たちは昼食を食べ終えて片づけを済ませると、先ほどゴブリンが出現した方向へと足を進める。
時折、ゴブリンが散発的に出現するが異常性はなにもない。
まあ……、俺たちがクエスト達成をした時に倒したゴブリンは俺のダンジョンのゴブリンだしな。
このまま何も変わりがないだろうとは思いながらもさらに奥へと進んでいくと、グギャグギャとゴブリン同士で争っているような声が聞こえる。
「ルーナ、ヒナ注意しろ」
「わかったわ」
「あい」
結構な数がいるような声がするので、俺はルーナとヒナに念のため注意を促す。
俺の声を聞いて二人は剣を握りしめ警戒している。
俺たちは音を殺して声がする方向へと近づくと、洞窟の前で10体VS10体くらいでゴブリンが争っているようだ。
ゴブリンの死体も転がっているので、初めはその倍くらいはいたのかもしれない。
「あの洞窟が集落なのかしら。とりあえずは調査はこれで終了ね。戻りましょう」
ゴブリンと洞窟を確認したルシオラが今回は調査が目的なので報告に戻ろうと言う。
「洞窟内にもそれほど数がいるような気配がないし、ここで倒してしまおう。レイリー行くぞ。ルーナとヒナは俺たちが数を減らしたらバジュラと来てくれ」
俺はそう言うとレイリーと飛び出す。
「ちょっと! 今回は調査なのだから、倒す必要はないのよ」
ルシオラは倒す必要がないと声をあげるが、逆に倒してもよいはずだ。
「ロックブレット!」
「水魔法だけでなく土魔法まで!? しかも基礎ではなく攻撃魔法だなんて。ギルド登録時にはなかったはず。いったいこれは……」
ルシオラが何か言っているが、俺は魔法で3体のゴブリンをを始末すると、一気に近寄って剣を一振りする。
それに合わせてレイリーも同じように剣を振るう。
いきなり第三の勢力の攻撃にゴブリンたちは混乱している。
洞窟内にいたゴブリンも応戦に出てきたようだ。
俺たち二人が半数ほど倒した所で、後ろからバジュラの鳴き声が聞こえた。
どうやらルーナたちも来たようだ。
俺とレイリーはルーナたちが入れるように間隔をあけると、ダンジョンで訓練をしていた通りにルーナとヒナ、バジュラが自分たちの役割を判断してゴブリンに襲い掛かる。
どうやらルーナもヒナもダンジョン産のゴブリンでなくても、しっかりと戦えているので問題はないようだ。
「まさか私が一切手を出さなくてもこんなに早く倒しきるなんて。それに本当にルーナさんもヒナちゃんも戦えたのね」
「ゴブリンはもうお得意様よ!」
「うん!」
ルシオラがルーナとヒナの戦闘をみて声をかけると、二人は胸を張った。
「洞窟内にはゴブリンはいないようだな」
俺は洞窟の内部を確認するが、すべて外へ出て応戦していたようだった。
「合計で40体という所かしら。集落のできかけね。恐らく今回は調査と討伐を同時に達成したということになると思うわ。残敵もいないようだし戻りましょうか」
周辺を確認して問題がないことを確かめた俺たちは帰路へ着いたのだった。
ギルドへ報告をしてルーナたちをナンナ家まで送ったあとで、俺はレイリーとダンジョン内で今日の出来事を話す。
「まさか本当にできかけとは言えゴブリンの集落があるとはな」
「そうですね。どうやら攻め込んでいたのは私が集めていたゴブリンだったようです。気絶から目覚めた時に、ルシオラの威圧から逃れ、その先に洞窟があったようですね」
「なるほど。ゴブリンたちにとっては不運だったが、俺たちにとってはラッキーだったな」
ダンジョン産で常時依頼の達成をし過ぎて、ギルドが調査をする羽目になってしまった今回の出来事ではあったが、結果的には上手く乗り切れた。
今後はダンジョン産でクエストを達成する場合には、数を調整する必要があるだろう。
~ ひなのにっき④ ~
きょうは ごぶりんのちょうさに るしおらおねーちゃんをなかまにくわえて やまにいった。
とちゅう るしおらおねーちゃんが まほうのくんれんをしていたよ。
まほうは いめーじ? がだいじなんだって!
ひなも まほう おぼえられるかな?
おぼえたいなぁ。
ごぶりんをたおしたら ひなとるーなのたたかいかたがよくなったと にいにがほめてくれた。
うれしかった。
ルシオラはそれを確認してから、アイテムボックスから弁当を取り出して並べていく。
「結構手の込んだ料理を作って来てるんだな?」
「ホントだね。お母さんと同じくらい上手かも」
「さすが60歳」
「ちょっとキョウジさん? エルフは長寿で老化も遅いから、100歳までなら人間でいう所の20歳くらいよ。女性の年齢を老人のような言い方をするのは失礼ではないかしら?」
「たしかにすまない。人と老化の仕方は違うとは思っていたんだが、エルフについてそこまでの知識はなくてな。悪かった」
「ルシオラおねーちゃん ヒナおなかすいた」
「あ、ごめんねヒナちゃん。はいこれ。いっぱい食べてね」
「おいしそう! いただきましゅ」
年齢のことで少しルシオラを怒らせてしまったが、ヒナのお陰で空気が弛緩する。
俺たちの前には料理が置かれそれぞれが食べ始めているのだが、バジュラはヒナの傍に寝そべっているがバジュラの分はないようだ。
ルシオラはバジュラのことも気に入っているので用意していそうなものなのだが、用意がされていないということは従魔ならどこかに勝手に食事をしに行くとでも思っているのかもしれない。
「バジュラ、ほらジャーキーだ」
「わふん」
俺はアイテムボックスから買っておいたジャーキーを取り出すとバジュラに与える。
「あっ。ゴブリンがいたら、バジュラのご飯になると思って用意をしていなかったわ」
ルシオラの声を聞いて、俺はバジュラにゴブリンを食べるのか? という視線を送ると、首を横にブンブンとふっているので、どうやらゴブリンはバジュラのお気に召さないようだ。
ヒナが捕まえたヘビは食べていたから、食べるものがなければ食べるのかもしれないが。
俺たちは昼食を食べながらこの後の予定について話し合う。
「ルシオラの威圧もマシになったみたいだが、この後はどうする? ゴブリンの集落があるならさすがにそこから逃げることはないだろうし、それを考えるとなさそうじゃないか? まぁ、途中からはほぼルシオラの訓練をしただけになったが……」
「訓練の件は感謝しているわ。調査をする時間をこちらに使ってくれたのだから、ギルドに戻ったら私が魔法の訓練を依頼したという形でクエストを達成したことにしましょうか」
「いいのか? だがまあ、あの程度なら常時依頼1回分くらいだろ? それなら別に必要ないぞ」
「そんなに少ないわけがないでしょう! 困っていた悩みが軽くなったのよ」
「なら、俺たちは初心者だし俺やレイリーは国や町のこともまだよく知らない。報酬は俺たちが困っていたら助けてくれるっていうのはどうだ?」
「そんなことで? それだと私だけが得を……」
「いやいや、困っている時に助けてもらうってのはデカいだろ。ルシオラがさっき自分で言ったことじゃないか」
「そう言われるとそうね。わかったわ」
「グルルゥ」
俺たちが会話をしていると、バジュラが唸り始める。
「どうやらゴブリンが昼食の匂いに惹かれてやってきたのかもしれません。私が処理してきます」
レイリーはそう言うと立ち上がり、バジュラが警戒をする方向へと移動していく。
しばらくすると、レイリーが戻り俺たちに報告する。
「ゴブリンが3体でした」
「ふむ。バジュラの索敵範囲を考えると、まだ調査が必要そうなのはゴブリンが出てきた方向か?」
「そうね。そちら側の奥を調べたら戻りましょうか」
俺たちは昼食を食べ終えて片づけを済ませると、先ほどゴブリンが出現した方向へと足を進める。
時折、ゴブリンが散発的に出現するが異常性はなにもない。
まあ……、俺たちがクエスト達成をした時に倒したゴブリンは俺のダンジョンのゴブリンだしな。
このまま何も変わりがないだろうとは思いながらもさらに奥へと進んでいくと、グギャグギャとゴブリン同士で争っているような声が聞こえる。
「ルーナ、ヒナ注意しろ」
「わかったわ」
「あい」
結構な数がいるような声がするので、俺はルーナとヒナに念のため注意を促す。
俺の声を聞いて二人は剣を握りしめ警戒している。
俺たちは音を殺して声がする方向へと近づくと、洞窟の前で10体VS10体くらいでゴブリンが争っているようだ。
ゴブリンの死体も転がっているので、初めはその倍くらいはいたのかもしれない。
「あの洞窟が集落なのかしら。とりあえずは調査はこれで終了ね。戻りましょう」
ゴブリンと洞窟を確認したルシオラが今回は調査が目的なので報告に戻ろうと言う。
「洞窟内にもそれほど数がいるような気配がないし、ここで倒してしまおう。レイリー行くぞ。ルーナとヒナは俺たちが数を減らしたらバジュラと来てくれ」
俺はそう言うとレイリーと飛び出す。
「ちょっと! 今回は調査なのだから、倒す必要はないのよ」
ルシオラは倒す必要がないと声をあげるが、逆に倒してもよいはずだ。
「ロックブレット!」
「水魔法だけでなく土魔法まで!? しかも基礎ではなく攻撃魔法だなんて。ギルド登録時にはなかったはず。いったいこれは……」
ルシオラが何か言っているが、俺は魔法で3体のゴブリンをを始末すると、一気に近寄って剣を一振りする。
それに合わせてレイリーも同じように剣を振るう。
いきなり第三の勢力の攻撃にゴブリンたちは混乱している。
洞窟内にいたゴブリンも応戦に出てきたようだ。
俺たち二人が半数ほど倒した所で、後ろからバジュラの鳴き声が聞こえた。
どうやらルーナたちも来たようだ。
俺とレイリーはルーナたちが入れるように間隔をあけると、ダンジョンで訓練をしていた通りにルーナとヒナ、バジュラが自分たちの役割を判断してゴブリンに襲い掛かる。
どうやらルーナもヒナもダンジョン産のゴブリンでなくても、しっかりと戦えているので問題はないようだ。
「まさか私が一切手を出さなくてもこんなに早く倒しきるなんて。それに本当にルーナさんもヒナちゃんも戦えたのね」
「ゴブリンはもうお得意様よ!」
「うん!」
ルシオラがルーナとヒナの戦闘をみて声をかけると、二人は胸を張った。
「洞窟内にはゴブリンはいないようだな」
俺は洞窟の内部を確認するが、すべて外へ出て応戦していたようだった。
「合計で40体という所かしら。集落のできかけね。恐らく今回は調査と討伐を同時に達成したということになると思うわ。残敵もいないようだし戻りましょうか」
周辺を確認して問題がないことを確かめた俺たちは帰路へ着いたのだった。
ギルドへ報告をしてルーナたちをナンナ家まで送ったあとで、俺はレイリーとダンジョン内で今日の出来事を話す。
「まさか本当にできかけとは言えゴブリンの集落があるとはな」
「そうですね。どうやら攻め込んでいたのは私が集めていたゴブリンだったようです。気絶から目覚めた時に、ルシオラの威圧から逃れ、その先に洞窟があったようですね」
「なるほど。ゴブリンたちにとっては不運だったが、俺たちにとってはラッキーだったな」
ダンジョン産で常時依頼の達成をし過ぎて、ギルドが調査をする羽目になってしまった今回の出来事ではあったが、結果的には上手く乗り切れた。
今後はダンジョン産でクエストを達成する場合には、数を調整する必要があるだろう。
~ ひなのにっき④ ~
きょうは ごぶりんのちょうさに るしおらおねーちゃんをなかまにくわえて やまにいった。
とちゅう るしおらおねーちゃんが まほうのくんれんをしていたよ。
まほうは いめーじ? がだいじなんだって!
ひなも まほう おぼえられるかな?
おぼえたいなぁ。
ごぶりんをたおしたら ひなとるーなのたたかいかたがよくなったと にいにがほめてくれた。
うれしかった。
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
最強執事の恩返し~大魔王を倒して100年ぶりに戻ってきたら世話になっていた侯爵家が没落していました。恩返しのため復興させます~
榊与一
ファンタジー
異世界転生した日本人、大和猛(やまとたける)。
彼は異世界エデンで、コーガス侯爵家によって拾われタケル・コーガスとして育てられる。
それまでの孤独な人生で何も持つ事の出来なかった彼にとって、コーガス家は生まれて初めて手に入れた家であり家族だった。
その家を守るために転生時のチート能力で魔王を退け。
そしてその裏にいる大魔王を倒すため、タケルは魔界に乗り込んだ。
――それから100年。
遂にタケルは大魔王を討伐する事に成功する。
そして彼はエデンへと帰還した。
「さあ、帰ろう」
だが余りに時間が立ちすぎていた為に、タケルの事を覚えている者はいない。
それでも彼は満足していた。
何故なら、コーガス家を守れたからだ。
そう思っていたのだが……
「コーガス家が没落!?そんな馬鹿な!?」
これは世界を救った勇者が、かつて自分を拾い温かく育ててくれた没落した侯爵家をチートな能力で再興させる物語である。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
補助魔法しか使えない魔法使い、自らに補助魔法をかけて物理で戦い抜く
burazu
ファンタジー
冒険者に憧れる魔法使いのニラダは補助魔法しか使えず、どこのパーティーからも加入を断られていた、しかたなくソロ活動をしている中、モンスターとの戦いで自らに補助魔法をかける事でとんでもない力を発揮する。
最低限の身の守りの為に鍛えていた肉体が補助魔法によりとんでもなくなることを知ったニラダは剣、槍、弓を身につけ戦いの幅を広げる事を試みる。
更に攻撃魔法しか使えない天然魔法少女や、治癒魔法しか使えないヒーラー、更には対盗賊専門の盗賊と力を合わせてパーティーを組んでいき、前衛を一手に引き受ける。
「みんなは俺が守る、俺のこの力でこのパーティーを誰もが認める最強パーティーにしてみせる」
様々なクエストを乗り越え、彼らに待ち受けているものとは?
※この作品は小説家になろう、エブリスタ、カクヨム、ノベルアッププラスでも公開しています。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる