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第一章 ダンジョンコアを手に入れました!?
第32話 ゴブリンを探せ!②
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俺たちは会話をしながら約一時間ほど歩き、山の麓までやって来ていた。
「ここら辺でゴブリンとはよく遭遇をしていたが……、集落とかはないと思うぞ?」
俺はゴブリンの集落がこの近くにないことを知っているので、たまたまゴブリンに遭遇することが多かったという感じでルシオラに話しかける。
「それを判断するのは私です。ですが……、たしかに気配すらありませんね。本当にここですか?」
ルシオラの言葉にルーナとヒナが一瞬ビクリとする。
まあ、口裏を合わせているとはいえ、ここではないと知っているしな。
「この麓辺りを行き来して倒していたんだが……、それにしては全く見ないな?」
俺はどうなっているんだ? とレイリーを見る。
「そのことなのですが、ルシオラ様の威圧を察知してゴブリンたちは逃げているのでは? それほどの威圧を周囲にまき散らしていては逃げても仕方がないことかと」
「レイリーさん貴方、私のこの威圧を感じ取ることができるの? あなた達は私に全く気にせずに近寄ってくるから、わかっていないものだと思っていたのに」
「ルシオラおねーちゃんになにかあるのー?」
ヒナとバジュラはとことことルシオラの近くまやって来るとルシオラを見上げた。
「ヒナちゃんは気にならないのね」
ルシオラはしゃがみ込むとヒナを撫で始める。
ヒナは、「気になるって何が?」と言うような表情をして撫でられるがままとなっていた。
俺の近くにいるとフィールドキャンセラーでルシオラの威圧は無効化されているらしいしな。
「いや、それならその威圧を解除しないと調査なんて無理だろう? 早く解除してくれ」
「……できないのよ。これは生まれつきで、幼い頃はまだ効果も低かったから良かったけれど、今では周囲に人が来ない状態よ」
幼い頃って、俺はこの世界のエルフは見た目通りの年齢なのか? と威圧と全く関係がない所が気になってしまう。
ってか威圧解除ができないって、それ調査できないだろ!?
俺は冒険者ギルドの明らかな人選ミスに驚く。
あれか? どうせギルドにいても誰もルシオラの受付に並ばないから、調査を任せて見ましたみたいな?
それだとルシオラはギルドに役にたたない扱いされてるやないかい!
まあ集落があるなら、さすがにゴブリンもそこから逃げることはないから大丈夫と思った可能性もあるのかな?
「んー、あれだ。魔法の威力を上げたり下げたりする時の強弱をつける感じでやれば良いだけなんじゃないか? 発動をさせていても薄い膜が覆っている程度にするとか?」
「貴方は何を言っているの? そんなことができる訳がないでしょう?」
俺はフィールドキャンセラーでルシオラの威圧を感じることができないが、魔法の練習をした時に威力調整をしたことを思い出しルシオラにその話をしたのだが、ルシオラはそんなことはできないと言い出した。
いやいや、それこそそんな訳がないだろ。
「んー? ウォーター」
俺は水魔法のウォーターを使い、掌から出た水を勢いよく放出したり、逆にチョロチョロと少しだけ流してみたりとやって見せる。
「ほら、こんな感じで。なんでもその威圧も、レイリーが言うには魔力放出らしいから魔法の威力調整と同じだろ?」
「……」
「ルシオラ?」
俺のウオーターを見て固まってしまっているルシオラに俺は声をかける。
「ハッ。ウォーターに強弱があるですって!? ウォーター!」
ルシオラは正気に戻ると俺と同じ水魔法のウォーターを使った。
ルシオラの使ったウォーターは水道の蛇口を少し捻った感じで水が出ている。
「そこから威力調整するのと同じ感じで威圧も調整すればいいだけだろ?」
「ウォーターと言ったらこの状態が常識でしょう!? あなたが先ほどやった放出レベルだと、攻撃魔法になってしまうでしょう! ウォーターはコップに水を入れるのにちょうど良いくらいの勢いから変えられないものよ」
んん? まさか魔法の威力を変えられることは当たり前ではないのか?
いやでもな、俺は最初からできたし……。
「魔法を使う時に魔力を放出しているよな? それはわかるだろ?」
「ええ、それはもちろんよ。エルフは魔法が得意ですからね」
エルフは魔法が得意だとルシオラは胸を張るが、威力調整もできない魔法強者……。
「魔力の放出を絞る感じで……少なく放出する感じでもう一度やってみてくれないか? いや、これくらい誰でも考えるだろうからそれ以外だと……さっき俺がチョロチョロと水を放出していたイメージも合わせてやってみてくれ」
「魔力の放出を絞る……。絞る……。チョロチョロ……。ウォーター」
ルシオラは何度か魔力放出を絞るという言葉を繰り返しウォーターを使った。
「ほら、さっきより少しだが威力は落ちているだろ? ってかもっと絞れなかったか? 分かりにくいな、その程度では」
「で、できてる! まさかこんなことが!?」
俺からすると当たり前にできたことで、魔法強者(笑)のエルフ・ルシオラは大興奮をしていた。
そしてそこから3時間ほどの訓練を重ね、ルシオラは威圧の威力を下げることに成功した。
まあ威力が下がったと言っているのはレイリーで俺はわからないのだが、レイリーが言っているなら正しいだろう。
「まさか、60年……年をとっていくたびに私の周りに人が寄り付かなくなった原因がこんなに簡単に……」
ってやっぱり見た目は20代でも、実年齢は60歳以上なんかーい!
俺がルシオラの年齢のことを考えていると、さっきまで棒を握って振りながら遊び回っていたヒナが棒をずるずると引きながらとぼとぼと近寄ってくる。
「にいに、ひな おなかすいた……」
ルシオラが訓練を始めてしまって、ルーナやヒナは近くで薬草を取っていたのだが、朝早くからギルドの依頼で山のふもとまで移動して来ていたこともあって、どうやらヒナはお腹を空かせてしまったようだ。
「あ、ごめんねヒナちゃん! 今日は私がお弁当を作って来ているから、みんなでどうかしら?」
ヒナの声で興奮状態から覚めたルシオラは空間から大きなバスケットを取り出した。
アイテムボックスから取り出したのか?
「お、アイテムボックスか。俺たちの前で簡単に使うってことはギルドで使っても問題ない? 実は俺も使えるんだが、レアスキルの可能性を考えて見せていないんだが……」
「あっ……。これは咄嗟でって貴方も使えるですって? 登録の時にそんなこと……。そう言えば水魔法も使っていたわね」
「まあ最近覚えたからな。んでギルドで使っても問題ないか?」
「最近覚えたって貴方……。今は咄嗟に使ってしまったけれど、使わない方が良いわね。エルフくらい魔法が得意でなければまず使えない魔法よ。貴族辺りに拉致をされたくなかったら使わないことね」
ああ、ルシオラのアイテムボックスは空間魔法か? 俺はスキルとして取得しているから似ているようで同じではないのかもしれない。
しかしアイテムボックスが使えると拉致される恐れ……か。
たしかに、戦争なんかあれば物資の運搬は大問題になるだろうしな。
「善処する。ところで、その弁当は俺のもある?」
「ええ、四人と聞いていたから五人分作って来ているわ」
そもそもルシオラは剣以外は手ぶらでやって来ていたので、ルシオラがアイテムボックスのことを周りに秘密にしたかったのなら、いきなり手ぶら状態からから大きなバスケットなんかを取り出した時点で周囲にバレることを教えておく必要もあるだろう。
恐らくルシオラは普段威圧を垂れ流していたせいで、周囲に人がいないことが多いので気が付けてなかったのかもしれないな、と俺は考えながらルシオラのお弁当を楽しみにするのだった。
「ここら辺でゴブリンとはよく遭遇をしていたが……、集落とかはないと思うぞ?」
俺はゴブリンの集落がこの近くにないことを知っているので、たまたまゴブリンに遭遇することが多かったという感じでルシオラに話しかける。
「それを判断するのは私です。ですが……、たしかに気配すらありませんね。本当にここですか?」
ルシオラの言葉にルーナとヒナが一瞬ビクリとする。
まあ、口裏を合わせているとはいえ、ここではないと知っているしな。
「この麓辺りを行き来して倒していたんだが……、それにしては全く見ないな?」
俺はどうなっているんだ? とレイリーを見る。
「そのことなのですが、ルシオラ様の威圧を察知してゴブリンたちは逃げているのでは? それほどの威圧を周囲にまき散らしていては逃げても仕方がないことかと」
「レイリーさん貴方、私のこの威圧を感じ取ることができるの? あなた達は私に全く気にせずに近寄ってくるから、わかっていないものだと思っていたのに」
「ルシオラおねーちゃんになにかあるのー?」
ヒナとバジュラはとことことルシオラの近くまやって来るとルシオラを見上げた。
「ヒナちゃんは気にならないのね」
ルシオラはしゃがみ込むとヒナを撫で始める。
ヒナは、「気になるって何が?」と言うような表情をして撫でられるがままとなっていた。
俺の近くにいるとフィールドキャンセラーでルシオラの威圧は無効化されているらしいしな。
「いや、それならその威圧を解除しないと調査なんて無理だろう? 早く解除してくれ」
「……できないのよ。これは生まれつきで、幼い頃はまだ効果も低かったから良かったけれど、今では周囲に人が来ない状態よ」
幼い頃って、俺はこの世界のエルフは見た目通りの年齢なのか? と威圧と全く関係がない所が気になってしまう。
ってか威圧解除ができないって、それ調査できないだろ!?
俺は冒険者ギルドの明らかな人選ミスに驚く。
あれか? どうせギルドにいても誰もルシオラの受付に並ばないから、調査を任せて見ましたみたいな?
それだとルシオラはギルドに役にたたない扱いされてるやないかい!
まあ集落があるなら、さすがにゴブリンもそこから逃げることはないから大丈夫と思った可能性もあるのかな?
「んー、あれだ。魔法の威力を上げたり下げたりする時の強弱をつける感じでやれば良いだけなんじゃないか? 発動をさせていても薄い膜が覆っている程度にするとか?」
「貴方は何を言っているの? そんなことができる訳がないでしょう?」
俺はフィールドキャンセラーでルシオラの威圧を感じることができないが、魔法の練習をした時に威力調整をしたことを思い出しルシオラにその話をしたのだが、ルシオラはそんなことはできないと言い出した。
いやいや、それこそそんな訳がないだろ。
「んー? ウォーター」
俺は水魔法のウォーターを使い、掌から出た水を勢いよく放出したり、逆にチョロチョロと少しだけ流してみたりとやって見せる。
「ほら、こんな感じで。なんでもその威圧も、レイリーが言うには魔力放出らしいから魔法の威力調整と同じだろ?」
「……」
「ルシオラ?」
俺のウオーターを見て固まってしまっているルシオラに俺は声をかける。
「ハッ。ウォーターに強弱があるですって!? ウォーター!」
ルシオラは正気に戻ると俺と同じ水魔法のウォーターを使った。
ルシオラの使ったウォーターは水道の蛇口を少し捻った感じで水が出ている。
「そこから威力調整するのと同じ感じで威圧も調整すればいいだけだろ?」
「ウォーターと言ったらこの状態が常識でしょう!? あなたが先ほどやった放出レベルだと、攻撃魔法になってしまうでしょう! ウォーターはコップに水を入れるのにちょうど良いくらいの勢いから変えられないものよ」
んん? まさか魔法の威力を変えられることは当たり前ではないのか?
いやでもな、俺は最初からできたし……。
「魔法を使う時に魔力を放出しているよな? それはわかるだろ?」
「ええ、それはもちろんよ。エルフは魔法が得意ですからね」
エルフは魔法が得意だとルシオラは胸を張るが、威力調整もできない魔法強者……。
「魔力の放出を絞る感じで……少なく放出する感じでもう一度やってみてくれないか? いや、これくらい誰でも考えるだろうからそれ以外だと……さっき俺がチョロチョロと水を放出していたイメージも合わせてやってみてくれ」
「魔力の放出を絞る……。絞る……。チョロチョロ……。ウォーター」
ルシオラは何度か魔力放出を絞るという言葉を繰り返しウォーターを使った。
「ほら、さっきより少しだが威力は落ちているだろ? ってかもっと絞れなかったか? 分かりにくいな、その程度では」
「で、できてる! まさかこんなことが!?」
俺からすると当たり前にできたことで、魔法強者(笑)のエルフ・ルシオラは大興奮をしていた。
そしてそこから3時間ほどの訓練を重ね、ルシオラは威圧の威力を下げることに成功した。
まあ威力が下がったと言っているのはレイリーで俺はわからないのだが、レイリーが言っているなら正しいだろう。
「まさか、60年……年をとっていくたびに私の周りに人が寄り付かなくなった原因がこんなに簡単に……」
ってやっぱり見た目は20代でも、実年齢は60歳以上なんかーい!
俺がルシオラの年齢のことを考えていると、さっきまで棒を握って振りながら遊び回っていたヒナが棒をずるずると引きながらとぼとぼと近寄ってくる。
「にいに、ひな おなかすいた……」
ルシオラが訓練を始めてしまって、ルーナやヒナは近くで薬草を取っていたのだが、朝早くからギルドの依頼で山のふもとまで移動して来ていたこともあって、どうやらヒナはお腹を空かせてしまったようだ。
「あ、ごめんねヒナちゃん! 今日は私がお弁当を作って来ているから、みんなでどうかしら?」
ヒナの声で興奮状態から覚めたルシオラは空間から大きなバスケットを取り出した。
アイテムボックスから取り出したのか?
「お、アイテムボックスか。俺たちの前で簡単に使うってことはギルドで使っても問題ない? 実は俺も使えるんだが、レアスキルの可能性を考えて見せていないんだが……」
「あっ……。これは咄嗟でって貴方も使えるですって? 登録の時にそんなこと……。そう言えば水魔法も使っていたわね」
「まあ最近覚えたからな。んでギルドで使っても問題ないか?」
「最近覚えたって貴方……。今は咄嗟に使ってしまったけれど、使わない方が良いわね。エルフくらい魔法が得意でなければまず使えない魔法よ。貴族辺りに拉致をされたくなかったら使わないことね」
ああ、ルシオラのアイテムボックスは空間魔法か? 俺はスキルとして取得しているから似ているようで同じではないのかもしれない。
しかしアイテムボックスが使えると拉致される恐れ……か。
たしかに、戦争なんかあれば物資の運搬は大問題になるだろうしな。
「善処する。ところで、その弁当は俺のもある?」
「ええ、四人と聞いていたから五人分作って来ているわ」
そもそもルシオラは剣以外は手ぶらでやって来ていたので、ルシオラがアイテムボックスのことを周りに秘密にしたかったのなら、いきなり手ぶら状態からから大きなバスケットなんかを取り出した時点で周囲にバレることを教えておく必要もあるだろう。
恐らくルシオラは普段威圧を垂れ流していたせいで、周囲に人がいないことが多いので気が付けてなかったのかもしれないな、と俺は考えながらルシオラのお弁当を楽しみにするのだった。
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