21 / 52
第一章 ダンジョンコアを手に入れました!?
第21話 朝霧の雫②
しおりを挟む
「このまま探しても同じような所になってしまう。植生が違う場所を探す方が良いな。ルーナ、水辺に行くにはどう行けばいい?」
「それなら小川が右方向にあったはずよ。もう少し進んだら分かれ道があるからそこから右に行きましょう」
「了解」
バジュラのお陰でカイフー草は集まっているが、この付近には朝霧の雫草はありそうにはなかった。
俺たちは少し進んで分かれ道を右に進み小川へと向かう。
「お、植生が変わって来たな」
「だね。あるといいんだけど」
「あ! かわだ!」
「ヒナ、あぶないぞ!」
小川を見つけたヒナが喜び勇んで小川へ一直線に移動する。
バシャン
「つめたいー、ばじゅらもおいでー」
「キャウン!」
「ヒナ! もー、風邪をひいたらどうするの!」
「あはは、たのちー!」
俺はヤレヤレと周囲を確認しながらヒナの元へと向かう。
川の傍の植物を鑑定すると結構たくさん食用可だとか、薬草という鑑定結果の植物があったので採集してアイテムボックスに入れていく。
「お、ここにも食用可の植物がって名前が違うけどこれクレソンじゃないか?」
俺は水辺に生えていた鑑定で食用可となっていた植物を手に取ってみると、日本で見たことのあるクレソンによく似ていた。
気になってもう一度鑑定をしてみると、『クレソン。ピリッとした辛みあり。ビタミンCや鉄分を多く含み、去痰、貧血、浮腫、慢性疾患に伴う衰弱などに効果があり』と先ほどの名称と違う俺の知っている名前で鑑定結果が表示された。
「明らかに鑑定結果が変わった件」
「キョウジ? どうしたの?」
「にいに どちたー?」
俺が鑑定結果に戸惑っているとルーナとヒナが俺が声をあげたことを気にしてやってくる。
「いや、鑑定結果が最初見た時と変わってね。俺が知っている植物と考えたらその鑑定結果になったんだよ。国によって違う名称のものは俺が知っている鑑定結果になるのかなってね」
「へー、そんなことがあるの? これはオーランガラシね。お肉の付け合わせに使えるわ。とって帰りましょ」
食べられる食材を見つけたルーナの目は光り、クレソンを取り始めた。
クレソンはオランダガラシとかウオータークレスという名でも日本では知られているが、こちらではオーランガラシというみたいだ。
オランダガラシの名称に似ているのは地球からの転移者か転生者が名前をつけたのだろうか?
たしかクレソンは、イソチオシアネートという植物性栄養素が抗酸化物質を作り有害な活性酸素を無毒化してガンの発生を抑制するということが、国際がん研究機関で世界的にも効能が示唆されていた。
TVではがん予防、再発予防にも効果があって、ガン予防で有名なブロッコリーの2倍だという放送を見て俺も家で水耕栽培をしていた野菜だ。
アメリカの研究では人体に必要な栄養素を持つ野菜で健康に重要とされる主要な栄養素の含有量をスコア化した結果、100点満点を叩きだしホウレン草なんかを超えたスーパー食材。
実はクレソンはムチャクチャ簡単に育てられて上手く収穫すればずっと採れるので、付け合わせにもピッタリなのだが、知名度は低かった。
簡単と言うのは、購入した根付きのクレソンの根を残して、ネギのように埋めておくとまた生えて増えていく。
差し芽でも増えるが、根が張るまでは水を切らさないようにしたい。
ちなみに、種から育てるのはそれなりに難しい。
芽は簡単に出るんだが、3センチくらいから成長せず根がうまく張らないのだ。
水耕栽培だと水が腐るので変えたり、ある程度大きくなると間引きも必要。
ただし、食べ過ぎは良くないし、葉が黄色くなると毒性を持つので注意は必要だ。
「採ったら渡してくれ。アイテムボックス内だと時間経過がないみたいだから幾らでも保存できるぞ。ただ、黄色になっているのは毒があるから避けてくれ」
「そうなの!? でもこれなら当分付け合わせには困らないわね」
「ただし天然ものだから生では食べるなよ」
「えー! ピリッとしてサラダが美味しいのに!」
ルーナの家でお世話になっていた時には、確かに野菜はあまり出てこなかった。
ナンナさんがしている畑で野菜はつくっているようではあったが、季節によってはやはり野菜が少ないこともあるだのだろう。
異世界だから寄生虫なんかの心配はないのか? よくあるアイテムボックスに入れるとそれらは死亡する設定は俺のアイテムボックスだとどうなのだろう。
綺麗な水でシッカリと洗い流せば大丈夫だろうが、現代日本人……元日本人の感覚からするとやはり火を通す方が確実だ。
どうせなら俺が葉の一枚一枚丁寧に魔法の水で洗って、ナンナ家で栽培できるようにしてもいいかもしれない。
根がなくともクレソンは簡単に根が出てくるけど、育てる場合は最初から根がある方が圧倒的に早く育つので、根つきも少しだけ採集しておく。
「そう言えばこれも食べられるみたいだけどどうする? アザミってやつなんだが」
「え? そのトゲトゲしたやつ大丈夫なの?」
「ああ、花びらも茎も葉も根も食べられるらしい」
「こりぇ? いたっ」
「ヒール!」
ヒナがアザミの棘を触ってしまったので俺はすぐさまヒールする。
「アザミは俺が取っておくよ。調理方法はあとでナンナさんに伝えておく。ヒナはこっちのクレソン……オーランガラシ? の採集を頼む」
「あーい」
ひとしきりクレソンの採集した俺たちは川辺を移動しながらクエストで必要な朝露の雫草を探す。
途中でデカいビーバーのような動物がいて、ルーナ曰く美味しいらしいので仕留めて肉もゲットする。
「あ、キョウジ! あの花って似てない?」
「お、鑑定! ――朝露の雫草だ!」
「やっちゃー!」
俺たちはやっとのことでクエストで必要な薬草を発見して採集する。
「花の中の蜜っていうか雫が重要となると結構採集が難しいな」
「気を付けてよね」
「にいにがんば」
「おう、傾けないようにそっとやるぞ」
俺は慎重に朝露の雫を採集する。
「よし、完了。ギルドに戻ろう」
「「はーい」」
目的の植物を採集した俺たちは帰りながらカイフー草を集めて戻り、ギルドへ納品する。
「キョウジ、今日はウチで食べていくでしょ?」
俺はルーナにナンナ家での食事に誘われて、今日獲った獲物や植物をナンナさんへと渡し、アザミの料理法を伝え食事を頂き、『人生は一度きり!』へと帰るのだった。
☆☆☆☆☆
ひなのにっき②
きょうは かわで あそんだ。
つめたかった。
ばじゅらが ごぶりんを さんたいも たおして カッコよかた。
おにくも あたらしいやさいも おいしかった。
きょうのぼうけんも たのしかったな。
「それなら小川が右方向にあったはずよ。もう少し進んだら分かれ道があるからそこから右に行きましょう」
「了解」
バジュラのお陰でカイフー草は集まっているが、この付近には朝霧の雫草はありそうにはなかった。
俺たちは少し進んで分かれ道を右に進み小川へと向かう。
「お、植生が変わって来たな」
「だね。あるといいんだけど」
「あ! かわだ!」
「ヒナ、あぶないぞ!」
小川を見つけたヒナが喜び勇んで小川へ一直線に移動する。
バシャン
「つめたいー、ばじゅらもおいでー」
「キャウン!」
「ヒナ! もー、風邪をひいたらどうするの!」
「あはは、たのちー!」
俺はヤレヤレと周囲を確認しながらヒナの元へと向かう。
川の傍の植物を鑑定すると結構たくさん食用可だとか、薬草という鑑定結果の植物があったので採集してアイテムボックスに入れていく。
「お、ここにも食用可の植物がって名前が違うけどこれクレソンじゃないか?」
俺は水辺に生えていた鑑定で食用可となっていた植物を手に取ってみると、日本で見たことのあるクレソンによく似ていた。
気になってもう一度鑑定をしてみると、『クレソン。ピリッとした辛みあり。ビタミンCや鉄分を多く含み、去痰、貧血、浮腫、慢性疾患に伴う衰弱などに効果があり』と先ほどの名称と違う俺の知っている名前で鑑定結果が表示された。
「明らかに鑑定結果が変わった件」
「キョウジ? どうしたの?」
「にいに どちたー?」
俺が鑑定結果に戸惑っているとルーナとヒナが俺が声をあげたことを気にしてやってくる。
「いや、鑑定結果が最初見た時と変わってね。俺が知っている植物と考えたらその鑑定結果になったんだよ。国によって違う名称のものは俺が知っている鑑定結果になるのかなってね」
「へー、そんなことがあるの? これはオーランガラシね。お肉の付け合わせに使えるわ。とって帰りましょ」
食べられる食材を見つけたルーナの目は光り、クレソンを取り始めた。
クレソンはオランダガラシとかウオータークレスという名でも日本では知られているが、こちらではオーランガラシというみたいだ。
オランダガラシの名称に似ているのは地球からの転移者か転生者が名前をつけたのだろうか?
たしかクレソンは、イソチオシアネートという植物性栄養素が抗酸化物質を作り有害な活性酸素を無毒化してガンの発生を抑制するということが、国際がん研究機関で世界的にも効能が示唆されていた。
TVではがん予防、再発予防にも効果があって、ガン予防で有名なブロッコリーの2倍だという放送を見て俺も家で水耕栽培をしていた野菜だ。
アメリカの研究では人体に必要な栄養素を持つ野菜で健康に重要とされる主要な栄養素の含有量をスコア化した結果、100点満点を叩きだしホウレン草なんかを超えたスーパー食材。
実はクレソンはムチャクチャ簡単に育てられて上手く収穫すればずっと採れるので、付け合わせにもピッタリなのだが、知名度は低かった。
簡単と言うのは、購入した根付きのクレソンの根を残して、ネギのように埋めておくとまた生えて増えていく。
差し芽でも増えるが、根が張るまでは水を切らさないようにしたい。
ちなみに、種から育てるのはそれなりに難しい。
芽は簡単に出るんだが、3センチくらいから成長せず根がうまく張らないのだ。
水耕栽培だと水が腐るので変えたり、ある程度大きくなると間引きも必要。
ただし、食べ過ぎは良くないし、葉が黄色くなると毒性を持つので注意は必要だ。
「採ったら渡してくれ。アイテムボックス内だと時間経過がないみたいだから幾らでも保存できるぞ。ただ、黄色になっているのは毒があるから避けてくれ」
「そうなの!? でもこれなら当分付け合わせには困らないわね」
「ただし天然ものだから生では食べるなよ」
「えー! ピリッとしてサラダが美味しいのに!」
ルーナの家でお世話になっていた時には、確かに野菜はあまり出てこなかった。
ナンナさんがしている畑で野菜はつくっているようではあったが、季節によってはやはり野菜が少ないこともあるだのだろう。
異世界だから寄生虫なんかの心配はないのか? よくあるアイテムボックスに入れるとそれらは死亡する設定は俺のアイテムボックスだとどうなのだろう。
綺麗な水でシッカリと洗い流せば大丈夫だろうが、現代日本人……元日本人の感覚からするとやはり火を通す方が確実だ。
どうせなら俺が葉の一枚一枚丁寧に魔法の水で洗って、ナンナ家で栽培できるようにしてもいいかもしれない。
根がなくともクレソンは簡単に根が出てくるけど、育てる場合は最初から根がある方が圧倒的に早く育つので、根つきも少しだけ採集しておく。
「そう言えばこれも食べられるみたいだけどどうする? アザミってやつなんだが」
「え? そのトゲトゲしたやつ大丈夫なの?」
「ああ、花びらも茎も葉も根も食べられるらしい」
「こりぇ? いたっ」
「ヒール!」
ヒナがアザミの棘を触ってしまったので俺はすぐさまヒールする。
「アザミは俺が取っておくよ。調理方法はあとでナンナさんに伝えておく。ヒナはこっちのクレソン……オーランガラシ? の採集を頼む」
「あーい」
ひとしきりクレソンの採集した俺たちは川辺を移動しながらクエストで必要な朝露の雫草を探す。
途中でデカいビーバーのような動物がいて、ルーナ曰く美味しいらしいので仕留めて肉もゲットする。
「あ、キョウジ! あの花って似てない?」
「お、鑑定! ――朝露の雫草だ!」
「やっちゃー!」
俺たちはやっとのことでクエストで必要な薬草を発見して採集する。
「花の中の蜜っていうか雫が重要となると結構採集が難しいな」
「気を付けてよね」
「にいにがんば」
「おう、傾けないようにそっとやるぞ」
俺は慎重に朝露の雫を採集する。
「よし、完了。ギルドに戻ろう」
「「はーい」」
目的の植物を採集した俺たちは帰りながらカイフー草を集めて戻り、ギルドへ納品する。
「キョウジ、今日はウチで食べていくでしょ?」
俺はルーナにナンナ家での食事に誘われて、今日獲った獲物や植物をナンナさんへと渡し、アザミの料理法を伝え食事を頂き、『人生は一度きり!』へと帰るのだった。
☆☆☆☆☆
ひなのにっき②
きょうは かわで あそんだ。
つめたかった。
ばじゅらが ごぶりんを さんたいも たおして カッコよかた。
おにくも あたらしいやさいも おいしかった。
きょうのぼうけんも たのしかったな。
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
月白色の叙情詩~銀礫の魔女が綴るもの~
羽月明香
ファンタジー
魔女は災いを呼ぶ。
魔女は澱みから生まれし魔物を操り、更なる混沌を招く。そうして、魔物等の王が生まれる。
魔物の王が現れし時、勇者は選ばれ、勇者は魔物の王を打ち倒す事で世界から混沌を浄化し、救世へと導く。
それがこの世界で繰り返されてきた摂理だった。
そして、またも魔物の王は生まれ、勇者は魔物の王へと挑む。
勇者を選びし聖女と聖女の侍従、剣の達人である剣聖、そして、一人の魔女を仲間に迎えて。
これは、勇者が魔物の王を倒すまでの苦難と波乱に満ちた物語・・・ではなく、魔物の王を倒した後、勇者にパーティから外された魔女の物語です。
※衝動発射の為、着地点未定。一応完結させるつもりはありますが、不定期気紛れ更新なうえ、展開に悩めば強制終了もありえます。ご了承下さい。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
おっさん、勇者召喚されるがつま弾き...だから、のんびりと冒険する事にした
あおアンドあお
ファンタジー
ギガン城と呼ばれる城の第一王女であるリコット王女が、他の世界に住む四人の男女を
自分の世界へと召喚した。
召喚された四人の事をリコット王女は勇者と呼び、この世界を魔王の手から救ってくれと
願いを託す。
しかしよく見ると、皆の希望の目線は、この俺...城川練矢(しろかわれんや)には、
全く向けられていなかった。
何故ならば、他の三人は若くてハリもある、十代半ばの少年と少女達であり、
将来性も期待性もバッチリであったが...
この城川練矢はどう見ても、しがないただの『おっさん』だったからである。
でもさ、いくらおっさんだからっていって、これはひどくないか?
だって、俺を召喚したリコット王女様、全く俺に目線を合わせてこないし...
周りの兵士や神官達も蔑視の目線は勿論のこと、隠しもしない罵詈雑言な言葉を
俺に投げてくる始末。
そして挙げ句の果てには、ニヤニヤと下卑た顔をして俺の事を『ニセ勇者』と
罵って蔑ろにしてきやがる...。
元の世界に帰りたくても、ある一定の魔力が必要らしく、その魔力が貯まるまで
最低、一年はかかるとの事だ。
こんな城に一年間も居たくない俺は、町の方でのんびり待とうと決め、この城から
出ようとした瞬間...
「ぐふふふ...残念だが、そういう訳にはいかないんだよ、おっさんっ!」
...と、蔑視し嘲笑ってくる兵士達から止められてしまうのだった。
※小説家になろう様でも掲載しています。
グレイス・サガ ~ルーフェイア/戦場で育った少女の、夢と学園と運命の物語~
こっこ
ファンタジー
◇街角で、その少女は泣いていた……。出会った少年は、夢への入り口か。◇
戦いの中で育った少女、ルーフェイア。彼女は用があって立ち寄った町で、少年イマドと出会う。
そしてルーフェイアはイマドに連れられ、シエラ学園へ。ついに念願の学園生活が始まる。
◇◇第16回ファンタジー大賞、応募中です。応援していただけたら嬉しいです
◇◇一人称(たまに三人称)ですが、語り手が変わります。
誰の視点かは「◇(名前)」という形で書かれていますので、参考にしてください
◇◇コンテスト期間中(9月末まで)は、このペースで更新していると思います
しおり機能で、読んだ場所までジャンプするのを推奨です…
追放された最弱ハンター、最強を目指して本気出す〜実は【伝説の魔獣王】と魔法で【融合】してるので無双はじめたら、元仲間が落ちぶれていきました〜
里海慧
ファンタジー
「カイト、お前さぁ、もういらないわ」
魔力がほぼない最低ランクの最弱ハンターと罵られ、パーティーから追放されてしまったカイト。
実は、唯一使えた魔法で伝説の魔獣王リュカオンと融合していた。カイトの実力はSSSランクだったが、魔獣王と融合してると言っても信じてもらえなくて、サポートに徹していたのだ。
追放の際のあまりにもひどい仕打ちに吹っ切れたカイトは、これからは誰にも何も奪われないように、最強のハンターになると決意する。
魔獣を討伐しまくり、様々な人たちから認められていくカイト。
途中で追放されたり、裏切られたり、そんな同じ境遇の者が仲間になって、ハンターライフをより満喫していた。
一方、カイトを追放したミリオンたちは、Sランクパーティーの座からあっという間に転げ落ちていき、最後には盛大に自滅してゆくのだった。
※ヒロインの登場は遅めです。
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる