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第一章 ダンジョンコアを手に入れました!?
第18話 ダンジョンポイント
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次の日。
今日は一人でダンジョンポイントの取得方法や魔法やスキルの訓練、起こせそうなイベントがないかを調べる予定だ。
起こせるイベントってなんだ? と思うかもしれないが、馬車に襲われている貴族を助けるだとか、孤児院の孤児を取り込んだりといった異世界あるあるがイベントだ。
こういったイベントはラノベや異世界転生だから起きるテンプレだろうと思う人も多いだろう。
でも実際はそうではない。
例えば地球にいた時であっても、大金持ちだったり、権力や類まれな能力を持っている場合なら、いくらでもそれらを使って似たようなことができるのだ。
結局のところ、それを成す力があるかどうかの話であって、転生物の話でそう言うことが多いのはそれだけその世界で力を持っているということだ。
では今の俺はどうだろう。
三種の神器である、アイテムボックスと鑑定は現在持ってはいないが、回復魔法とポイント次第でいろいろなスキルをとることができる状態になっている。
これを上手く使うことさえできれば、自分が夢見た異世界を有意義なものに出来ると思う。
まあチートが何ももらえなかった場合でも、成り上がれるように日本では様々なスキルを身に着けていたが、スキルや魔法が簡単に手に入るならそれに越したことはない。
地球のものを取り寄せるスキルが手に入れば、それこそモルタルを貝殻から作ったりする必要もないし料理チートや内政チートにいたるまでそれで補うことすらできてしまうだろう。
ただ、ダンジョンマスターになっているので、それらを有効に使う場面があるかどうかということの方が懸念事項であるかもしれない。
ダンジョンポイントについては、ログを見る限りコアルームに入れたガラの悪いやつらのポイントには到底及びはしないが、俺が魔獣を倒せば数ポイントが加算されたというログがあるので、地道に稼ぐことはできそうでもあった。
ただ、死体の吸収で大きくポイントを得ることができたから、そういう可能性を探したい所だが……。
コアルームに入れることができた時とそうではない時の違いを考えれば、こちらが致命傷を負っていてあの状態のままであれば自分の死が確定していた。
もしかすると、そう言ったこちらの状況が関係しているのではないかと俺は考えている。
「でもまあ、わざと死にかける行為はしたくないから、この検証はいったん放置だな」
俺はそれらを考えながら町の外へ出ると、周囲に人がいなくなったことを確認して無属性魔法の訓練を開始する。
「クリーン!」
汚れた服に唱えてみると、心なしか色合いが戻り綺麗になったような気がする。
「というか、無属性魔法って魔力に属性が付いていないということだから……」
俺は魔力を練りながらそれを放出すると、近くの草花が揺れた。
「これは威圧に使えるか? これをもっと動かせれば」
「サイキック!」
俺は放出した魔力に対して物を掴むイメージを乗せて自分の背丈くらいある草に向かって行うと、その草を掴みこちらに引き寄せることができた。
サイキックは単に自分でつけただけの名前であったが、声に出す方が魔力を動かしやすい気がする。
もしかすると、詠唱的な役割を果たしているのかもしれない。
そして脳裏に浮かぶ現状で使えそうな無属性魔法はもう一つあるので、最後にそれを試す。
「アビリティライズ! おお……? これは凄いな。明らかに体が軽くなった」
俺はそう呟くと、飛んだり跳ねたり武道の型をやってみたりして体を動かすと、いつもより明らかに動きに違いがあることを確認する。
「これはかなり使える魔法に思える」
そうして午前中を魔法の訓練で過ごした俺は一度町に戻ると広場の屋台で昼食をとるのだった。
今日は一人でダンジョンポイントの取得方法や魔法やスキルの訓練、起こせそうなイベントがないかを調べる予定だ。
起こせるイベントってなんだ? と思うかもしれないが、馬車に襲われている貴族を助けるだとか、孤児院の孤児を取り込んだりといった異世界あるあるがイベントだ。
こういったイベントはラノベや異世界転生だから起きるテンプレだろうと思う人も多いだろう。
でも実際はそうではない。
例えば地球にいた時であっても、大金持ちだったり、権力や類まれな能力を持っている場合なら、いくらでもそれらを使って似たようなことができるのだ。
結局のところ、それを成す力があるかどうかの話であって、転生物の話でそう言うことが多いのはそれだけその世界で力を持っているということだ。
では今の俺はどうだろう。
三種の神器である、アイテムボックスと鑑定は現在持ってはいないが、回復魔法とポイント次第でいろいろなスキルをとることができる状態になっている。
これを上手く使うことさえできれば、自分が夢見た異世界を有意義なものに出来ると思う。
まあチートが何ももらえなかった場合でも、成り上がれるように日本では様々なスキルを身に着けていたが、スキルや魔法が簡単に手に入るならそれに越したことはない。
地球のものを取り寄せるスキルが手に入れば、それこそモルタルを貝殻から作ったりする必要もないし料理チートや内政チートにいたるまでそれで補うことすらできてしまうだろう。
ただ、ダンジョンマスターになっているので、それらを有効に使う場面があるかどうかということの方が懸念事項であるかもしれない。
ダンジョンポイントについては、ログを見る限りコアルームに入れたガラの悪いやつらのポイントには到底及びはしないが、俺が魔獣を倒せば数ポイントが加算されたというログがあるので、地道に稼ぐことはできそうでもあった。
ただ、死体の吸収で大きくポイントを得ることができたから、そういう可能性を探したい所だが……。
コアルームに入れることができた時とそうではない時の違いを考えれば、こちらが致命傷を負っていてあの状態のままであれば自分の死が確定していた。
もしかすると、そう言ったこちらの状況が関係しているのではないかと俺は考えている。
「でもまあ、わざと死にかける行為はしたくないから、この検証はいったん放置だな」
俺はそれらを考えながら町の外へ出ると、周囲に人がいなくなったことを確認して無属性魔法の訓練を開始する。
「クリーン!」
汚れた服に唱えてみると、心なしか色合いが戻り綺麗になったような気がする。
「というか、無属性魔法って魔力に属性が付いていないということだから……」
俺は魔力を練りながらそれを放出すると、近くの草花が揺れた。
「これは威圧に使えるか? これをもっと動かせれば」
「サイキック!」
俺は放出した魔力に対して物を掴むイメージを乗せて自分の背丈くらいある草に向かって行うと、その草を掴みこちらに引き寄せることができた。
サイキックは単に自分でつけただけの名前であったが、声に出す方が魔力を動かしやすい気がする。
もしかすると、詠唱的な役割を果たしているのかもしれない。
そして脳裏に浮かぶ現状で使えそうな無属性魔法はもう一つあるので、最後にそれを試す。
「アビリティライズ! おお……? これは凄いな。明らかに体が軽くなった」
俺はそう呟くと、飛んだり跳ねたり武道の型をやってみたりして体を動かすと、いつもより明らかに動きに違いがあることを確認する。
「これはかなり使える魔法に思える」
そうして午前中を魔法の訓練で過ごした俺は一度町に戻ると広場の屋台で昼食をとるのだった。
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