260 / 263
最終章 世界へ そして……
第260話 心臓移植練習
しおりを挟む
ミーティング後からミアンと一緒にクゥの所で練習をすることにした。
「ねぇ、ラミナどうするか分ってるの?」
「いや、全く」
現時点で心臓を移植する方法なんて、理論上のことしか分らない。
「とりあえず、大静脈、肺静脈、大動脈、肺動脈の血管を一時的にポンプに繋げないとかな~?」
「じゃあ、心臓に繋がるそれぞれの血管にチューブを繋げる作業が必要になるかな?」
「だね~、あとは心臓をどうやって移植するかなんだよね~」
「そうなの?」
「うん、血中に空気が混じっちゃうと血流を妨げちゃうからね、空気が入らないようにしないといけないんだけど、動き続ける心臓をどうやって移植するかなぁって」
「血管に空気が入るとそうなっちゃうんだ」
「うんうん、だから移植する心臓をどうやって移すかなんだよね~」
『血管に入り込んだ空気ならクリーンで対応出来ますよ』
「あっ、そうなんだ」
「ん?」
「アクアが血管に入り込んだ空気ならクリーンで対応出来るって」
「そうなんだ、それじゃあ空気が異物という扱いになるんだ」
『そうですね』
「だね~、とりあえず、4つの太い血管からポンプに繋がるチューブの用意と、実際に繋げてみる事かな?」
『ポンプの役割なら私とフゥがやりましょうか?』
「フゥも?」
『血中に必要な成分を入れる役目だね!』
『そうです』
「そうなんだ、お願いしていい?」
『えぇ、上下の大静脈と肺動脈、大動脈と肺静脈と繋げてくれれば大丈夫ですよ』
「了解、ポンプ役はアクアとフゥがやってくれるみたいだから、やれるだけやってみようか」
「うんうん」
「じゃあ、準備しよっか」
「了解~」
その後は二人で色々な準備をしていった。
一通り準備が終わり、さっそく練習に取りかかった。
いつもの手順を踏みながら進めていく。
今回は心臓周りの作業だ、そうなると、胸骨の半分程を取り外しておいた方が良いので、胸部を開き、胸骨の真ん中を切り、それにつながる肋骨も切り骨を取り外した。
「これ、どの部分にポンプに繋がるチューブを繋げるかなぁ……」
「大動脈も肺動脈も直ぐ分岐しちゃうね、肺静脈も4本あるよねぇ」
これは絶対に時間がかかる大手術になりそうだ……。
「大動脈は付け根近くでかな……、肺静脈は4本それぞれにチューブ繋げようか……」
作業量がとんでもないんだけど……。
「今までと比じゃ無い位作業量多そうだね~」
「だね、ブツブツ言っても仕方ないし……始めようか」
「うん」
「クゥ~、悪いんだけどー」
ここまで言いかけたところでそれぞれの血管と同等の長さのダミー血管1mが現れた。
「ありがとう!」
「直ぐ用意してくれたんだね」
「うん、じゃあ始めよう」
血管に迂回路を繋げるだけの作業ならもっと細い血管で経験済みだから問題なかったが、目の前には心臓周りに太い血管が密集した場所での作業、1つ1つどの血管でどこに繋げるかを間違えないように進めていった。
とりあえず、繋げるべき場所の接続に関しては終わった。
「あとは心臓?」
「うん、クゥーもう一体ダミーだして~」
直ぐ側に、台に乗ったダミーが出現した。
「んじゃ、心臓を取り出そう」
「うん!」
テキパキと、作業をして心臓をいつでも取り外せる状態にした。
今回の練習の本番だ。
「よっし、やろうか」
「うん」
「じゃあ、アクアとフゥ、お願い」
『『はい(!)』』
アクアとフゥが心臓の代わりのポンプを作動し、メインダミーの心臓がいつでも取り出せるような状態になった。
まずはメインのダミーから心臓を切り離し、次にサブのダミーから心臓を取り出し、急ぎメインにつないでいった。
繋いでいる途中で心臓が動き出した。
「上手くいきそうだね」
「うん、このまま全部繋げよう」
全ての血管を縫合してその後ポーションを使いつなげて行った。全ての血管を心臓に繋げおわった後、止めていた血流を戻しつつ可能な限り空気を抜いた。余計な出血をしないようにポンプ役をしていたチューブを取り外した。
「アクア、この時点でクリーンはダメだよね?」
『そうですね』
『じゃあ、ボクに任せてよ!』
「ぇ?」
こういう場面ではあまり任せたくないフゥが言い出した。
「フゥ何やるか分ってるよね?」
私は心配だったので確認した。
『もちろん!血液中に残ってる空気を取り除けば良いんでしょ!』
ちゃんとやるべき事を分っているようだ。
「そうなんだけど……、血管に穴開けた方が良い?」
『ん~ん、大丈夫!』
「んじゃ、お願い」
『はい!』
フゥは返事をすると、ダミーの開いている胸を撫でた。
『これで大丈夫だよ!』
私はアクアの方に視線を移した。
『フゥの言うとおり問題ないですよ』
アクアがOKを出してくれるなら大丈夫なのだろう。
「了解、そしたら戻していこうか」
ボーンヒール軟膏を使い切り離した胸骨と肋骨を戻し、開胸した胸を戻していく、そして最後に、クリーンを使ってカブリト毒を抜いた。
「終わった……」
「おつかれさま~、ラミナすごいね、初めてなのに完璧じゃん!」
「理屈上は分ってたからね、心臓を切り離して戻しても動くかどうか心配だったけども……」
『問題なく心臓が動いていますね』
「これで本番もできるね!」
「だね、いつもみたいに練習を繰り返そうか」
「うん」
その後は、いつものように何度も何度も繰り返し練習をした。肺静脈4本をやるのではなく、左心房から切り離しにしてみたがこれも上手くいった。本番は手間を減らすために左心房から切り離す方向に決めた。
「本番のダミーの心臓は、弱ったりすることの無い丈夫なものを用意しないとだね」
『そうですね、フェアノールが何年生きるのか分りませんが、確実に750年は生きますからね』
「エルフって心臓の作りが違うの?」
『ちがわんやろ』
『だな、成長速度がとんでもなく遅いと思えば良い』
「そうなんだ……」
とんでもないというレベルなのかな?
人種とエルフ種の差を考えれば10倍位だろうか?
「そっか……」
とりあえず不安要素は大分減った。
近日中に移植本番に取りかかろう。
「ねぇ、ラミナどうするか分ってるの?」
「いや、全く」
現時点で心臓を移植する方法なんて、理論上のことしか分らない。
「とりあえず、大静脈、肺静脈、大動脈、肺動脈の血管を一時的にポンプに繋げないとかな~?」
「じゃあ、心臓に繋がるそれぞれの血管にチューブを繋げる作業が必要になるかな?」
「だね~、あとは心臓をどうやって移植するかなんだよね~」
「そうなの?」
「うん、血中に空気が混じっちゃうと血流を妨げちゃうからね、空気が入らないようにしないといけないんだけど、動き続ける心臓をどうやって移植するかなぁって」
「血管に空気が入るとそうなっちゃうんだ」
「うんうん、だから移植する心臓をどうやって移すかなんだよね~」
『血管に入り込んだ空気ならクリーンで対応出来ますよ』
「あっ、そうなんだ」
「ん?」
「アクアが血管に入り込んだ空気ならクリーンで対応出来るって」
「そうなんだ、それじゃあ空気が異物という扱いになるんだ」
『そうですね』
「だね~、とりあえず、4つの太い血管からポンプに繋がるチューブの用意と、実際に繋げてみる事かな?」
『ポンプの役割なら私とフゥがやりましょうか?』
「フゥも?」
『血中に必要な成分を入れる役目だね!』
『そうです』
「そうなんだ、お願いしていい?」
『えぇ、上下の大静脈と肺動脈、大動脈と肺静脈と繋げてくれれば大丈夫ですよ』
「了解、ポンプ役はアクアとフゥがやってくれるみたいだから、やれるだけやってみようか」
「うんうん」
「じゃあ、準備しよっか」
「了解~」
その後は二人で色々な準備をしていった。
一通り準備が終わり、さっそく練習に取りかかった。
いつもの手順を踏みながら進めていく。
今回は心臓周りの作業だ、そうなると、胸骨の半分程を取り外しておいた方が良いので、胸部を開き、胸骨の真ん中を切り、それにつながる肋骨も切り骨を取り外した。
「これ、どの部分にポンプに繋がるチューブを繋げるかなぁ……」
「大動脈も肺動脈も直ぐ分岐しちゃうね、肺静脈も4本あるよねぇ」
これは絶対に時間がかかる大手術になりそうだ……。
「大動脈は付け根近くでかな……、肺静脈は4本それぞれにチューブ繋げようか……」
作業量がとんでもないんだけど……。
「今までと比じゃ無い位作業量多そうだね~」
「だね、ブツブツ言っても仕方ないし……始めようか」
「うん」
「クゥ~、悪いんだけどー」
ここまで言いかけたところでそれぞれの血管と同等の長さのダミー血管1mが現れた。
「ありがとう!」
「直ぐ用意してくれたんだね」
「うん、じゃあ始めよう」
血管に迂回路を繋げるだけの作業ならもっと細い血管で経験済みだから問題なかったが、目の前には心臓周りに太い血管が密集した場所での作業、1つ1つどの血管でどこに繋げるかを間違えないように進めていった。
とりあえず、繋げるべき場所の接続に関しては終わった。
「あとは心臓?」
「うん、クゥーもう一体ダミーだして~」
直ぐ側に、台に乗ったダミーが出現した。
「んじゃ、心臓を取り出そう」
「うん!」
テキパキと、作業をして心臓をいつでも取り外せる状態にした。
今回の練習の本番だ。
「よっし、やろうか」
「うん」
「じゃあ、アクアとフゥ、お願い」
『『はい(!)』』
アクアとフゥが心臓の代わりのポンプを作動し、メインダミーの心臓がいつでも取り出せるような状態になった。
まずはメインのダミーから心臓を切り離し、次にサブのダミーから心臓を取り出し、急ぎメインにつないでいった。
繋いでいる途中で心臓が動き出した。
「上手くいきそうだね」
「うん、このまま全部繋げよう」
全ての血管を縫合してその後ポーションを使いつなげて行った。全ての血管を心臓に繋げおわった後、止めていた血流を戻しつつ可能な限り空気を抜いた。余計な出血をしないようにポンプ役をしていたチューブを取り外した。
「アクア、この時点でクリーンはダメだよね?」
『そうですね』
『じゃあ、ボクに任せてよ!』
「ぇ?」
こういう場面ではあまり任せたくないフゥが言い出した。
「フゥ何やるか分ってるよね?」
私は心配だったので確認した。
『もちろん!血液中に残ってる空気を取り除けば良いんでしょ!』
ちゃんとやるべき事を分っているようだ。
「そうなんだけど……、血管に穴開けた方が良い?」
『ん~ん、大丈夫!』
「んじゃ、お願い」
『はい!』
フゥは返事をすると、ダミーの開いている胸を撫でた。
『これで大丈夫だよ!』
私はアクアの方に視線を移した。
『フゥの言うとおり問題ないですよ』
アクアがOKを出してくれるなら大丈夫なのだろう。
「了解、そしたら戻していこうか」
ボーンヒール軟膏を使い切り離した胸骨と肋骨を戻し、開胸した胸を戻していく、そして最後に、クリーンを使ってカブリト毒を抜いた。
「終わった……」
「おつかれさま~、ラミナすごいね、初めてなのに完璧じゃん!」
「理屈上は分ってたからね、心臓を切り離して戻しても動くかどうか心配だったけども……」
『問題なく心臓が動いていますね』
「これで本番もできるね!」
「だね、いつもみたいに練習を繰り返そうか」
「うん」
その後は、いつものように何度も何度も繰り返し練習をした。肺静脈4本をやるのではなく、左心房から切り離しにしてみたがこれも上手くいった。本番は手間を減らすために左心房から切り離す方向に決めた。
「本番のダミーの心臓は、弱ったりすることの無い丈夫なものを用意しないとだね」
『そうですね、フェアノールが何年生きるのか分りませんが、確実に750年は生きますからね』
「エルフって心臓の作りが違うの?」
『ちがわんやろ』
『だな、成長速度がとんでもなく遅いと思えば良い』
「そうなんだ……」
とんでもないというレベルなのかな?
人種とエルフ種の差を考えれば10倍位だろうか?
「そっか……」
とりあえず不安要素は大分減った。
近日中に移植本番に取りかかろう。
52
お気に入りに追加
664
あなたにおすすめの小説
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
【完結】選ばれなかった王女は、手紙を残して消えることにした。
曽根原ツタ
恋愛
「お姉様、私はヴィンス様と愛し合っているの。だから邪魔者は――消えてくれない?」
「分かったわ」
「えっ……」
男が生まれない王家の第一王女ノルティマは、次の女王になるべく全てを犠牲にして教育を受けていた。
毎日奴隷のように働かされた挙句、将来王配として彼女を支えるはずだった婚約者ヴィンスは──妹と想いあっていた。
裏切りを知ったノルティマは、手紙を残して王宮を去ることに。
何もかも諦めて、崖から湖に飛び降りたとき──救いの手を差し伸べる男が現れて……?
★小説家になろう様で先行更新中
異世界で魔法使いとなった俺はネットでお買い物して世界を救う
馬宿
ファンタジー
30歳働き盛り、独身、そろそろ身を固めたいものだが相手もいない
そんな俺が電車の中で疲れすぎて死んじゃった!?
そしてらとある世界の守護者になる為に第2の人生を歩まなくてはいけなくなった!?
農家育ちの素人童貞の俺が世界を守る為に選ばれた!?
10個も願いがかなえられるらしい!
だったら異世界でもネットサーフィンして、お買い物して、農業やって、のんびり暮らしたいものだ
異世界なら何でもありでしょ?
ならのんびり生きたいな
小説家になろう!にも掲載しています
何分、書きなれていないので、ご指摘あれば是非ご意見お願いいたします
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
TS剣闘士は異世界で何を見るか。
サイリウム
ファンタジー
目が覚めたらTSしていて、しかも奴隷になっていた。剣闘士として戦うことを運命づけられた"ジナ"は、『ビクトリア』という名前で闘技場に立つ。彼女はこの命が軽い異世界で、どう生き、何を見るのか。
現在更新の方を停止しております。先行更新はハーメルンにて行っているのでそちらの方をご覧ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる