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第7章 学園生活 不穏な夏休み編
第136話 出港!
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昨夜の騒動後は直ぐに屋敷に戻り布団に入った。
翌朝、朝食を済ませて大使の家を後にして港に向かった。
港に向かうと、夕べの騒動が話題になっていた。
何でも停泊していた船ごと魔物に襲われ乗っていた者達が食われたという……。
1隻丸々姿を消したらそうなるよね……。
「ラミナさん、私のためにありがとうございます」
ミッシェルが私の方を見て深々と頭を下げていた。
「ん~ん……」
「大丈夫ですの?」
「大丈夫」
心の中ではまだ“あれで良かったのか?”という想いが残っていた。
「そう、それでは船に乗りますわよ」
「うん」
5人目的の船に乗り込むと。
「おっ、姫さんやっと来たか」
「エルお久しぶりですわね」
「あぁ、しっかしすまなかったな」
「なにがですの?」
「俺の船にトロランディアの奴らが乗っていたんだろ?夕べアルマから聞いた」
私がアルマの方を見ると軽く会釈をした。
もしかして、船長をはじめ自国の水夫達を引き離したのはアルマ?
「そうなんですのね」
「あぁ、ちっと人手がたりねぇが、まぁこれくらいなら大丈夫だ、港町ルビレック向かっても良いか?」
「えぇ、お願いしますわ」
「よっしゃ!やろーども!碇を上げろ!出港だ!」
「「「「「おーーー!」」」」」
船長の合図に大きな声で応える水夫達。
水夫達がテキパキと動き始め船が動き始めた。
ある程度沖合に出ると。
「帆を下ろせ!風を捕まえろ!」
「「「「「おーーー!」」」」」
水夫達が各所のロープを解くと帆がおり急にスピードが増した気がした。
「これって風魔法が使えたら便利だよね?」
「そうですわね、ですが大きな船を長時間動かせるほどの風を起こし続けられる人なんてそうそう居ないですわよ」
「あっ、私やるよ!」
そういえば、ミアンは風魔法の使い手だった。
『ラミナが風使いやったら余裕やで』
『そうですね、ちょっと面白いことをしましょうか』
「うん?ミアン、ちょっとまって」
とりあえずミアンを止めた。
「うん?」
面白いことってなんだろか?
『水を勢いよく出す魔法を使うんです』
「ウォータージェットだっけ?」
『そうです、詠唱を覚えていますか?』
「うん」
あれをやると、自分が後ろに吹っ飛ぶから使い勝手が悪い魔法だと思っていたけど、それを利用するって事だろうか?
『では、船の後方に行きましょうか』
「うん、ちょっと離れるね」
「ん?私も行きますよ」
ミアンは付いてくる気らしい。
「私も行きますわ」
結局ミッシェルもついてくることになり、ツキとアルマも付いてきた。
「何をするんですの?」
「水の勢いで船が進む速度をサポート?」
「水で出来るんですの?」
「多分?」
私の体を吹っ飛ばす位だし出来ると思うけど……。
船の後方デッキまでくると。
『ここでいいでしょう、近くの海面ではなく離れた場所の海面をめがけて撃ってみてください』
「うん」
私は意識を集中して詠唱を唱える。
「集え、水の精霊たち、その力を一つに結集せよ。高まれ、水圧の嵐、すべてを貫く勢いで今ここに、その激流を解き放て。ウォータージェット!」
私の周りに水の子ども達が集まりすごい勢いで水が後方の海面をめがけて射出され、その反動で私自身がふっとぶとおもったけど、アルマがすぐさまフォローに入り私を支えてくれた。
「あっ、ありがとうございます」
「いえ」
ウォータージェットを射出させてからというものの船の勢いがおかしい、前方が浮いてない!?
「ラミナに出来るならホープ!」
ミアンがそう言うと、ホープが私に負けない勢いのウォータージェットを射出させていた。
地に足が付いていないホープが使っても意味あるのかな?
「なんというか、すごいですわね、帆が足を引っ張っていますわよ……」
私を支えてくれているアルマの体ごしに見ると、帆が前方に向かって膨らんでいるのではなく、後方に向かって膨らんでいた。
「アルマさん、大丈夫ですか?」
私の体が受ける反動は結構すさまじいものだけど、それをものともしないくらいどっしりと支えてくれている。
「えぇ、それ位でしたら大丈夫ですよ」
「アルマの持つ魔道具に不動効果がありますの」
「それで……」
気づけばミッシェルもアルマの背中に寄りかかっていた。
「ラミナ様そろそろ大丈夫じゃないでしょうか?」
アルマが周囲を確認して私に言った。
『そうですね、もうすぐ海流を抜けますし終りにしましょうか』
「うん」
射出を止めることを意識すると、ウォータージェットが止んだ。私のウォータージェットが止むのに合わせてホープも放つのを止めていた。
「フゥ……、立っているのも辛いくらいでしたわね」
「お嬢様はずっと私に寄りかかっているだけでしたが……」
「そうですわね、さすがアルマです」
「はぁ、まぁいいです、ラミナ様は大丈夫ですか?」
アルマが私の肩を支えた。
「ありがとうございました」
「いえ」
「あれ?ミアンとツキは?」
私の横にはホープがいるだけで、肝心のミアンとツキの姿が見えなかった。
「柱の向こう側にいますわ」
ミッシェルがそう言うと、後方マストの柱の影から二人が出てきた。
「すごい勢いだったね!」
「そうですわね、この分なら帝都から行っても良かったかもしれませんね」
「だね、出航して1時間もしないうちに到着だね」
「えぇ、夕べ泊まった分の遅れなんて何のそのでしたわね」
『ラミナローブを纏ってください、フードはかぶらないでください』
「うん」
アクアに言われローブを纏った。
フードを纏って直ぐに港町ルビレックの桟橋に接岸した。
翌朝、朝食を済ませて大使の家を後にして港に向かった。
港に向かうと、夕べの騒動が話題になっていた。
何でも停泊していた船ごと魔物に襲われ乗っていた者達が食われたという……。
1隻丸々姿を消したらそうなるよね……。
「ラミナさん、私のためにありがとうございます」
ミッシェルが私の方を見て深々と頭を下げていた。
「ん~ん……」
「大丈夫ですの?」
「大丈夫」
心の中ではまだ“あれで良かったのか?”という想いが残っていた。
「そう、それでは船に乗りますわよ」
「うん」
5人目的の船に乗り込むと。
「おっ、姫さんやっと来たか」
「エルお久しぶりですわね」
「あぁ、しっかしすまなかったな」
「なにがですの?」
「俺の船にトロランディアの奴らが乗っていたんだろ?夕べアルマから聞いた」
私がアルマの方を見ると軽く会釈をした。
もしかして、船長をはじめ自国の水夫達を引き離したのはアルマ?
「そうなんですのね」
「あぁ、ちっと人手がたりねぇが、まぁこれくらいなら大丈夫だ、港町ルビレック向かっても良いか?」
「えぇ、お願いしますわ」
「よっしゃ!やろーども!碇を上げろ!出港だ!」
「「「「「おーーー!」」」」」
船長の合図に大きな声で応える水夫達。
水夫達がテキパキと動き始め船が動き始めた。
ある程度沖合に出ると。
「帆を下ろせ!風を捕まえろ!」
「「「「「おーーー!」」」」」
水夫達が各所のロープを解くと帆がおり急にスピードが増した気がした。
「これって風魔法が使えたら便利だよね?」
「そうですわね、ですが大きな船を長時間動かせるほどの風を起こし続けられる人なんてそうそう居ないですわよ」
「あっ、私やるよ!」
そういえば、ミアンは風魔法の使い手だった。
『ラミナが風使いやったら余裕やで』
『そうですね、ちょっと面白いことをしましょうか』
「うん?ミアン、ちょっとまって」
とりあえずミアンを止めた。
「うん?」
面白いことってなんだろか?
『水を勢いよく出す魔法を使うんです』
「ウォータージェットだっけ?」
『そうです、詠唱を覚えていますか?』
「うん」
あれをやると、自分が後ろに吹っ飛ぶから使い勝手が悪い魔法だと思っていたけど、それを利用するって事だろうか?
『では、船の後方に行きましょうか』
「うん、ちょっと離れるね」
「ん?私も行きますよ」
ミアンは付いてくる気らしい。
「私も行きますわ」
結局ミッシェルもついてくることになり、ツキとアルマも付いてきた。
「何をするんですの?」
「水の勢いで船が進む速度をサポート?」
「水で出来るんですの?」
「多分?」
私の体を吹っ飛ばす位だし出来ると思うけど……。
船の後方デッキまでくると。
『ここでいいでしょう、近くの海面ではなく離れた場所の海面をめがけて撃ってみてください』
「うん」
私は意識を集中して詠唱を唱える。
「集え、水の精霊たち、その力を一つに結集せよ。高まれ、水圧の嵐、すべてを貫く勢いで今ここに、その激流を解き放て。ウォータージェット!」
私の周りに水の子ども達が集まりすごい勢いで水が後方の海面をめがけて射出され、その反動で私自身がふっとぶとおもったけど、アルマがすぐさまフォローに入り私を支えてくれた。
「あっ、ありがとうございます」
「いえ」
ウォータージェットを射出させてからというものの船の勢いがおかしい、前方が浮いてない!?
「ラミナに出来るならホープ!」
ミアンがそう言うと、ホープが私に負けない勢いのウォータージェットを射出させていた。
地に足が付いていないホープが使っても意味あるのかな?
「なんというか、すごいですわね、帆が足を引っ張っていますわよ……」
私を支えてくれているアルマの体ごしに見ると、帆が前方に向かって膨らんでいるのではなく、後方に向かって膨らんでいた。
「アルマさん、大丈夫ですか?」
私の体が受ける反動は結構すさまじいものだけど、それをものともしないくらいどっしりと支えてくれている。
「えぇ、それ位でしたら大丈夫ですよ」
「アルマの持つ魔道具に不動効果がありますの」
「それで……」
気づけばミッシェルもアルマの背中に寄りかかっていた。
「ラミナ様そろそろ大丈夫じゃないでしょうか?」
アルマが周囲を確認して私に言った。
『そうですね、もうすぐ海流を抜けますし終りにしましょうか』
「うん」
射出を止めることを意識すると、ウォータージェットが止んだ。私のウォータージェットが止むのに合わせてホープも放つのを止めていた。
「フゥ……、立っているのも辛いくらいでしたわね」
「お嬢様はずっと私に寄りかかっているだけでしたが……」
「そうですわね、さすがアルマです」
「はぁ、まぁいいです、ラミナ様は大丈夫ですか?」
アルマが私の肩を支えた。
「ありがとうございました」
「いえ」
「あれ?ミアンとツキは?」
私の横にはホープがいるだけで、肝心のミアンとツキの姿が見えなかった。
「柱の向こう側にいますわ」
ミッシェルがそう言うと、後方マストの柱の影から二人が出てきた。
「すごい勢いだったね!」
「そうですわね、この分なら帝都から行っても良かったかもしれませんね」
「だね、出航して1時間もしないうちに到着だね」
「えぇ、夕べ泊まった分の遅れなんて何のそのでしたわね」
『ラミナローブを纏ってください、フードはかぶらないでください』
「うん」
アクアに言われローブを纏った。
フードを纏って直ぐに港町ルビレックの桟橋に接岸した。
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