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第7章 学園生活 不穏な夏休み編
第135話 ラミナ暗躍1
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ミッシェルは別の部屋で私とミアン、ツキは一緒の部屋で寝る事になった。
こればかりは身分の差があるから仕方ない。
「はぁ~今日は疲れましたね~」
「そう?」
馬車に乗って移動だけだったから大して体力を使っていない気がする。
「ラミナはタフですね……」
「そんなこと無いと思うけど……」
『ラミナ、また少し魔素を貰っても良いですか?』
「ん?うん」
何かあるのだろうか?
私から魔素を受け取り、アクアが姿を現した。
「ミアン、少し良いですか?」
「ん?アクアちゃんどうしたの?」
「別行動時の連絡手段についてです」
「ぇ?」
「こちらは私が直接ラミナに伝えることが出来るのですが、ホープはそういうわけにいかないので」
「そうだよね、どうすればいいのかな?」
「ノートでもなんでもいいので紙を出して貰って良いですか?」
「うん」
ミアンがカバンからノートを持ってきた。
「これでいいかな?」
「えぇ、それではノートをなでてください」
「うん?」
ミアンがノートをなでると、“声を出さずに読んでくださいね、何も書かれていないページをなでるとこのように文字が現れ、こちらの状況を伝えます。読み終わったら再びなでてください”
いつものようにインクで書かれた文字ではなく、ただ紙に水で書いただけの文字になっていた。
ミアンが読み終わったのかなでると、ぬれて文字になっていたものが消えていった。
「これが連絡手段です。そして極力証拠を残さないように読んだら消すことを意識してください」
「分かった」
「ホープが何かを伝えたそうにしているときにやって貰えれば大丈夫です」
なるほど、これで連絡するのか、こちらの状況をどうやって伝えるのか謎に思っていたけど、納得した。
「ラミナ、カバンから鑑定妨害のローブを出してください」
「うん?」
カバンに手を入れ鑑定妨害のローブを念じて取り出してみた。
真っ黒でちょっと大きい気がする。
「ツキ、お願いがあるのですが……」
「裾上げですね」
「えぇ」
「やらせて貰いますよ」
「ありがとうございます」
ツキにローブを渡すとすぐさま取りかかってくれた。
アクアがツキに言いかけたところ、でツキが察してくれた。さすがなのだろうか?
「ラミナ、現在船長を含む問題ないメンバーが船を離れています」
「もしかして今から行くとか?」
「えぇ、トロランディアの者達だけでまとまっているのでチャンスでしょう」
「分かった」
「裾上げの方は終わりました」
はや!
ツキから受け取ると、ちゃんとあげてあった。
「この黒い糸を切れば裾がおりますので、必要あれば切って下さい」
「ありがとう」
「それではそれを着て、窓から出ましょうか」
「ぇ?窓?」
「えぇ、門の前に張り込んでいる者が居ますからね」
「ぇっと、そんな状態でどうやって行くの?」
「城壁の上を歩いて港の方に行きます。まん丸の力があれば問題ないので大丈夫です」
そういえば、先祖が教会の尖塔に登った話を思い出した。
「分かった……、ちょっといってくるね」
「気をつけてね」
私はローブを羽織って、窓の外に出た。
月明かりだけでも十分そうかな?
「こちらに」
「うん」
屋敷の背後にある城壁までくると。
「まん丸」
『ほい』
まん丸が返事をすると、体が宙に浮く感触に襲われ、一気に城壁の上まで私を押し上げた。
「すご……」
『でしょ~』
「こっちです」
アクアを追うようにして夜の城壁の上を走る。
港の方まで来ると、3カ所で木材を組んで火を焚いていた。
「彼らは?」
「一番奥と手前の焚き火周りに居るのはトロランディアの者です」
何方も2~3人しかいないけど、他は船の上なのかな?
「見つからないように移動してカバンに入れれば良いんだよね?」
「えぇ、私も元に戻りますね」
アクアがそう言うと、元の姿に戻っていた。
『そのローブ、隠密・認識阻害効果があるからそう簡単にみつからんけどな』
「ん?鑑定妨害じゃないの?」
『そのローブはリタが隠れて動くために自分で作った魔道具なんです、はっきり言えば、隠密、認識阻害、鑑定妨害以外にも色々盛りだくさんなローブなんですよ』
何のためにそんな物作ったんだろうと思いながら自分の足音に気をつけて一番奥の船に近づく。
『この船が所属偽装している船です200人ほど居ますが、カバンにしまってください』
「うん……」
自分の中で限りなく小さい声で返事をした。
桟橋から手を伸ばせば船に触れる事が出来そうなくらい船が私の方向に寄ってきている?
「アクア?」
『えぇ、少しこちらに寄せました。届くでしょう?』
「うん」
触れて鞄の中に収納すると、船に乗っていたであろう人たちが海に落ちたと思われる音が海面から聞こえ、他にもバシャバシャともがく音や助けを求める声が聞こえた。
『さぁ、焚き火周りに居る人が来る前にもう一つの方へ』
「いいのかなぁ……」
『いいんじゃねぇの、どのみち奴らは、おまえやミアンを消すつもりでいたからな』
『因果応報って奴や』
「そうなんだ……」
それでも私の中には迷いが消えなかった。
「何事だ!」
焚き火の周りに居た二人がこっちに来たがぶつからないようにうまく避けて次の場所に向かった。
手前の焚き火に居た人も奥の船があったところへ向かった為か、手前の船周辺には誰も居なかった。
「こっちもしまうだけ?」
『いえ、カバンにしまった後再び元の位置に戻してください』
「分かった」
再び船が私の方に寄ってきた。
触れてカバンにしまい再び出す。
仕舞った瞬間先ほどと同じように海に落ちる音、もがく音助けを求める声等が聞こえたが気にしないようにした。
「ここでやれることは終わったかな?」
『えぇ、戻りましょうか』
再び来た道を戻っていると、港の方から大きな悲鳴が上がった。
「なに!?」
『お腹をすかせたタイガーシャークの群れですね』
「ぇ……?」
『まぁ水面をあれだけバシャバシャやってりゃ嫌でも魔物を呼び寄せるからな……』
『仕方ありませんね』
「ぇ、良いのかな……」
『気にするな、俺等からすればおまえを殺そうとしていたトロランディアの連中に腹を立ててるからな、おまえがやらずとも俺等の誰かが消してたと思うぞ』
『グレンの言うとおりですから、気にしないでください』
「うん……」
他人を殺すきっかけを作ってしまった罪悪感って程はないけど、本当にこれで良かったのかな?
こればかりは身分の差があるから仕方ない。
「はぁ~今日は疲れましたね~」
「そう?」
馬車に乗って移動だけだったから大して体力を使っていない気がする。
「ラミナはタフですね……」
「そんなこと無いと思うけど……」
『ラミナ、また少し魔素を貰っても良いですか?』
「ん?うん」
何かあるのだろうか?
私から魔素を受け取り、アクアが姿を現した。
「ミアン、少し良いですか?」
「ん?アクアちゃんどうしたの?」
「別行動時の連絡手段についてです」
「ぇ?」
「こちらは私が直接ラミナに伝えることが出来るのですが、ホープはそういうわけにいかないので」
「そうだよね、どうすればいいのかな?」
「ノートでもなんでもいいので紙を出して貰って良いですか?」
「うん」
ミアンがカバンからノートを持ってきた。
「これでいいかな?」
「えぇ、それではノートをなでてください」
「うん?」
ミアンがノートをなでると、“声を出さずに読んでくださいね、何も書かれていないページをなでるとこのように文字が現れ、こちらの状況を伝えます。読み終わったら再びなでてください”
いつものようにインクで書かれた文字ではなく、ただ紙に水で書いただけの文字になっていた。
ミアンが読み終わったのかなでると、ぬれて文字になっていたものが消えていった。
「これが連絡手段です。そして極力証拠を残さないように読んだら消すことを意識してください」
「分かった」
「ホープが何かを伝えたそうにしているときにやって貰えれば大丈夫です」
なるほど、これで連絡するのか、こちらの状況をどうやって伝えるのか謎に思っていたけど、納得した。
「ラミナ、カバンから鑑定妨害のローブを出してください」
「うん?」
カバンに手を入れ鑑定妨害のローブを念じて取り出してみた。
真っ黒でちょっと大きい気がする。
「ツキ、お願いがあるのですが……」
「裾上げですね」
「えぇ」
「やらせて貰いますよ」
「ありがとうございます」
ツキにローブを渡すとすぐさま取りかかってくれた。
アクアがツキに言いかけたところ、でツキが察してくれた。さすがなのだろうか?
「ラミナ、現在船長を含む問題ないメンバーが船を離れています」
「もしかして今から行くとか?」
「えぇ、トロランディアの者達だけでまとまっているのでチャンスでしょう」
「分かった」
「裾上げの方は終わりました」
はや!
ツキから受け取ると、ちゃんとあげてあった。
「この黒い糸を切れば裾がおりますので、必要あれば切って下さい」
「ありがとう」
「それではそれを着て、窓から出ましょうか」
「ぇ?窓?」
「えぇ、門の前に張り込んでいる者が居ますからね」
「ぇっと、そんな状態でどうやって行くの?」
「城壁の上を歩いて港の方に行きます。まん丸の力があれば問題ないので大丈夫です」
そういえば、先祖が教会の尖塔に登った話を思い出した。
「分かった……、ちょっといってくるね」
「気をつけてね」
私はローブを羽織って、窓の外に出た。
月明かりだけでも十分そうかな?
「こちらに」
「うん」
屋敷の背後にある城壁までくると。
「まん丸」
『ほい』
まん丸が返事をすると、体が宙に浮く感触に襲われ、一気に城壁の上まで私を押し上げた。
「すご……」
『でしょ~』
「こっちです」
アクアを追うようにして夜の城壁の上を走る。
港の方まで来ると、3カ所で木材を組んで火を焚いていた。
「彼らは?」
「一番奥と手前の焚き火周りに居るのはトロランディアの者です」
何方も2~3人しかいないけど、他は船の上なのかな?
「見つからないように移動してカバンに入れれば良いんだよね?」
「えぇ、私も元に戻りますね」
アクアがそう言うと、元の姿に戻っていた。
『そのローブ、隠密・認識阻害効果があるからそう簡単にみつからんけどな』
「ん?鑑定妨害じゃないの?」
『そのローブはリタが隠れて動くために自分で作った魔道具なんです、はっきり言えば、隠密、認識阻害、鑑定妨害以外にも色々盛りだくさんなローブなんですよ』
何のためにそんな物作ったんだろうと思いながら自分の足音に気をつけて一番奥の船に近づく。
『この船が所属偽装している船です200人ほど居ますが、カバンにしまってください』
「うん……」
自分の中で限りなく小さい声で返事をした。
桟橋から手を伸ばせば船に触れる事が出来そうなくらい船が私の方向に寄ってきている?
「アクア?」
『えぇ、少しこちらに寄せました。届くでしょう?』
「うん」
触れて鞄の中に収納すると、船に乗っていたであろう人たちが海に落ちたと思われる音が海面から聞こえ、他にもバシャバシャともがく音や助けを求める声が聞こえた。
『さぁ、焚き火周りに居る人が来る前にもう一つの方へ』
「いいのかなぁ……」
『いいんじゃねぇの、どのみち奴らは、おまえやミアンを消すつもりでいたからな』
『因果応報って奴や』
「そうなんだ……」
それでも私の中には迷いが消えなかった。
「何事だ!」
焚き火の周りに居た二人がこっちに来たがぶつからないようにうまく避けて次の場所に向かった。
手前の焚き火に居た人も奥の船があったところへ向かった為か、手前の船周辺には誰も居なかった。
「こっちもしまうだけ?」
『いえ、カバンにしまった後再び元の位置に戻してください』
「分かった」
再び船が私の方に寄ってきた。
触れてカバンにしまい再び出す。
仕舞った瞬間先ほどと同じように海に落ちる音、もがく音助けを求める声等が聞こえたが気にしないようにした。
「ここでやれることは終わったかな?」
『えぇ、戻りましょうか』
再び来た道を戻っていると、港の方から大きな悲鳴が上がった。
「なに!?」
『お腹をすかせたタイガーシャークの群れですね』
「ぇ……?」
『まぁ水面をあれだけバシャバシャやってりゃ嫌でも魔物を呼び寄せるからな……』
『仕方ありませんね』
「ぇ、良いのかな……」
『気にするな、俺等からすればおまえを殺そうとしていたトロランディアの連中に腹を立ててるからな、おまえがやらずとも俺等の誰かが消してたと思うぞ』
『グレンの言うとおりですから、気にしないでください』
「うん……」
他人を殺すきっかけを作ってしまった罪悪感って程はないけど、本当にこれで良かったのかな?
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