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第4章 学園生活 友人の難病編
第70話 クラブ選択
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今日は風の日、明日、明後日は週末のお休みだ。
ちょっとワクワクした気持ちで午前中の道徳の授業を終え、ミアンと一緒にプリムやハンゾー、ミラのいる食堂に向かった。
ロックは不在だが、プリム、ミラ、ハンゾーが既に昼食を取っていた。
「「こんにちは」」
「2人ともいらっしゃい」
「やっほ~」
挨拶をして、いつもの席に座り昼食を取り始めた。
「そういえば、ラミちゃんとミーちゃんはクラブ決めたの?」
風の日の午後はクラブ活動って聞いていたが何も考えてなかったりする。
とりあえず今日の午後はクラブの説明らしいので、その説明とかを受けてから決めようと思っていた。
「ん~私は錬金科の薬草薬学クラブにしようかと思っています」
ミアンが既に決めているクラブがあるとは思ってなかった。
「へぇ~ミーちゃんは薬とかに興味あるんだ」
「はい、ちょっと訳あって自分で作れる物は作ってみようと思っているんです」
自身の病気がきっかけなのだろうか?
「へぇ~良いね~、私も基礎学級のときは薬草薬学クラブに居たんだよ~」
「ぇ、そうなんですか?」
「うん、基本的なポーションは自分で作れるようになっただけで、冒険者活動の幅が大分広がったよ」
あぁ、たしかに自分で作れるようになれば現地で補充出来るとかメリットだ。
「そうなんですか?」
「うん、店で売っているようなレベルの物は作れないけど、それでも現地調達出来るのはね~」
「そうですね」
「ちなみにハンゾーは3月まで薬草薬学クラブに所属していたんだよ~」
ミアンとミラの会話を聞いていて、ハンゾーも薬草薬学クラブに所属していたんだなんて思いながら聞いていた。
「へぇ~、ラミナは決めているんですか?」
「ぇ?」
突然ミアンから会話を振られた。
「ラミちゃんはどうするの~?」
「ん、どんなクラブがあるのか分からないから何も決めてないです」
「そっか~、自分で何か作って売るなら商業科の商いクラブがいいよ~商業ギルドへ登録も手伝ってくれるし、時々町でも中央広場でアクセサリーとか魔道具を販売している子がいるんだよ~」
「そうなんだ」
商業科のクラブか~、将来錬金科に進む予定だし、薬草薬学クラブはあまり意味がない気もする。
『リタは基礎学級の時は色々なクラブに行っていましたね、魔法科に進級した後は商業科の商いクラブに所属していましたよ』
『せやなぁ、うちらと作った魔道具とか売っとったやんな』
『ですね』
精霊達が作った物の販売って結構良い値段で売れそうな気がする。
「ん~とりあえずどんなクラブがあって、どんな活動しているのか聞いてからかな」
「そっか~、人気あるのは薬草薬学クラブと魔道具クラブ、鍛冶クラブだね、どれも錬金科のクラブだね~」
錬金科に進むけど、魔道具クラブには興味があるかも。
「貴族科のクラブってなにやるんですか?」
「貴族科は、マナークラブでしょうか?ダンスや食事やティータイムのマナーなんかを学ぶ場になっていますね、貴族とつながりのある商会の方や、貴族科に進まない貴族の子たちが所属しますね」
プリムが教えてくれた。
貴族科のクラブはないな、私とは無縁の場所だ。
「騎士科は?」
「剣術クラブ、斧術クラブなど各武器での戦い方を学べるな、将来冒険者になろうと考えている奴らが入るな」
騎士科のクラブは得意な戦い方が見つかってからな気がする。
「魔法科は、それぞれの属性でクラブが分かれているんだよ、自分の属性の魔法を勉強する場になっているね~、自分の属性以外でも勉強のために所属する子が多いんだよ~」
私が訪ねる前にミラが教えてくれた。
「普段の授業とは違うんですか?」
「違うよ~、クラブでやるのは初歩的な事くらいだからね~魔法科の授業だと魔方陣の仕組みとかも教わるからね~」
初歩的な事なら、アクアという最高の師匠が居る時点で私には無用の場な気がした。
「あとは商いクラブと錬金科の3つのクラブですか?」
「そうだね~あとは錬金科に所属しているんだけど、クラフトクラブがあるよ~皮や木工や金属等をつかってアクセサリーや簡単な防具なんかを作ってるところがあるね~」
鍛冶はまん丸に教われば良いし……。
「あれ?クラブで作った物はどうするんですか?」
「帝都の収穫祭や、学祭で販売したり、いろいろな町でお祭りの時に出張販売とかしているんだよ~」
こっちの場合は登録不要なのかな?
「なるほど……」
ポーションを普段から作っているからか、物作りの楽しさは理解できる。
商いクラブと魔道具クラブにクラフトクラブの3つが候補かな?
「ありがとうございます」
「ん~ん、一応毎年変える事が出来るから色々所属してみるといいよ~」
「そうなんだ」
色々考えてみた結果とりあえず、クラフトクラブかな?
魔道具は多分精霊達に教われば出来る気がするし、商いクラブは何か良い物が出来たらでもいいし。
「そろそろ時間だしお開きにしようか~」
「そうですね、今戻ればちょうど良い時間でしょうし」
その後皆片付け各教室に戻った。
今日は午後の授業に遅刻しなかった!
午後の授業を受けた結果、クラフトクラブに決め、来週から活動ことになるらしい。
ちょっとワクワクした気持ちで午前中の道徳の授業を終え、ミアンと一緒にプリムやハンゾー、ミラのいる食堂に向かった。
ロックは不在だが、プリム、ミラ、ハンゾーが既に昼食を取っていた。
「「こんにちは」」
「2人ともいらっしゃい」
「やっほ~」
挨拶をして、いつもの席に座り昼食を取り始めた。
「そういえば、ラミちゃんとミーちゃんはクラブ決めたの?」
風の日の午後はクラブ活動って聞いていたが何も考えてなかったりする。
とりあえず今日の午後はクラブの説明らしいので、その説明とかを受けてから決めようと思っていた。
「ん~私は錬金科の薬草薬学クラブにしようかと思っています」
ミアンが既に決めているクラブがあるとは思ってなかった。
「へぇ~ミーちゃんは薬とかに興味あるんだ」
「はい、ちょっと訳あって自分で作れる物は作ってみようと思っているんです」
自身の病気がきっかけなのだろうか?
「へぇ~良いね~、私も基礎学級のときは薬草薬学クラブに居たんだよ~」
「ぇ、そうなんですか?」
「うん、基本的なポーションは自分で作れるようになっただけで、冒険者活動の幅が大分広がったよ」
あぁ、たしかに自分で作れるようになれば現地で補充出来るとかメリットだ。
「そうなんですか?」
「うん、店で売っているようなレベルの物は作れないけど、それでも現地調達出来るのはね~」
「そうですね」
「ちなみにハンゾーは3月まで薬草薬学クラブに所属していたんだよ~」
ミアンとミラの会話を聞いていて、ハンゾーも薬草薬学クラブに所属していたんだなんて思いながら聞いていた。
「へぇ~、ラミナは決めているんですか?」
「ぇ?」
突然ミアンから会話を振られた。
「ラミちゃんはどうするの~?」
「ん、どんなクラブがあるのか分からないから何も決めてないです」
「そっか~、自分で何か作って売るなら商業科の商いクラブがいいよ~商業ギルドへ登録も手伝ってくれるし、時々町でも中央広場でアクセサリーとか魔道具を販売している子がいるんだよ~」
「そうなんだ」
商業科のクラブか~、将来錬金科に進む予定だし、薬草薬学クラブはあまり意味がない気もする。
『リタは基礎学級の時は色々なクラブに行っていましたね、魔法科に進級した後は商業科の商いクラブに所属していましたよ』
『せやなぁ、うちらと作った魔道具とか売っとったやんな』
『ですね』
精霊達が作った物の販売って結構良い値段で売れそうな気がする。
「ん~とりあえずどんなクラブがあって、どんな活動しているのか聞いてからかな」
「そっか~、人気あるのは薬草薬学クラブと魔道具クラブ、鍛冶クラブだね、どれも錬金科のクラブだね~」
錬金科に進むけど、魔道具クラブには興味があるかも。
「貴族科のクラブってなにやるんですか?」
「貴族科は、マナークラブでしょうか?ダンスや食事やティータイムのマナーなんかを学ぶ場になっていますね、貴族とつながりのある商会の方や、貴族科に進まない貴族の子たちが所属しますね」
プリムが教えてくれた。
貴族科のクラブはないな、私とは無縁の場所だ。
「騎士科は?」
「剣術クラブ、斧術クラブなど各武器での戦い方を学べるな、将来冒険者になろうと考えている奴らが入るな」
騎士科のクラブは得意な戦い方が見つかってからな気がする。
「魔法科は、それぞれの属性でクラブが分かれているんだよ、自分の属性の魔法を勉強する場になっているね~、自分の属性以外でも勉強のために所属する子が多いんだよ~」
私が訪ねる前にミラが教えてくれた。
「普段の授業とは違うんですか?」
「違うよ~、クラブでやるのは初歩的な事くらいだからね~魔法科の授業だと魔方陣の仕組みとかも教わるからね~」
初歩的な事なら、アクアという最高の師匠が居る時点で私には無用の場な気がした。
「あとは商いクラブと錬金科の3つのクラブですか?」
「そうだね~あとは錬金科に所属しているんだけど、クラフトクラブがあるよ~皮や木工や金属等をつかってアクセサリーや簡単な防具なんかを作ってるところがあるね~」
鍛冶はまん丸に教われば良いし……。
「あれ?クラブで作った物はどうするんですか?」
「帝都の収穫祭や、学祭で販売したり、いろいろな町でお祭りの時に出張販売とかしているんだよ~」
こっちの場合は登録不要なのかな?
「なるほど……」
ポーションを普段から作っているからか、物作りの楽しさは理解できる。
商いクラブと魔道具クラブにクラフトクラブの3つが候補かな?
「ありがとうございます」
「ん~ん、一応毎年変える事が出来るから色々所属してみるといいよ~」
「そうなんだ」
色々考えてみた結果とりあえず、クラフトクラブかな?
魔道具は多分精霊達に教われば出来る気がするし、商いクラブは何か良い物が出来たらでもいいし。
「そろそろ時間だしお開きにしようか~」
「そうですね、今戻ればちょうど良い時間でしょうし」
その後皆片付け各教室に戻った。
今日は午後の授業に遅刻しなかった!
午後の授業を受けた結果、クラフトクラブに決め、来週から活動ことになるらしい。
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