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診療所開設!
第38話 姫様の治療報酬
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自分たちの姿に気づくとウォズさんが馬車から降りて来た。
「誠明殿この後城まで付き合ってくださらんか?」
「えっと……、構わないですけど……、今度は何か……?」
「王が少し話をしたいと」
「はぁ……」
今度は何だろうか?
促されるがまま馬車に乗り城へ向かう事になった。
「カイルの病の事はわかりましたかな?」
「えぇ、胃がんですね」
「胃がんとは?」
改めてウォズさんに胃がんについて話していると城に着いた。
「今日は王の私室の方に案内します。敬語等は不要ですので普段通り話していただいて大丈夫ですよ」
と言われてもな、なるべく普段通り話せるように意識しておこう。
王の私室は姫様の向かい側にあった。ウォズさんが3回ノックすると中から声が聞こえ扉を開けて中に入った。
「おぉ来たか、忙しい所呼び出してすまんな、少し話をしたくてな2人ともこっちに座ってくれ」
王様と2人のメイドがお茶を注いだりしていた。
王様に促されるように席に着くと、ユキを膝の上に乗せた。
「誠明殿今日来てもらったのは娘の治療に対する褒美についてだ」
そういえば治療費とか貰ってなかったことを思い出した。
「あぁなるほど、たいした手術でもなかったですし金貨1枚でいいですよ」
「安すぎやしないか?」
王様からの答えがあった。
「料金設定ですが、診察だけで銀貨5枚、薬の処方ありで最大大銀貨2枚まで、手術は無いようにもよりますが金貨1枚~10枚と行った感じですね」
「命を救うにしてはずいぶん安い値段設定のようですが……」
以前にもアイアンフォースの団長からも同じような事を言われた。
「お金がないからって生きる事を諦められてもと思っているので、相手次第ではその人が払える金額まで下げたりしますよ」
「なるほど、わしらからすれば安く思うが、貧しい者達からすれば大金か」
「そうですね」
王様はウォズさんの方をちらりと見るとウォズさんが机の上に金貨1枚をだした。
「まずは姫様の治療費として納めてください」
まずは?他に何かあるのか?と内心思いながら置かれた金貨を受け取った。
「確かに受け取りました」
「もう一つ、娘を娶る気はないか?」
王様から衝撃的な事を言われた。
「……ぇ?」
「娘を娶る気はないか?」
聞き間違いじゃなかったらしい。
「いやいやいや、そんな扱いは……」
「娘も誠明殿ならと言っている」
本人の気持ちも確認済みですか、たしかに元気になってからの姫様は普通に可愛いとは思う。歳が近いせいからかも選択肢としてはありだと思うが一国の姫様と結婚とか荷が重すぎる。
嫁ちゃん探してこの世界に来たけど、さすがにこの選択肢は取れないと思った。
「えっと、申し訳ないのですがその話は……」
「誠明殿、娘の何が不満なのか聞かせてもらってもいいか?」
王様の口調が少し怒ってるような口調になっていた。
自分は必死に頭を働かせ言い訳を考えた。
「娘さんに不満というのは無いです。どちらかというと自分の身の上に関わる事でございます」
「ほう、そなたの身の上が娘と結婚できない理由になるのか?」
完全に怒ってる。
「はい、まずは自分は医者です。一歩間違えれば人殺しとののしられてしまいます」
「わしも悪人の首を飛ばすように指示したりするぞ」
それもそうか、と思った時、正当なる理由を思い出した。
「それだけではございません。以前教会の関係者の方から、自分の知識や技術は、異端審問官や教皇派の方に狙われるかもしれませんその際は教会の手が及ばないところへ逃げろと言われました。もし狙われたときは姫様にも危険が及ぶのではないでしょうか?」
自分の発言を聞き終わると王様とウォズさんは顔を見合わせていた。
「確かに、君の持つ知識は彼等が狙ってもおかしくないものですね」
「そうだな、異端審問官にその下につく狂信者に狙われるか……」
お、正当なる理由として受け取ってもらえただろうか?
「はい、もし狙われたときは国を出るつもりです」
「そうなるでしょうな、この国では創造神教の影響力が強い、どこに行くか決まっているのですか?」
「はい、南にある帝国か南東にある獣王国なら教会の手が及ばないと聞いています」
帝国にはいく気はないが、とりあえず選択肢としてはあるので伝えた。
「ハリー、彼にドワイライフ王国への推薦状を渡しては?」
「ドワイライフか、たしかにあそこなら……」
宰相であるウォズさんが、国王を名前呼び最初に敬語じゃなくてもいいと言っていたしそういう事なのかと実感した。
「ドワイライフってなんですか?」
そう尋ねるとウォズさんが、空間から大きな地図を取り出し机の上に広げた。
この人もアイテムボックス持ちなのか。
「獣王国北部にある王国ですね、この国からだと海を挟みペバッチ共和国を越えた先にある国ですよ」
ウォズさんが、立ち上がり指で現在地を差しそのまま東方向にずらしながらドワイライフの場所を教えてくれた。
「へぇ」
「君はドワーフ達と仲がいいと聞いています。この国にいるドワーフの大半はドワイライフと技術交流出来てもらっているドワーフ達なんですよ」
技術交流か、鍛冶や建築技術を教わっているって事だろうか?
「鍛冶や建築技術を教わっているんですか?」
「そうです。ドワーフ達は鉱石や岩石について詳しいですからね。対して私達のほうは農業、林業、漁業等の技術者をドワイライフに派遣しているんですよ」
「なるほど……、もしかしてさっきの推薦状は……」
「そうです、もし追われる事になった時、我が国の技術者としてドワイライフに行ってみてはと思いまして」
ザックやジル達の故郷なんだろうか?興味が湧いた。
「ドワイライフに教会はないのですか?」
「ありますが、派遣されている技術者の為の教会ですからね、ドワーフ達は創造神よりも精霊を信仰していますから教会の影響力はないに等しいんですよ」
ドワイライフ王国か、帰ったらザックやジルにどんな所なのか聞いてみるか。
「なるほど」
「ウォズの言う通り誠明殿にはドワイライフへの推薦状を渡そう、ドワイライフに行ったら城に行き推薦状を見せればいい」
「それならありがたく頂戴します」
「そうか、では後日そなたの所へ届けさせよう。それともう一つ」
王様がウォズさんの方を見ると、ウォズさんが机の上に鉢植えをだした。
「これってシェリーさん達が取りに行ったやつじゃ……」
「月夜花、エリクサーの素材と言われている花だ、娘が元気になった今必要なくなってしまったからな」
何かの役に立つ時が来るんだろうか?
「いいんですか?」
「かまわないよ」
「では、ありがたく」
机の上に乗っている月夜花の鉢植えを受け取ってアイテムボックスへ入れた。
「他にも何かあれば言ってくれ、婿殿になってくれんのは残念だが教会が絡むとなれば仕方ない……」
王様は、本当に残念そうにため息をついていた。
「ありがとうございます」
「それではお開きにしましょうか、入口までお送りしますよ」
「ありがとうございます」
その後ウォズさんと共に王様の私室を後にし入口まで見送ってもらった。
馬車で送るという話は遠慮し、露店巡りをしながら自宅に帰った。
「誠明殿この後城まで付き合ってくださらんか?」
「えっと……、構わないですけど……、今度は何か……?」
「王が少し話をしたいと」
「はぁ……」
今度は何だろうか?
促されるがまま馬車に乗り城へ向かう事になった。
「カイルの病の事はわかりましたかな?」
「えぇ、胃がんですね」
「胃がんとは?」
改めてウォズさんに胃がんについて話していると城に着いた。
「今日は王の私室の方に案内します。敬語等は不要ですので普段通り話していただいて大丈夫ですよ」
と言われてもな、なるべく普段通り話せるように意識しておこう。
王の私室は姫様の向かい側にあった。ウォズさんが3回ノックすると中から声が聞こえ扉を開けて中に入った。
「おぉ来たか、忙しい所呼び出してすまんな、少し話をしたくてな2人ともこっちに座ってくれ」
王様と2人のメイドがお茶を注いだりしていた。
王様に促されるように席に着くと、ユキを膝の上に乗せた。
「誠明殿今日来てもらったのは娘の治療に対する褒美についてだ」
そういえば治療費とか貰ってなかったことを思い出した。
「あぁなるほど、たいした手術でもなかったですし金貨1枚でいいですよ」
「安すぎやしないか?」
王様からの答えがあった。
「料金設定ですが、診察だけで銀貨5枚、薬の処方ありで最大大銀貨2枚まで、手術は無いようにもよりますが金貨1枚~10枚と行った感じですね」
「命を救うにしてはずいぶん安い値段設定のようですが……」
以前にもアイアンフォースの団長からも同じような事を言われた。
「お金がないからって生きる事を諦められてもと思っているので、相手次第ではその人が払える金額まで下げたりしますよ」
「なるほど、わしらからすれば安く思うが、貧しい者達からすれば大金か」
「そうですね」
王様はウォズさんの方をちらりと見るとウォズさんが机の上に金貨1枚をだした。
「まずは姫様の治療費として納めてください」
まずは?他に何かあるのか?と内心思いながら置かれた金貨を受け取った。
「確かに受け取りました」
「もう一つ、娘を娶る気はないか?」
王様から衝撃的な事を言われた。
「……ぇ?」
「娘を娶る気はないか?」
聞き間違いじゃなかったらしい。
「いやいやいや、そんな扱いは……」
「娘も誠明殿ならと言っている」
本人の気持ちも確認済みですか、たしかに元気になってからの姫様は普通に可愛いとは思う。歳が近いせいからかも選択肢としてはありだと思うが一国の姫様と結婚とか荷が重すぎる。
嫁ちゃん探してこの世界に来たけど、さすがにこの選択肢は取れないと思った。
「えっと、申し訳ないのですがその話は……」
「誠明殿、娘の何が不満なのか聞かせてもらってもいいか?」
王様の口調が少し怒ってるような口調になっていた。
自分は必死に頭を働かせ言い訳を考えた。
「娘さんに不満というのは無いです。どちらかというと自分の身の上に関わる事でございます」
「ほう、そなたの身の上が娘と結婚できない理由になるのか?」
完全に怒ってる。
「はい、まずは自分は医者です。一歩間違えれば人殺しとののしられてしまいます」
「わしも悪人の首を飛ばすように指示したりするぞ」
それもそうか、と思った時、正当なる理由を思い出した。
「それだけではございません。以前教会の関係者の方から、自分の知識や技術は、異端審問官や教皇派の方に狙われるかもしれませんその際は教会の手が及ばないところへ逃げろと言われました。もし狙われたときは姫様にも危険が及ぶのではないでしょうか?」
自分の発言を聞き終わると王様とウォズさんは顔を見合わせていた。
「確かに、君の持つ知識は彼等が狙ってもおかしくないものですね」
「そうだな、異端審問官にその下につく狂信者に狙われるか……」
お、正当なる理由として受け取ってもらえただろうか?
「はい、もし狙われたときは国を出るつもりです」
「そうなるでしょうな、この国では創造神教の影響力が強い、どこに行くか決まっているのですか?」
「はい、南にある帝国か南東にある獣王国なら教会の手が及ばないと聞いています」
帝国にはいく気はないが、とりあえず選択肢としてはあるので伝えた。
「ハリー、彼にドワイライフ王国への推薦状を渡しては?」
「ドワイライフか、たしかにあそこなら……」
宰相であるウォズさんが、国王を名前呼び最初に敬語じゃなくてもいいと言っていたしそういう事なのかと実感した。
「ドワイライフってなんですか?」
そう尋ねるとウォズさんが、空間から大きな地図を取り出し机の上に広げた。
この人もアイテムボックス持ちなのか。
「獣王国北部にある王国ですね、この国からだと海を挟みペバッチ共和国を越えた先にある国ですよ」
ウォズさんが、立ち上がり指で現在地を差しそのまま東方向にずらしながらドワイライフの場所を教えてくれた。
「へぇ」
「君はドワーフ達と仲がいいと聞いています。この国にいるドワーフの大半はドワイライフと技術交流出来てもらっているドワーフ達なんですよ」
技術交流か、鍛冶や建築技術を教わっているって事だろうか?
「鍛冶や建築技術を教わっているんですか?」
「そうです。ドワーフ達は鉱石や岩石について詳しいですからね。対して私達のほうは農業、林業、漁業等の技術者をドワイライフに派遣しているんですよ」
「なるほど……、もしかしてさっきの推薦状は……」
「そうです、もし追われる事になった時、我が国の技術者としてドワイライフに行ってみてはと思いまして」
ザックやジル達の故郷なんだろうか?興味が湧いた。
「ドワイライフに教会はないのですか?」
「ありますが、派遣されている技術者の為の教会ですからね、ドワーフ達は創造神よりも精霊を信仰していますから教会の影響力はないに等しいんですよ」
ドワイライフ王国か、帰ったらザックやジルにどんな所なのか聞いてみるか。
「なるほど」
「ウォズの言う通り誠明殿にはドワイライフへの推薦状を渡そう、ドワイライフに行ったら城に行き推薦状を見せればいい」
「それならありがたく頂戴します」
「そうか、では後日そなたの所へ届けさせよう。それともう一つ」
王様がウォズさんの方を見ると、ウォズさんが机の上に鉢植えをだした。
「これってシェリーさん達が取りに行ったやつじゃ……」
「月夜花、エリクサーの素材と言われている花だ、娘が元気になった今必要なくなってしまったからな」
何かの役に立つ時が来るんだろうか?
「いいんですか?」
「かまわないよ」
「では、ありがたく」
机の上に乗っている月夜花の鉢植えを受け取ってアイテムボックスへ入れた。
「他にも何かあれば言ってくれ、婿殿になってくれんのは残念だが教会が絡むとなれば仕方ない……」
王様は、本当に残念そうにため息をついていた。
「ありがとうございます」
「それではお開きにしましょうか、入口までお送りしますよ」
「ありがとうございます」
その後ウォズさんと共に王様の私室を後にし入口まで見送ってもらった。
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