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王都マバダザ
第17話 開頭手術クリッピング
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手術の準備を終えて全員にガウンとマスク、キャップを身につけてもらい手術をする部屋へ移動した。
ユキには棚の上の方に座ってもらいスマホを持たせ、時間が見えるようにした。
それぞれの配置についた。
まずはシアを寝かせ、ロナン草で作った麻酔をシアのマスクの上に広げているガーゼに垂らした。
自発呼吸がなくなり、サラがレサシテーターで人工呼吸をはじめる。
シアの顔に触れ全身麻酔状態になっているかを確認したところ問題なかった。
「さぁはじめようか」
「あぁ」「はい」「……」
サラだけは頷いて応えた。
「ライトボール、ライトボール、ライトボール」
2つの光の玉と熱したヘラの光の塊をだした。
まずは頭皮を5~6㎝ほど切開していくメスで切断した直後に、光のヘラで切断面を熱して止血していった。その後はクリップでちゃんと止血する。
さて、ここからだ、ドリルを使う際に内側の膜等を損傷しないように配慮しながら、小さな穴を4カ所あけ穴と穴を結ぶように骨を切断していく。
4カ所切断したのを確認し、10円玉大の骨を開けた。とりあえずまだ動脈瘤が破裂していなかったが、現状何時破裂してもおかしくない状況だ。
顕微鏡モードを発動させ、動脈瘤の形状を確認しクリップを挟む箇所を確認し、クリップを挟んだ瞬間、動脈瘤が破裂し中にたまっていた少量の血が流れだした。
もしかして、数秒でも遅れたら、と思ってしまった。
出血した血の処理をした後、問題ないか確認し、切り取った頭部の骨を戻し、ザックの手術の際にも使った人工骨を使い穴を少し埋めスキンステープラーを使って縫合した。
「これでおしまいです。皆さんお疲れさまでした」
「これでいいのか?」
人工呼吸もずっとサラが対応して、ミルとザックは出番がなかった。
「先生助かった?」
「大丈夫です。あとは術後の経過観察して問題なさそうなら退院ですね」
言ってから思った。病院でもなく、ザック宅だ、退院という単語は正しくないようなと。
「よかった……」
サラが人工呼吸を止めないまま少しほっとした様子を見せた。
「サラさん、ずっと大変だったでしょ?自分が変わりますよ」
「いい、このまま最後までやる……」
ユキが抱えているスマホの方に目をやると、既に手術を初めて2時間半経過していた。麻酔時間を考えるとまだ30分ほど呼吸管理をする必要がある。
「まだ、時間かかるけど良いのかな」
「大丈夫……」
この子は結構頑固なのかな?
譲りそうになかったので、後片付けをしているとシアの自発呼吸が戻って来たらしく。
「先生の呼吸が……」
「戻ってきた?」
「うん」
自発呼吸が戻っていることを確認し、人工呼吸に関する器具を外していった。
「サラさん、長時間お疲れさまでした」
「はい……」
「ミルさんらの所にいって少し休んでください」
サラは頷き部屋を出て行った。
自分はシアを抱え静養出来る部屋に寝かせ、意識が戻るのを近くの椅子に座りユキと一緒にビーフジャーキーを口にくわえていると、サラが戻ってきた。
「先生は?」
「まだ目を覚ましていないかな?」
移動する際に確認したがまだ体内に麻酔成分が残っていてもう少しかかりそうだった。
「私にも人の身体の事を教えてほしい……」
「ぇ」
思ってもいなかったことを聞いた。
「さっきのを見てて自分の身体がどんな状態なのか知りたくなった……」
「あぁなるほど」
アイテムボックスから、小学生の頃、医者になりたいと目指すようになってから初めて買った人体解剖の本を取り出した。
「これをどうぞ」
サラの目の前に差し出した。
「貰ってもいいの?」
「いいですよ、書いてある文字は分からないですよね」
「うん……」
サラに大学ノートとペンを渡した。
「メモするものが必要でしょ?」
「ありがとう」
その後、近くにある机で各臓器の名称と機能を一つ一つ説明していると、ミルもやってきて一緒に教えることになった。
ん~この2人と親密になるんじゃなくて、獣人の子と親密になりたいんだけどなと、よこしまな考えが頭をよぎった。
2人に色々教えていると、自分の膝の上に居たユキが床に降りてシアが寝ているベッドに飛び乗っていた。
「どうしたの?」
急に行動を起こしたユキに不思議に思った。
「キュ!」
「ん?」
と思っていると、シアが目を覚ました。
席を立ちシアの寝ているベッドの横に移動した。
「気づかれました?」
「はい……」
シアが体を起こそうとしたので。
「あ~そのままで、今日は動かないで安静にしてください」
「わかりました」
「痛みとかは大丈夫ですか?」
シアは自分の頭に触れていた。
「あ~あんまり強く押したりしないでくださいね、軽く固定してある程度なので」
「わかりました。痛みとかは特にありませんね」
「よかったです。しばらくは後遺症が出ないか等の経過観察って意味でここで過ごしてもらいますが、何か必要な物があれば言ってください」
「わかりました。手術は成功したんですか?」
「えぇ、ひとまずは問題ないはずです、あとは先ほど伝えた後遺症がでるかどうかですかね」
「そうですか、サラ」
「はい」
「子ども達に無事を伝えて頂戴」
「わかりました」
それだけ言うとサラが部屋を出て行った。
サラが出て行ったのと入れ違いでザックが入ってきた。
「なんかあったのか?サラが泣いてたぞ」
あれ?泣いてたのか、教えてた時は泣いたりしていなかった気がしたけど、シアの無事が分って泣いたのかな?
「特に何も無いですよ、しいて言うならシアさんが目を覚ましたくらい?」
「それでか、よっぽど嬉しかったんだろうな、しかし頭を開けても人って生きてられるんだな」
まぁそうだよね医療が未発達な時代にそんな事すれば死ぬだけって思うよね。
「あなたの首も切ってますからね?」
「そういうことになってたな、痛みも何もないからな何されたか分からん」
全身麻酔で対応してたらそうなるか?
「ザックも彼の手術を受けたんですか?」
「あぁ、昔話したことがあるだろ?左手に痺れがあると」
「そうですね」
「そいつを治してもらったんだよ、今じゃ痺れもなくいい感じに仕事ができる」
「そうでしたか」
そういうと、シアは静かに目を閉じた。
「伊東さん」
シアは目を閉じたまま話しかけてきた。
「はい?」
「これからお伝えすることは、心にとどめておいてください」
今までとは雰囲気が変わり真剣に話をしているような空気になった。
「はい」
「教会には、聖女派と教皇派と2つの派閥があります」
教会の話?
「はい」
「聖女派は、あなたの様な迷い人に対して協力的ですが、教皇派は恐らくあなたを拉致したり亡き者にしようとするでしょう」
物騒な話が出てきた……。
「はぁ……」
「これから教会の者があなたに接触して来たらまずは警戒してください、特に異端審問官を名乗る物が現れたら、逃げなさい」
「異端審問官ですか?」
「えぇ、人の身体を切り病を治す術は異端者と言われてもおかしくないものです」
まぁ確かに、外科的な手術なんて知らぬ者からすれば非人道的と言われるだろうし、現にそう言った事をしてきた先人達が居たからこそ、成り立つ技術だってのも理解している。
「そうですね、このレベルの医術になるまで、たくさんの先人達が人を解剖し人体仕組みを見つけてきたのも事実、知らぬ人達からすれば常軌を逸脱しているのも分かっています。それよりも逃げる場所なんてあるんですか?」
「この大陸の南にあるゼッフェルト帝国と西側にあるロッカンビラシア獣王国の2つ、他の大陸に行けばもっとたくさんありますが」
獣王国というからには、獣人達の国って事だろうか?
帝国はな、帝国とついているだけで独裁政権ってイメージしかなくて、イメージがよろしくないんだがな……。
「なぜその2つ国なんですか?」
「2国はユスチナ教の布教が許されておらず、教会の手が及んでいないからです」
「なるほど、分かりました心にとどめておきます」
「そうしてください」
内科的な治療だけにして、外科的な奴は封印かな?
内科的な治療だけじゃどうすることも出来ないものも多数あるんだけどな。その時はその時でしかないのかな?
「なぁ誠明よ、わしの手術のお礼としてお前の家を建ててやろうと思うのだが」
シアの話聞いてた?
逃げなきゃいけなくなる可能性があるんだけど!?
「ここを離れなきゃならなくなる可能性もあるんですが?」
「ならお前さんのアイテムボックスに入れられるようにすればよいだけだろうに」
まぁたしかに、日本にもトレーラーハウスとかコンテナハウスとかあったけども……、というかお礼はたんまりもらってるよ?
「お代はたんまりと貰ってると思うんですが?」
「あれっぽっちじゃ気が収まらん、お前さんに治してもらったおかげで上等な武器が作れるからな」
ん~貰いすぎな気がするんだけどなぁ、いつまでもザックの家に世話になるわけにはいかないか。
「それならお願いしていいですか?」
「あぁ!どういうのが良いのだ?」
ザックはうれしそうに笑った。
お礼を受け取ってもらえることがそんなにうれしいのかな?
「一般的な診察が出来たり、あとシアさんにやったような手術が出来るような場所があったりとか」
「平屋でいいか?」
エレベーターなんてないだろうし、その方が理想的だろう。
「そうですね、規模次第で2階建てでもいいですけど」
「ふむ、ベッドはどれくらいいる?」
「病床数ですか?10位でいいんじゃないですか?」
「そうか、わかった」
どんな診療所が出来るか楽しみだ。
ユキには棚の上の方に座ってもらいスマホを持たせ、時間が見えるようにした。
それぞれの配置についた。
まずはシアを寝かせ、ロナン草で作った麻酔をシアのマスクの上に広げているガーゼに垂らした。
自発呼吸がなくなり、サラがレサシテーターで人工呼吸をはじめる。
シアの顔に触れ全身麻酔状態になっているかを確認したところ問題なかった。
「さぁはじめようか」
「あぁ」「はい」「……」
サラだけは頷いて応えた。
「ライトボール、ライトボール、ライトボール」
2つの光の玉と熱したヘラの光の塊をだした。
まずは頭皮を5~6㎝ほど切開していくメスで切断した直後に、光のヘラで切断面を熱して止血していった。その後はクリップでちゃんと止血する。
さて、ここからだ、ドリルを使う際に内側の膜等を損傷しないように配慮しながら、小さな穴を4カ所あけ穴と穴を結ぶように骨を切断していく。
4カ所切断したのを確認し、10円玉大の骨を開けた。とりあえずまだ動脈瘤が破裂していなかったが、現状何時破裂してもおかしくない状況だ。
顕微鏡モードを発動させ、動脈瘤の形状を確認しクリップを挟む箇所を確認し、クリップを挟んだ瞬間、動脈瘤が破裂し中にたまっていた少量の血が流れだした。
もしかして、数秒でも遅れたら、と思ってしまった。
出血した血の処理をした後、問題ないか確認し、切り取った頭部の骨を戻し、ザックの手術の際にも使った人工骨を使い穴を少し埋めスキンステープラーを使って縫合した。
「これでおしまいです。皆さんお疲れさまでした」
「これでいいのか?」
人工呼吸もずっとサラが対応して、ミルとザックは出番がなかった。
「先生助かった?」
「大丈夫です。あとは術後の経過観察して問題なさそうなら退院ですね」
言ってから思った。病院でもなく、ザック宅だ、退院という単語は正しくないようなと。
「よかった……」
サラが人工呼吸を止めないまま少しほっとした様子を見せた。
「サラさん、ずっと大変だったでしょ?自分が変わりますよ」
「いい、このまま最後までやる……」
ユキが抱えているスマホの方に目をやると、既に手術を初めて2時間半経過していた。麻酔時間を考えるとまだ30分ほど呼吸管理をする必要がある。
「まだ、時間かかるけど良いのかな」
「大丈夫……」
この子は結構頑固なのかな?
譲りそうになかったので、後片付けをしているとシアの自発呼吸が戻って来たらしく。
「先生の呼吸が……」
「戻ってきた?」
「うん」
自発呼吸が戻っていることを確認し、人工呼吸に関する器具を外していった。
「サラさん、長時間お疲れさまでした」
「はい……」
「ミルさんらの所にいって少し休んでください」
サラは頷き部屋を出て行った。
自分はシアを抱え静養出来る部屋に寝かせ、意識が戻るのを近くの椅子に座りユキと一緒にビーフジャーキーを口にくわえていると、サラが戻ってきた。
「先生は?」
「まだ目を覚ましていないかな?」
移動する際に確認したがまだ体内に麻酔成分が残っていてもう少しかかりそうだった。
「私にも人の身体の事を教えてほしい……」
「ぇ」
思ってもいなかったことを聞いた。
「さっきのを見てて自分の身体がどんな状態なのか知りたくなった……」
「あぁなるほど」
アイテムボックスから、小学生の頃、医者になりたいと目指すようになってから初めて買った人体解剖の本を取り出した。
「これをどうぞ」
サラの目の前に差し出した。
「貰ってもいいの?」
「いいですよ、書いてある文字は分からないですよね」
「うん……」
サラに大学ノートとペンを渡した。
「メモするものが必要でしょ?」
「ありがとう」
その後、近くにある机で各臓器の名称と機能を一つ一つ説明していると、ミルもやってきて一緒に教えることになった。
ん~この2人と親密になるんじゃなくて、獣人の子と親密になりたいんだけどなと、よこしまな考えが頭をよぎった。
2人に色々教えていると、自分の膝の上に居たユキが床に降りてシアが寝ているベッドに飛び乗っていた。
「どうしたの?」
急に行動を起こしたユキに不思議に思った。
「キュ!」
「ん?」
と思っていると、シアが目を覚ました。
席を立ちシアの寝ているベッドの横に移動した。
「気づかれました?」
「はい……」
シアが体を起こそうとしたので。
「あ~そのままで、今日は動かないで安静にしてください」
「わかりました」
「痛みとかは大丈夫ですか?」
シアは自分の頭に触れていた。
「あ~あんまり強く押したりしないでくださいね、軽く固定してある程度なので」
「わかりました。痛みとかは特にありませんね」
「よかったです。しばらくは後遺症が出ないか等の経過観察って意味でここで過ごしてもらいますが、何か必要な物があれば言ってください」
「わかりました。手術は成功したんですか?」
「えぇ、ひとまずは問題ないはずです、あとは先ほど伝えた後遺症がでるかどうかですかね」
「そうですか、サラ」
「はい」
「子ども達に無事を伝えて頂戴」
「わかりました」
それだけ言うとサラが部屋を出て行った。
サラが出て行ったのと入れ違いでザックが入ってきた。
「なんかあったのか?サラが泣いてたぞ」
あれ?泣いてたのか、教えてた時は泣いたりしていなかった気がしたけど、シアの無事が分って泣いたのかな?
「特に何も無いですよ、しいて言うならシアさんが目を覚ましたくらい?」
「それでか、よっぽど嬉しかったんだろうな、しかし頭を開けても人って生きてられるんだな」
まぁそうだよね医療が未発達な時代にそんな事すれば死ぬだけって思うよね。
「あなたの首も切ってますからね?」
「そういうことになってたな、痛みも何もないからな何されたか分からん」
全身麻酔で対応してたらそうなるか?
「ザックも彼の手術を受けたんですか?」
「あぁ、昔話したことがあるだろ?左手に痺れがあると」
「そうですね」
「そいつを治してもらったんだよ、今じゃ痺れもなくいい感じに仕事ができる」
「そうでしたか」
そういうと、シアは静かに目を閉じた。
「伊東さん」
シアは目を閉じたまま話しかけてきた。
「はい?」
「これからお伝えすることは、心にとどめておいてください」
今までとは雰囲気が変わり真剣に話をしているような空気になった。
「はい」
「教会には、聖女派と教皇派と2つの派閥があります」
教会の話?
「はい」
「聖女派は、あなたの様な迷い人に対して協力的ですが、教皇派は恐らくあなたを拉致したり亡き者にしようとするでしょう」
物騒な話が出てきた……。
「はぁ……」
「これから教会の者があなたに接触して来たらまずは警戒してください、特に異端審問官を名乗る物が現れたら、逃げなさい」
「異端審問官ですか?」
「えぇ、人の身体を切り病を治す術は異端者と言われてもおかしくないものです」
まぁ確かに、外科的な手術なんて知らぬ者からすれば非人道的と言われるだろうし、現にそう言った事をしてきた先人達が居たからこそ、成り立つ技術だってのも理解している。
「そうですね、このレベルの医術になるまで、たくさんの先人達が人を解剖し人体仕組みを見つけてきたのも事実、知らぬ人達からすれば常軌を逸脱しているのも分かっています。それよりも逃げる場所なんてあるんですか?」
「この大陸の南にあるゼッフェルト帝国と西側にあるロッカンビラシア獣王国の2つ、他の大陸に行けばもっとたくさんありますが」
獣王国というからには、獣人達の国って事だろうか?
帝国はな、帝国とついているだけで独裁政権ってイメージしかなくて、イメージがよろしくないんだがな……。
「なぜその2つ国なんですか?」
「2国はユスチナ教の布教が許されておらず、教会の手が及んでいないからです」
「なるほど、分かりました心にとどめておきます」
「そうしてください」
内科的な治療だけにして、外科的な奴は封印かな?
内科的な治療だけじゃどうすることも出来ないものも多数あるんだけどな。その時はその時でしかないのかな?
「なぁ誠明よ、わしの手術のお礼としてお前の家を建ててやろうと思うのだが」
シアの話聞いてた?
逃げなきゃいけなくなる可能性があるんだけど!?
「ここを離れなきゃならなくなる可能性もあるんですが?」
「ならお前さんのアイテムボックスに入れられるようにすればよいだけだろうに」
まぁたしかに、日本にもトレーラーハウスとかコンテナハウスとかあったけども……、というかお礼はたんまりもらってるよ?
「お代はたんまりと貰ってると思うんですが?」
「あれっぽっちじゃ気が収まらん、お前さんに治してもらったおかげで上等な武器が作れるからな」
ん~貰いすぎな気がするんだけどなぁ、いつまでもザックの家に世話になるわけにはいかないか。
「それならお願いしていいですか?」
「あぁ!どういうのが良いのだ?」
ザックはうれしそうに笑った。
お礼を受け取ってもらえることがそんなにうれしいのかな?
「一般的な診察が出来たり、あとシアさんにやったような手術が出来るような場所があったりとか」
「平屋でいいか?」
エレベーターなんてないだろうし、その方が理想的だろう。
「そうですね、規模次第で2階建てでもいいですけど」
「ふむ、ベッドはどれくらいいる?」
「病床数ですか?10位でいいんじゃないですか?」
「そうか、わかった」
どんな診療所が出来るか楽しみだ。
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