115 / 195
VSヴォーネス共和国(クラリス教団)
第115話 エスティアの街 門前騒動
しおりを挟む
翌朝
狐のお面を付け、ステータスを変えた。お面を付けている間は、鑑定偽装で、名前、スキル、適正すべてを消した。
出発しようとしていると、セリエが駆け寄ってきた。
「私もついて行きますか~?」
人手が必要になる可能性があるが今は不要かな?
「必要になったら連絡するよ」
「わかりました~」
拠点の名前がまだ決まってないなとか思いながら拠点を出ると、グレーウルフ衆が集まっていた。
「兄ちゃん、おいら達になにか仕事あるか?」
「いやないな」
「それならしばらく東の森に行ってきていいか?」
何しに行くのか気になったがしばらくは自由で構わないと思った。
「構わないよ、自由にしておいで」
「了解、よっし兄ちゃんの許可も得られたし行くぞ!」
それだけ言ってグレーウルフ衆が森の中に消えていった。
まぁブラックベアとトライベッカファルコン、グレーダーボア、キラービーだけでもなんとかなるでしょと思いエスティアの街に向かった。
◇◇◇◇◇◇
エスティアの街が見えてくると城壁の外にたくさんのテントが並んでいた。
残り1万の兵がいるから当然かと思っていると、5人程の兵士達がこっちにきた。
それを見ると嫌な予感がした
「よぉ、狐面の兄ちゃん、お父さんとお母さんはどこにいるのかな?」
チンピラか?
ここはひとつお使いを頼まれた子供を演じてみるか?
「いないよ、近くの村からお使いに来たんだ」
「いい子だな~、俺らお金に困ってるんだけど、貸してくれない?」
今はナットの姿だ、子どもにたかるって……
「貸したら返してくれるの?」
兵士の格好をしたチンピラの1人がため息をつきながら。
「今度会ったら返してやるから、今持ってる有り金寄こしな」
そう言いながら睨みつけてきた。
ため息つきたいのはこっちなんだがなぁと思った。
「全部渡すと町の中に入れなくなる」
「大丈夫俺らが買ってきてあげるからさ」
絶対に嘘でしょと内心思った。
「やだよ、お母さんに知らないおじさんにお金渡しちゃダメっていわれてるし」
自分の発言に対して1人のチンピラ兵士がショックを受けているのが分かった。
「おじ……おじさんじゃないよ~お兄さんって呼ぼうか~」
そっち?
「んなことはどうでもいいよ!金を出せっていってんだよ!」
ずっと自分に話しかけていたチンピラ兵士がキレた。
「ボク強いよ?手を出したら死を持って償ってもらうよ」
「っはん!バレバレの嘘をついてるんじゃねぇーよ!」
そう言って胸倉をつかみ、自分を持ち上げた。
『馬鹿だねぇ~ナットが警告したのに……』
仕方ない……、自分の胸倉をつかんでいる両手首を掴み、一旦足を後ろに振り、勢いをつけて顎をめがけて膝蹴りをした。
自分の胸倉をつかんでいた兵士はノックダウン!
「ガキが!」
おとなしくエスティアの街に入るのは諦めた方が良さそうだ……、神刀をアイテムボックスからだし抜刀した。
「先に手を出したのはそっち」
これだけ騒ぎになれば、城壁の外で過ごしていた兵士達集まってきた。
5人以外にも武器を構える者も多かった。
はぁ~……、ため息しか出なかった。
襲ってくる兵士達斬りつつ、辺りを見渡すと、襲ってくる兵士とは別に武器も構えず見守っている者やどう対処すべきか悩んでいる者等が居た。
悩んでいる位なら止めに入ってほしいんだけどなぁ、止めてくれないし、絶え間なく襲い掛かってくるせいで辞め時がと思っていると、怒声が響いた。
「何事だ!双方剣を収めよ!」
その怒声に対して襲い掛かっていた兵士達が、動きを止め怒声の主の方を見ると、剣を鞘に納め自分から離れた。
そこには、眼帯をし鎧を身につけた40代くらいの人と、頭に髪の毛がなく、真っ白な髭を生やし如何にも僧侶といった雰囲気のお爺さんが居た。
「貴様ら子ども一人に何たるざまだ!」
あれ?そっち?騒ぎ止めに来たと思ったんだけど?
しばらく動きを見ていると兵士達を叱責していた。
もう1人の僧侶風のお爺さんがこっちにた。
「すまないね、一部の兵が君を恐喝したと聞いている」
あぁ、見ていた兵士が手に負えないから上官に助けを求めたのかな?
「いえ」
「君1人でこれだけの大人を相手できるのか」
僧侶風のお爺さんが辺りを見渡しながら聞いてきた。
一緒に見渡すと、3~400位か?辺りは死屍累々として悲惨な状況だった。
「弱いので大したことありませんでした」
「ふむ、どうだろうわが軍に来ないか?これだけの腕前だ、騎士団でも中位から上位の役職を貰えるだろう」
勧誘ですか、いい腕を持っている者が居れば当然なのかもしれないがこの状況で?と思った。
「お断りします。あなた達クラリス教団の人間はろくでもない人間ばかりみたいなので!」
事実街中で略奪するような信者集団の仲間になる気はないが、もっと3度も足を運んで勧誘してきたオーレリアを裏切る気はなかった。
「そうか、そう言われては耳が痛いな、私はシモンズ、クラリス教団で大司教についている気が変わったら私を訪ねなさい」
大司教ということは、上なのか?司祭とか司教とか宗教と無縁だった為良く分からなかった。
「気が向くことは無いと思います」
「ッフッフッフ、子どもはいいのぉベルガム、戻りましょうか」
「ッハ!」
騎士っぽい人がベルガムね、反応を見る限りあのお爺さんの方が偉いのか?
「少年、街に用があるのだろう?このまま中に入ってきなさい」
おじいさんと騎士の後についてエスティアの街の中に入った。
狐のお面を付け、ステータスを変えた。お面を付けている間は、鑑定偽装で、名前、スキル、適正すべてを消した。
出発しようとしていると、セリエが駆け寄ってきた。
「私もついて行きますか~?」
人手が必要になる可能性があるが今は不要かな?
「必要になったら連絡するよ」
「わかりました~」
拠点の名前がまだ決まってないなとか思いながら拠点を出ると、グレーウルフ衆が集まっていた。
「兄ちゃん、おいら達になにか仕事あるか?」
「いやないな」
「それならしばらく東の森に行ってきていいか?」
何しに行くのか気になったがしばらくは自由で構わないと思った。
「構わないよ、自由にしておいで」
「了解、よっし兄ちゃんの許可も得られたし行くぞ!」
それだけ言ってグレーウルフ衆が森の中に消えていった。
まぁブラックベアとトライベッカファルコン、グレーダーボア、キラービーだけでもなんとかなるでしょと思いエスティアの街に向かった。
◇◇◇◇◇◇
エスティアの街が見えてくると城壁の外にたくさんのテントが並んでいた。
残り1万の兵がいるから当然かと思っていると、5人程の兵士達がこっちにきた。
それを見ると嫌な予感がした
「よぉ、狐面の兄ちゃん、お父さんとお母さんはどこにいるのかな?」
チンピラか?
ここはひとつお使いを頼まれた子供を演じてみるか?
「いないよ、近くの村からお使いに来たんだ」
「いい子だな~、俺らお金に困ってるんだけど、貸してくれない?」
今はナットの姿だ、子どもにたかるって……
「貸したら返してくれるの?」
兵士の格好をしたチンピラの1人がため息をつきながら。
「今度会ったら返してやるから、今持ってる有り金寄こしな」
そう言いながら睨みつけてきた。
ため息つきたいのはこっちなんだがなぁと思った。
「全部渡すと町の中に入れなくなる」
「大丈夫俺らが買ってきてあげるからさ」
絶対に嘘でしょと内心思った。
「やだよ、お母さんに知らないおじさんにお金渡しちゃダメっていわれてるし」
自分の発言に対して1人のチンピラ兵士がショックを受けているのが分かった。
「おじ……おじさんじゃないよ~お兄さんって呼ぼうか~」
そっち?
「んなことはどうでもいいよ!金を出せっていってんだよ!」
ずっと自分に話しかけていたチンピラ兵士がキレた。
「ボク強いよ?手を出したら死を持って償ってもらうよ」
「っはん!バレバレの嘘をついてるんじゃねぇーよ!」
そう言って胸倉をつかみ、自分を持ち上げた。
『馬鹿だねぇ~ナットが警告したのに……』
仕方ない……、自分の胸倉をつかんでいる両手首を掴み、一旦足を後ろに振り、勢いをつけて顎をめがけて膝蹴りをした。
自分の胸倉をつかんでいた兵士はノックダウン!
「ガキが!」
おとなしくエスティアの街に入るのは諦めた方が良さそうだ……、神刀をアイテムボックスからだし抜刀した。
「先に手を出したのはそっち」
これだけ騒ぎになれば、城壁の外で過ごしていた兵士達集まってきた。
5人以外にも武器を構える者も多かった。
はぁ~……、ため息しか出なかった。
襲ってくる兵士達斬りつつ、辺りを見渡すと、襲ってくる兵士とは別に武器も構えず見守っている者やどう対処すべきか悩んでいる者等が居た。
悩んでいる位なら止めに入ってほしいんだけどなぁ、止めてくれないし、絶え間なく襲い掛かってくるせいで辞め時がと思っていると、怒声が響いた。
「何事だ!双方剣を収めよ!」
その怒声に対して襲い掛かっていた兵士達が、動きを止め怒声の主の方を見ると、剣を鞘に納め自分から離れた。
そこには、眼帯をし鎧を身につけた40代くらいの人と、頭に髪の毛がなく、真っ白な髭を生やし如何にも僧侶といった雰囲気のお爺さんが居た。
「貴様ら子ども一人に何たるざまだ!」
あれ?そっち?騒ぎ止めに来たと思ったんだけど?
しばらく動きを見ていると兵士達を叱責していた。
もう1人の僧侶風のお爺さんがこっちにた。
「すまないね、一部の兵が君を恐喝したと聞いている」
あぁ、見ていた兵士が手に負えないから上官に助けを求めたのかな?
「いえ」
「君1人でこれだけの大人を相手できるのか」
僧侶風のお爺さんが辺りを見渡しながら聞いてきた。
一緒に見渡すと、3~400位か?辺りは死屍累々として悲惨な状況だった。
「弱いので大したことありませんでした」
「ふむ、どうだろうわが軍に来ないか?これだけの腕前だ、騎士団でも中位から上位の役職を貰えるだろう」
勧誘ですか、いい腕を持っている者が居れば当然なのかもしれないがこの状況で?と思った。
「お断りします。あなた達クラリス教団の人間はろくでもない人間ばかりみたいなので!」
事実街中で略奪するような信者集団の仲間になる気はないが、もっと3度も足を運んで勧誘してきたオーレリアを裏切る気はなかった。
「そうか、そう言われては耳が痛いな、私はシモンズ、クラリス教団で大司教についている気が変わったら私を訪ねなさい」
大司教ということは、上なのか?司祭とか司教とか宗教と無縁だった為良く分からなかった。
「気が向くことは無いと思います」
「ッフッフッフ、子どもはいいのぉベルガム、戻りましょうか」
「ッハ!」
騎士っぽい人がベルガムね、反応を見る限りあのお爺さんの方が偉いのか?
「少年、街に用があるのだろう?このまま中に入ってきなさい」
おじいさんと騎士の後についてエスティアの街の中に入った。
41
お気に入りに追加
2,921
あなたにおすすめの小説
神様と呼ばれた精霊使い ~個性豊かな精霊達と共に~
川原源明
ファンタジー
ルマーン帝国ハーヴァー地方の小さな村に一人の少女がいた。
彼女の名はラミナ、小さな村で祖母と両親と4人で平和な生活を送っていた。
そんなある日のこと、狩りに行った父が倒れ、仲間の狩人に担がれて帰宅。
祖母の必死な看病もむなしく数時間後には亡くなり、同日母親も謎の病で息を引き取った。
両親が立て続けに亡くなった事で絶望で埋め尽くされているなか、
『ラミナ元気出しぃ、ウチが側におるから! と言うても聞こえてへんか……』
活発そうな女の子の声が頭の中に響いた。
祖母にそのことを話すと、代々側に居る精霊様では無いかという
そして、週末にあるスキル継承の儀で『精霊使い』を授かるかもしれないねと言われ、
絶望の中に居る少女に小さな明かりが灯った気がした。
そして、週末、スキル継承の儀で念願の『精霊使い』を授かり、少女の物語はここから始まった。
先祖の甥に学園に行ってみてはといわれ、ルマーン帝国国立アカデミーに入学、そこで知り合った友人や先輩や先生等と織りなす物語
各地に散る精霊達と契約しながら
外科医療の存在しない世の中で、友人の肺に巣くう病魔を取り除いたり
探偵のまねごとをしている精霊とアカデミー7不思議の謎を解いたり
ラミナ自身は学内武道会には参加しないけれど、400年ぶりに公衆の面前に姿を現す精霊達
夏休みには,思ってもみなかったことに巻き込まれ
収穫祭&学園祭では、○○役になったりと様々なことに巻き込まれていく。
そして、数年後には、先祖の軌跡をなぞるように、ラミナも世界に羽ばたく。
何事にも捕らわれない発想と、様々な経験をしていくことで、周囲から神様と呼ばれるようになった一人の精霊使いの物語のはじまりはじまり

転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。

最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅
散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー
2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。
人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。
主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる