92 / 195
王都ヴェンダル
第92話 王城からの呼び出し
しおりを挟む
震災復興が落ち着いてきたある日の事。インターホンが鳴った。
玄関を開けるとそこにはオスカーが居た。
「おっす、直人」
「おはようございます~どうしたんですか?」
「ギルドに王城から使者が来たんだよ。」
それで自分の所に来る意味が解らないが、もしかして自分も?
「オスカーさん何かやったんですか?」
「ちげぇよ!俺だけじゃなくお前にもだよ」
やっぱり、けれど思い当たる節が全くなかった。
「人違いじゃないですかね?」
「人違いじゃねぇよ、震災直後の治療と、リリィ王女の治療の件だと思うぞ」
リリィ王女の件は分かる、何で震災直後の治療が絡むの?
震災直後対応したのはフォックスマンであって自分ではないはず……、
「震災直後の対応は自分じゃないですよ?」
「諦めろ、直人がフォックスマンと全く同じスキル持ちって事でばれてるんだよ……」
鑑定か!
「面倒事は嫌なんですが……」
「大丈夫だ、直人1人じゃない、俺もチェルも呼ばれてるからな」
1人じゃなかった。
「震災直後の対応の件ですか?」
「だろうな」
オスカーは初動で、自分よりも目立ってたと思うし当然な気がした。
「わかりました。それでいつ王城に行くんです?」
「今からだ」
ハイ?心の準備も何もしてないのに今から?
「ぇ?今から?」
「あぁ、今からだ、商業ギルドでチェルが待っているから早くしろ」
王城に着ていく服は何が良いんだろうか……?
紋付羽織?ビジネス用のスーツか?
オスカーを見ると普段着ているのと変わらない服装だが、チェルシーはきっちり決めてくる気がしている。
「服装ってどうするんです?オスカーさんはそのまま行くんですか?」
「そりゃこのまま行くぞ、軍服着るわけにもいかないし、スーツとか堅いのは嫌だからな」
オスカーは、参考にならない気がした。
チェルシーと合流してから考えよう、オスカーに言われるがまま、車に乗り商業ギルドに向かった。
商業ギルドの到着すると、チェルシーの服装は普段と変わらない仕事着だった
。チェルシーが仕事着だし、自分もふだんの着物で良いかこのまま行こう。
「おはようございます~」
「おっす~」
「2人共おはよ~行こっか~」
商業ギルドからそのまま大通り歩き王城に向かった。
王城入口には兵士が2人いた。
「今日はどのような御用で?」
門番からの問いに対して、チェルシーとオスカーが招待状と思しきカードを提示していた。
「あれ?自分貰ってないですよ?」
「大丈夫だ、直人は俺と一緒だからな」
残念、無かったら無かったで、帰る口実が出来たのにと内心思った。
「それぞれ身分を証明するものを見せてもらっても?」
冒険者カードを兵士に提示した。兵士が3人それぞれのカードが本人かどうかのチェックを行った後3人にカードを返した。
「ようこそ王城へ、私が客室まで皆さんを案内します。」
兵士が歓迎の言葉と同時に一礼をした。
オスカーを先頭にチェルシー、自分と続き王城内を案内してもらった。
絢爛豪華な装飾品があちらこちらに飾られていて、場違い感に襲われる。
長い廊下を歩き案内された客間には既にメイドが3名待機していた。
「それでは、用意が出来るまではこちらでお待ちください」
これまた豪勢な客室だった。
「みなさま、どうぞこちらへ」
メイドが中央にある椅子へ座るように促してきた。机の上にはお菓子が並んでいた。
促されるまま、オスカーもチェルシーも座り、カップに紅茶を注いでもらっていた。自分も座ったが、紅茶を注ごうとしたメイドに対して、
「あ~自分は良いです。」
「どうしたの?」
「もしかしてだが、ニンジャは出された食事には口を付けないと聞くが直人もそういう考えなのか?」
それは毒を警戒して口にしないだけだけど、自分の場合は違う紅茶が飲めないだけなのだ、まぁ紅茶だけではなく、お茶系やコーヒー・炭酸・お酒も飲めないのだ。
「そんな大層なものじゃないですよ、単に紅茶が飲めないだけですよ。」
「大変失礼しました!」
1人のメイドが深々と頭を下げた。
「気にしないでください、お冷があればお願いします」
「かしこまりました。直ぐに用意します」
悪いことしたかな?と思った。
「なぜ飲めないのか聞いてもいいかな?」
チェルシーの質問に対して隠す必要もないので素直に答えることにした。
「単に苦くて口に合わないと言うのもありますが、眠れなくなるんですよ」
「あぁ~なるほどな、カフェインの耐性が無いのか」
「そんな感じです、チョコレートもあまり口にしないですからね」
「へぇ、そうなんだ、飲めるものが限られると辛かったりしない?」
「そうですね、コーヒー、炭酸、アルコールなんかも飲めないですからね、友達とどこか行ったら水くらいしか飲めるものが無かったりすることもありますよ」
「直人は何が飲めんの?」
この手の話をするとこの質問は当たり前のようにされることが多い、
「水とスポーツ飲料水にジュース位しか飲めないですね」
「おま、おこちゃまだな」
オスカーが笑いやがった。まぁもう言われ慣れているからムッッと来ることもないけども、笑われるとまたかとは思う。
「オスカー……」
チェルシーのあきれた反応を見せた。
「わりぃわりぃ」
「別にいいですよ、慣れていますから」
その後も暫く雑談していると、扉をノック音が聞こえた。
直ぐにメイドの1人が扉の元に行き扉を開けるとそこにはリリィがいた。
「皆様お待たせしました。謁見の間まで私リリィが案内します」
普通は兵士とかメイドとかが謁見の間まで案内するものじゃないのか?
「リリィ元気だった?」
「はい、チェルシーも元気そうで何より」
チェルシーがリリィの元に駆け寄り、オスカーと自分が後に続いた。
「オスカー様、直人様お久しぶりです。」
ちゃんと歩けるようになっていた。
ALS治療後からすでに半年、半年もあれば十分リハビリを行う時間もあるし当然なのかもしれない。
「普通に動けるようになっているようですね、良かったです」
「そうですね、直人様には感謝しかありません、ありがとうございました」
普通の生活に戻れたなら良かった。
あの離宮でメイドと2人で生活とか寂しかっただろう。
「それでは行きましょうか」
リリィの横をチェルシーが歩き、自分とオスカーがその後に続いた。
「本日は皆さまを使徒様としてお迎えしますので、跪かないでください」
思ったより気楽な謁見になりそうだなと思った。
玄関を開けるとそこにはオスカーが居た。
「おっす、直人」
「おはようございます~どうしたんですか?」
「ギルドに王城から使者が来たんだよ。」
それで自分の所に来る意味が解らないが、もしかして自分も?
「オスカーさん何かやったんですか?」
「ちげぇよ!俺だけじゃなくお前にもだよ」
やっぱり、けれど思い当たる節が全くなかった。
「人違いじゃないですかね?」
「人違いじゃねぇよ、震災直後の治療と、リリィ王女の治療の件だと思うぞ」
リリィ王女の件は分かる、何で震災直後の治療が絡むの?
震災直後対応したのはフォックスマンであって自分ではないはず……、
「震災直後の対応は自分じゃないですよ?」
「諦めろ、直人がフォックスマンと全く同じスキル持ちって事でばれてるんだよ……」
鑑定か!
「面倒事は嫌なんですが……」
「大丈夫だ、直人1人じゃない、俺もチェルも呼ばれてるからな」
1人じゃなかった。
「震災直後の対応の件ですか?」
「だろうな」
オスカーは初動で、自分よりも目立ってたと思うし当然な気がした。
「わかりました。それでいつ王城に行くんです?」
「今からだ」
ハイ?心の準備も何もしてないのに今から?
「ぇ?今から?」
「あぁ、今からだ、商業ギルドでチェルが待っているから早くしろ」
王城に着ていく服は何が良いんだろうか……?
紋付羽織?ビジネス用のスーツか?
オスカーを見ると普段着ているのと変わらない服装だが、チェルシーはきっちり決めてくる気がしている。
「服装ってどうするんです?オスカーさんはそのまま行くんですか?」
「そりゃこのまま行くぞ、軍服着るわけにもいかないし、スーツとか堅いのは嫌だからな」
オスカーは、参考にならない気がした。
チェルシーと合流してから考えよう、オスカーに言われるがまま、車に乗り商業ギルドに向かった。
商業ギルドの到着すると、チェルシーの服装は普段と変わらない仕事着だった
。チェルシーが仕事着だし、自分もふだんの着物で良いかこのまま行こう。
「おはようございます~」
「おっす~」
「2人共おはよ~行こっか~」
商業ギルドからそのまま大通り歩き王城に向かった。
王城入口には兵士が2人いた。
「今日はどのような御用で?」
門番からの問いに対して、チェルシーとオスカーが招待状と思しきカードを提示していた。
「あれ?自分貰ってないですよ?」
「大丈夫だ、直人は俺と一緒だからな」
残念、無かったら無かったで、帰る口実が出来たのにと内心思った。
「それぞれ身分を証明するものを見せてもらっても?」
冒険者カードを兵士に提示した。兵士が3人それぞれのカードが本人かどうかのチェックを行った後3人にカードを返した。
「ようこそ王城へ、私が客室まで皆さんを案内します。」
兵士が歓迎の言葉と同時に一礼をした。
オスカーを先頭にチェルシー、自分と続き王城内を案内してもらった。
絢爛豪華な装飾品があちらこちらに飾られていて、場違い感に襲われる。
長い廊下を歩き案内された客間には既にメイドが3名待機していた。
「それでは、用意が出来るまではこちらでお待ちください」
これまた豪勢な客室だった。
「みなさま、どうぞこちらへ」
メイドが中央にある椅子へ座るように促してきた。机の上にはお菓子が並んでいた。
促されるまま、オスカーもチェルシーも座り、カップに紅茶を注いでもらっていた。自分も座ったが、紅茶を注ごうとしたメイドに対して、
「あ~自分は良いです。」
「どうしたの?」
「もしかしてだが、ニンジャは出された食事には口を付けないと聞くが直人もそういう考えなのか?」
それは毒を警戒して口にしないだけだけど、自分の場合は違う紅茶が飲めないだけなのだ、まぁ紅茶だけではなく、お茶系やコーヒー・炭酸・お酒も飲めないのだ。
「そんな大層なものじゃないですよ、単に紅茶が飲めないだけですよ。」
「大変失礼しました!」
1人のメイドが深々と頭を下げた。
「気にしないでください、お冷があればお願いします」
「かしこまりました。直ぐに用意します」
悪いことしたかな?と思った。
「なぜ飲めないのか聞いてもいいかな?」
チェルシーの質問に対して隠す必要もないので素直に答えることにした。
「単に苦くて口に合わないと言うのもありますが、眠れなくなるんですよ」
「あぁ~なるほどな、カフェインの耐性が無いのか」
「そんな感じです、チョコレートもあまり口にしないですからね」
「へぇ、そうなんだ、飲めるものが限られると辛かったりしない?」
「そうですね、コーヒー、炭酸、アルコールなんかも飲めないですからね、友達とどこか行ったら水くらいしか飲めるものが無かったりすることもありますよ」
「直人は何が飲めんの?」
この手の話をするとこの質問は当たり前のようにされることが多い、
「水とスポーツ飲料水にジュース位しか飲めないですね」
「おま、おこちゃまだな」
オスカーが笑いやがった。まぁもう言われ慣れているからムッッと来ることもないけども、笑われるとまたかとは思う。
「オスカー……」
チェルシーのあきれた反応を見せた。
「わりぃわりぃ」
「別にいいですよ、慣れていますから」
その後も暫く雑談していると、扉をノック音が聞こえた。
直ぐにメイドの1人が扉の元に行き扉を開けるとそこにはリリィがいた。
「皆様お待たせしました。謁見の間まで私リリィが案内します」
普通は兵士とかメイドとかが謁見の間まで案内するものじゃないのか?
「リリィ元気だった?」
「はい、チェルシーも元気そうで何より」
チェルシーがリリィの元に駆け寄り、オスカーと自分が後に続いた。
「オスカー様、直人様お久しぶりです。」
ちゃんと歩けるようになっていた。
ALS治療後からすでに半年、半年もあれば十分リハビリを行う時間もあるし当然なのかもしれない。
「普通に動けるようになっているようですね、良かったです」
「そうですね、直人様には感謝しかありません、ありがとうございました」
普通の生活に戻れたなら良かった。
あの離宮でメイドと2人で生活とか寂しかっただろう。
「それでは行きましょうか」
リリィの横をチェルシーが歩き、自分とオスカーがその後に続いた。
「本日は皆さまを使徒様としてお迎えしますので、跪かないでください」
思ったより気楽な謁見になりそうだなと思った。
17
お気に入りに追加
2,894
あなたにおすすめの小説
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる