60 / 195
ダンジョン攻略
第60話 修羅の1日
しおりを挟む
拠点撤収してからひたすらアイアンゴーレム、アイアンヴァイパー、アイアンウルフを斬り続けている。
アイテムボックスの中を見ると鉄塊がすでに280個とか十分すぎる位取れている。初日の鉄塊が10%位のドロップ率だったからすでに2800体程倒している計算になる。それでも終わらない……
「ヒスイこれおかしくない?スタンピードみたいなんだけど……」
『近くにリポップポイントがあるのかな?』
リポップか、再び出現するポイントが近くにあるだけでこんなに連戦なのか……?
『まぁしばらく頑張れば大丈夫じゃないかな、定期的にリポップポイントは変わるし』
「聞くけど、どれくらいの周期で変わるの?」
『すべてのダンジョン共通で6時間!』
残り数分で切り替わるならともかく、残り5時間以上で切り替わるとか先が長いな……、何か修行になればいいんだけどなぁそんなことを思いながら、ひたすら斬り続けた。
どれだけの時が流れただろうか、ようやく……、ようやく終わりを迎えた。アイテムボックス内の鉄塊が1000を越えていた。
『おつかれ~』
「どうも……、さっさと次のエリアに行こう……」
鉄はもういらない、多分十分な量持ってるはずだし踏破に目標切り替えるか……、襲ってくる魔物を適当に処理しつつ19層に降り20層への最短ルートを歩いていると、居た手配書の3人組だ。今回の被害者と思しき子供が1人近くにいる。
『ヒスイあの3人って……』
『うん、間違いないよ』
子どもを人質取られないように、弓を取り出し矢を番え、女の子に一番近い左の男の頭に狙いを定める、矢を放つと同時に弓をしまい中央の男をめがけて縮地で接近し背後から命を刈り取る事をイメージし突き、そのまま払うように最後の男を斬る!任務完了!
『お見事!鮮やかだねぇ~』
男たちの死体をアイテムボックスに入れ、女の子の様子をチェックする。
「君大丈夫?」
何カ所か殴られた形跡があるな。奴隷商でみた首輪をしていた。
神の手を使い身体チェックし修復をしていった。
「うん……」
『ヒスイ、首輪ってなんとかならんの?』
『普通に外して大丈夫だよ』
『いいの?外したら爆発したりしない?』
『しないしない、君が触れたら効果がなくなるからね』
意味が解らない、どういう原理でそうなるんだ?
『なんで?』
『君の持つ絶対健康はどんな状態異常でも無効にするんだよ、君が首輪の内側に触れる事で奴隷の首輪は状態異常発動できずにただの首輪になるかな』
状態異常にならないから首輪の効力を無効化しちゃうと言う事か?
既に受けている子がいても干渉することができるって事かそんな理解で良いのかな?
『そか、ありがとう』
女の子の首輪を外してあげた。
首輪を外すと、安心したのか大泣きし始めた。
「あ~泣くのをやめていただけると……」
女の子の泣き声で魔物が集まる集まる……
挟撃されないように、女の子を抱き上げ適当な行き止まりを探し逃げながら魔物を狩る。
行き止まりが見つからない……、探している時は見つからないという……あるある状態になっていた。
さっきまでアイアン系と散々やり合ったのにまたやり合う羽目に……、隙を見ては女の子あやすが一向に泣き止まない、
『ヒスイ、女の子をお願いしてもいい?』
『しかたないなぁ』
ヒスイの身体が淡く光りだした。
女の子の前に姿を見せてくれるという事だろう。
女の子の事はヒスイに任せて魔物達に集中しよう、そう思った瞬間なにか違和感を感じた。そして心なしか魔物たちの動きが遅くなっているような気がした。なにがあったか解らないが目の前の魔物達に集中し対応した。
どれだけの時が流れたか解らないが、魔物達の襲撃が途絶えた。
『おつかれ~泣き疲れたのか寝ちゃった。』
『そか、ありがとう』
『いえいえ~そういえば何か変な感じにならなかった?』
『魔物たちの動きが遅くなったとかそういうやつ?』
『そうそれ、行動速度上昇ってスキルが身についてるよ』
『あ~それで回りが遅くなったのか』
『うん、極めると普通の10倍位の速さで行動できるよ』
それを聞いて思ったのがいつか9連撃ではなく、9斬撃同時攻撃できるようになるのだろうか?
『そういや、鍛冶は身についてないよね?』
個人的に行動速度上昇よりは鍛冶の方が気になった。
『身についてるよ』
うっし!鍛冶師としても活動できるはずだ、色々な医療道具を作るためには一番欠かせないスキルだろう。今日は散々な目にあったけど大きな収穫はあった!
アイテムボックスの中を見ると鉄塊がすでに280個とか十分すぎる位取れている。初日の鉄塊が10%位のドロップ率だったからすでに2800体程倒している計算になる。それでも終わらない……
「ヒスイこれおかしくない?スタンピードみたいなんだけど……」
『近くにリポップポイントがあるのかな?』
リポップか、再び出現するポイントが近くにあるだけでこんなに連戦なのか……?
『まぁしばらく頑張れば大丈夫じゃないかな、定期的にリポップポイントは変わるし』
「聞くけど、どれくらいの周期で変わるの?」
『すべてのダンジョン共通で6時間!』
残り数分で切り替わるならともかく、残り5時間以上で切り替わるとか先が長いな……、何か修行になればいいんだけどなぁそんなことを思いながら、ひたすら斬り続けた。
どれだけの時が流れただろうか、ようやく……、ようやく終わりを迎えた。アイテムボックス内の鉄塊が1000を越えていた。
『おつかれ~』
「どうも……、さっさと次のエリアに行こう……」
鉄はもういらない、多分十分な量持ってるはずだし踏破に目標切り替えるか……、襲ってくる魔物を適当に処理しつつ19層に降り20層への最短ルートを歩いていると、居た手配書の3人組だ。今回の被害者と思しき子供が1人近くにいる。
『ヒスイあの3人って……』
『うん、間違いないよ』
子どもを人質取られないように、弓を取り出し矢を番え、女の子に一番近い左の男の頭に狙いを定める、矢を放つと同時に弓をしまい中央の男をめがけて縮地で接近し背後から命を刈り取る事をイメージし突き、そのまま払うように最後の男を斬る!任務完了!
『お見事!鮮やかだねぇ~』
男たちの死体をアイテムボックスに入れ、女の子の様子をチェックする。
「君大丈夫?」
何カ所か殴られた形跡があるな。奴隷商でみた首輪をしていた。
神の手を使い身体チェックし修復をしていった。
「うん……」
『ヒスイ、首輪ってなんとかならんの?』
『普通に外して大丈夫だよ』
『いいの?外したら爆発したりしない?』
『しないしない、君が触れたら効果がなくなるからね』
意味が解らない、どういう原理でそうなるんだ?
『なんで?』
『君の持つ絶対健康はどんな状態異常でも無効にするんだよ、君が首輪の内側に触れる事で奴隷の首輪は状態異常発動できずにただの首輪になるかな』
状態異常にならないから首輪の効力を無効化しちゃうと言う事か?
既に受けている子がいても干渉することができるって事かそんな理解で良いのかな?
『そか、ありがとう』
女の子の首輪を外してあげた。
首輪を外すと、安心したのか大泣きし始めた。
「あ~泣くのをやめていただけると……」
女の子の泣き声で魔物が集まる集まる……
挟撃されないように、女の子を抱き上げ適当な行き止まりを探し逃げながら魔物を狩る。
行き止まりが見つからない……、探している時は見つからないという……あるある状態になっていた。
さっきまでアイアン系と散々やり合ったのにまたやり合う羽目に……、隙を見ては女の子あやすが一向に泣き止まない、
『ヒスイ、女の子をお願いしてもいい?』
『しかたないなぁ』
ヒスイの身体が淡く光りだした。
女の子の前に姿を見せてくれるという事だろう。
女の子の事はヒスイに任せて魔物達に集中しよう、そう思った瞬間なにか違和感を感じた。そして心なしか魔物たちの動きが遅くなっているような気がした。なにがあったか解らないが目の前の魔物達に集中し対応した。
どれだけの時が流れたか解らないが、魔物達の襲撃が途絶えた。
『おつかれ~泣き疲れたのか寝ちゃった。』
『そか、ありがとう』
『いえいえ~そういえば何か変な感じにならなかった?』
『魔物たちの動きが遅くなったとかそういうやつ?』
『そうそれ、行動速度上昇ってスキルが身についてるよ』
『あ~それで回りが遅くなったのか』
『うん、極めると普通の10倍位の速さで行動できるよ』
それを聞いて思ったのがいつか9連撃ではなく、9斬撃同時攻撃できるようになるのだろうか?
『そういや、鍛冶は身についてないよね?』
個人的に行動速度上昇よりは鍛冶の方が気になった。
『身についてるよ』
うっし!鍛冶師としても活動できるはずだ、色々な医療道具を作るためには一番欠かせないスキルだろう。今日は散々な目にあったけど大きな収穫はあった!
8
お気に入りに追加
2,896
あなたにおすすめの小説
そんなにホイホイ転生させんじゃねえ!転生者達のチートスキルを奪う旅〜好き勝手する転生者に四苦八苦する私〜
Open
ファンタジー
就活浪人生に片足を突っ込みかけている大学生、本田望結のもとに怪しげなスカウトメールが届く。やけになっていた望結は指定された教会に行ってみると・・・
神様の世界でも異世界転生が流行っていて沢山問題が発生しているから解決するために異世界に行って転生者の体の一部を回収してこい?しかも給料も発生する?
月給30万円、昇給あり。衣食住、必要経費は全負担、残業代は別途支給。etc...etc...
新卒の私にとって魅力的な待遇に即決したけど・・・
とにかくやりたい放題の転生者。
何度も聞いた「俺なんかやっちゃいました?」
「俺は静かに暮らしたいのに・・・」
「まさか・・・手加減でもしているのか・・・?」
「これぐらい出来て普通じゃないのか・・・」
そんな転生者を担ぎ上げる異世界の住民達。
そして転生者に秒で惚れていく異世界の女性達によって形成されるハーレムの数々。
もういい加減にしてくれ!!!
小説家になろうでも掲載しております
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる