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㉕大事な繋がり

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 そして、時間は過ぎ約十時間後
作戦を考える。
いつもやっている。WODのゲームの世界が現れた。そこのギルドに所属している。
俺のキャラ名はスタークス(籠屋のキャラ名)
ギルドには、サル、マサ、キャロット、ライの四人がいた。
「よお、集まってくれたか」
景(スタークス)はチャットに書きこんだ。
「何何、どうしたの」
他のキャラクターの人も書きこんでくれる。
「俺のブレーンども」
「って久々だよな」
「ちょっとな」
「なんかいいことでも」
キャロットは書きこんだ。
「話を聞いて欲しい」
景(スタークス)は書きこんだ。
「オッケイ」
四人は書きこんだ。

そして、今までのことをチャットで話した。
「それは、難しいですね」
サルは書きこんだ。
「そうだよね」
キャロットは書きこんだ。
「女の意見ですが、その奥さんは旦那さんのことが大事なんですよね」
ライは書きこんだ。
「そう、ラブラブ」
景(スタークス)は書きこんだ。
「それで、その言葉ですからね」
「じゃ、直談判しかない」
マサは書きこんだ。
「土下座しろ、土下座」
サルは書きこんだ。
「サルさんそれは最終兵器ですよ」
マサは書きこんだ。
「そう簡単にはしない方が」
キャロットは書きこんだ。
「そうか」
景(スタークス)は書きこんだ。
「自分達の大事なものが無くなった喪失感が分かったよ」
景(スタークス)は書きこんだ。
「人って不思議だ」
景(スタークス)は書きこんだ。
「そうですね」
キャロットさんが書きこんだ。
「私も旦那のことが分かんない」
キャロットは書きこんだ。
「そうだよね」
景(スタークス)は書きこんだ。
「リーダーがいないと、ツーリングは面白くない。たぶんあの四人がかけても同じだと思う」
「だから、奥さんを説得しようと思う」
景(スタークス)は書きこんだ。
「頑張れ」
四人は書きこんだ。
「ありがとう」
景(スタークス)は書きこんだ。
「それよりも、久々に狩りに行こうぜ」

「それこそ、俺達はお前がいないと面白くなくなるんだぞ」
ライは書きこんだ。

「ごめん」
景(スタークス)は書きこんだ。
「まあいいけど」
ライは書きこんだ。
「ってドロップアイテムが上がるキャラがいないと文句言うよね」
キャロットは書きこんだ。
「何言ってるんだ」
ライは書きこんだ。
「決してスタークス(籠屋のキャラ名)のどろ率二十%を期待しているわけじゃないんだぞ」
ライは書きこんだ。
「ほんとかな」
景(スタークス)は書きこんだ。
「じゃ、狩りに行きますか」
キャロットが書きこんだ。
「すっきりした」
景(スタークス)は書きこんだ。
「はい」
マサは書きこんだ。
「じゃ、結果はよろしく」
サルが書きこんだ。
そして、ゲームに戻る。
やっぱり、人に聞いてもらえるのは自分の考えを整理するうえで大切だ。
きっと、こういう繋がりを大事にしたいと思える。
昔なら切ったらいいとさへ思っている。
でも、今は違う。この繋がりを決して失いたくないと思える。
人の成長は学校の教師をしながら生徒の成長を見てきている。
でも、自分の成長には鈍感だった。
色々な人に出会えて、勇気をもってバイクというものを買いツーリングに出かけている。
そこからだ、本当に自分にたらないものが理解できたのは。
俺は学校がないときは引きこもるようにゲームに熱中していた。
それは、中学、高校、大学、今に至る。
でも、俺は決して無駄ではなかったと思える。
今は、ゲームのギルドに入った。今まではソロでプレーをしていた。
ギルドに入るのをためらっていた。でも、今は普通にギルドの仲間と話したり狩りに行っている。そういう、日常が大切だと思う。
きっと俺だけじゃない。今までの俺を否定はしないが。中学の時に怪我でサッカーを出来なくなり、サッカーをしている奴らを嫉むようになった。そこから、ゲームに逃げてきた。
でも、俺は・・・・。

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