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⑲友達と覚悟
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そして、週末
「よお、田中さん」
籠屋が駅の所で待っている田中梨花さんに言葉をかけた。
「あれ、一人じゃないんですね」
後ろにいる人に気づいて言葉をかけた。
「これが、リアルJKか」
「何か興奮するな」
「すな」
籠屋が渡辺に手刀で頭を叩いた。
「じゃ、行こうか」
「もしかして、籠屋先生の一番の友達の渡辺さん」
「そうだ」
「おい」
「こいつから何て聞いてるか分からんけど」
「おれは、中学からの友達だ」
「こいつの恥ずかしい秘密聞きたいか」
「ぜひ」
「いいから、行くぞ」
「おう」
「先生のバイクの後ろはダメ」
「法律で一年未満はダメだから」
「何てね。知ってるよ」
「あっくそ」
「あっははは」
「じゃ、こっち乗って」
渡辺がこちらの荷台に座るように言葉を出す。
「ありがとうございます」
「渡辺さん」
そこから、三十分くらいで着く。
「ここが、森田モーターズ」
「へぇーーーーーーぼろいな」
おい、心の声が漏れていますよ。田中さん。
「何がぼろいだ。じいちゃんの店にケチつけるのか」
森田モーターズのボンこと流星がそろばんを持ちながら怒りながらこっちに来た。そろばんを持つか怒るかどっちかにしなさい。
どういう突っ込みだ。初めて聞いたわ。と籠屋の中で物語が始まった。そして、すぐに物語は終わる。
「ごめんなさい」
田中さんは素直に謝った。
「まあ、いいけど」
いいのかよと二人が突っ込んだ。
「それより、こいつか例のやつは」
「さっさと入んな」
「凄い、バイク」
はじめてみる子供のような瞳に善次郎さんもたじたじである。
「それは、カスタム用のだ」
「あっ初めまして。田中梨花です」
ちゃんと挨拶はできる子なんだと分かった。
「若い娘さんがバイクに興味持ってくれるだけで嬉しいわ」
「中で集まっているぞ、三人は」
「よお、そいつかバイクに興味があるのは」
言えねえ。バイクには興味がなくて俺を冷やかしに来てるって。
「そうだ、籠屋この後ツーリングに行くだろ」
「この娘さんに、あの景色を見せて上げようともってさ」
流石リーダー。
「それいいね」
「田中さんだっけ、田中さんもいいだろ」
「はい。ぜひ」
「先生の人生を変えた景色が見たいです」
「私も変わりたいんです」
お前ってやつはよ。心の声がマックスかよ。
「あっ」
「ごめんなさい。声出てましたよね」
田中は頭を下げる。
「いいよ。いいよ」
「大歓迎」
神部さんは笑っている。
「桜は無理だけど」
「今、紅葉で見ごろだから」
渡辺は言葉を出す。
「病んでいない、田中さんにはきっといいよ」
神部さんがすかさず籠屋をいじれるネタを仕込んでくる。
最近、神部さんは俺をいじることを生きがいにしているんではないかと思うくらい、いじってくる。俺がそれを許容しているからなのか、なぜか、俺ばかり被弾する。
まあ、盛り上げようとしているんだから。許さないと。
でも、そのうちやり返そうと企んでいる。
きっと、ぼこぼこに。
「なに、俺だけ病気扱い、何ですか」
怒ってる、怒ってると面白がってんな。生徒の手前、暴力はダメだから。手出しができん。
できても、プロレス技かけられた負けるがな。と籠屋は心の中で戦う前に負けている。
「でも、晴れただろ。病気が」
「緊張すんな、肩の力抜け」
神部さんは籠屋の緊張具合を見て、冗談を挟んだりいじったりしてくれる。
生徒の手前、籠屋はダメな所を見せれないから緊張をしているとでも考えてくれているんだ。
嫌、かっこ悪い所は見せれない。出来るだけスマートにこなす。でも、最初からこんな感じで大丈夫なのかよ。ありがとう、皆。緊張をほぐすためのいじり。
でも、いじりすぎだから。と心の中で感謝はするが怒りたい気持ちも存在してもやもやする。
「そうですけど」
「何膨れているんだよ」
時が言葉を出す。
「照れてる」
「籠屋、照れてる」
「照れてない」
「わっはははは」
「そこで、ちょい待ち」
流星がこの流れを止める。
「保険がいるから田中さん」
「お金いい」
「はい」
「どうも、申請しとく」
「ライン教えて」
流星がライン交換を田中さんとしている。俺らみたいなおっさんよりも流星みたいな同じ年代の子と触れ合えばいいのにと感じる。でも、まあ、・・・・。
「何をどうどうとナンパしてるんだ」
北条が笑いながら突っ込んできた。
「そういうのいいですから」
流星はイケメンだ。スルーした。俺もこういう所を見習わなくてはと思うんだけど上手くいかない。渡辺に合コンには誘われるけど上手くいかないんだな。
「何か、俺が滑ったみたいじゃないか」
北条が逆行している。
「安定の滑りですな」
神部さんがしめた。
「じゃ、行こうか」
田中さんは渡辺の後ろにのってな。
「はい」
町並みを越えて木々が生えている少し森の中に入った。
その途中で。皆は田中さんへの質問大会になった。
俺達が質問をし。
田中さんが自分で答える間に残りの五人が、その答えが田中さんの考えと同じかを当てるゲームをした。
以外に田中さんは女の子っぽい姿が見えた。学校にいる時とは違う。見違えるように生き生きしている。田中さんが、このメンバーを何て言うかは分からないが。この関係が俺達には心地よい。世界が終ろうとも、又世界が消えても、また、出会い俺達はバイクに乗って話す。そんな感じがいい。田中さんも友達を作らないだけで。話下手ではない。むしろ上手い。時の引き出しをあけやがったのだ。
そんなこんなんで話をしながらトンネルにさしかかる。
いくぞ、皆は分かっている。でも、何回見ても凄いと感じさせる。
トンネルをでて
目にいっぱいの紅葉が飛び込んできた。
田中さんの第一声に皆緊張している。
「自然って凄い」
田中さんは涙をぬぐっている。
きっと世界が変わった瞬間なんだと。
俺達は思っている。
どうだったとは皆聞かなかった。
きっとここにいる奴らは同じ感想だ。
そして、バイクを走らせていく。
そして、いつものログハウスで飯にする。
あえて皆は感想を聞かないようにしている。
俺の時と同じだ。
「ここの飯はな」
「これが、一番うまい」
「どれにする」
「同じもので」
田中さんも感想はあえて言わなかった。きっとあの一言で完結したんだ。
また、帰りも同じゲームをする。
田中さんへの考え方が考え直された気がする。
自分が思っているほど弱くはない。逆に強い。
いったん森田モーターズに寄った。
「じゃ、駅まで送って行ってきますね」
「皆さんありがとうございます」
「なんか、話せてすっきりしました」
「両親と話し合う勇気を貰いました」
「籠屋先生みたいに一歩を踏み出そうと思います」
「友達も作ります」
「何だよ、俺達は友達じゃないのかよ」
そう、神部さんはこういう所がイケメンなのだ。なあ、神部さん。イケメンすぎる。
「えっ」
田中さんは戸惑っている。
「一回ツーリング行ったら友達だ」
神部さんは言葉を続ける。
「高校では習わなかったか」
「どんな高校だ」
「俺の高校です。学校に変わって謝罪します」
籠屋は頭を下げた。
「お恥ずかしい」
籠屋が被弾した。でもこれは、いい被弾だ。一歩を踏み出せよ。そっと言葉で背中を押す。
「うわーーーーーーん」
田中さんはこらえているものすべてを涙に変えて流している。
そりゃ、嬉しいよな。俺もだぜ。
「だからさ、又行こうな」
「ここには女性だけのグループもあるから」
「ここで、金を落としてくれたら紹介しますよ」
流星は相変わらずだ。
「じゃーーな」
「はい」
二人は過ぎ去って行く。
その時に籠屋は渡辺との話を田中さんに話す。
田中さんはいい子で、ただ聞いているだけだった。
その会話は一方的だった。決して籠屋の話を遮ったりしない。
自分の内にだけおさめておこうとしている。
やっぱりいい子だ。
駅へと着く。
「ありがとうございます」
「じゃ」
バイクはすぎさって行く。
そして、彼女は覚悟を決めた。
「よお、田中さん」
籠屋が駅の所で待っている田中梨花さんに言葉をかけた。
「あれ、一人じゃないんですね」
後ろにいる人に気づいて言葉をかけた。
「これが、リアルJKか」
「何か興奮するな」
「すな」
籠屋が渡辺に手刀で頭を叩いた。
「じゃ、行こうか」
「もしかして、籠屋先生の一番の友達の渡辺さん」
「そうだ」
「おい」
「こいつから何て聞いてるか分からんけど」
「おれは、中学からの友達だ」
「こいつの恥ずかしい秘密聞きたいか」
「ぜひ」
「いいから、行くぞ」
「おう」
「先生のバイクの後ろはダメ」
「法律で一年未満はダメだから」
「何てね。知ってるよ」
「あっくそ」
「あっははは」
「じゃ、こっち乗って」
渡辺がこちらの荷台に座るように言葉を出す。
「ありがとうございます」
「渡辺さん」
そこから、三十分くらいで着く。
「ここが、森田モーターズ」
「へぇーーーーーーぼろいな」
おい、心の声が漏れていますよ。田中さん。
「何がぼろいだ。じいちゃんの店にケチつけるのか」
森田モーターズのボンこと流星がそろばんを持ちながら怒りながらこっちに来た。そろばんを持つか怒るかどっちかにしなさい。
どういう突っ込みだ。初めて聞いたわ。と籠屋の中で物語が始まった。そして、すぐに物語は終わる。
「ごめんなさい」
田中さんは素直に謝った。
「まあ、いいけど」
いいのかよと二人が突っ込んだ。
「それより、こいつか例のやつは」
「さっさと入んな」
「凄い、バイク」
はじめてみる子供のような瞳に善次郎さんもたじたじである。
「それは、カスタム用のだ」
「あっ初めまして。田中梨花です」
ちゃんと挨拶はできる子なんだと分かった。
「若い娘さんがバイクに興味持ってくれるだけで嬉しいわ」
「中で集まっているぞ、三人は」
「よお、そいつかバイクに興味があるのは」
言えねえ。バイクには興味がなくて俺を冷やかしに来てるって。
「そうだ、籠屋この後ツーリングに行くだろ」
「この娘さんに、あの景色を見せて上げようともってさ」
流石リーダー。
「それいいね」
「田中さんだっけ、田中さんもいいだろ」
「はい。ぜひ」
「先生の人生を変えた景色が見たいです」
「私も変わりたいんです」
お前ってやつはよ。心の声がマックスかよ。
「あっ」
「ごめんなさい。声出てましたよね」
田中は頭を下げる。
「いいよ。いいよ」
「大歓迎」
神部さんは笑っている。
「桜は無理だけど」
「今、紅葉で見ごろだから」
渡辺は言葉を出す。
「病んでいない、田中さんにはきっといいよ」
神部さんがすかさず籠屋をいじれるネタを仕込んでくる。
最近、神部さんは俺をいじることを生きがいにしているんではないかと思うくらい、いじってくる。俺がそれを許容しているからなのか、なぜか、俺ばかり被弾する。
まあ、盛り上げようとしているんだから。許さないと。
でも、そのうちやり返そうと企んでいる。
きっと、ぼこぼこに。
「なに、俺だけ病気扱い、何ですか」
怒ってる、怒ってると面白がってんな。生徒の手前、暴力はダメだから。手出しができん。
できても、プロレス技かけられた負けるがな。と籠屋は心の中で戦う前に負けている。
「でも、晴れただろ。病気が」
「緊張すんな、肩の力抜け」
神部さんは籠屋の緊張具合を見て、冗談を挟んだりいじったりしてくれる。
生徒の手前、籠屋はダメな所を見せれないから緊張をしているとでも考えてくれているんだ。
嫌、かっこ悪い所は見せれない。出来るだけスマートにこなす。でも、最初からこんな感じで大丈夫なのかよ。ありがとう、皆。緊張をほぐすためのいじり。
でも、いじりすぎだから。と心の中で感謝はするが怒りたい気持ちも存在してもやもやする。
「そうですけど」
「何膨れているんだよ」
時が言葉を出す。
「照れてる」
「籠屋、照れてる」
「照れてない」
「わっはははは」
「そこで、ちょい待ち」
流星がこの流れを止める。
「保険がいるから田中さん」
「お金いい」
「はい」
「どうも、申請しとく」
「ライン教えて」
流星がライン交換を田中さんとしている。俺らみたいなおっさんよりも流星みたいな同じ年代の子と触れ合えばいいのにと感じる。でも、まあ、・・・・。
「何をどうどうとナンパしてるんだ」
北条が笑いながら突っ込んできた。
「そういうのいいですから」
流星はイケメンだ。スルーした。俺もこういう所を見習わなくてはと思うんだけど上手くいかない。渡辺に合コンには誘われるけど上手くいかないんだな。
「何か、俺が滑ったみたいじゃないか」
北条が逆行している。
「安定の滑りですな」
神部さんがしめた。
「じゃ、行こうか」
田中さんは渡辺の後ろにのってな。
「はい」
町並みを越えて木々が生えている少し森の中に入った。
その途中で。皆は田中さんへの質問大会になった。
俺達が質問をし。
田中さんが自分で答える間に残りの五人が、その答えが田中さんの考えと同じかを当てるゲームをした。
以外に田中さんは女の子っぽい姿が見えた。学校にいる時とは違う。見違えるように生き生きしている。田中さんが、このメンバーを何て言うかは分からないが。この関係が俺達には心地よい。世界が終ろうとも、又世界が消えても、また、出会い俺達はバイクに乗って話す。そんな感じがいい。田中さんも友達を作らないだけで。話下手ではない。むしろ上手い。時の引き出しをあけやがったのだ。
そんなこんなんで話をしながらトンネルにさしかかる。
いくぞ、皆は分かっている。でも、何回見ても凄いと感じさせる。
トンネルをでて
目にいっぱいの紅葉が飛び込んできた。
田中さんの第一声に皆緊張している。
「自然って凄い」
田中さんは涙をぬぐっている。
きっと世界が変わった瞬間なんだと。
俺達は思っている。
どうだったとは皆聞かなかった。
きっとここにいる奴らは同じ感想だ。
そして、バイクを走らせていく。
そして、いつものログハウスで飯にする。
あえて皆は感想を聞かないようにしている。
俺の時と同じだ。
「ここの飯はな」
「これが、一番うまい」
「どれにする」
「同じもので」
田中さんも感想はあえて言わなかった。きっとあの一言で完結したんだ。
また、帰りも同じゲームをする。
田中さんへの考え方が考え直された気がする。
自分が思っているほど弱くはない。逆に強い。
いったん森田モーターズに寄った。
「じゃ、駅まで送って行ってきますね」
「皆さんありがとうございます」
「なんか、話せてすっきりしました」
「両親と話し合う勇気を貰いました」
「籠屋先生みたいに一歩を踏み出そうと思います」
「友達も作ります」
「何だよ、俺達は友達じゃないのかよ」
そう、神部さんはこういう所がイケメンなのだ。なあ、神部さん。イケメンすぎる。
「えっ」
田中さんは戸惑っている。
「一回ツーリング行ったら友達だ」
神部さんは言葉を続ける。
「高校では習わなかったか」
「どんな高校だ」
「俺の高校です。学校に変わって謝罪します」
籠屋は頭を下げた。
「お恥ずかしい」
籠屋が被弾した。でもこれは、いい被弾だ。一歩を踏み出せよ。そっと言葉で背中を押す。
「うわーーーーーーん」
田中さんはこらえているものすべてを涙に変えて流している。
そりゃ、嬉しいよな。俺もだぜ。
「だからさ、又行こうな」
「ここには女性だけのグループもあるから」
「ここで、金を落としてくれたら紹介しますよ」
流星は相変わらずだ。
「じゃーーな」
「はい」
二人は過ぎ去って行く。
その時に籠屋は渡辺との話を田中さんに話す。
田中さんはいい子で、ただ聞いているだけだった。
その会話は一方的だった。決して籠屋の話を遮ったりしない。
自分の内にだけおさめておこうとしている。
やっぱりいい子だ。
駅へと着く。
「ありがとうございます」
「じゃ」
バイクはすぎさって行く。
そして、彼女は覚悟を決めた。
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