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体育祭
体育祭9~お家デート~
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通された真悠の部屋は以外にも質素というか、物があまりなかった。
リビングと同様白やクリームベージュが基調とした壁に整頓された勉強机や本棚があるだけだ。ベッドも部屋の雰囲気と似た柔らかいクリーム色のシーツだった。
「あ、真悠歯磨きしたい」
そういえば食後だし、この後は寝るだけだから歯を磨きたい。
それもそうだねと充希のバッグを真悠の部屋に置いて二階の洗面台へ案内された。トイレも風呂も二階に備わってるらしく豪華な家だと充希はつくづく思った。
家から持ってきた歯ブラシで充希は口内を磨く、真悠は部屋に戻っていったが、充希が口をゆすいでる間に戻ってきた。
「充希歯磨けた?」
「あ、うん」
「俺も歯磨きたいから部屋で待ってて」
わかったと洗面所から出ていこうとする。しかし、真悠の手が充希の肩を掴んだ。
「あ、待って。そういえば仕上げ、やってなかったね」
「しあげ?」
そういって、充希の持っていた歯ブラシを真悠は取り上げ、もう片方の手で充希の顎を引っ張った。自然とあんぐり口が開く。
真悠はそのまま口に歯ブラシを突っ込んだ。充希は口を開けた状態で真悠に歯ブラシを動かされる。真悠が上から見下ろしながら充希の口のなかをチェックしていく。その口内を見られる様子に充希はたまらなく羞恥心と気持ち悪さを覚えた。
充希は慌てて真悠の胸をどんどんと叩く。真悠はすぐに充希の顎から手を離した。
「なにしてんの?!」
「仕上げだけど?」
「俺にはそんなの必要ないから!」
某子供番組の歌が脳内で聞こえてくる。しかし、充希はそんな年ではない。真悠に歯磨きの仕上げを確認されるいわれはないのだ。
充希は歯ブラシなんて放っておいて急いで洗面所から逃げた。
しかし、真悠の家だ。充希の行き場はどこにもない。
充希は勢いを落とし、結局大人しく真悠の部屋に戻った。
充希は真悠の部屋に入ったがどうしていいかわからずぼうっと立ち尽くしていた。
布団など敷けばよかったのかもしれないがどこにあるかもよくわからない。むしろ、真悠が敷いてくれているものかと思ってた。
そんな感じで呆けていると真悠が戻ってきた。真悠は充希に先ほどの歯ブラシを渡してきた。きちんと洗ってあるからしまって平気だよと言ってくる。充希はそうとそっけなく返事してバッグに歯磨きセットをしまった。
「充希もう寝るの?」
「うん、ただ布団がないからどこで寝ようかと思って」
「ああ…うち、来客用の布団ないかも」
そういって真悠は充希の背後に回ってぴたりと引っ付いた。後ろから抱きしめられる形になる。
「だから俺のベッドで一緒に寝よう?恋人同士だから、おかしくないよね?」
耳元でそう真悠に囁かれる。心臓が大きくはねた。まずい予感がする。
真悠は抱きしめたまま後ろに下がる。充希は固く閉ざされた腕の中で抗えずそのまま真悠の動きに従う。ぽすりと真悠がベッドに座り込み、充希はそのまま真悠の太ももの上に座らされた。
充希は恋人もできたことはないし、恋愛経験も全くないが、この状況がまずいことはわかる。これでも男子高校生だ。恋人の家でベッドの上はどういうことがなされるのか想像できた。今更ながらなんでついてきてしまったのだろうと充希は後悔した。これまでの真悠はボディタッチなどはよくしてきていたが、充希に性的な接触をしたことがなかった。だから油断していた。風呂場でも。
風呂場のことを思い出して充希は一気に顔が熱くなる。まるでこちらから意識してしまっているような態度になってしまった。
真悠はそれに気づいて、やんわりと頬を撫でた。くすぐったいような、すこし色気のある指の動きに充希はピクリと体が反応した。
リビングと同様白やクリームベージュが基調とした壁に整頓された勉強机や本棚があるだけだ。ベッドも部屋の雰囲気と似た柔らかいクリーム色のシーツだった。
「あ、真悠歯磨きしたい」
そういえば食後だし、この後は寝るだけだから歯を磨きたい。
それもそうだねと充希のバッグを真悠の部屋に置いて二階の洗面台へ案内された。トイレも風呂も二階に備わってるらしく豪華な家だと充希はつくづく思った。
家から持ってきた歯ブラシで充希は口内を磨く、真悠は部屋に戻っていったが、充希が口をゆすいでる間に戻ってきた。
「充希歯磨けた?」
「あ、うん」
「俺も歯磨きたいから部屋で待ってて」
わかったと洗面所から出ていこうとする。しかし、真悠の手が充希の肩を掴んだ。
「あ、待って。そういえば仕上げ、やってなかったね」
「しあげ?」
そういって、充希の持っていた歯ブラシを真悠は取り上げ、もう片方の手で充希の顎を引っ張った。自然とあんぐり口が開く。
真悠はそのまま口に歯ブラシを突っ込んだ。充希は口を開けた状態で真悠に歯ブラシを動かされる。真悠が上から見下ろしながら充希の口のなかをチェックしていく。その口内を見られる様子に充希はたまらなく羞恥心と気持ち悪さを覚えた。
充希は慌てて真悠の胸をどんどんと叩く。真悠はすぐに充希の顎から手を離した。
「なにしてんの?!」
「仕上げだけど?」
「俺にはそんなの必要ないから!」
某子供番組の歌が脳内で聞こえてくる。しかし、充希はそんな年ではない。真悠に歯磨きの仕上げを確認されるいわれはないのだ。
充希は歯ブラシなんて放っておいて急いで洗面所から逃げた。
しかし、真悠の家だ。充希の行き場はどこにもない。
充希は勢いを落とし、結局大人しく真悠の部屋に戻った。
充希は真悠の部屋に入ったがどうしていいかわからずぼうっと立ち尽くしていた。
布団など敷けばよかったのかもしれないがどこにあるかもよくわからない。むしろ、真悠が敷いてくれているものかと思ってた。
そんな感じで呆けていると真悠が戻ってきた。真悠は充希に先ほどの歯ブラシを渡してきた。きちんと洗ってあるからしまって平気だよと言ってくる。充希はそうとそっけなく返事してバッグに歯磨きセットをしまった。
「充希もう寝るの?」
「うん、ただ布団がないからどこで寝ようかと思って」
「ああ…うち、来客用の布団ないかも」
そういって真悠は充希の背後に回ってぴたりと引っ付いた。後ろから抱きしめられる形になる。
「だから俺のベッドで一緒に寝よう?恋人同士だから、おかしくないよね?」
耳元でそう真悠に囁かれる。心臓が大きくはねた。まずい予感がする。
真悠は抱きしめたまま後ろに下がる。充希は固く閉ざされた腕の中で抗えずそのまま真悠の動きに従う。ぽすりと真悠がベッドに座り込み、充希はそのまま真悠の太ももの上に座らされた。
充希は恋人もできたことはないし、恋愛経験も全くないが、この状況がまずいことはわかる。これでも男子高校生だ。恋人の家でベッドの上はどういうことがなされるのか想像できた。今更ながらなんでついてきてしまったのだろうと充希は後悔した。これまでの真悠はボディタッチなどはよくしてきていたが、充希に性的な接触をしたことがなかった。だから油断していた。風呂場でも。
風呂場のことを思い出して充希は一気に顔が熱くなる。まるでこちらから意識してしまっているような態度になってしまった。
真悠はそれに気づいて、やんわりと頬を撫でた。くすぐったいような、すこし色気のある指の動きに充希はピクリと体が反応した。
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