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@雅彦視点
田所裕里という人間は非常に不思議なやつだった。
昔からいじめられっ子だった彼は人一倍警戒心が強く、だからといって人に愛されない寂しさから非常に人に甘えたがりだった。
そして、俺はどんなやつも平等に幸福になるべきだと考えていたから、そんな感情がひねくれた裕里を見捨てることはしなかった。裕里がひとりぼっちでいれば声をかけたし、裕里が俺を求めるなら無条件にその想いに従った。初めての性行為だって許した。そして、その求められたものを捧げる俺に裕里はどんどん心酔し、かと言って警戒心は俺以外に解かれることはなく、周りとはより一層孤立していった。俺が周りと仲良くするように言っても彼はまだその心を周囲に許さなかったのだ。
そうやって彼の虚栄心が働くたびに、俺は彼の自尊心を無くさないよう言葉をかけていく。そうすれば、裕里は俺を神様だと崇めるように見上げ、嬉しそう、かつ時折寂しげに、言うのだった。
「ヒコたん大好き。ずっと一緒にいてね…」
もちろんだ、なんて言葉を交わせば、裕里は嬉しさが込みあがり、なんとも言えない表情をして笑っていた。
裕里は今幸せを感じているのか。そう思えばひとまずは現状でも良いか、無理強いさせるほうが反発心を覚え、悪い気を起こさせるかもしれない、今はこのままで。そう思って俺は現状を享受した。
……そんな裕里が突然俺の目の前に現れなくなった。
俺が周りと話していればどんな時でも俺に強烈な視線を送ってはずっと訴え続け、その後もブツブツと文句を言いながら引っ付きまわっていた裕里が、ぱったりと関わらなくなったのだ。
まあ、なんとなくは予想がつく。
文化祭で裕里に「失望した」と言葉を投げたからだろう。
しかし、あの場で裕里を叱るのは俺は適切だったと思う。裕里は他人に甘え、他人を傷つける癖がある。それは彼が辛い過去のせいから防衛本能として他人を傷つけることで自分を守ろうとしているものだが、だからといって他人を傷つけていい理由にはならない。
中傷する言葉を吐き出しては自分を守っていた裕里だったが、あの文化祭の日、裕里は駿喜に対し手当をするどころか、自分のせいじゃないと喚き散らした。
そんなことを言っている場合じゃなかっただろう。どんな事情があれ、人が傷ついているのに、自分の保身を優先していいのか?
それに俺は納得できなく、あの言葉を言い放ったのだ。
そうして、裕里は学校へ来なくなった。しかし、何日かすれば登校してきて、それは彼が謹慎処分を受け、解除されたかららしい。どうやら、駿喜が事情を説明して、停学処分を取り消したらしい。
あとから駿喜にも直接聞いたが、本当にあれは事故であって自分が誤って躓いたことがあの事故の要因だと言う。勘違いしていたことを俺は深く反省した。しかし、その時の俺はそんなこともまだ知らず、謝りもしない裕里に俺は呆れはて、声をかける義理というものは一切なくなった。
それからと言うのも、裕里は一切俺と話さなくなった。それどころか目を合わさず、授業が終わればすぐどこかへといなくなる。こうやって、いつも引っ付きまわっていた裕里が俺の目の前から姿を消したのだった。
裕里と関わらなくなってからの日々は特に大きな問題ごともなく大変穏やかであった。
裕里も他人と一切関わらないようになったため、以前のようになりふり構わず騒ぎ立てることもない。
彼は一部ではあるが、改心したのかもしれない。明らかに裕里の目は以前と違っていたものを見ていた。
そうやってたまに遠くから裕里のことを眺めながら、クラスメイトと穏やかに暮らす中、ある出来事が起こった。
たまたま別の用事で、裕里の家の近くを通った時だ。
「あれ?ヒコたん!ヒコたんもゆりのこと心配になってきたの~?」
ヒコたん、という久々の呼び名に思わず振り向く。
本当に裕里の家や裕里自身に用事などなかった。
しかし、ヒコたんと俺を呼んだ、白髪の長身の男は手を振ってニコニコと近寄ってきた。。ああ…たしか、裕里と時折一緒にいた一学年上の…。
「どうも、こんにちは。いや、俺はたまたま通りかかっただけですよ。先輩こそなにか裕里にご用でも?」
「うーん、用っていう用はないけど、ゆりのこと気になるから毎日ここにいるかな?」
毎日…?なぜ毎日?
ふと引っかかったが、そんなこと問うても仕方ないし、わざわざ毎日と言ってきた言葉尻をとらえても仕方ない。そう割り切ってニコリと笑う。
「そうなんですか。ゆりと仲良いんですね」
「わ!ヒコたんもそう思う?さすがヒコたんわかってるねー。でも、ヒコたんの方はゆりとは最近仲悪そうだね?」
「仲悪そう?そうですか?」
つい食い気味に反論してしまう。
俺は地球上にいる人間を愛しているし、皆平等に仲良くなることで世界が平和になると思っている。そのために俺はどんな努力もしたし、実際に解決して皆の仲を深めてきたと、自負がある。そんな俺がゆりと仲が悪い?そんなわけはない。裕里がもといた場所に落ち着いただけだ。昔の裕里にくらべて、裕里は他人を傷つけることが少なくなったし、泣き喚いて周りに迷惑をかけることもなくなった。
何が仲悪いと言うのだ?
とても整って顔をした先輩を見つめ返すと、彼は馬鹿にしたように、だけどひどく楽しそうに笑った。
「へえー。ヒコたんは本気でそう思ってるんだね。本気すぎて逆に怖いよ!」
「なぜ怖いんですか?」
「えー……鈍感だから?」
首を傾げてそう呟く先輩。そうだ、確か聖という名前だった。周りがよくそう呼んでいた。
「鈍感…ですか」
「うん、鈍感鈍感!ヒコたんってばみんな悪くない人ばっかりと思いすぎだよ~。まんまと従兄弟くんにゆりを出し抜かれてるしね!」
悪い人間は少なからずいると思う。ただ、彼らは裕里のようになにかしら事情があってそうなってしまっただけだ。それを俺が正してやればいい。
人を信じすぎだという言葉はいつも言われていることだからスルーできた。
だが、出し抜かれているという言葉が嫌に耳障りだった。
この男は揶揄っているのか、つくづく嫌な言い方をしてくるのだな、と思った。裕里と同じようになにか性格が歪む原因でもあったのだろう。
「それはどういうことですか?何か勘違いしているのでは?」
もしかしたら裕里のように妄想癖が激しい人間なのかもしれない。世に言うメンヘラという、裕里と似た分類の人間なのかもしれない。
それなら俺がただしてやらねば。
「なら、ヒコたんに教えてあげる。ゆりがどんなに浮気症か」
それから聖と幸の家にむかった。
道中で彼から話を聞いてみれば、彼はどこまで知っていたのか。俺と幸が一時期付き合っていたことや家庭環境、幸の自傷癖のことまで事細かに知っていた。
そうなれば、彼はなにか俺の知らないことを知っているのかもしれない。怪しいと感じた直感的な曖昧な情報よりも、彼が裕里や自分たちのことをよく知っていたという事実のほうが信頼に勝る。俺は彼の言葉を一旦信じてみることにし、幸の家までやってきた。
幸の家は最近改築工事を行い、二世帯住宅の家になっている。幸の部屋の位置はもちろんわかる。幸の部屋はカーテンが閉められず灯りが灯っていた。
幸たちは俺たちが外にいることに気づいてないのか、ベッドの上で何か言い合いをしている。しかし、裕里の表情はどこかそれに怯えや虚栄心のようなものはなく、甘えたような表情をしていた。
ここまでまるっきりわかる部屋の様子に、彼は事深く事情を知っていたのかと聖に納得する。
確かに幸と裕里が仲良くしているのがわかり、良かったなと思っていると、急に幸と裕里がもみくちゃになって倒れた。そして、なにか裕里が呟いたかと思うと、幸がそのまま裕里にキスをした。
「は...?なんでそうなるわけ?」
隣の聖がとてつもなく低い声を出し、イラついたオーラを醸し出した。俺は突然の出来事に驚いて声が出ない。しかし、聖の様子から、これは予想外の出来事だったのかもしれない。明らかに聖の不機嫌さが肌からもピリピリと伝わってくる。
その不機嫌なオーラに感化されたのか、それとも予想外の出来事に脳のリミットが外れたのか、何かよくわからないドロドロとした禍々しい感情が腹の底から這い上がってくる。
(なぜ、あの幸に身を許した?)
そう思っていると、カーテンが突然閉められ、中の様子は全く見えなくなる。
ハッとすれば、「もしかして…してやられた?」なんて低音で笑う聖の声が聞こえる。
幸にしてやられた?そんなわけあるはずない。あの、臆病者な性格のせいで不安感情からピアスを開けてしまうような幸が大胆な行動に出られるわけがない。俺ら以外の他の者にも見られる可能性だってあるのだ。そんなハイリスクを犯すのか?…だが、しかし、きっとあの様子じゃ裕里はカーテンが開いていて俺たちが見ていたことも、今カーテンを閉じられブラックボックス化した部屋の様子も何一つ知らないんだろう。あいつは目の前のことしか見えていないから、なにも疑わず幸といるんだろうな。ああ、本当騙されやすくて、心配になる。
「聖さん。詳しい話教えてもらえませんか?」
思ったよりも、醜く汚い声が出た。
それでもかまわない。裕里が俺から幸に依存先を移したのなら話は別だ。本当に、×××××。
田所裕里という人間は非常に不思議なやつだった。
昔からいじめられっ子だった彼は人一倍警戒心が強く、だからといって人に愛されない寂しさから非常に人に甘えたがりだった。
そして、俺はどんなやつも平等に幸福になるべきだと考えていたから、そんな感情がひねくれた裕里を見捨てることはしなかった。裕里がひとりぼっちでいれば声をかけたし、裕里が俺を求めるなら無条件にその想いに従った。初めての性行為だって許した。そして、その求められたものを捧げる俺に裕里はどんどん心酔し、かと言って警戒心は俺以外に解かれることはなく、周りとはより一層孤立していった。俺が周りと仲良くするように言っても彼はまだその心を周囲に許さなかったのだ。
そうやって彼の虚栄心が働くたびに、俺は彼の自尊心を無くさないよう言葉をかけていく。そうすれば、裕里は俺を神様だと崇めるように見上げ、嬉しそう、かつ時折寂しげに、言うのだった。
「ヒコたん大好き。ずっと一緒にいてね…」
もちろんだ、なんて言葉を交わせば、裕里は嬉しさが込みあがり、なんとも言えない表情をして笑っていた。
裕里は今幸せを感じているのか。そう思えばひとまずは現状でも良いか、無理強いさせるほうが反発心を覚え、悪い気を起こさせるかもしれない、今はこのままで。そう思って俺は現状を享受した。
……そんな裕里が突然俺の目の前に現れなくなった。
俺が周りと話していればどんな時でも俺に強烈な視線を送ってはずっと訴え続け、その後もブツブツと文句を言いながら引っ付きまわっていた裕里が、ぱったりと関わらなくなったのだ。
まあ、なんとなくは予想がつく。
文化祭で裕里に「失望した」と言葉を投げたからだろう。
しかし、あの場で裕里を叱るのは俺は適切だったと思う。裕里は他人に甘え、他人を傷つける癖がある。それは彼が辛い過去のせいから防衛本能として他人を傷つけることで自分を守ろうとしているものだが、だからといって他人を傷つけていい理由にはならない。
中傷する言葉を吐き出しては自分を守っていた裕里だったが、あの文化祭の日、裕里は駿喜に対し手当をするどころか、自分のせいじゃないと喚き散らした。
そんなことを言っている場合じゃなかっただろう。どんな事情があれ、人が傷ついているのに、自分の保身を優先していいのか?
それに俺は納得できなく、あの言葉を言い放ったのだ。
そうして、裕里は学校へ来なくなった。しかし、何日かすれば登校してきて、それは彼が謹慎処分を受け、解除されたかららしい。どうやら、駿喜が事情を説明して、停学処分を取り消したらしい。
あとから駿喜にも直接聞いたが、本当にあれは事故であって自分が誤って躓いたことがあの事故の要因だと言う。勘違いしていたことを俺は深く反省した。しかし、その時の俺はそんなこともまだ知らず、謝りもしない裕里に俺は呆れはて、声をかける義理というものは一切なくなった。
それからと言うのも、裕里は一切俺と話さなくなった。それどころか目を合わさず、授業が終わればすぐどこかへといなくなる。こうやって、いつも引っ付きまわっていた裕里が俺の目の前から姿を消したのだった。
裕里と関わらなくなってからの日々は特に大きな問題ごともなく大変穏やかであった。
裕里も他人と一切関わらないようになったため、以前のようになりふり構わず騒ぎ立てることもない。
彼は一部ではあるが、改心したのかもしれない。明らかに裕里の目は以前と違っていたものを見ていた。
そうやってたまに遠くから裕里のことを眺めながら、クラスメイトと穏やかに暮らす中、ある出来事が起こった。
たまたま別の用事で、裕里の家の近くを通った時だ。
「あれ?ヒコたん!ヒコたんもゆりのこと心配になってきたの~?」
ヒコたん、という久々の呼び名に思わず振り向く。
本当に裕里の家や裕里自身に用事などなかった。
しかし、ヒコたんと俺を呼んだ、白髪の長身の男は手を振ってニコニコと近寄ってきた。。ああ…たしか、裕里と時折一緒にいた一学年上の…。
「どうも、こんにちは。いや、俺はたまたま通りかかっただけですよ。先輩こそなにか裕里にご用でも?」
「うーん、用っていう用はないけど、ゆりのこと気になるから毎日ここにいるかな?」
毎日…?なぜ毎日?
ふと引っかかったが、そんなこと問うても仕方ないし、わざわざ毎日と言ってきた言葉尻をとらえても仕方ない。そう割り切ってニコリと笑う。
「そうなんですか。ゆりと仲良いんですね」
「わ!ヒコたんもそう思う?さすがヒコたんわかってるねー。でも、ヒコたんの方はゆりとは最近仲悪そうだね?」
「仲悪そう?そうですか?」
つい食い気味に反論してしまう。
俺は地球上にいる人間を愛しているし、皆平等に仲良くなることで世界が平和になると思っている。そのために俺はどんな努力もしたし、実際に解決して皆の仲を深めてきたと、自負がある。そんな俺がゆりと仲が悪い?そんなわけはない。裕里がもといた場所に落ち着いただけだ。昔の裕里にくらべて、裕里は他人を傷つけることが少なくなったし、泣き喚いて周りに迷惑をかけることもなくなった。
何が仲悪いと言うのだ?
とても整って顔をした先輩を見つめ返すと、彼は馬鹿にしたように、だけどひどく楽しそうに笑った。
「へえー。ヒコたんは本気でそう思ってるんだね。本気すぎて逆に怖いよ!」
「なぜ怖いんですか?」
「えー……鈍感だから?」
首を傾げてそう呟く先輩。そうだ、確か聖という名前だった。周りがよくそう呼んでいた。
「鈍感…ですか」
「うん、鈍感鈍感!ヒコたんってばみんな悪くない人ばっかりと思いすぎだよ~。まんまと従兄弟くんにゆりを出し抜かれてるしね!」
悪い人間は少なからずいると思う。ただ、彼らは裕里のようになにかしら事情があってそうなってしまっただけだ。それを俺が正してやればいい。
人を信じすぎだという言葉はいつも言われていることだからスルーできた。
だが、出し抜かれているという言葉が嫌に耳障りだった。
この男は揶揄っているのか、つくづく嫌な言い方をしてくるのだな、と思った。裕里と同じようになにか性格が歪む原因でもあったのだろう。
「それはどういうことですか?何か勘違いしているのでは?」
もしかしたら裕里のように妄想癖が激しい人間なのかもしれない。世に言うメンヘラという、裕里と似た分類の人間なのかもしれない。
それなら俺がただしてやらねば。
「なら、ヒコたんに教えてあげる。ゆりがどんなに浮気症か」
それから聖と幸の家にむかった。
道中で彼から話を聞いてみれば、彼はどこまで知っていたのか。俺と幸が一時期付き合っていたことや家庭環境、幸の自傷癖のことまで事細かに知っていた。
そうなれば、彼はなにか俺の知らないことを知っているのかもしれない。怪しいと感じた直感的な曖昧な情報よりも、彼が裕里や自分たちのことをよく知っていたという事実のほうが信頼に勝る。俺は彼の言葉を一旦信じてみることにし、幸の家までやってきた。
幸の家は最近改築工事を行い、二世帯住宅の家になっている。幸の部屋の位置はもちろんわかる。幸の部屋はカーテンが閉められず灯りが灯っていた。
幸たちは俺たちが外にいることに気づいてないのか、ベッドの上で何か言い合いをしている。しかし、裕里の表情はどこかそれに怯えや虚栄心のようなものはなく、甘えたような表情をしていた。
ここまでまるっきりわかる部屋の様子に、彼は事深く事情を知っていたのかと聖に納得する。
確かに幸と裕里が仲良くしているのがわかり、良かったなと思っていると、急に幸と裕里がもみくちゃになって倒れた。そして、なにか裕里が呟いたかと思うと、幸がそのまま裕里にキスをした。
「は...?なんでそうなるわけ?」
隣の聖がとてつもなく低い声を出し、イラついたオーラを醸し出した。俺は突然の出来事に驚いて声が出ない。しかし、聖の様子から、これは予想外の出来事だったのかもしれない。明らかに聖の不機嫌さが肌からもピリピリと伝わってくる。
その不機嫌なオーラに感化されたのか、それとも予想外の出来事に脳のリミットが外れたのか、何かよくわからないドロドロとした禍々しい感情が腹の底から這い上がってくる。
(なぜ、あの幸に身を許した?)
そう思っていると、カーテンが突然閉められ、中の様子は全く見えなくなる。
ハッとすれば、「もしかして…してやられた?」なんて低音で笑う聖の声が聞こえる。
幸にしてやられた?そんなわけあるはずない。あの、臆病者な性格のせいで不安感情からピアスを開けてしまうような幸が大胆な行動に出られるわけがない。俺ら以外の他の者にも見られる可能性だってあるのだ。そんなハイリスクを犯すのか?…だが、しかし、きっとあの様子じゃ裕里はカーテンが開いていて俺たちが見ていたことも、今カーテンを閉じられブラックボックス化した部屋の様子も何一つ知らないんだろう。あいつは目の前のことしか見えていないから、なにも疑わず幸といるんだろうな。ああ、本当騙されやすくて、心配になる。
「聖さん。詳しい話教えてもらえませんか?」
思ったよりも、醜く汚い声が出た。
それでもかまわない。裕里が俺から幸に依存先を移したのなら話は別だ。本当に、×××××。
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