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番外編
人気者兄!監獄パロネタ3
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「1202番、相馬。朝食は済んだな?」
「はい」
三笠は俺が配給のトレイを片したのを確認して、ドアの外へ出るよう命令する。
仕事へ向かう群れとは別方向に連れて行かれ、腕を出すように指示された。
「拘束は凌駕様の部屋に入るまでさせてもらう、そこからあとは凌駕様の指示に従え」
「はい」
看守だから許可なんか取るはずもなく腕に手錠をはめられる。
外れないのを確認した三笠はそのまま何も言わず前を歩き始めた。
ーーーこれからだ。
俺は不自然にないように一回手錠を揺らすと前へ歩き出す。
まだ続いてる列の中、数人の影がスッと消えた。
頭の中で作戦のことを思い出す。
「お前は三笠によって凌駕の部屋まで連れて行かれるだろう。お前は凌駕のお気に入りだ。お前が大人しく抵抗する素振りが少なければ少ないほど、あいつの気は緩んで隙ができるだろうよ。その隙をついて凌駕を取り押さえる。3人いれば十分だ。そのあとは凌駕の部屋に好き勝手入ることもできるだろうし、ついでにあんな綺麗な顔したアイツの処女マンも3発ぐらいヤれんだろ」
さらり、と簡単そうに榊原は言ってのける。
榊原にとっても、凌駕はお気に入りの看守の1人であったようで、あわよくば強姦までしようと企んでいるらしい。
思ったよりもアグレッシブなやり方に、相馬の顔は強張る。
「お前!そんなことしたら、どうなるのか…わかってんのか!?」
「あぁ?お前、我知、とか言ったっけ。アンタもアンタで凌駕に恨みがあるんだろ?ずっと閉じこもったままのボスはどうしてんだ?」
「…っ!」
健也の顔が一気に青ざめて、怒りから次第に赤くなっていく。健也が凌駕に恨みを持っていたなんて初耳だった。
しかし、健也の様子から、その話はただ事ではないらしい。
「絶好のいい機会だろ?」
「……ックソ」
健也の様子に、榊原は余裕な笑みを浮かべた。健也が参加するとわかったからだろう。
健也を見ていた榊原がこちらへ突然振り返る。
「できるよな、相馬」
「……!」
俺には拒否権すら渡されない。
この作戦の駒であり、囮。
鮫原も河上も完全に榊原の意見に従うようだ。
「……やります」
俺は手錠のかかった拳を握りしめた。
三笠とは話すことは特にない。
たまに三笠が愚痴るかのように独り言を呟いたり、休憩時間である囚人に声をかけていくだけだ。
房を通り抜けて、看守たちが住まう棟へ入っていく。
建物の雰囲気が変わり、俺は自然と肌が緊張した。
淡々と何も考えず、感じず、三笠の後ろへついていってると、急に三笠が立ち止まった。
独房とは違って、やけに静かな廊下だった。
三笠が扉の近くへ立ち、ドアにかかった輪っかを掴んでノックする。
「…凌駕様、1202番連れてきました」
しばらくの沈黙の後。
突然地響きのような音がした。
ドアノブが存在しない、鉄のドアが大きな音を立てて開いていく。
なんだ、この設備は…。
本当に看守の持つ一人部屋なのか?
しかし、ここは最悪最底辺な監獄。ここまでの重設備でなければ、囚人達から身を守ることはできないのかもしれない。
相馬は落ち着かせるために、ゆっくり息を吸った。
「お疲れ様、三笠くん。相馬もお疲れ様」
物騒なドアから、髪を軽く流してリラックスムードを醸し出す凌駕がニコリと笑う。
優雅な穏やかな空気感が凌駕には流れていた。
「この後は俺が見るから、大丈夫だ三笠くん。下がってもらって結構だよ」
「え……あ、はい。かしこまりました」
自分も一緒について行けると思っていたのか、三笠は戸惑った表情をした。
しかし、凌駕はあくまで笑ったまま、引き取るように告げた。
三笠は俺を中へ入れるよう、部屋の前から後退する。
俺は一歩ずつ近づいて、凌駕の部屋の前まで行く。
2、3、4……4人の気配を肌で感じた。
---この無防備な空間。今しかない。
俺は右手に隠し持っていたタバコをスッと落とした。
その異変に凌駕が叫ぶ。
「…っ!相馬!?」
この『合図』を皮切りに、4人が飛び込んだ。
河上は突然のことに驚いてる三笠の後ろから回り込み、食堂にある尖ったフォークを思いっきり首元に突きつけて、拘束する。
その他3人榊原、鮫原、健也はそのまま凌駕の方へと突っ走り、まだ部屋の中にいる凌駕へと襲いかかる。
「なっ、なに、お前っ。っ凌駕様、あぶない!!」
三笠が危険を察知して大きな声で叫んだ。
---捕まえろ…ッ!
そう願った時、カシャン、と音がした。
その異変な音とともに、同時に部屋へ飛び込んだ3人は突然現れた狩猟用の捕獲ネットに包まれた。
(な、なに…っ!)
そのままロープは、3人をまるまる掴みこんで、上へ引っ張り上げてしまう。
「健也…っ!」
「ボス…!」
俺と三笠を拘束した河上が叫ぶが、一足遅く。
3人はもみくちゃな状態で宙へと吊し上げられていた。
俺はその状態に震え上がってしまう。
「くそッ、はなせ!どうなってやがる…ッ!!凌駕ァ!」
「っなんだこれはっ!!」
「もしかして…っ!」
3人がそれぞれネットの中で叫ぶ様子に、凌駕はチラリと見上げると、わざとらしく大きいため息をついた。
「はぁ~あ、本当にこんなネズミ3匹捕まるとはねえ。よくできたネズミほいほいだよ。…もういいよ、満木、旗中」
「はーい」
「了解です~」
そう言って、凌駕の部屋から現れたのは、凌駕たちの仲間である看守の満木と旗中だ。
満木は看守にしてはチャラチャラとした見た目と間延びした喋り方をし、囚人を連れ込んでいろいろやっていると聞いたことがある。
旗中は金を払えばなんでもするやつで、囚人とのツテやコネが強いと聞いた。
なぜ、この二人の看守がいるのか…、どうして俺たち5人がくることを知っていたのか。
相馬は脳みそが冷え切って行く。
「旗中くんの情報網は本当だったみたいだね、ありがとう。はいお駄賃」
「どうも~毎度あり!」
「りょうちゃん、りょうちゃん俺は?」
「ああ、満木もありがと~」
「んふふ、お安い御用だよ~。お礼は1発中出しでいいよ~」
「は?何言ってんの?お前とは死んでもヤらねえ!」
「なんだよ、冗談じゃーん。急にピリピリしないでよ~りょうちゃーん。ねえねえ、そう思わない?相馬くん」
「…っ!」
突然飛んできた満木の投げかけに、身体がビクッと震える。
「キミってタバコ吸うんだね~~でも、やめな~?臭って臭って仕方ないからさぁ?」
おちょくったような、しかし、棘のある言い方と、こちらを鋭く見つめる瞳が恐ろしい。
彼の冷たい視線に俺は心臓を締め付けられる。どうやら、彼も俺のことをよく思ってないようだ…。
そんな中、凌駕がため息をついたように、満木の肩を押す。
「相馬の前だから、やめろって言ってんのに。満木は下品すぎる」
「…お上品な方が好みだもんね~りょうちゃん」
「うるせえ。それよりも。相馬を除いたその4人は反省房へ連れて行って。たっぷり、面白い話を聞いてきてよ」
「はぁ~あ、本当に、楽しみだなぁ」
そう下世話に笑った満木は、俺の後ろに視線をやって、「お前もついてこい、河上」と警棒を軽く回す。
その言葉に、河上はカラン、カラカラン、と手に持っていたフォークを地面に落とすと、三笠の拘束を解き、ただ無表情で満木の後ろへついていった。彼はもう反抗できないと、諦めたようだ。
---それは、作戦は失敗に終わった。
まさか、看守たちが待ち構えてるなんて思わなかった。
今になって、恐ろしいことをしたという恐怖感と焦燥感に、手先が冷えていく。
「相馬。お前はこっちだよ」
いつの間にか近くによっていた凌駕がそう囁いて、手錠のかかった手のひらに触れる。
「お前にはルール以外のことも教えないとね」
凌駕は確かに、笑った。
「はい」
三笠は俺が配給のトレイを片したのを確認して、ドアの外へ出るよう命令する。
仕事へ向かう群れとは別方向に連れて行かれ、腕を出すように指示された。
「拘束は凌駕様の部屋に入るまでさせてもらう、そこからあとは凌駕様の指示に従え」
「はい」
看守だから許可なんか取るはずもなく腕に手錠をはめられる。
外れないのを確認した三笠はそのまま何も言わず前を歩き始めた。
ーーーこれからだ。
俺は不自然にないように一回手錠を揺らすと前へ歩き出す。
まだ続いてる列の中、数人の影がスッと消えた。
頭の中で作戦のことを思い出す。
「お前は三笠によって凌駕の部屋まで連れて行かれるだろう。お前は凌駕のお気に入りだ。お前が大人しく抵抗する素振りが少なければ少ないほど、あいつの気は緩んで隙ができるだろうよ。その隙をついて凌駕を取り押さえる。3人いれば十分だ。そのあとは凌駕の部屋に好き勝手入ることもできるだろうし、ついでにあんな綺麗な顔したアイツの処女マンも3発ぐらいヤれんだろ」
さらり、と簡単そうに榊原は言ってのける。
榊原にとっても、凌駕はお気に入りの看守の1人であったようで、あわよくば強姦までしようと企んでいるらしい。
思ったよりもアグレッシブなやり方に、相馬の顔は強張る。
「お前!そんなことしたら、どうなるのか…わかってんのか!?」
「あぁ?お前、我知、とか言ったっけ。アンタもアンタで凌駕に恨みがあるんだろ?ずっと閉じこもったままのボスはどうしてんだ?」
「…っ!」
健也の顔が一気に青ざめて、怒りから次第に赤くなっていく。健也が凌駕に恨みを持っていたなんて初耳だった。
しかし、健也の様子から、その話はただ事ではないらしい。
「絶好のいい機会だろ?」
「……ックソ」
健也の様子に、榊原は余裕な笑みを浮かべた。健也が参加するとわかったからだろう。
健也を見ていた榊原がこちらへ突然振り返る。
「できるよな、相馬」
「……!」
俺には拒否権すら渡されない。
この作戦の駒であり、囮。
鮫原も河上も完全に榊原の意見に従うようだ。
「……やります」
俺は手錠のかかった拳を握りしめた。
三笠とは話すことは特にない。
たまに三笠が愚痴るかのように独り言を呟いたり、休憩時間である囚人に声をかけていくだけだ。
房を通り抜けて、看守たちが住まう棟へ入っていく。
建物の雰囲気が変わり、俺は自然と肌が緊張した。
淡々と何も考えず、感じず、三笠の後ろへついていってると、急に三笠が立ち止まった。
独房とは違って、やけに静かな廊下だった。
三笠が扉の近くへ立ち、ドアにかかった輪っかを掴んでノックする。
「…凌駕様、1202番連れてきました」
しばらくの沈黙の後。
突然地響きのような音がした。
ドアノブが存在しない、鉄のドアが大きな音を立てて開いていく。
なんだ、この設備は…。
本当に看守の持つ一人部屋なのか?
しかし、ここは最悪最底辺な監獄。ここまでの重設備でなければ、囚人達から身を守ることはできないのかもしれない。
相馬は落ち着かせるために、ゆっくり息を吸った。
「お疲れ様、三笠くん。相馬もお疲れ様」
物騒なドアから、髪を軽く流してリラックスムードを醸し出す凌駕がニコリと笑う。
優雅な穏やかな空気感が凌駕には流れていた。
「この後は俺が見るから、大丈夫だ三笠くん。下がってもらって結構だよ」
「え……あ、はい。かしこまりました」
自分も一緒について行けると思っていたのか、三笠は戸惑った表情をした。
しかし、凌駕はあくまで笑ったまま、引き取るように告げた。
三笠は俺を中へ入れるよう、部屋の前から後退する。
俺は一歩ずつ近づいて、凌駕の部屋の前まで行く。
2、3、4……4人の気配を肌で感じた。
---この無防備な空間。今しかない。
俺は右手に隠し持っていたタバコをスッと落とした。
その異変に凌駕が叫ぶ。
「…っ!相馬!?」
この『合図』を皮切りに、4人が飛び込んだ。
河上は突然のことに驚いてる三笠の後ろから回り込み、食堂にある尖ったフォークを思いっきり首元に突きつけて、拘束する。
その他3人榊原、鮫原、健也はそのまま凌駕の方へと突っ走り、まだ部屋の中にいる凌駕へと襲いかかる。
「なっ、なに、お前っ。っ凌駕様、あぶない!!」
三笠が危険を察知して大きな声で叫んだ。
---捕まえろ…ッ!
そう願った時、カシャン、と音がした。
その異変な音とともに、同時に部屋へ飛び込んだ3人は突然現れた狩猟用の捕獲ネットに包まれた。
(な、なに…っ!)
そのままロープは、3人をまるまる掴みこんで、上へ引っ張り上げてしまう。
「健也…っ!」
「ボス…!」
俺と三笠を拘束した河上が叫ぶが、一足遅く。
3人はもみくちゃな状態で宙へと吊し上げられていた。
俺はその状態に震え上がってしまう。
「くそッ、はなせ!どうなってやがる…ッ!!凌駕ァ!」
「っなんだこれはっ!!」
「もしかして…っ!」
3人がそれぞれネットの中で叫ぶ様子に、凌駕はチラリと見上げると、わざとらしく大きいため息をついた。
「はぁ~あ、本当にこんなネズミ3匹捕まるとはねえ。よくできたネズミほいほいだよ。…もういいよ、満木、旗中」
「はーい」
「了解です~」
そう言って、凌駕の部屋から現れたのは、凌駕たちの仲間である看守の満木と旗中だ。
満木は看守にしてはチャラチャラとした見た目と間延びした喋り方をし、囚人を連れ込んでいろいろやっていると聞いたことがある。
旗中は金を払えばなんでもするやつで、囚人とのツテやコネが強いと聞いた。
なぜ、この二人の看守がいるのか…、どうして俺たち5人がくることを知っていたのか。
相馬は脳みそが冷え切って行く。
「旗中くんの情報網は本当だったみたいだね、ありがとう。はいお駄賃」
「どうも~毎度あり!」
「りょうちゃん、りょうちゃん俺は?」
「ああ、満木もありがと~」
「んふふ、お安い御用だよ~。お礼は1発中出しでいいよ~」
「は?何言ってんの?お前とは死んでもヤらねえ!」
「なんだよ、冗談じゃーん。急にピリピリしないでよ~りょうちゃーん。ねえねえ、そう思わない?相馬くん」
「…っ!」
突然飛んできた満木の投げかけに、身体がビクッと震える。
「キミってタバコ吸うんだね~~でも、やめな~?臭って臭って仕方ないからさぁ?」
おちょくったような、しかし、棘のある言い方と、こちらを鋭く見つめる瞳が恐ろしい。
彼の冷たい視線に俺は心臓を締め付けられる。どうやら、彼も俺のことをよく思ってないようだ…。
そんな中、凌駕がため息をついたように、満木の肩を押す。
「相馬の前だから、やめろって言ってんのに。満木は下品すぎる」
「…お上品な方が好みだもんね~りょうちゃん」
「うるせえ。それよりも。相馬を除いたその4人は反省房へ連れて行って。たっぷり、面白い話を聞いてきてよ」
「はぁ~あ、本当に、楽しみだなぁ」
そう下世話に笑った満木は、俺の後ろに視線をやって、「お前もついてこい、河上」と警棒を軽く回す。
その言葉に、河上はカラン、カラカラン、と手に持っていたフォークを地面に落とすと、三笠の拘束を解き、ただ無表情で満木の後ろへついていった。彼はもう反抗できないと、諦めたようだ。
---それは、作戦は失敗に終わった。
まさか、看守たちが待ち構えてるなんて思わなかった。
今になって、恐ろしいことをしたという恐怖感と焦燥感に、手先が冷えていく。
「相馬。お前はこっちだよ」
いつの間にか近くによっていた凌駕がそう囁いて、手錠のかかった手のひらに触れる。
「お前にはルール以外のことも教えないとね」
凌駕は確かに、笑った。
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