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第二章
第2話
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実の母であるサナは、事故で亡くなったとだけ聞かされていた。
ダスティンにその話を聞くと辛そうな顔をされたから、詳しく聞いたことはなかった。
その後すぐにミリーを連れた義母が後妻となった。
その経緯も、スフィーナは詳しく聞いたことがない。
確か義母イザベラは元々アンリーク家の侍女として住み込みで働いていたはずで、ミリーも使用人部屋に一緒に住んでいた。
サナが亡くなった後、ミリーはダスティンの子なのだから責任をとれと押し切られて結婚したというような話を聞いた覚えもあるが、定かではない。
その後、執事を含めた使用人たちは全て解雇され、新しく雇われた。
だから聞ける相手もいなかったのだ。
しかしあの義母が、サナを殺したのかもしれないとは考えたことがなかった。
スフィーナは熱を失った体を抱えるようにして震えた。
震えが止まらない。
これまで安穏とあの邸で過ごしていたことが恐ろしい。
そして同時に、初めて義母に対して堪えようのない憎しみが沸いた。
これまでにも辛く当たる義母を恨めしく思う気持ちはあった。
だがここまでの強い感情が沸いたのは初めてだ。
グレイグがそっとスフィーナの肩を抱き寄せ、その体で包んだ。
「大丈夫だ。俺が守る。アンリーク伯爵もずっとスフィーナを守るために動いてる。そう簡単にあの婆さんに手出しはさせやしない」
そう言ってどこか凶暴に笑ったグレイグの胸の中で、スフィーナは首を振った。
「そうじゃないの。確かにお義母さまを――あの人を恐ろしいと思うわ。だけどそれよりも、憎くて憎くてたまらないの。お母様が一体何故、命まで奪われなければならなかったというの」
グレイグの胸に、スフィーナの熱い涙が吸い込まれていった。
後から後から胸を濡らす涙は止められなかった。
グレイグはスフィーナの頭を優しく撫で、落ち着くのを待ってくれた。
「そうしてスフィーナがその憎しみを溢れさせれば、あの婆さんに邪魔だと最後の判断をされかねない。だからアンリーク伯爵は黙っていたんだが、指輪が勝手に悪意にやり返すようになった今、黙っていてもあの婆さんが激化していくのは目に見えている。だからこのことはスフィーナも知っておくべきだと思ったんだ」
確かに、知ってしまえばこれまでのように、自分さえ我慢していればいいなどとは思わない。
義母を許すつもりはなかった。
そうなれば義母が取る手段など見えている。
サナを殺したのであれば、スフィーナの命を奪うのも簡単だろう。
「グレイグ、話してくれてありがとう」
義母のことは怖い。
けれど自分のことだ。しっかりしなくては。
スフィーナはそっとグレイグの胸を押し、もう大丈夫と示すように小さく頷いて見せた。
グレイグはくしゃくしゃとスフィーナの頭を撫でた後、馬車の壁にもたれた。
「あの婆さんの生家だと言っている家は存在しなかった。どこかの貴族と繋がってることは確かだが、それがどこで、どんな目的があるのかまではわからない。もしかしたらアンリーク伯爵は既にそれも掴んでるのかもしれないけどな。俺にも全ては話してくれないんだよ。まだ子供だと思ってなるべく巻き込むまいと思っているのかはわからんが」
グレイグは苦笑したが、ダスティンは十分グレイグを頼っていると思った。
何も知らされずにいた自分よりも、ずっと。
「そう言えば。だとしたら、もしかしてお義母さまが連れ込んでいる愛人の方って」
「ああ。その中のどれかが、あの婆さんの裏で糸を引いてる奴だという可能性はある。もしくはそれら全てが目くらましという可能性も捨てきれないけどな」
「お義母さまは、時々わざわざ馬車を呼んで出かけることもあるわ」
「家紋を見られたくないようなところに向かってるってことだろうな。そこで黒幕と会ってる可能性が高い。たぶんそれもアンリーク伯爵は追ってるはずだ。具体的証拠さえ掴めれば、法で裁くこともできるんだがな」
スフィーナができることは何だろうか。
守られるだけではなく、助けてもらうばかりではなく、できることを探さなければ。
馬車に揺られラグート邸に向かいながら、スフィーナは決意を新たにした。
・・・◆・・・◇・・・◆・・・
「まあ、いらっしゃいスフィーナ。また綺麗になって、見違えたわねえ」
「行儀見習いという名目だが、我が家だと思って過ごしてくれればいい」
馬車を降りたスフィーナは、グレイグの両親、ケリーとオスマンに笑顔で迎えられた。
使用人たちも勢ぞろいで出迎えてくれて、その場は温かな空気に包まれていた。
自分の家では受けたことのない温かな歓迎に、スフィーナは胸がいっぱいになった。
「突然のことで、ご迷惑をおかけいたします」
「いいのよお。結婚生活が早まったと思えばいいわ」
「そうだ。どうせあと一年もしないで我が家に来ることになっていたんだからな」
「ありがとうございます」
笑顔には涙ではなく、笑顔を返したい。
スフィーナは涙を堪え、精一杯の笑みを浮かべた。
ケリーはふふっと笑うと、居並んだ使用人に向かって、軽く手招きした。
「紹介するわね。スフィーナ付きの侍女の、アンナとリンよ」
スフィーナは目を丸くして、はにかむように笑って礼をした二人を見つめた。
「アンナ……! リン……! あなたたちまで、どうしてここに」
「急に慣れないお家に連れて来られても不安でしょ? グレイグには乙女に対する細やかな気配りなんて求めても無駄だし。どうせ彼女たちも避難させるなら、うちに来させたらいいとアンリーク伯爵に言ったのよ」
「そう。せっかくの人材を余らせておくのは勿体ないからな。合理的だろう?」
そう言ってケリーもオスマンも企みが成功したかのように楽しげに笑った。
こういうところを見ると、グレイグはこの二人の血を引いているのだと思わされて、スフィーナもつい笑ってしまった。
ありがたかった。
いろんな不安が消し飛んでいくようだった。
「学院をしばらくお休みしている間は、いろいろと私に付き合ってちょうだいね」
そう言ってウインクしたケリーに、スフィーナは「もちろんです!」と笑って答えた。
・・・◆・・・◇・・・◆・・・
ラグート邸での暮らしは穏やかに過ぎた。
スフィーナは初めて家庭の温かさを知った。
もう少しでこの人たちと本当の家族になれるのだ。早くその時が来たらいいのに。
そう思うほどに、スフィーナは満ち足りた日々を送っていた。
ただお腹を満たすためだった食事が、こんなに笑いに溢れたものだとは知らなかった。
お菓子をつまみながらお茶をする時間が、あっという間に過ぎた。
幼い頃に教わってそれきりになっていた刺繍も、ケリーとお喋りをしながらグレイグのハンカチを一つ縫い終えた。
それから、毎日グレイグからは護身術を習った。
そしてたくさん話をした。
寝る前に額に落としてくれるキスは、いつまでも慣れることはなかった。
充実した日々。そして頬も胸も温かいまま眠りにつけることが何より幸せだった。
そんな時に、二つの知らせが舞い込んだ。
一つは、ミリーの婚約者が決まったこと。
そして、もう一つは沈鬱な顔のグレイグからもたらされた。
「すまない。きっと無事に帰ってくるから、笑顔で見送ってくれないか」
それは、学生でありながら騎士見習いとして騎士団に属しているグレイグが、長期休暇の間、無法地帯となっている辺境の地の治安維持に駆り出されることになったという知らせだった。
ダスティンにその話を聞くと辛そうな顔をされたから、詳しく聞いたことはなかった。
その後すぐにミリーを連れた義母が後妻となった。
その経緯も、スフィーナは詳しく聞いたことがない。
確か義母イザベラは元々アンリーク家の侍女として住み込みで働いていたはずで、ミリーも使用人部屋に一緒に住んでいた。
サナが亡くなった後、ミリーはダスティンの子なのだから責任をとれと押し切られて結婚したというような話を聞いた覚えもあるが、定かではない。
その後、執事を含めた使用人たちは全て解雇され、新しく雇われた。
だから聞ける相手もいなかったのだ。
しかしあの義母が、サナを殺したのかもしれないとは考えたことがなかった。
スフィーナは熱を失った体を抱えるようにして震えた。
震えが止まらない。
これまで安穏とあの邸で過ごしていたことが恐ろしい。
そして同時に、初めて義母に対して堪えようのない憎しみが沸いた。
これまでにも辛く当たる義母を恨めしく思う気持ちはあった。
だがここまでの強い感情が沸いたのは初めてだ。
グレイグがそっとスフィーナの肩を抱き寄せ、その体で包んだ。
「大丈夫だ。俺が守る。アンリーク伯爵もずっとスフィーナを守るために動いてる。そう簡単にあの婆さんに手出しはさせやしない」
そう言ってどこか凶暴に笑ったグレイグの胸の中で、スフィーナは首を振った。
「そうじゃないの。確かにお義母さまを――あの人を恐ろしいと思うわ。だけどそれよりも、憎くて憎くてたまらないの。お母様が一体何故、命まで奪われなければならなかったというの」
グレイグの胸に、スフィーナの熱い涙が吸い込まれていった。
後から後から胸を濡らす涙は止められなかった。
グレイグはスフィーナの頭を優しく撫で、落ち着くのを待ってくれた。
「そうしてスフィーナがその憎しみを溢れさせれば、あの婆さんに邪魔だと最後の判断をされかねない。だからアンリーク伯爵は黙っていたんだが、指輪が勝手に悪意にやり返すようになった今、黙っていてもあの婆さんが激化していくのは目に見えている。だからこのことはスフィーナも知っておくべきだと思ったんだ」
確かに、知ってしまえばこれまでのように、自分さえ我慢していればいいなどとは思わない。
義母を許すつもりはなかった。
そうなれば義母が取る手段など見えている。
サナを殺したのであれば、スフィーナの命を奪うのも簡単だろう。
「グレイグ、話してくれてありがとう」
義母のことは怖い。
けれど自分のことだ。しっかりしなくては。
スフィーナはそっとグレイグの胸を押し、もう大丈夫と示すように小さく頷いて見せた。
グレイグはくしゃくしゃとスフィーナの頭を撫でた後、馬車の壁にもたれた。
「あの婆さんの生家だと言っている家は存在しなかった。どこかの貴族と繋がってることは確かだが、それがどこで、どんな目的があるのかまではわからない。もしかしたらアンリーク伯爵は既にそれも掴んでるのかもしれないけどな。俺にも全ては話してくれないんだよ。まだ子供だと思ってなるべく巻き込むまいと思っているのかはわからんが」
グレイグは苦笑したが、ダスティンは十分グレイグを頼っていると思った。
何も知らされずにいた自分よりも、ずっと。
「そう言えば。だとしたら、もしかしてお義母さまが連れ込んでいる愛人の方って」
「ああ。その中のどれかが、あの婆さんの裏で糸を引いてる奴だという可能性はある。もしくはそれら全てが目くらましという可能性も捨てきれないけどな」
「お義母さまは、時々わざわざ馬車を呼んで出かけることもあるわ」
「家紋を見られたくないようなところに向かってるってことだろうな。そこで黒幕と会ってる可能性が高い。たぶんそれもアンリーク伯爵は追ってるはずだ。具体的証拠さえ掴めれば、法で裁くこともできるんだがな」
スフィーナができることは何だろうか。
守られるだけではなく、助けてもらうばかりではなく、できることを探さなければ。
馬車に揺られラグート邸に向かいながら、スフィーナは決意を新たにした。
・・・◆・・・◇・・・◆・・・
「まあ、いらっしゃいスフィーナ。また綺麗になって、見違えたわねえ」
「行儀見習いという名目だが、我が家だと思って過ごしてくれればいい」
馬車を降りたスフィーナは、グレイグの両親、ケリーとオスマンに笑顔で迎えられた。
使用人たちも勢ぞろいで出迎えてくれて、その場は温かな空気に包まれていた。
自分の家では受けたことのない温かな歓迎に、スフィーナは胸がいっぱいになった。
「突然のことで、ご迷惑をおかけいたします」
「いいのよお。結婚生活が早まったと思えばいいわ」
「そうだ。どうせあと一年もしないで我が家に来ることになっていたんだからな」
「ありがとうございます」
笑顔には涙ではなく、笑顔を返したい。
スフィーナは涙を堪え、精一杯の笑みを浮かべた。
ケリーはふふっと笑うと、居並んだ使用人に向かって、軽く手招きした。
「紹介するわね。スフィーナ付きの侍女の、アンナとリンよ」
スフィーナは目を丸くして、はにかむように笑って礼をした二人を見つめた。
「アンナ……! リン……! あなたたちまで、どうしてここに」
「急に慣れないお家に連れて来られても不安でしょ? グレイグには乙女に対する細やかな気配りなんて求めても無駄だし。どうせ彼女たちも避難させるなら、うちに来させたらいいとアンリーク伯爵に言ったのよ」
「そう。せっかくの人材を余らせておくのは勿体ないからな。合理的だろう?」
そう言ってケリーもオスマンも企みが成功したかのように楽しげに笑った。
こういうところを見ると、グレイグはこの二人の血を引いているのだと思わされて、スフィーナもつい笑ってしまった。
ありがたかった。
いろんな不安が消し飛んでいくようだった。
「学院をしばらくお休みしている間は、いろいろと私に付き合ってちょうだいね」
そう言ってウインクしたケリーに、スフィーナは「もちろんです!」と笑って答えた。
・・・◆・・・◇・・・◆・・・
ラグート邸での暮らしは穏やかに過ぎた。
スフィーナは初めて家庭の温かさを知った。
もう少しでこの人たちと本当の家族になれるのだ。早くその時が来たらいいのに。
そう思うほどに、スフィーナは満ち足りた日々を送っていた。
ただお腹を満たすためだった食事が、こんなに笑いに溢れたものだとは知らなかった。
お菓子をつまみながらお茶をする時間が、あっという間に過ぎた。
幼い頃に教わってそれきりになっていた刺繍も、ケリーとお喋りをしながらグレイグのハンカチを一つ縫い終えた。
それから、毎日グレイグからは護身術を習った。
そしてたくさん話をした。
寝る前に額に落としてくれるキスは、いつまでも慣れることはなかった。
充実した日々。そして頬も胸も温かいまま眠りにつけることが何より幸せだった。
そんな時に、二つの知らせが舞い込んだ。
一つは、ミリーの婚約者が決まったこと。
そして、もう一つは沈鬱な顔のグレイグからもたらされた。
「すまない。きっと無事に帰ってくるから、笑顔で見送ってくれないか」
それは、学生でありながら騎士見習いとして騎士団に属しているグレイグが、長期休暇の間、無法地帯となっている辺境の地の治安維持に駆り出されることになったという知らせだった。
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