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第2章
*
しおりを挟むまあ、そんなことを言いつつもその決定を下したのはあたしの脳内な訳で。
我ながらヒドい女だとは思うけれど、ぶっちゃけ彼女らと遊んで楽しかったことなんて一度もない。
8:23 既読 "イサゾーひま"
"はぁ?アンタ学校なんじゃないの?" 8:25
8:25 既読 "学校だけど暇ー。イサゾーも学校?"
"そんなカンジ" 8:28
「(………そんなカンジって、何)」
「初ー、初ってば」
「ああうん、はいよ」
「ポッキー貰ってい?」
「いいけど後で箱買いしてよね」
「ドケチじゃんそれー」
大好きなポッキー。
お気に入りの雑誌。
短いスカートとだぼっとしたカーディガン。
何時間も没頭できるくらい大好きな化粧で、今日も輝く顔面。
………まあ、きらきらしてるのはラメのお陰に過ぎないのだけれど。
「ぬー……、」
「初ー、マスカラ貸して」
「いいけど。後でユカリ持ってた新作使わせてよ」
「ドケチ魔神じゃんそれー」
「魔神に昇格とか嬉しくない」
目の前に居るのは一番チビなユカリ。
そして、そのユカリの隣に乱雑に置かれたペッタンコの鞄の持ち主はショートヘアで長身のアキホ。
……確か今、トイレに行っている筈。すると気になってくるのが、
「ユカリ」
「んー?」
熱心にハンドミラーを覗き込んでマスカラを施している彼女にぶつけたのは、素朴な疑問だった。
「アカネ遅くない?」
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