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Office19・本当のキモチ
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ここがドコとか、人目とか、もう、何も気にならなくなった。
何も、考えられなくなる。悪魔の香りが、私を狂わせる。
真吾君を見たら、目を開いて真っ赤になっていた。何時も冷静沈着で、散々意地悪して楽しんでいた男が――私の甘えた声ひとつで、そんな風になるんだ。
そんなに私のコト、好きなのね?
嬉しいわ。
初めて、真吾君のギャフンといわせた顔を見た気がした。
やったわ!
悪魔の顔を、フイ打ちで崩してやったわ!
何故かテンションが上がった。
普段、悪魔に散々意地悪されていたことが、私の中で相当ストレスになっていたのだ。きっと。
でも、不思議ね。
そんな貴方を、好きになってしまうなんて。
あんなに長い間恋して、ずっとずっと忘れられなかった男よりも、いつの間にか好きになってしまうなんて。
「もう、そんなカワイイ事言うなんて、本当に貴女は反則すぎます。今日はイヤだって言っても帰しませんから、覚悟してくださいね」
「イヤだ」
イヤだって言うなっていうから、言ってやった。
「了解です。じゃあ、行きましょう」
何時もの私達らしい雰囲気で、手を繋いで横浜の夜の街を歩き出した。
それから夜景が見える、みなとみらいのホテルの一室で、私と真吾君は情事に耽った。
激しく熱く昂った気持ちをお互いにぶつけ、愛し合った。
長い間好きだった男を諦めたその日に、違う男を好きになっていた事に気づいて、更にその男に抱かれるなんて。
でも、真吾君にこんなに愛されて、嬉しいって思うのは、きっと、あの香りのせいだわ。
真吾悪魔の、ジョーマローンのあの香りが、私を狂わせるから――
何も、考えられなくなる。悪魔の香りが、私を狂わせる。
真吾君を見たら、目を開いて真っ赤になっていた。何時も冷静沈着で、散々意地悪して楽しんでいた男が――私の甘えた声ひとつで、そんな風になるんだ。
そんなに私のコト、好きなのね?
嬉しいわ。
初めて、真吾君のギャフンといわせた顔を見た気がした。
やったわ!
悪魔の顔を、フイ打ちで崩してやったわ!
何故かテンションが上がった。
普段、悪魔に散々意地悪されていたことが、私の中で相当ストレスになっていたのだ。きっと。
でも、不思議ね。
そんな貴方を、好きになってしまうなんて。
あんなに長い間恋して、ずっとずっと忘れられなかった男よりも、いつの間にか好きになってしまうなんて。
「もう、そんなカワイイ事言うなんて、本当に貴女は反則すぎます。今日はイヤだって言っても帰しませんから、覚悟してくださいね」
「イヤだ」
イヤだって言うなっていうから、言ってやった。
「了解です。じゃあ、行きましょう」
何時もの私達らしい雰囲気で、手を繋いで横浜の夜の街を歩き出した。
それから夜景が見える、みなとみらいのホテルの一室で、私と真吾君は情事に耽った。
激しく熱く昂った気持ちをお互いにぶつけ、愛し合った。
長い間好きだった男を諦めたその日に、違う男を好きになっていた事に気づいて、更にその男に抱かれるなんて。
でも、真吾君にこんなに愛されて、嬉しいって思うのは、きっと、あの香りのせいだわ。
真吾悪魔の、ジョーマローンのあの香りが、私を狂わせるから――
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