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Office17・最後の限定デート
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三輪さんと合流して、さっきの不祥事を何度も謝って、横浜までのドライブを楽しんだ。
緊張しすぎて上手く喋れたかどうか、会話の内容もあまりよく覚えていない。
勿体ないけど、心拍数が異常だから。落ち着かせようとする方に意識がいっちゃって、三輪さんの話をウンウン頷いて聞いているだけだったような気がする。
とりあえず身体を動かそうという事になり、ボウリングをやることになった。
手続きを済ませて、現在大きなモニターに、三輪庄司と久遠寺和歌子の名前が提示されている。
ここは男の人からやって貰う事に。三輪さんに一番手を譲り、早速投げて貰った。
「緊張するね」
「大丈夫ですっ! 私も下手ですから。頑張ってください」
綺麗なフォームで三輪さんはボールを投げた。ガコーンとボウリングのピンが倒れる良い音が響いた。結果は勿論、ストライク。
さっすが三輪さん!! 私が惚れただけのコトはあるっ!!
「すごーいっ! 三輪さん素敵です!!」黄色い声援を上げた。
「ははは。ありがとう。若い頃は、ツレと結構夜までボウリングとかバッティングセンターとか行って、身体動かしてたからなぁ」
「今でも十分若いですよ! 桃香さんとは来られないのですか?」
「うん。来た事無いな」
「じゃあ――・・・・」私は極上の笑みを湛えた。「桃香さんとのデートプランに追加ですね」
「そうだね」
三輪さんは少し寂しそうに笑った。あら。何かいけなかったかしら。
桃香さんを置いて、日曜日に部下とデートまがいな事してるから、後ろめたいのかもしれないわね。
でも、ごめんなさい。
貴方と過ごす最後の日。今日だけ、三輪さんを独占する事を赦してください。
「さあ、和歌ちゃんの番だよ。頑張って投げて」
「はいっ! 久遠寺和歌子、行きます!」
今日の召し物はスカートだし、おしとやかにしようと思っていたけど、あのボウリングのピンの中央に真吾君の顔が見えたので、今朝の恨みを込め、それにめがけて思い切りボールを投げてしまった。
ガコーン、といい音がして、全部ピンが倒れた。
「やった! 三輪さんっ、全部倒れました!!」
「凄いじゃないか、和歌ちゃん。イエーイ」
ストライクを取ったので、三輪さんがとっても喜んでくれて、更にハイタッチまで出来ちゃった!
素敵! すごーく喜んでくれたし、嬉しい!!
こればかりは、悪魔に感謝ね。
それにしても、あのクールで素敵な三輪さんが、イエーイって・・・・――!
ああっ、限定デート最高!!
緊張しすぎて上手く喋れたかどうか、会話の内容もあまりよく覚えていない。
勿体ないけど、心拍数が異常だから。落ち着かせようとする方に意識がいっちゃって、三輪さんの話をウンウン頷いて聞いているだけだったような気がする。
とりあえず身体を動かそうという事になり、ボウリングをやることになった。
手続きを済ませて、現在大きなモニターに、三輪庄司と久遠寺和歌子の名前が提示されている。
ここは男の人からやって貰う事に。三輪さんに一番手を譲り、早速投げて貰った。
「緊張するね」
「大丈夫ですっ! 私も下手ですから。頑張ってください」
綺麗なフォームで三輪さんはボールを投げた。ガコーンとボウリングのピンが倒れる良い音が響いた。結果は勿論、ストライク。
さっすが三輪さん!! 私が惚れただけのコトはあるっ!!
「すごーいっ! 三輪さん素敵です!!」黄色い声援を上げた。
「ははは。ありがとう。若い頃は、ツレと結構夜までボウリングとかバッティングセンターとか行って、身体動かしてたからなぁ」
「今でも十分若いですよ! 桃香さんとは来られないのですか?」
「うん。来た事無いな」
「じゃあ――・・・・」私は極上の笑みを湛えた。「桃香さんとのデートプランに追加ですね」
「そうだね」
三輪さんは少し寂しそうに笑った。あら。何かいけなかったかしら。
桃香さんを置いて、日曜日に部下とデートまがいな事してるから、後ろめたいのかもしれないわね。
でも、ごめんなさい。
貴方と過ごす最後の日。今日だけ、三輪さんを独占する事を赦してください。
「さあ、和歌ちゃんの番だよ。頑張って投げて」
「はいっ! 久遠寺和歌子、行きます!」
今日の召し物はスカートだし、おしとやかにしようと思っていたけど、あのボウリングのピンの中央に真吾君の顔が見えたので、今朝の恨みを込め、それにめがけて思い切りボールを投げてしまった。
ガコーン、といい音がして、全部ピンが倒れた。
「やった! 三輪さんっ、全部倒れました!!」
「凄いじゃないか、和歌ちゃん。イエーイ」
ストライクを取ったので、三輪さんがとっても喜んでくれて、更にハイタッチまで出来ちゃった!
素敵! すごーく喜んでくれたし、嬉しい!!
こればかりは、悪魔に感謝ね。
それにしても、あのクールで素敵な三輪さんが、イエーイって・・・・――!
ああっ、限定デート最高!!
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