11 / 96
Office03・知れば知るほど
3
しおりを挟むたまに怖い寝言というものがある。
管理人が小さいころ、死んだ祖父と会話しているらしい寝言がたびたびあったらしい。
一番下の従妹が生まれたときには管理人は祖父の幽霊を目撃しているので、寝言というのも馬鹿にはできないと考えるところである。
本当の話です。というより、現在進行中なんですが・・・。
私は今まで幽霊どころか不思議なことすら体験したことがない人間なんですが、
最近どうもおかしなことが続いているのでカキコします。
ものすごく長いので、嫌いな方はスルーして下さい。
事の発端は、夫が風邪をひいて寝込んだことから始まりました。
今年の7月の終わりの土曜日、2人で出かけていたのですが、
夜、帰ってくるなり「頭が痛い、寒い」というので、早く寝かせました。
最初熱をはかったときは微熱だったのが、3時間ほど経つと39度以上に上がってしまいました。
薬を飲ませたいのですが、夫は市販の風邪薬がダメなので、保健所に電話したり病院に電話したりして
新型インフルではないと確認した後、夜中に病院に連れて行きました。
幸い、普通の風邪という診断だったので、薬をもらって帰ってきて、夫も薬が効いたのかぐっすり眠ったようでした。
そのとき既に朝方だったのですが、さすがに一緒のベッドでは眠れず、ただちょっとホッとして、
リビングのソファで少しうたたねしてしまいました。
何だか夫の呼ぶ声が聞こえた気がしてハッと目が覚めました。声は確かに寝室から聞こえていたので、
急いで行ってみると、夫が大きな声で歌っていました。
まだ熱は下がりきってないはずで、よく眠っている感じなのですが、何だか一生懸命歌っているのです。
その様子は何と言うか・・・とにかく異様な感じで、私はぎょっとしてその場に立ち竦んでしまいました。
夫は普段からものすごい音痴なのでw、どんな音程で歌っているのかは分からないのですが、
「すみのあに・・・とうとうと・・・おかありを・・・すえらかす・・・」
と歌っているのは分かりました。上記の他にも何か言っていましたが、何だかいきなり全身がぞっとするような
感覚に包まれて、「熱で頭がおかしくなった?!」とか思いながら、思わずまだ氷がたくさん残っている水枕を
夫の頭の下から取り出すと、ふっと歌うのを止めて、すうすう寝息を立て始めました。
意味もなく水枕の水を替えたり、タオルで夫の顔を拭いたりしていたのですが、
特に変わった様子もなかったのでソファに戻って寝ました。
419: 本当にあった怖い名無し 2009/09/14(月) 13:19:22 ID:AVblIAaP0
※すみません、下げ忘れました!
その日(日曜日)のうちに大分熱は下がりました。少し気分が良くなったらしい夫に、
私「なんか寝込んでるとき、歌うたってたよ、夜中に大声で。すごい怖かったよw」
夫「え、マジで?w全っ然覚えてないわ。何の歌?」
私「何か知らない、変な歌。熱で頭おかしくなったかと思ったよ、びっくりしたわw」
夫「変な歌ってなに?多分頭は大丈夫だと思うw」
などとやりとりして、その日は夫が寝ているときに歌うこともなかったので、あのときの恐怖も薄れ、普通に過ごしました。
月曜日、夫は仕事を休みました。
火曜日の朝、すっかり元気になった夫は朝、ベランダでタバコを吸っていました。(家の中は禁煙ですw)
私は台所で食事の支度をしていたのですが、窓を開けていたのでベランダから夫の独り言が聞こえました。
「・・・・これが・・・○○(よく聞こえなかった)・・・ねだやしだな・・・」
また私はぎょっとしました。「ねだやし」って、「根絶やし?」とっさに、脳内変換してしまいました。
ベランダから出てきた夫に「根絶やしって今、独り言言ってたよね?何なの?」と聞くと、
夫は心底びっくりした顔をして、「はい?根絶やしって?」と逆に聞き返されました。
私「だって、今『根絶やしだな』って言ってたじゃん、そんな怖い言葉使わないでよ・・・」
夫「いや、そんなこと言ってないよ。聞き間違えじゃない?独り言言った?俺・・・」
とキョトンとしているので、それ以上追求できず、朝食を取った後、それぞれ仕事に行きました。
420: 本当にあった怖い名無し 2009/09/14(月) 13:20:44 ID:AVblIAaP0
それからは特に変わったこともなかったのですが、8月に入って夫の友達Aさん(♂)が泊まりで遊びに来ました。
Aさんは私と夫の共通の知り合いで、結婚後も何度も遊びに来てくれている人です。
で、その日Aさんがウチのお風呂に入っているとき、ドアが閉まっている脱衣所の前を通りかかったのですが、
そこでまた心臓が止まるかと思うほどぎょっとしました。Aさんがお風呂で歌を歌っていました。
「とうとうと・・・おかざりを・・・すべらかす・・・たまずさが・・・とけぬうち・・・すみのはに・・・」
何?何かの地域のわらべ歌?と混乱する頭で考えました。でも夫とAさんの実家は県が離れているので
地域つながりではないはず。何か、お葬式でお坊さんが歌うような調子で読むお経のような、そんな感じの歌で、
この間夫が歌っていた歌と同じだ!と確信しました。発音の違いはあれど、きっと同じ歌だ、と思いました。
またぞっとするような感覚に包まれ、ひざが震えました。
リビングでテレビを見ていた夫に「ねえ!Aさんがこの間○○(夫)が歌ってたのと、同じの歌ってる!!」
と言うと、夫は「何の歌だよw」と笑いながら脱衣所のドアのところまで来ましたが、ザーッとシャワーの音が
響くだけでもうAさんは歌っていませんでした。
お風呂から出てきたAさんに「さっきお風呂で歌ってた歌、もっかい歌って!」と言うと、キョトンとした顔で
「え?俺、なんか歌ってた?」と言うので、夫が「なんか俺が寝込んでたときに歌ってた歌と同じ歌なんだって」
と言うと、Aさんは「何?それ今時の歌?」と、本当に分からない様子だったので、私は怖くて、震えました。
私の様子に2人はちょっとびっくりしたのか、「まぁ気にすんなよ。酒飲もう」と明るく言ってくれ、
とりあえず3人でお酒を飲んで、その場は何とかやり過ごしました。
421: 本当にあった怖い名無し 2009/09/14(月) 13:21:58 ID:AVblIAaP0
それから3日後。私は仕事帰りによく駅前のスーパーに寄るのですが、その日も激混みのレジに並んでいました。
私の前には3人ほど並んでいたのですが、すぐ前にいるおじさんが「あっ。あれ忘れた」と言って私の顔を見て、
「ごめんなさい。ちょっと、すぐそこにあるヤツ忘れたから、カゴ置いていくから、ちょっと、いい?」と言いました。
要するに、レジの列から離脱せずに、買い忘れたものを取ってきたいということなんだと思いました。
私の後ろにも並んでいたので私はなんとも答えようがなく、苦笑いをしてごまかしたのですが、
おじさんはカゴを置いてその場を離れ、しばらくして青のり?を持って列に戻ってきました。
私の後ろの人も何も言わなかったので、そのままにしておきました。
おじさんも私もレジを終え、私がバッグに買ったものを詰め込んでいると、右肩をポンと叩かれました。
振り向くとさっきのおじさんでした。「さっきはありがとね」と言うので、とっさのことで「いえ・・・」と言うと、
私の耳元で「すぐには来ないよ。たまずさがとけぬうちは、ねだやしにならないからね」と言って、また肩をポンと
叩かれました。私はもう、冷や水を浴びせられたようになって、固まってしまいました。
私が何も言えないでいると、おじさんはさっさと荷物を持ってスーパーの入口に向かって歩きはじめましたが、
スーパーの入口を出たとき、入口のガラス越しにいきなりパッと消えました。
えっ?!と思い、自分の荷物をほったらかして小走りで入口に行きましたが、もうおじさんはいませんでした。
私は目が悪いのですが、コンタクトをしているのですごく見づらいということはありません。
明らかにおじさんは消えたと思いました。でもあんなにはっきり幽霊って見えるの?スーパーで買い物するの?
百歩譲って、もし消えてなかったとしても、あのおじさんの言葉は何なの?!怖いよ!!
叫び出したくなるのを押さえて、家に帰りました。
帰ってから「たまずさ」など、歌のキーワードをググったりしてひたすら調べて、単語の意味としては分かりましたが、
(たまずさ=手紙)何のことを言っているのか意味がつながらず、怖くなってやめました。
422: 本当にあった怖い名無し 2009/09/14(月) 13:23:23 ID:AVblIAaP0
その週は夫の帰りが遅く、また疲れていた様子だったので何も話さず、その週末からお盆休みに入ったので、
2人で夫の実家にお墓参りをしに行きました。
お墓参りをしたその夜、そのまま泊まったのですが、何か気配がして、起きたら夫が布団の上に正座していました。
時間を見たら朝の4時。「どうしたの!」と言ったら、
夫「なぁ・・・○○(私)、なんか前俺が『根絶やし』って言ったって言ってたよな・・・」
私「何なの?!・・・言ったけど・・・どうしたの?」
夫「見た。さっき。なんか、十二単みたいな何枚も重ねてる真っ白の着物着て、髪が長いんだけどもう、
ぐちゃぐちゃの髪で、真っ青でやせ細った女の人。着物と髪の毛、長いから引きずってる感じの・・・」
私「夢で?」
夫「いや・・・夢かもしれないけど、『根絶やし』って言われた気がした。わかんないけど」
私「・・・・・・・・・(気絶しそう)」
夫「俺、実はその人見るの2回目なんだよ。小学生のとき、1回見たけど、そのときは廊下を渡っていっただけだった」
夫の実家は400年以上続いている家で、建物自体は建て替えているのでそんなに古くないのですが、
現在家が建っている土地含め、近隣に所有している土地はかなり古くからある土地だと聞いています。
夫はその家の長男で、他に男兄弟はいません。
「根絶やし」とはこのこと?つまり、夫が死ぬとか、子供ができないとか、そういうことなの?
私はもうめまぐるしく頭の中で考えていました。
夫は怖い話が大嫌いなので、こういう話は初めてしたのですが、私も歌といい、夫の独り言といい、
スーパーのおじさんといい、もう本当に恐怖でいっぱいになって夫の手を握り締めました。
423: 本当にあった怖い名無し 2009/09/14(月) 13:24:12 ID:AVblIAaP0
それからしばらく何もなかったのですが、昨日(正確には今朝)の夜中、また夫が突然寝ながら大きな声で歌い出しました。
「すみのはに・・・とうとうと・・・おかざりを・・・」
もう飛び起きて、夫を揺さぶって起こしました。夫は寝ぼけて「へ?」って感じでしたが、歌を歌っていたことを伝えると、
「いやー・・・俺、死ぬのかなあ」とか言うので、泣いてしまいました。
今日は私は会社をズル休みしてしまいました。掃除も洗濯もやる気が起きず、こうやってここに書き込んでいます。
もうお寺でも神社でも、何でもいいのでお払いしてもらおうと思っています。
ここにいらっしゃる方で、歌詞の意味など、何かお分かりになる方、いらっしゃいますか?
以上です。長文・乱文すみませんでした。
管理人が小さいころ、死んだ祖父と会話しているらしい寝言がたびたびあったらしい。
一番下の従妹が生まれたときには管理人は祖父の幽霊を目撃しているので、寝言というのも馬鹿にはできないと考えるところである。
本当の話です。というより、現在進行中なんですが・・・。
私は今まで幽霊どころか不思議なことすら体験したことがない人間なんですが、
最近どうもおかしなことが続いているのでカキコします。
ものすごく長いので、嫌いな方はスルーして下さい。
事の発端は、夫が風邪をひいて寝込んだことから始まりました。
今年の7月の終わりの土曜日、2人で出かけていたのですが、
夜、帰ってくるなり「頭が痛い、寒い」というので、早く寝かせました。
最初熱をはかったときは微熱だったのが、3時間ほど経つと39度以上に上がってしまいました。
薬を飲ませたいのですが、夫は市販の風邪薬がダメなので、保健所に電話したり病院に電話したりして
新型インフルではないと確認した後、夜中に病院に連れて行きました。
幸い、普通の風邪という診断だったので、薬をもらって帰ってきて、夫も薬が効いたのかぐっすり眠ったようでした。
そのとき既に朝方だったのですが、さすがに一緒のベッドでは眠れず、ただちょっとホッとして、
リビングのソファで少しうたたねしてしまいました。
何だか夫の呼ぶ声が聞こえた気がしてハッと目が覚めました。声は確かに寝室から聞こえていたので、
急いで行ってみると、夫が大きな声で歌っていました。
まだ熱は下がりきってないはずで、よく眠っている感じなのですが、何だか一生懸命歌っているのです。
その様子は何と言うか・・・とにかく異様な感じで、私はぎょっとしてその場に立ち竦んでしまいました。
夫は普段からものすごい音痴なのでw、どんな音程で歌っているのかは分からないのですが、
「すみのあに・・・とうとうと・・・おかありを・・・すえらかす・・・」
と歌っているのは分かりました。上記の他にも何か言っていましたが、何だかいきなり全身がぞっとするような
感覚に包まれて、「熱で頭がおかしくなった?!」とか思いながら、思わずまだ氷がたくさん残っている水枕を
夫の頭の下から取り出すと、ふっと歌うのを止めて、すうすう寝息を立て始めました。
意味もなく水枕の水を替えたり、タオルで夫の顔を拭いたりしていたのですが、
特に変わった様子もなかったのでソファに戻って寝ました。
419: 本当にあった怖い名無し 2009/09/14(月) 13:19:22 ID:AVblIAaP0
※すみません、下げ忘れました!
その日(日曜日)のうちに大分熱は下がりました。少し気分が良くなったらしい夫に、
私「なんか寝込んでるとき、歌うたってたよ、夜中に大声で。すごい怖かったよw」
夫「え、マジで?w全っ然覚えてないわ。何の歌?」
私「何か知らない、変な歌。熱で頭おかしくなったかと思ったよ、びっくりしたわw」
夫「変な歌ってなに?多分頭は大丈夫だと思うw」
などとやりとりして、その日は夫が寝ているときに歌うこともなかったので、あのときの恐怖も薄れ、普通に過ごしました。
月曜日、夫は仕事を休みました。
火曜日の朝、すっかり元気になった夫は朝、ベランダでタバコを吸っていました。(家の中は禁煙ですw)
私は台所で食事の支度をしていたのですが、窓を開けていたのでベランダから夫の独り言が聞こえました。
「・・・・これが・・・○○(よく聞こえなかった)・・・ねだやしだな・・・」
また私はぎょっとしました。「ねだやし」って、「根絶やし?」とっさに、脳内変換してしまいました。
ベランダから出てきた夫に「根絶やしって今、独り言言ってたよね?何なの?」と聞くと、
夫は心底びっくりした顔をして、「はい?根絶やしって?」と逆に聞き返されました。
私「だって、今『根絶やしだな』って言ってたじゃん、そんな怖い言葉使わないでよ・・・」
夫「いや、そんなこと言ってないよ。聞き間違えじゃない?独り言言った?俺・・・」
とキョトンとしているので、それ以上追求できず、朝食を取った後、それぞれ仕事に行きました。
420: 本当にあった怖い名無し 2009/09/14(月) 13:20:44 ID:AVblIAaP0
それからは特に変わったこともなかったのですが、8月に入って夫の友達Aさん(♂)が泊まりで遊びに来ました。
Aさんは私と夫の共通の知り合いで、結婚後も何度も遊びに来てくれている人です。
で、その日Aさんがウチのお風呂に入っているとき、ドアが閉まっている脱衣所の前を通りかかったのですが、
そこでまた心臓が止まるかと思うほどぎょっとしました。Aさんがお風呂で歌を歌っていました。
「とうとうと・・・おかざりを・・・すべらかす・・・たまずさが・・・とけぬうち・・・すみのはに・・・」
何?何かの地域のわらべ歌?と混乱する頭で考えました。でも夫とAさんの実家は県が離れているので
地域つながりではないはず。何か、お葬式でお坊さんが歌うような調子で読むお経のような、そんな感じの歌で、
この間夫が歌っていた歌と同じだ!と確信しました。発音の違いはあれど、きっと同じ歌だ、と思いました。
またぞっとするような感覚に包まれ、ひざが震えました。
リビングでテレビを見ていた夫に「ねえ!Aさんがこの間○○(夫)が歌ってたのと、同じの歌ってる!!」
と言うと、夫は「何の歌だよw」と笑いながら脱衣所のドアのところまで来ましたが、ザーッとシャワーの音が
響くだけでもうAさんは歌っていませんでした。
お風呂から出てきたAさんに「さっきお風呂で歌ってた歌、もっかい歌って!」と言うと、キョトンとした顔で
「え?俺、なんか歌ってた?」と言うので、夫が「なんか俺が寝込んでたときに歌ってた歌と同じ歌なんだって」
と言うと、Aさんは「何?それ今時の歌?」と、本当に分からない様子だったので、私は怖くて、震えました。
私の様子に2人はちょっとびっくりしたのか、「まぁ気にすんなよ。酒飲もう」と明るく言ってくれ、
とりあえず3人でお酒を飲んで、その場は何とかやり過ごしました。
421: 本当にあった怖い名無し 2009/09/14(月) 13:21:58 ID:AVblIAaP0
それから3日後。私は仕事帰りによく駅前のスーパーに寄るのですが、その日も激混みのレジに並んでいました。
私の前には3人ほど並んでいたのですが、すぐ前にいるおじさんが「あっ。あれ忘れた」と言って私の顔を見て、
「ごめんなさい。ちょっと、すぐそこにあるヤツ忘れたから、カゴ置いていくから、ちょっと、いい?」と言いました。
要するに、レジの列から離脱せずに、買い忘れたものを取ってきたいということなんだと思いました。
私の後ろにも並んでいたので私はなんとも答えようがなく、苦笑いをしてごまかしたのですが、
おじさんはカゴを置いてその場を離れ、しばらくして青のり?を持って列に戻ってきました。
私の後ろの人も何も言わなかったので、そのままにしておきました。
おじさんも私もレジを終え、私がバッグに買ったものを詰め込んでいると、右肩をポンと叩かれました。
振り向くとさっきのおじさんでした。「さっきはありがとね」と言うので、とっさのことで「いえ・・・」と言うと、
私の耳元で「すぐには来ないよ。たまずさがとけぬうちは、ねだやしにならないからね」と言って、また肩をポンと
叩かれました。私はもう、冷や水を浴びせられたようになって、固まってしまいました。
私が何も言えないでいると、おじさんはさっさと荷物を持ってスーパーの入口に向かって歩きはじめましたが、
スーパーの入口を出たとき、入口のガラス越しにいきなりパッと消えました。
えっ?!と思い、自分の荷物をほったらかして小走りで入口に行きましたが、もうおじさんはいませんでした。
私は目が悪いのですが、コンタクトをしているのですごく見づらいということはありません。
明らかにおじさんは消えたと思いました。でもあんなにはっきり幽霊って見えるの?スーパーで買い物するの?
百歩譲って、もし消えてなかったとしても、あのおじさんの言葉は何なの?!怖いよ!!
叫び出したくなるのを押さえて、家に帰りました。
帰ってから「たまずさ」など、歌のキーワードをググったりしてひたすら調べて、単語の意味としては分かりましたが、
(たまずさ=手紙)何のことを言っているのか意味がつながらず、怖くなってやめました。
422: 本当にあった怖い名無し 2009/09/14(月) 13:23:23 ID:AVblIAaP0
その週は夫の帰りが遅く、また疲れていた様子だったので何も話さず、その週末からお盆休みに入ったので、
2人で夫の実家にお墓参りをしに行きました。
お墓参りをしたその夜、そのまま泊まったのですが、何か気配がして、起きたら夫が布団の上に正座していました。
時間を見たら朝の4時。「どうしたの!」と言ったら、
夫「なぁ・・・○○(私)、なんか前俺が『根絶やし』って言ったって言ってたよな・・・」
私「何なの?!・・・言ったけど・・・どうしたの?」
夫「見た。さっき。なんか、十二単みたいな何枚も重ねてる真っ白の着物着て、髪が長いんだけどもう、
ぐちゃぐちゃの髪で、真っ青でやせ細った女の人。着物と髪の毛、長いから引きずってる感じの・・・」
私「夢で?」
夫「いや・・・夢かもしれないけど、『根絶やし』って言われた気がした。わかんないけど」
私「・・・・・・・・・(気絶しそう)」
夫「俺、実はその人見るの2回目なんだよ。小学生のとき、1回見たけど、そのときは廊下を渡っていっただけだった」
夫の実家は400年以上続いている家で、建物自体は建て替えているのでそんなに古くないのですが、
現在家が建っている土地含め、近隣に所有している土地はかなり古くからある土地だと聞いています。
夫はその家の長男で、他に男兄弟はいません。
「根絶やし」とはこのこと?つまり、夫が死ぬとか、子供ができないとか、そういうことなの?
私はもうめまぐるしく頭の中で考えていました。
夫は怖い話が大嫌いなので、こういう話は初めてしたのですが、私も歌といい、夫の独り言といい、
スーパーのおじさんといい、もう本当に恐怖でいっぱいになって夫の手を握り締めました。
423: 本当にあった怖い名無し 2009/09/14(月) 13:24:12 ID:AVblIAaP0
それからしばらく何もなかったのですが、昨日(正確には今朝)の夜中、また夫が突然寝ながら大きな声で歌い出しました。
「すみのはに・・・とうとうと・・・おかざりを・・・」
もう飛び起きて、夫を揺さぶって起こしました。夫は寝ぼけて「へ?」って感じでしたが、歌を歌っていたことを伝えると、
「いやー・・・俺、死ぬのかなあ」とか言うので、泣いてしまいました。
今日は私は会社をズル休みしてしまいました。掃除も洗濯もやる気が起きず、こうやってここに書き込んでいます。
もうお寺でも神社でも、何でもいいのでお払いしてもらおうと思っています。
ここにいらっしゃる方で、歌詞の意味など、何かお分かりになる方、いらっしゃいますか?
以上です。長文・乱文すみませんでした。
0
お気に入りに追加
87
あなたにおすすめの小説
【完結】捨ててください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
ずっと貴方の側にいた。
でも、あの人と再会してから貴方は私ではなく、あの人を見つめるようになった。
分かっている。
貴方は私の事を愛していない。
私は貴方の側にいるだけで良かったのに。
貴方が、あの人の側へ行きたいと悩んでいる事が私に伝わってくる。
もういいの。
ありがとう貴方。
もう私の事は、、、
捨ててください。
続編投稿しました。
初回完結6月25日
第2回目完結7月18日
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
【完結】新皇帝の後宮に献上された姫は、皇帝の寵愛を望まない
ユユ
恋愛
周辺諸国19国を統べるエテルネル帝国の皇帝が崩御し、若い皇子が即位した2年前から従属国が次々と姫や公女、もしくは美女を献上している。
既に帝国の令嬢数人と従属国から18人が後宮で住んでいる。
未だ献上していなかったプロプル王国では、王女である私が仕方なく献上されることになった。
後宮の余った人気のない部屋に押し込まれ、選択を迫られた。
欲の無い王女と、女達の醜い争いに辟易した新皇帝の噛み合わない新生活が始まった。
* 作り話です
* そんなに長くしない予定です
立派な王太子妃~妃の幸せは誰が考えるのか~
矢野りと
恋愛
ある日王太子妃は夫である王太子の不貞の現場を目撃してしまう。愛している夫の裏切りに傷つきながらも、やり直したいと周りに助言を求めるが‥‥。
隠れて不貞を続ける夫を見続けていくうちに壊れていく妻。
周りが気づいた時は何もかも手遅れだった…。
※設定はゆるいです。
【完結】私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね
江崎美彩
恋愛
王太子殿下の婚約者候補を探すために開かれていると噂されるお茶会に招待された、伯爵令嬢のミンディ・ハーミング。
幼馴染のブライアンが好きなのに、当のブライアンは「ミンディみたいなじゃじゃ馬がお茶会に出ても恥をかくだけだ」なんて揶揄うばかり。
「私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね! 王太子殿下に見染められても知らないんだから!」
ミンディはブライアンに告げ、お茶会に向かう……
〜登場人物〜
ミンディ・ハーミング
元気が取り柄の伯爵令嬢。
幼馴染のブライアンに揶揄われてばかりだが、ブライアンが自分にだけ向けるクシャクシャな笑顔が大好き。
ブライアン・ケイリー
ミンディの幼馴染の伯爵家嫡男。
天邪鬼な性格で、ミンディの事を揶揄ってばかりいる。
ベリンダ・ケイリー
ブライアンの年子の妹。
ミンディとブライアンの良き理解者。
王太子殿下
婚約者が決まらない事に対して色々な噂を立てられている。
『小説家になろう』にも投稿しています
【完結】愛くるしい彼女。
たまこ
恋愛
侯爵令嬢のキャロラインは、所謂悪役令嬢のような容姿と性格で、人から敬遠されてばかり。唯一心を許していた幼馴染のロビンとの婚約話が持ち上がり、大喜びしたのも束の間「この話は無かったことに。」とバッサリ断られてしまう。失意の中、第二王子にアプローチを受けるが、何故かいつもロビンが現れて•••。
2023.3.15
HOTランキング35位/24hランキング63位
ありがとうございました!
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる