132 / 150
スマイル39
愛夜・5
しおりを挟む
気が付くと、美羽が俺の腕の中で眠っていた。
昨日は、ハッキリ言って凄かった。
とてもここじゃ言えねースゲーヤツ、美羽にいっぱいお見舞いしてやったからな。
それより本当に、やっとこの手に入ったんだ。
嬉しくて、嬉しくて、きっと美羽は苦しいと思うけど、それでも我慢できずに強く抱きしめてしまった。
すると、腕の中の美羽がもそもそと動きだした。起こしてしまったんだな。悪いけど、逃がさねえぞ。
彼女を捕らえた。「ドコ行くんだよ」
「あ、ごめん。起こしちゃった?」
「起きてた。お前の寝顔、見てた」
更にきつく、ぎゅっと抱きしめた。「本当に、俺のモンになったんだなーって思って・・・・もう、俺のモンだからな。ドコへもやらねー」
「苦しいよ」
「うるせえ。お前をこうやって抱くこと、どんだけ我慢してきたと思ってんだ。まだもう二、三ラウンドくらい行けるけど、どうだ? お前が望むなら、もっと頑張るけど」
俺も正直言って、こんなに自分ができると思わなかった。
美羽を見ていると、欲望が際限なく立ち上がってくるから仕方ない。
「もう無理っ!」即答で断られた。
「なんだよ、いーじゃねーか」
「だめ。もう身体もたないわよー」
あはは、と美羽が笑った。その笑顔――本当に俺のものなんだ。
そう思うと、身体が熱くなった。
やっぱり、我慢できねー。多分半年分くらい溜まっているから、暫くはこの調子だろうな。
覚悟しとけよ。
「頼む、あと一回だけ」
両手を顔の前に合わせ、美羽に懇願した。
「あのね、王雅。私、好きな男とするのは初めてだし、その・・・・経験ゼロみたいなものなのよ? もう少し優しくしてよね。貴方メチャクチャよ。ハード過ぎるわ」
「よく言うぜ。お前だってハードだったじゃねーか」
昨夜は、美羽にかなりハードなコトされたんだ。
それも、ここでは言えねー。ま、想像に任せるから。
本当は何時も応援してくれてるお前等へのご褒美として、チラっとおまけで公表するつもりだったんだけどな。どんな夜を過ごしたかっつー話。
でも、俺様のアッチの様子は内容が過激すぎてアウトになるから書けない――かといって手練れの俺の××をソフトにすることもできねーし、そのまま書くと×だらけになるから、それについては公表を断念したんだ。
詳しく書けなくてスマン!
詫び代わりに、至急もっとソフトでお前等が喜ぶような、別の褒美を用意しておいてやる。だからコレについては想像で頼む。
まあでも、全く不明と言うのも可哀想だから、ヒントを教えてやる。
んーそうだな。ま、言うなれば美羽は、悪の女王だ。不覚ながらこの俺様が乱されちまったんだ。
散々苛めてやったら、苛め返されたんだ。マジありえねー女王だ。
で、そんな女王を、俺様がメチャクチャに乱してやったんだ。サイコーだったぜ。
これで解っただろ?
え、解んない?
お前等までそんな意地悪なコト、言うなよっ。
それはさておき。昨日のスゲーヤツ、今からそれをもう一回再現するんだ。
「誰のせいだと思ってんのよ」美羽が口を尖らせた。「王雅のせいでしょ。普通はあんなになりません。何回もしません」
「いーじゃねーか。普通なんてつまんねーよ。それより美羽って、女王気質があるよな。初めてのクセに俺様に挑戦的な態度取ってくるんだもんな。参ったぜ。でも、その後の乱れた女王も可愛かったけど」
「もうっ、王雅だって乱れてたでしょっ」
顔を赤くしてムキになって怒ってきた。マジでカワイイ。
俺はもう、どんなお前でも愛しくて可愛いって思っちまうんだ。
重症な美羽病だと思う。この病気、一生続くんだろーな。
そう考えたら、嬉しくなった。
「うん。二人で乱れた。嬉しい。最高だった。こんなに心地よくて幸せなセックス、初めてだ。スゲー、感動した。美羽とだからできたんだ」
「そうね。抱かれる前は怖かったけど・・・・でも、私も幸せ。もう少し王雅の傍で、こうしていたい」
「だろ? だからもう一回――・・・・」
俺は美羽の身体に、ゆっくりと自分の身体を沈み込ませた。
彼女と繋がっていると、感じた事のない心地よさに包まれて、本当に幸せだと感じる。
俺はこれが欲しかったんだ。ずっと、ずっと幸せと感じるこの時の為に、今日まで生きて来たんだ、と。
愛する女王が俺を包み込み、強く抱きしめてくれる腕を離さないよう、しっかりと抱き返した。
お前とのこれからの幸せを、いっぱいに噛みしめながら――
昨日は、ハッキリ言って凄かった。
とてもここじゃ言えねースゲーヤツ、美羽にいっぱいお見舞いしてやったからな。
それより本当に、やっとこの手に入ったんだ。
嬉しくて、嬉しくて、きっと美羽は苦しいと思うけど、それでも我慢できずに強く抱きしめてしまった。
すると、腕の中の美羽がもそもそと動きだした。起こしてしまったんだな。悪いけど、逃がさねえぞ。
彼女を捕らえた。「ドコ行くんだよ」
「あ、ごめん。起こしちゃった?」
「起きてた。お前の寝顔、見てた」
更にきつく、ぎゅっと抱きしめた。「本当に、俺のモンになったんだなーって思って・・・・もう、俺のモンだからな。ドコへもやらねー」
「苦しいよ」
「うるせえ。お前をこうやって抱くこと、どんだけ我慢してきたと思ってんだ。まだもう二、三ラウンドくらい行けるけど、どうだ? お前が望むなら、もっと頑張るけど」
俺も正直言って、こんなに自分ができると思わなかった。
美羽を見ていると、欲望が際限なく立ち上がってくるから仕方ない。
「もう無理っ!」即答で断られた。
「なんだよ、いーじゃねーか」
「だめ。もう身体もたないわよー」
あはは、と美羽が笑った。その笑顔――本当に俺のものなんだ。
そう思うと、身体が熱くなった。
やっぱり、我慢できねー。多分半年分くらい溜まっているから、暫くはこの調子だろうな。
覚悟しとけよ。
「頼む、あと一回だけ」
両手を顔の前に合わせ、美羽に懇願した。
「あのね、王雅。私、好きな男とするのは初めてだし、その・・・・経験ゼロみたいなものなのよ? もう少し優しくしてよね。貴方メチャクチャよ。ハード過ぎるわ」
「よく言うぜ。お前だってハードだったじゃねーか」
昨夜は、美羽にかなりハードなコトされたんだ。
それも、ここでは言えねー。ま、想像に任せるから。
本当は何時も応援してくれてるお前等へのご褒美として、チラっとおまけで公表するつもりだったんだけどな。どんな夜を過ごしたかっつー話。
でも、俺様のアッチの様子は内容が過激すぎてアウトになるから書けない――かといって手練れの俺の××をソフトにすることもできねーし、そのまま書くと×だらけになるから、それについては公表を断念したんだ。
詳しく書けなくてスマン!
詫び代わりに、至急もっとソフトでお前等が喜ぶような、別の褒美を用意しておいてやる。だからコレについては想像で頼む。
まあでも、全く不明と言うのも可哀想だから、ヒントを教えてやる。
んーそうだな。ま、言うなれば美羽は、悪の女王だ。不覚ながらこの俺様が乱されちまったんだ。
散々苛めてやったら、苛め返されたんだ。マジありえねー女王だ。
で、そんな女王を、俺様がメチャクチャに乱してやったんだ。サイコーだったぜ。
これで解っただろ?
え、解んない?
お前等までそんな意地悪なコト、言うなよっ。
それはさておき。昨日のスゲーヤツ、今からそれをもう一回再現するんだ。
「誰のせいだと思ってんのよ」美羽が口を尖らせた。「王雅のせいでしょ。普通はあんなになりません。何回もしません」
「いーじゃねーか。普通なんてつまんねーよ。それより美羽って、女王気質があるよな。初めてのクセに俺様に挑戦的な態度取ってくるんだもんな。参ったぜ。でも、その後の乱れた女王も可愛かったけど」
「もうっ、王雅だって乱れてたでしょっ」
顔を赤くしてムキになって怒ってきた。マジでカワイイ。
俺はもう、どんなお前でも愛しくて可愛いって思っちまうんだ。
重症な美羽病だと思う。この病気、一生続くんだろーな。
そう考えたら、嬉しくなった。
「うん。二人で乱れた。嬉しい。最高だった。こんなに心地よくて幸せなセックス、初めてだ。スゲー、感動した。美羽とだからできたんだ」
「そうね。抱かれる前は怖かったけど・・・・でも、私も幸せ。もう少し王雅の傍で、こうしていたい」
「だろ? だからもう一回――・・・・」
俺は美羽の身体に、ゆっくりと自分の身体を沈み込ませた。
彼女と繋がっていると、感じた事のない心地よさに包まれて、本当に幸せだと感じる。
俺はこれが欲しかったんだ。ずっと、ずっと幸せと感じるこの時の為に、今日まで生きて来たんだ、と。
愛する女王が俺を包み込み、強く抱きしめてくれる腕を離さないよう、しっかりと抱き返した。
お前とのこれからの幸せを、いっぱいに噛みしめながら――
0
お気に入りに追加
204
あなたにおすすめの小説
隠れオタクの女子社員は若社長に溺愛される
永久保セツナ
恋愛
【最終話まで毎日20時更新】
「少女趣味」ならぬ「少年趣味」(プラモデルやカードゲームなど男性的な趣味)を隠して暮らしていた女子社員・能登原こずえは、ある日勤めている会社のイケメン若社長・藤井スバルに趣味がバレてしまう。
しかしそこから二人は意気投合し、やがて恋愛関係に発展する――?
肝心のターゲット層である女性に理解できるか分からない異色の女性向け恋愛小説!
あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
けいこ
恋愛
カフェも併設されたオシャレなパン屋で働く私は、大好きなパンに囲まれて幸せな日々を送っていた。
ただ…
トラウマを抱え、恋愛が上手く出来ない私。
誰かを好きになりたいのに傷つくのが怖いって言う恋愛こじらせ女子。
いや…もう女子と言える年齢ではない。
キラキラドキドキした恋愛はしたい…
結婚もしなきゃいけないと…思ってはいる25歳。
最近、パン屋に来てくれるようになったスーツ姿のイケメン過ぎる男性。
彼が百貨店などを幅広く経営する榊グループの社長で御曹司とわかり、店のみんなが騒ぎ出して…
そんな人が、
『「杏」のパンを、時々会社に配達してもらいたい』
だなんて、私を指名してくれて…
そして…
スーパーで買ったイチゴを落としてしまったバカな私を、必死に走って追いかけ、届けてくれた20歳の可愛い系イケメン君には、
『今度、一緒にテーマパーク行って下さい。この…メロンパンと塩パンとカフェオレのお礼したいから』
って、誘われた…
いったい私に何が起こっているの?
パン屋に出入りする同年齢の爽やかイケメン、パン屋の明るい美人店長、バイトの可愛い女の子…
たくさんの個性溢れる人々に関わる中で、私の平凡過ぎる毎日が変わっていくのがわかる。
誰かを思いっきり好きになって…
甘えてみても…いいですか?
※after story別作品で公開中(同じタイトル)
助けてください!エリート年下上司が、地味な私への溺愛を隠してくれません
和泉杏咲
恋愛
両片思いの2人。「年下上司なんてありえない!」 「できない年上部下なんてまっぴらだ」そんな2人は、どうやって結ばれる?
「年下上司なんてありえない!」
「こっちこそ、できない年上の部下なんてまっぴらだ」
思えば、私とあいつは初対面から相性最悪だった!
人材業界へと転職した高井綾香。
そこで彼女を待ち受けていたのは、エリート街道まっしぐらの上司、加藤涼介からの厳しい言葉の数々。
綾香は年下の涼介に対し、常に反発を繰り返していた。
ところが、ある時自分のミスを助けてくれた涼介が気になるように……?
「あの……私なんで、壁ドンされてるんですか?」
「ほら、やってみなよ、体で俺を誘惑するんだよね?」
「はあ!?誘惑!?」
「取引先を陥落させた技、僕にやってみなよ」
本日、私の大好きな幼馴染が大切な姉と結婚式を挙げます
結城芙由奈
恋愛
本日、私は大切な人達を2人同時に失います
<子供の頃から大好きだった幼馴染が恋する女性は私の5歳年上の姉でした。>
両親を亡くし、私を養ってくれた大切な姉に幸せになって貰いたい・・・そう願っていたのに姉は結婚を約束していた彼を事故で失ってしまった。悲しみに打ちひしがれる姉に寄り添う私の大好きな幼馴染。彼は決して私に振り向いてくれる事は無い。だから私は彼と姉が結ばれる事を願い、ついに2人は恋人同士になり、本日姉と幼馴染は結婚する。そしてそれは私が大切な2人を同時に失う日でもあった―。
※ 本編完結済。他視点での話、継続中。
※ 「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています
※ 河口直人偏から少し大人向けの内容になります
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
幸せの見つけ方〜幼馴染は御曹司〜
葉月 まい
恋愛
近すぎて遠い存在
一緒にいるのに 言えない言葉
すれ違い、通り過ぎる二人の想いは
いつか重なるのだろうか…
心に秘めた想いを
いつか伝えてもいいのだろうか…
遠回りする幼馴染二人の恋の行方は?
幼い頃からいつも一緒にいた
幼馴染の朱里と瑛。
瑛は自分の辛い境遇に巻き込むまいと、
朱里を遠ざけようとする。
そうとは知らず、朱里は寂しさを抱えて…
・*:.。. ♡ 登場人物 ♡.。.:*・
栗田 朱里(21歳)… 大学生
桐生 瑛(21歳)… 大学生
桐生ホールディングス 御曹司
人違いラブレターに慣れていたので今回の手紙もスルーしたら、片思いしていた男の子に告白されました。この手紙が、間違いじゃないって本当ですか?
石河 翠
恋愛
クラス内に「ワタナベ」がふたりいるため、「可愛いほうのワタナベさん」宛のラブレターをしょっちゅう受け取ってしまう「そうじゃないほうのワタナベさん」こと主人公の「わたし」。
ある日「わたし」は下駄箱で、万年筆で丁寧に宛名を書いたラブレターを見つける。またかとがっかりした「わたし」は、その手紙をもうひとりの「ワタナベ」の下駄箱へ入れる。
ところが、その話を聞いた隣のクラスのサイトウくんは、「わたし」が驚くほど動揺してしまう。 実はその手紙は本当に彼女宛だったことが判明する。そしてその手紙を書いた「地味なほうのサイトウくん」にも大きな秘密があって……。
「真面目」以外にとりえがないと思っている「わたし」と、そんな彼女を見守るサイトウくんの少女マンガのような恋のおはなし。
小説家になろう及びエブリスタにも投稿しています。
扉絵は汐の音さまに描いていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる