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11.若頭とのデートは波乱万丈でございますっ!
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腹が減っては戦はできぬ精神で、朝からモリモリ食べた。お姉ちゃんに作ってもらいたかったけど、お姉ちゃんはイチ君の屋敷に嫁に行ったから、実家にはもういない。結構淋しいからもっと頻繁に帰って来て欲しいって思う。私の家族は、大勢で固まっている事が当たり前だから、一人抜けるだけでも淋しい。
今日はお父さんにチキンカツ作って貰ったんだぁー。美味しかったぁー。
好きな男とのデート、勝ちに行かなきゃね。ってことで、カツ系は食べないと。
お財布、よし!
スマホ、よし!
お洋服、よし!
メイク、よし!(今日もカワイイ!)
セクシー下着、完璧!!(これ一番重要!!)
よーし。準備完了よ。
やる事無くなって店の前で待機していると、すーっと近くに高級車が止まったの。何と黒塗りベンツ!
ひゃーカッコイイ、や〇ざだわー、って思っていたら、中から出てきたのはモノホンの元や〇ざ・・・・じゃなくて鬼!!(違うか)
アップバングスタイルっていうの? なんか、二枚目俳優なんかがするような爽やかな髪型の筈なのに、サングラスかけてシンプルな黒のカットソー着ているから、超イカツイの!!
どこからどうみてもヤー・・・・。
でも、中松さんカッコイイ!!
素敵!
「待ったか?」
「ううん。全然。それよりあの・・・・このベンツは?」
「ああ、これな。一矢様が用意してくれた」
「えーっ。任侠映画っぽいじゃん! 乗ってみたかったんだぁー! 嬉しいー!!」
「やっぱりお前は喜ぶんだな。一矢様の言った通りだ」
「へ? 組長が何て?」
「こういうセダン風のベンツに乗ってサングラスかけて行ったら、美緒が喜ぶからやってやれと言われたんだ。昨日の白雪お嬢の事は、一矢様も感謝されていたから」
やーんっ。ポンコツもたまには役に立つのね!!
「乗ってもいい?」
「ああ。開けてやるから」
わざわざ扉を開けてくれた。「どうぞ、お嬢様」
「お嬢じゃないわよ。姐さんだからね」
「ぷっ。全身ピンクの姐さんなんかいないって。お嬢でいいだろ」
そういえば今日のコーデは全身ピンクだった。
「・・・・ま、今日の所はそれで勘弁してあげるわ」
こうしてベンツに乗り込んだ。やっぱりパリっとしたボディコンみたいなスーツの方が、姐さんぽくてよかったのかな!?
中松さんの好みの服装もリサーチしなきゃ! 忙しいわぁー。
今日はお父さんにチキンカツ作って貰ったんだぁー。美味しかったぁー。
好きな男とのデート、勝ちに行かなきゃね。ってことで、カツ系は食べないと。
お財布、よし!
スマホ、よし!
お洋服、よし!
メイク、よし!(今日もカワイイ!)
セクシー下着、完璧!!(これ一番重要!!)
よーし。準備完了よ。
やる事無くなって店の前で待機していると、すーっと近くに高級車が止まったの。何と黒塗りベンツ!
ひゃーカッコイイ、や〇ざだわー、って思っていたら、中から出てきたのはモノホンの元や〇ざ・・・・じゃなくて鬼!!(違うか)
アップバングスタイルっていうの? なんか、二枚目俳優なんかがするような爽やかな髪型の筈なのに、サングラスかけてシンプルな黒のカットソー着ているから、超イカツイの!!
どこからどうみてもヤー・・・・。
でも、中松さんカッコイイ!!
素敵!
「待ったか?」
「ううん。全然。それよりあの・・・・このベンツは?」
「ああ、これな。一矢様が用意してくれた」
「えーっ。任侠映画っぽいじゃん! 乗ってみたかったんだぁー! 嬉しいー!!」
「やっぱりお前は喜ぶんだな。一矢様の言った通りだ」
「へ? 組長が何て?」
「こういうセダン風のベンツに乗ってサングラスかけて行ったら、美緒が喜ぶからやってやれと言われたんだ。昨日の白雪お嬢の事は、一矢様も感謝されていたから」
やーんっ。ポンコツもたまには役に立つのね!!
「乗ってもいい?」
「ああ。開けてやるから」
わざわざ扉を開けてくれた。「どうぞ、お嬢様」
「お嬢じゃないわよ。姐さんだからね」
「ぷっ。全身ピンクの姐さんなんかいないって。お嬢でいいだろ」
そういえば今日のコーデは全身ピンクだった。
「・・・・ま、今日の所はそれで勘弁してあげるわ」
こうしてベンツに乗り込んだ。やっぱりパリっとしたボディコンみたいなスーツの方が、姐さんぽくてよかったのかな!?
中松さんの好みの服装もリサーチしなきゃ! 忙しいわぁー。
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