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子作りと冒険です。
玄孫が生まれて・・・ああ、もう終りなんだね。(カスミは去っていく)
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私達は、当初の目論見、一年くらいで家に戻れると思っていたのに、結局エルフの村が消滅するということがいしつもあったことがわかって、そして、その原因がわかって、その対策を各国で行うのに、私達が協力することになってしまった、各地での滞在期間が長くなってしまったのよね。その他色々な事件も運悪く襲い掛かってきて、それの解決に尽力することになってしまって・・・。そんなわけで、親書の受け渡しは順調にいったけど・・・。思った以上に色々なところにいけて、知らない美味しいものをいっぱい食べて、いろいろなものを見て・・・楽しかったど・・・。
戻ってくると、
「もう交渉の必要がないくらいになっていた。外交官どもが、やるとこがないと嘆いているほどだ。よくやつてくれた。」
とようやく少年から大人になった皇帝陛下にお褒めの言葉をいただいたけど。
「ひいお祖母ちゃん。生まれたわよ。」
と我が家に戻ると、みんなが待ち受けていて、曾孫が赤ん坊を抱いて迎えてくれたわ。やったー、と思ったわ。
皇帝陛下から、小さな領地が私達夫婦に与えられて、私達はその経営にしばらく追われたわ。それで忘れていたけれど、私の死期は確実に近づいていたわ。もうすぐ心臓に赤い線が達する。
「随分長い、65年間だったわ。それ以前の十倍以上だった・・・そう感じる。」
思わずつぶやいちゃった、みんながいる前で。みんな、黙って聞こえなかったふりをしてくれたわ。
そして、エルフモドキ達の侵入を、私の母国での、阻止してから1年たった頃だった。旅で何度か遭遇したエルフ部族の消滅とエルフモドキ達の関係が、私達が捕縛した連中への拷問の結果、それで口を割った内容が私達にも伝えられていた。彼らは、色々な手段で潜り込み、色々な手段ですり替わるということがわかった。でも、すり替わっても寿命は人間並み、少し外観は長い?、外部との関係を閉ざして何とか胡麻化すけれど、閉ざすゆえに数十年で消滅する、ただし、秘かにある程度の人数が外に出て繁殖する。そして・・・、を繰り返すのだと言う。成功率は高くないが、彼らはそれではひるむことなく、挑戦する。それは感心するわ。
でも、私達、私達の子供、孫、曾孫達に阻まれた。全員皆殺し・・・にしたかったけど、ダーリンが止めたわ。何人かを助けて、手なずけちゃった。エルフを騙る生活を止めさせて、領内に住まわせたわ。新しい領地、人手不足だったこともあるけどね。
ダーリンは、本当に大した人間よ、ほれぼれしちゃうわ。私にふさわしいわ。どこか抜けていて、私が助けてあげないといけないことが多かったけどね。
この一週間、いつも以上に愛し合っちゃった。何か2人とも感じたのかもしれない。ねっとりといつも以上に互いの唇を貪りあってから、舌をこれでもかというくらい絡ませあって、長ーい、長~い口付けを続けて、それだけで私何回感じちゃったかしら。それからは、彼は私の胸や尻やあらゆるところを嘗めまわして、撫でまわして・・・組んでほぐれつして、汗や色々でびっしょりとなった、私は何度もぐったりとなって・・・。完全に荒い息になって、ぐっりと眠っていた。彼は、私は抱き合いながら眠っていた、いつものように。彼は、そうしていないと不安で、寂しいというのだ。私は、それがいやではなかったわ。
そろそろ目をあけようと思ったら、どうしても目が開けられなかった。それでいて、何か体が別のもののように感じた。
「カスミ。起きろよ。動けよ。」
あれ?旦那様の声?何か走り回っている音が。
「お館様。落ち着いて下さい。ま、まずは落ち着いて、服を・・・。」
「そうですよ。裸で走り回っては・・・。」
使用人達の声?全くアサは、落ち着いているようで、冷静沈着のようで、理性的なようで、慌て者なのよね。私は眠っているのよね・・・目がどうしても開かない・・・あれ、目を開けていないのに、姿が見えるの・・・。あ、私って死んでいるのかしら?
う~ん、どうなるのかしら?死んだらどうなるか、わからないものね。死後体験した人の話はあるけど、みんな食い違っているし、途中で戻ってきているわけだし・・・。死ぬってことはどこかに行くことはたしかだけど、戻ってきた人がいないからわからないわよね。私も、戻れないわけだし・・・。みんなに伝えられないのよね・・・。
旦那様は、慌てると、焦るとパニックになるのよね。私がいないとだめなのよね。ああ、でも使用人達の言葉に落ち着ちいて、服を着ると、的確な指示を出し始めたわ。さすがよね、流石に私の夫よ。まあ、私ほどではないけど、支えてくれる連中がいるから大丈夫よね。あ、何か引き寄せられる、引っ張られる―。もう~、やっぱりもっとー。でも・・・さようなら~。
戻ってくると、
「もう交渉の必要がないくらいになっていた。外交官どもが、やるとこがないと嘆いているほどだ。よくやつてくれた。」
とようやく少年から大人になった皇帝陛下にお褒めの言葉をいただいたけど。
「ひいお祖母ちゃん。生まれたわよ。」
と我が家に戻ると、みんなが待ち受けていて、曾孫が赤ん坊を抱いて迎えてくれたわ。やったー、と思ったわ。
皇帝陛下から、小さな領地が私達夫婦に与えられて、私達はその経営にしばらく追われたわ。それで忘れていたけれど、私の死期は確実に近づいていたわ。もうすぐ心臓に赤い線が達する。
「随分長い、65年間だったわ。それ以前の十倍以上だった・・・そう感じる。」
思わずつぶやいちゃった、みんながいる前で。みんな、黙って聞こえなかったふりをしてくれたわ。
そして、エルフモドキ達の侵入を、私の母国での、阻止してから1年たった頃だった。旅で何度か遭遇したエルフ部族の消滅とエルフモドキ達の関係が、私達が捕縛した連中への拷問の結果、それで口を割った内容が私達にも伝えられていた。彼らは、色々な手段で潜り込み、色々な手段ですり替わるということがわかった。でも、すり替わっても寿命は人間並み、少し外観は長い?、外部との関係を閉ざして何とか胡麻化すけれど、閉ざすゆえに数十年で消滅する、ただし、秘かにある程度の人数が外に出て繁殖する。そして・・・、を繰り返すのだと言う。成功率は高くないが、彼らはそれではひるむことなく、挑戦する。それは感心するわ。
でも、私達、私達の子供、孫、曾孫達に阻まれた。全員皆殺し・・・にしたかったけど、ダーリンが止めたわ。何人かを助けて、手なずけちゃった。エルフを騙る生活を止めさせて、領内に住まわせたわ。新しい領地、人手不足だったこともあるけどね。
ダーリンは、本当に大した人間よ、ほれぼれしちゃうわ。私にふさわしいわ。どこか抜けていて、私が助けてあげないといけないことが多かったけどね。
この一週間、いつも以上に愛し合っちゃった。何か2人とも感じたのかもしれない。ねっとりといつも以上に互いの唇を貪りあってから、舌をこれでもかというくらい絡ませあって、長ーい、長~い口付けを続けて、それだけで私何回感じちゃったかしら。それからは、彼は私の胸や尻やあらゆるところを嘗めまわして、撫でまわして・・・組んでほぐれつして、汗や色々でびっしょりとなった、私は何度もぐったりとなって・・・。完全に荒い息になって、ぐっりと眠っていた。彼は、私は抱き合いながら眠っていた、いつものように。彼は、そうしていないと不安で、寂しいというのだ。私は、それがいやではなかったわ。
そろそろ目をあけようと思ったら、どうしても目が開けられなかった。それでいて、何か体が別のもののように感じた。
「カスミ。起きろよ。動けよ。」
あれ?旦那様の声?何か走り回っている音が。
「お館様。落ち着いて下さい。ま、まずは落ち着いて、服を・・・。」
「そうですよ。裸で走り回っては・・・。」
使用人達の声?全くアサは、落ち着いているようで、冷静沈着のようで、理性的なようで、慌て者なのよね。私は眠っているのよね・・・目がどうしても開かない・・・あれ、目を開けていないのに、姿が見えるの・・・。あ、私って死んでいるのかしら?
う~ん、どうなるのかしら?死んだらどうなるか、わからないものね。死後体験した人の話はあるけど、みんな食い違っているし、途中で戻ってきているわけだし・・・。死ぬってことはどこかに行くことはたしかだけど、戻ってきた人がいないからわからないわよね。私も、戻れないわけだし・・・。みんなに伝えられないのよね・・・。
旦那様は、慌てると、焦るとパニックになるのよね。私がいないとだめなのよね。ああ、でも使用人達の言葉に落ち着ちいて、服を着ると、的確な指示を出し始めたわ。さすがよね、流石に私の夫よ。まあ、私ほどではないけど、支えてくれる連中がいるから大丈夫よね。あ、何か引き寄せられる、引っ張られる―。もう~、やっぱりもっとー。でも・・・さようなら~。
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