44 / 57
子作りと冒険です。
大歓迎と襲撃(カスミは悩む?)
しおりを挟む
「よくお出でになった。ハイエルフの聖騎士殿、それもとびっきりの美人の女性ハイエルフ殿とは思ってもいなかったぞ、としかも、それを妻にしている帝国正騎士殿を迎えられる、本当にうれしいぞ。しかも、夫婦で武勇談をいくつも土産に持ってきてくれるとは、二重にうれしいぞ。」
と酒の杯を持って、私達の大歓迎の宴を開いてくれたのは、遠い異国の、異教の、この宗教が異なるという人間達の理屈がよく分からないだけどね、大帝国の帝都にある皇帝の皇宮の大広間だった。砂漠を超えて、いくつもオアシスとやらを通過して、わざわざやってきたのよね。流石ににもう飽きちゃったわ。でも、城壁で囲まれた帝都は、今まで通ってきたオアシス都市とは比べようがないほど大きく、緑、木々が、というか森と言えるくらいのがいたるところって、皇宮の周辺は大きな建物に木々が植えらていて、一見空中に森が、林があるようにすら見えたわ。しかも、水路が、噴水が、さらに大きな池、滝まであって…城壁の中に自然を作っちゃっていた。すごい光景、スケールで圧倒されていたからわ。しかも、物資は豊で、美味しいものがいたるところで売られていたわ。
でも、どうしてこんなところに来たのかというと、うちの皇帝陛下が、私達が長女夫妻に領主の座を譲って旅に出ると申し出たら、なんで一介の騎士ごときが、玉座の間に招かれて、願いは受け入れられたけど、ついでに重大使命も託されて、各国を回ってくれ、親書を各国皇帝、国王陛下に渡してほしい、和平の、先代の皇帝陛下、現皇帝陛下の祖父が各国と長い交渉の末締結させ、今まで延長し続けている、継続に同意してもらいたいと伝えて、同意を貰って、親書を受け取ってきてもらいたいなんて言って・・・少しだけたけど頭を下げて・・・、皇帝陛下が頭を下げたら断ることなんかできないもの・・・だから、恭しく、特に旦那は受け入れたわ。まあ、そのおかげでこうして大宴会での歓迎は受けるし、国内のどこでも巡ることも出来るし、色々と便宜も得て、本当に見た事もないものを見て、食べて・・・楽しんむこともできているんだよね。でも、そのかわり・・・。
今回も、夜、旦那様と愛の営みの真っ最中に襲って来る輩がいたのよ。何度目かしら、何処も彼処も、和平に、平和に反対する、そして、殺したって影響なんかあまりない私達のようなのを襲撃して殺そうという奴らが多いのかしらね。人間て、和平だ、平和だとかに熱心やるくせに、私達なんか仲の悪い部族、種族と和解なんて何百年もしたことはないわ、それに反対することも熱心なんだから、矛盾しているし、わっからないわよ。
まあ、事前に注意されていたから、魔法のトラップ、そして、見つけにくい、笑っちゃうような些細なトラップを仕掛けてあるのよね。おっと、また引っかかって一瞬、動きが止まった。それで十分。暗殺者は、真っ向勝負は苦手、この一瞬でそうなっちゃって、私達に瞬殺。
翌日、皇帝陛下に褒められて…ついでに頼みことをされちゃった。
数日後、その成果はいうと、皇帝陛下の前に、鎖で拘束している、私じゃない私で、エルフじゃないエルフの女。早く化けの皮が剥がれて欲しい、同じ顔、姿の別人がいるなんて気持悪いじゃない、でも、当人も直ぐには戻れないらしいわ。八つ裂きにでもしてやれば簡単なんでしょうけど、そうもいかないのよね。
私達は、オアシスのエルフの里がいつの間にか壊滅していた事件を調べて欲しいと、この髭の長い、初老だけど、文武両道の、寛大だけど、怖いくらいの皇帝陛下に頼まれたのだ。面倒くさいけど、断れる分けないものね。
と酒の杯を持って、私達の大歓迎の宴を開いてくれたのは、遠い異国の、異教の、この宗教が異なるという人間達の理屈がよく分からないだけどね、大帝国の帝都にある皇帝の皇宮の大広間だった。砂漠を超えて、いくつもオアシスとやらを通過して、わざわざやってきたのよね。流石ににもう飽きちゃったわ。でも、城壁で囲まれた帝都は、今まで通ってきたオアシス都市とは比べようがないほど大きく、緑、木々が、というか森と言えるくらいのがいたるところって、皇宮の周辺は大きな建物に木々が植えらていて、一見空中に森が、林があるようにすら見えたわ。しかも、水路が、噴水が、さらに大きな池、滝まであって…城壁の中に自然を作っちゃっていた。すごい光景、スケールで圧倒されていたからわ。しかも、物資は豊で、美味しいものがいたるところで売られていたわ。
でも、どうしてこんなところに来たのかというと、うちの皇帝陛下が、私達が長女夫妻に領主の座を譲って旅に出ると申し出たら、なんで一介の騎士ごときが、玉座の間に招かれて、願いは受け入れられたけど、ついでに重大使命も託されて、各国を回ってくれ、親書を各国皇帝、国王陛下に渡してほしい、和平の、先代の皇帝陛下、現皇帝陛下の祖父が各国と長い交渉の末締結させ、今まで延長し続けている、継続に同意してもらいたいと伝えて、同意を貰って、親書を受け取ってきてもらいたいなんて言って・・・少しだけたけど頭を下げて・・・、皇帝陛下が頭を下げたら断ることなんかできないもの・・・だから、恭しく、特に旦那は受け入れたわ。まあ、そのおかげでこうして大宴会での歓迎は受けるし、国内のどこでも巡ることも出来るし、色々と便宜も得て、本当に見た事もないものを見て、食べて・・・楽しんむこともできているんだよね。でも、そのかわり・・・。
今回も、夜、旦那様と愛の営みの真っ最中に襲って来る輩がいたのよ。何度目かしら、何処も彼処も、和平に、平和に反対する、そして、殺したって影響なんかあまりない私達のようなのを襲撃して殺そうという奴らが多いのかしらね。人間て、和平だ、平和だとかに熱心やるくせに、私達なんか仲の悪い部族、種族と和解なんて何百年もしたことはないわ、それに反対することも熱心なんだから、矛盾しているし、わっからないわよ。
まあ、事前に注意されていたから、魔法のトラップ、そして、見つけにくい、笑っちゃうような些細なトラップを仕掛けてあるのよね。おっと、また引っかかって一瞬、動きが止まった。それで十分。暗殺者は、真っ向勝負は苦手、この一瞬でそうなっちゃって、私達に瞬殺。
翌日、皇帝陛下に褒められて…ついでに頼みことをされちゃった。
数日後、その成果はいうと、皇帝陛下の前に、鎖で拘束している、私じゃない私で、エルフじゃないエルフの女。早く化けの皮が剥がれて欲しい、同じ顔、姿の別人がいるなんて気持悪いじゃない、でも、当人も直ぐには戻れないらしいわ。八つ裂きにでもしてやれば簡単なんでしょうけど、そうもいかないのよね。
私達は、オアシスのエルフの里がいつの間にか壊滅していた事件を調べて欲しいと、この髭の長い、初老だけど、文武両道の、寛大だけど、怖いくらいの皇帝陛下に頼まれたのだ。面倒くさいけど、断れる分けないものね。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!
SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、
帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。
性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、
お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。
(こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる