余命50年のエルフさん

子作りと冒険です。

再び平穏な日々・・・(カスミ)

　ちなみに、貢献の大きかった助っ人たちというと、まず異世界からの凸凹三人組は、報酬をもらうと、
「私の女神のところに。」
と緑髪の戦士は言った。彼の同族らしいが、黒髪の戦士が言うには、彼に似た美人で、彼らの世界では彼女らは他の星？の住民から、女神と呼ばれ、彼は彼女らを守護する存在らしく、その女神の一人とは相思相愛だが喧嘩ばかり、夜の営みは激しいが、その女神もこの世界に来ており、何となく場所はわかり、遠くだが、そこを目指しているという。それを説明した黒髪の男は、
「付き合いだ。」
と言って彼について行き、視線の定まらない、魔法とはことなるような力を振るう小柄な女を連れて行くのだという。ただ、
「あの方々が・・・崇高なカルの兄妹様方に出会えるかもしれないし・・・。」
と訳の分からないことを言っていたわ。
　そして、旅だって行ったわ。

　ハーレム勇者も旅立ったわ。元々の世界が同じで、同じでないけど、黒髪の戦士のいう事をよく理解していたわ。
「俺もともにしたいけど、女達の面倒は見ないとな。」
とため息をついていた。
「主様は、甘すぎるのだ。どんどん捨てていけばよいのだ、正妻の我以外は。」
とすり寄る、自称2千歳の巨乳の小柄な少女風ハイエルフを見て、
「こいつだけは引き取ってくれないか？いくらでも出すから。」
と真顔で言った。
「もう～ねツンデレなんだから、主様は。」
　まるで夫婦漫才ね。その自称正妻、彼とは一番古い仲らしい、を捨てていくこともなく、彼女を含めて全員引き連れて旅立っていったわ。

　どちらも不思議な連中だったわ。でも、助かったから、手を振って見送ってあげたわ。
　2000歳のハイエルフか・・・。20歳くらいまでは、エルフは人間と同じくらいのペースで成長するけれども、その後は、200年くらいは1～2歳くらいしか老化しないように見える。その後しだいに老化の速度が早くなっていくけれども、500歳で30歳になったくらい1000歳で60歳くらい・・・。2000歳と自称するエルフは何人か知っているけれども、皆ほとんど1日寝たきり。若々しいままというエルフがいると聞いてはいるけど会ったことはないわ。
　ロリ顔、少女のような巨乳女というのは知らないわ。本当に2000歳なのか分からないけど、
「我が生きた年月に比べれば、主様と過ごした日々ははるかに短いが、それ以上に充実したものじゃった。まあ、わしを愛でる旦那様が激しかったせいもあるが・・・。」
と言ったことはわかる気もしたわ。
　まあ、私と旦那様との関係とはかなりある違うけどね。ひたすら、アサに愛されてまくっているものね、私ったら。

　それから、帝国とその周辺は安定、平穏を取り戻して、私達夫婦も平和な日常生活に戻ったわ。

　６人目の子供を生んで、これでハイエルフの平均超え！、子供達、孫達、曾孫達を率いてのダンジョン攻略、数日で完全攻略というか、壊滅的させたわ。領内ではないけれど、そこから湧き出てくる魔獣、本当は凶暴化した闇堕ち？神獣だったらしいけど、に周辺地域の被害増加に、皇帝陛下の勅命でのこと。冒険者ギルドだけでは手に負えなくなったからでのこと。あ、でも、みんな、自分から申し出たのであって強制ではないわよ。だって、仕事の人々のパートナーを募集して、雇うことで話しを、準備を。

　それと並行して、よき領主としての生活も再開。