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子作りと冒険です。
久々の冒険は3姉妹(カスミ)
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「流石に貿易港のある大きな都市は違うわよね。」
運ばれてきたお菓子の数々を見て私は、思わず口に出しちゃった。形も色も硬さも味も舌触りも異なるけれど、みんな美味しいお菓子なのだ。
「わあー。それ、私の狙っていたやつ、ひどーい!」
「さっき私のを取ったでしょう?」
と争っているのは、私の娘と孫のオーシアとサーファだった。全く親子だというのに、何争っているのよ。あ、こら、それは私がとろうとしていたやつよー。今回ブルッシャン神聖帝国皇帝陛下から直々に依頼された仕事、だんなはビビッて辞退従ったものの値が律儀で、忠誠心が強く、恩義に報いる性格ゆえに、また、皇帝陛下の理想に傾倒しているから迷っていたけど、それ故に私はワクワク感を感じて引き受けよーねと、納得させてしまったんだけど、何でこの二人までついて来ちゃったのかしら、危ないんだけど。確かに頼りにはなるんだけど。
「美人3姉妹だね。」
店の店員が、追加のお菓子を持って来た、賞賛かる目で言ったわ。ふふん、当然でしょう?何、サーファ、その目は?あ、オーシアまで。人間には、そう見えるんだから、仕方がないでしょう。
「3人ともお母さん似ですね。随分、若いうちに子供を産んだんじゃないですか?」
「あ~ら、わかっちゃう?」
隣のテーブルの若い男が、私の隣の30少しに見える女に声をかけてきた。
この人が一緒にいることが一番の謎なのよね。そりゃ暇で寂しくて・・・辛いんだってことはわかるけどね。
「旦那も美少女と結婚できて幸せだったんじやないですかい?」
テーブルの向かい側に座る旦那様に声がかかったわ。だからすかさず、
「私がその人の嫁です。こちらは私の母です。」
周囲が固まっちゃった。ここの都市はハイエルフというよりエルフが分かっていないようね、エルフモドキしか知らないんじゃないのかしら。そう、話しを聞きつけて、
「私も行くー。」
と母上までついてきちやったのよね。父上の急死で・・・分かるけどね。
「そっちの二人は俺とこいつの娘と孫、もちろんふたりは母と娘だよ。」
あ、裏切り者ー!長女と孫娘からも睨まれている、ざまあみなさい。
裕福な港湾都市国家、コハク共和国が今回の私達の仕事の場所だ。
でも、私達はそんなことは知らぬ存ぜぬという顔でひたすら、美味しいものを食べ、珍しい宝石や服や細工物を見てまわり、時々買っていた。とにかく旅を、コハク市の観光をひたすら楽しんでいる、田舎出身の貴族、冒険者達というところだった。3人のピチピチの若い美人と少し年増の魅力的女性1人とそれを連れた普通の中年男性は、目立ちまくっていたし、その4人がハイエルフだということがわかると、ますます注目の的。
中には、
「ちょっと、だんな。ハーフエルフには飽きたんじゃないの?どうだい、ハイエルフの私と?」
と近づいてくる、酒場で、細い長耳の女がいたわ、私達が目を離していると。
「妻達は、ハイエルフなんだがな。貴族だからね、ハイエルフの王様、小さな部族国でもな、に謁見しているしね。」
旦那様、グッジョブよ。貴族とかあんまりひけらかしたくはないけど、役に立ちのよね。
「あんた、本当にハイエルフ・・・というか、エルフなの?」
と駆け付けて私はいってやったわ。
「エルフ?ちょっと違うわね。」
「ああ、臭いがありますね。」
と母上と旦那様。彼女怒り狂って行っちゃった。エルフモドキ・・・存在していることはわかるんだけど、どういう種族か、よく分からないのよね。
この後、彼女らエルフモドキとそれとつながる連中の襲撃を受けることになった。ハイエルフの聖騎士一族を馬鹿におしでないよ、というところ。あ、旦那様もその中にはいっているから安心してね。返り討ち、これで、ますます注目の的。え?任務、仕事の妨げになるんじゃないか?それも計算の上。
私達は、この都市に囚われている、あ、でも、あそこに美人の愛人さんと歩いている、周囲の女性達から羨望のまなざしを受けているんだけどもね、金髪のイケメン皇子を助け出すことを依頼されているのよね。
そして、私達の後方でフードをかぶった3人組が二組、私達と皇子様を見ていたわ。
運ばれてきたお菓子の数々を見て私は、思わず口に出しちゃった。形も色も硬さも味も舌触りも異なるけれど、みんな美味しいお菓子なのだ。
「わあー。それ、私の狙っていたやつ、ひどーい!」
「さっき私のを取ったでしょう?」
と争っているのは、私の娘と孫のオーシアとサーファだった。全く親子だというのに、何争っているのよ。あ、こら、それは私がとろうとしていたやつよー。今回ブルッシャン神聖帝国皇帝陛下から直々に依頼された仕事、だんなはビビッて辞退従ったものの値が律儀で、忠誠心が強く、恩義に報いる性格ゆえに、また、皇帝陛下の理想に傾倒しているから迷っていたけど、それ故に私はワクワク感を感じて引き受けよーねと、納得させてしまったんだけど、何でこの二人までついて来ちゃったのかしら、危ないんだけど。確かに頼りにはなるんだけど。
「美人3姉妹だね。」
店の店員が、追加のお菓子を持って来た、賞賛かる目で言ったわ。ふふん、当然でしょう?何、サーファ、その目は?あ、オーシアまで。人間には、そう見えるんだから、仕方がないでしょう。
「3人ともお母さん似ですね。随分、若いうちに子供を産んだんじゃないですか?」
「あ~ら、わかっちゃう?」
隣のテーブルの若い男が、私の隣の30少しに見える女に声をかけてきた。
この人が一緒にいることが一番の謎なのよね。そりゃ暇で寂しくて・・・辛いんだってことはわかるけどね。
「旦那も美少女と結婚できて幸せだったんじやないですかい?」
テーブルの向かい側に座る旦那様に声がかかったわ。だからすかさず、
「私がその人の嫁です。こちらは私の母です。」
周囲が固まっちゃった。ここの都市はハイエルフというよりエルフが分かっていないようね、エルフモドキしか知らないんじゃないのかしら。そう、話しを聞きつけて、
「私も行くー。」
と母上までついてきちやったのよね。父上の急死で・・・分かるけどね。
「そっちの二人は俺とこいつの娘と孫、もちろんふたりは母と娘だよ。」
あ、裏切り者ー!長女と孫娘からも睨まれている、ざまあみなさい。
裕福な港湾都市国家、コハク共和国が今回の私達の仕事の場所だ。
でも、私達はそんなことは知らぬ存ぜぬという顔でひたすら、美味しいものを食べ、珍しい宝石や服や細工物を見てまわり、時々買っていた。とにかく旅を、コハク市の観光をひたすら楽しんでいる、田舎出身の貴族、冒険者達というところだった。3人のピチピチの若い美人と少し年増の魅力的女性1人とそれを連れた普通の中年男性は、目立ちまくっていたし、その4人がハイエルフだということがわかると、ますます注目の的。
中には、
「ちょっと、だんな。ハーフエルフには飽きたんじゃないの?どうだい、ハイエルフの私と?」
と近づいてくる、酒場で、細い長耳の女がいたわ、私達が目を離していると。
「妻達は、ハイエルフなんだがな。貴族だからね、ハイエルフの王様、小さな部族国でもな、に謁見しているしね。」
旦那様、グッジョブよ。貴族とかあんまりひけらかしたくはないけど、役に立ちのよね。
「あんた、本当にハイエルフ・・・というか、エルフなの?」
と駆け付けて私はいってやったわ。
「エルフ?ちょっと違うわね。」
「ああ、臭いがありますね。」
と母上と旦那様。彼女怒り狂って行っちゃった。エルフモドキ・・・存在していることはわかるんだけど、どういう種族か、よく分からないのよね。
この後、彼女らエルフモドキとそれとつながる連中の襲撃を受けることになった。ハイエルフの聖騎士一族を馬鹿におしでないよ、というところ。あ、旦那様もその中にはいっているから安心してね。返り討ち、これで、ますます注目の的。え?任務、仕事の妨げになるんじゃないか?それも計算の上。
私達は、この都市に囚われている、あ、でも、あそこに美人の愛人さんと歩いている、周囲の女性達から羨望のまなざしを受けているんだけどもね、金髪のイケメン皇子を助け出すことを依頼されているのよね。
そして、私達の後方でフードをかぶった3人組が二組、私達と皇子様を見ていたわ。
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