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子作りと冒険です。
お祖母ちゃんの言うことは馬耳東風してろ(アサヤケイ・サンライズ)
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「お祖父ちゃん、聞いてよ。お祖母ちゃんたら、ひどいんだから。私は、お祖母ちゃんのために、恋愛して、結婚して、子供を作るんじゃないんだからね!」
と執務室にとびこんでくるなり、喚き散らしているのは、俺の孫だ。人間で言うと17歳くらいのハイエルフのように見えるが、俺とカスミ・ミストグリーンの長女の長女である。俺とカスミの子供たちは、ハーフ・ハイエルフのはずなのだが、ハイエルフの特徴が強く出ていて、カスミ、つまり嫁似であるが、俺の面影もある、俺には分からないのだが、他人は皆断言するから、らしい。魔力も、寿命も、これはハイエルフの長老達が直々に調べての結論だった。だから、俺の子供たちは、ハーフエルフではなく、ハイエルフということが認められた。相性のいい人間との間には、人間の良い面を持った、ハイエルフが生まれることがあるらしい。
子供たちは既に、皆人間と結婚しているが、孫たちも皆ハイエルフ認定された。相性のいい人間との間のハーフ・ハイエルフは人間と相性がいいらしいし、配偶者達もそういう人間が選ばれたらしい。相性がいいから好感をもち、恋愛して、結婚に繋がるわけだが・・・。
「既視感があるな。」
と俺は思わず思った。長女が、やっぱり同じことを言ったのだ、文句を言って来たのだ。
「お祖母ちゃんのいう事は気にするな。馬耳東風でいいから、お前の好きなように生きろ。そして、恋愛しろ。お前が幸せになれば、お祖母ちゃんも喜ぶよ、ちょっと愚痴は言ってもな。」
と長女に言ったことを言ってやった。
結婚5年後に子供が生まれ、初孫はその18年後に授かり、それから17年たっている。ちなみに、このくらいまではエルフは人間と同様に成長する。そろそろ、極度に老化が人間より遅くなるころだ。
「んー、わかっているけどさ~。」
ああ、また既視感。長女と同じ表情で同じことを言っている。
結婚して40年。俺は70歳になった。20歳少しにしか見えないカスミ、嫁とはよく若い父親だと間違われる。え?孫と祖父だろう?何故か、俺も40前にしか見えない状態なのだ。ハイエルフと相性のいい配偶者は、そういうことがあるらしい。そして、妊娠する周期が極端に長いエルフが、カスミの場合、25年の間に5人子供を産んでいる。普通はその10倍の期間がかかる、彼女の母親もそうだった。人間と結婚すると、その血を受けると、繁殖率?が高まるらしい、相性がいいとだが。
「何とか玄孫まで・・・。」
がカスミの願望である。
以前は曾孫で十分だと、カスミは思っていたのだ。それが、少し前から、よくが出てきて玄孫までと思い出したのだ。その原因はというと、余命が少し伸びそうになってきたからである。病魔は着実に進行しているが、最近、その速度が落ちた、もう10年くらい生きられそうだという事になってきた。もちろん、確実ではない。正しかったとしても12年かもしれないし、8年かもしれない。だが、あきらめなくてもいいかもしれないということになった、彼女の脳内では。その余波が、孫で一番年長の彼女にきたのである。それがなければ、一番仲のよい2人なのだ。20代そこそこと17歳、人間から見れば姉妹そのもの、似ているし。長女だと、年齢差を感じないが。妻、子供、孫を連れた俺が、三姉妹の父親に、領民達からですら間違われる、半分わざとじゃないか、からかわれているのではないかと思う時もあるが。
「何怒っているのよ。とにかく、この城にしばらくぶりに泊まっていくのでしょう?一緒に、お風呂に入りましょう、改修が終わって今日が一番風呂なんだから。」
と俺の嫁さん、彼女のお祖母ちゃん、この館の奥方、帝国名誉聖騎士、カスミ・ミストグリーンが、小さい子供の手を引いて入って来た。その子供は、俺とカスミの子供、第5子である。子だくさんというほどではないが、本当に、全く体形が変わらない、昔のままのナイスバディで、肌の艶も変わらないのは流石である、と我妻ながら感心する。
「あ、そうだった。忘れていたわ、それが目的だったんだもの。それに、お祖父ちゃんの手料理も食べたいから、泊っていくわよ。」
と現金な奴だ。エルフは、料理が下手なんだよな、どういうわけか。木の実しか食べないという俗説があるが、実際そういう集団はいるが、ごくごく少数であり、噂では、人間達に伝わっていない、エルフの中だけの噂だけれども、彼らは寿命が短く、魔力が弱いらしい。だから、カスミは、肉も魚も大好きであり、揚げ物、フライも、シチューもみんなみんな大好きである。まあ、喜ばれるは大好きだから、料理するのはおっくうではないけれど、というより楽しい、もともと趣味だったこともうるし。
と執務室にとびこんでくるなり、喚き散らしているのは、俺の孫だ。人間で言うと17歳くらいのハイエルフのように見えるが、俺とカスミ・ミストグリーンの長女の長女である。俺とカスミの子供たちは、ハーフ・ハイエルフのはずなのだが、ハイエルフの特徴が強く出ていて、カスミ、つまり嫁似であるが、俺の面影もある、俺には分からないのだが、他人は皆断言するから、らしい。魔力も、寿命も、これはハイエルフの長老達が直々に調べての結論だった。だから、俺の子供たちは、ハーフエルフではなく、ハイエルフということが認められた。相性のいい人間との間には、人間の良い面を持った、ハイエルフが生まれることがあるらしい。
子供たちは既に、皆人間と結婚しているが、孫たちも皆ハイエルフ認定された。相性のいい人間との間のハーフ・ハイエルフは人間と相性がいいらしいし、配偶者達もそういう人間が選ばれたらしい。相性がいいから好感をもち、恋愛して、結婚に繋がるわけだが・・・。
「既視感があるな。」
と俺は思わず思った。長女が、やっぱり同じことを言ったのだ、文句を言って来たのだ。
「お祖母ちゃんのいう事は気にするな。馬耳東風でいいから、お前の好きなように生きろ。そして、恋愛しろ。お前が幸せになれば、お祖母ちゃんも喜ぶよ、ちょっと愚痴は言ってもな。」
と長女に言ったことを言ってやった。
結婚5年後に子供が生まれ、初孫はその18年後に授かり、それから17年たっている。ちなみに、このくらいまではエルフは人間と同様に成長する。そろそろ、極度に老化が人間より遅くなるころだ。
「んー、わかっているけどさ~。」
ああ、また既視感。長女と同じ表情で同じことを言っている。
結婚して40年。俺は70歳になった。20歳少しにしか見えないカスミ、嫁とはよく若い父親だと間違われる。え?孫と祖父だろう?何故か、俺も40前にしか見えない状態なのだ。ハイエルフと相性のいい配偶者は、そういうことがあるらしい。そして、妊娠する周期が極端に長いエルフが、カスミの場合、25年の間に5人子供を産んでいる。普通はその10倍の期間がかかる、彼女の母親もそうだった。人間と結婚すると、その血を受けると、繁殖率?が高まるらしい、相性がいいとだが。
「何とか玄孫まで・・・。」
がカスミの願望である。
以前は曾孫で十分だと、カスミは思っていたのだ。それが、少し前から、よくが出てきて玄孫までと思い出したのだ。その原因はというと、余命が少し伸びそうになってきたからである。病魔は着実に進行しているが、最近、その速度が落ちた、もう10年くらい生きられそうだという事になってきた。もちろん、確実ではない。正しかったとしても12年かもしれないし、8年かもしれない。だが、あきらめなくてもいいかもしれないということになった、彼女の脳内では。その余波が、孫で一番年長の彼女にきたのである。それがなければ、一番仲のよい2人なのだ。20代そこそこと17歳、人間から見れば姉妹そのもの、似ているし。長女だと、年齢差を感じないが。妻、子供、孫を連れた俺が、三姉妹の父親に、領民達からですら間違われる、半分わざとじゃないか、からかわれているのではないかと思う時もあるが。
「何怒っているのよ。とにかく、この城にしばらくぶりに泊まっていくのでしょう?一緒に、お風呂に入りましょう、改修が終わって今日が一番風呂なんだから。」
と俺の嫁さん、彼女のお祖母ちゃん、この館の奥方、帝国名誉聖騎士、カスミ・ミストグリーンが、小さい子供の手を引いて入って来た。その子供は、俺とカスミの子供、第5子である。子だくさんというほどではないが、本当に、全く体形が変わらない、昔のままのナイスバディで、肌の艶も変わらないのは流石である、と我妻ながら感心する。
「あ、そうだった。忘れていたわ、それが目的だったんだもの。それに、お祖父ちゃんの手料理も食べたいから、泊っていくわよ。」
と現金な奴だ。エルフは、料理が下手なんだよな、どういうわけか。木の実しか食べないという俗説があるが、実際そういう集団はいるが、ごくごく少数であり、噂では、人間達に伝わっていない、エルフの中だけの噂だけれども、彼らは寿命が短く、魔力が弱いらしい。だから、カスミは、肉も魚も大好きであり、揚げ物、フライも、シチューもみんなみんな大好きである。まあ、喜ばれるは大好きだから、料理するのはおっくうではないけれど、というより楽しい、もともと趣味だったこともうるし。
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