25 / 44
試合?開始
ハイエルフはエルフの王族じゃないわよ。(カスミは呆れる)
しおりを挟む
「あのねえ、ハイエルフはエルフの王族というわけではないのよ。それなりの数がいるんだし、みんなが王族だったらありがたみがなくなってしまうじゃないの?私は、一応貴族、ちゃんとした貴族、人間界でいえば城持ちの貴族か、それ以上だけど、王族だなんて言わないわよ。本当の王族だっているわけだし・・・、ちなみに私の家より上はずっと少ないわよ。」
「でも、彼は信じたし、そのエルフは言ったのよね。ハイエルフで、エルフの王族だって・・・。」
元リーダーの言葉に、私は止まらなくなっちゃった。
「そのエルフって・・・本当にハイエルフ・・・というか、そもそもエルフなの?大体このようなことをいう奴って、ハーフエルフ・・・しかもかなりエルフとの付き合いのない・・・いや、エルフもどきの・・・そういうのもいるのよね、似て非なる連中だけど。」
「え?そうなの?可哀想に・・・。」
「有力なチームに優秀な人材を引き連れていった奴に同情してどうするのよ、お人好しにも過ぎるわよ。あ、でもあいつって、結婚式はあげていないけど、奥さんみたい人がいたんじゃない?」
「う~ん。彼女とは別れて、そのハイエルフ・・・自称ハイエルフ女とね・・・ほら、酒場にいた女でさ・・・知っているでしょう?サンライズ。」
「あ~なた~。どうなのかしら~。まさか、そのエルフモドキと知り合いだったの~?」
私は多分怖い顔で尋ねたわ。ことによったら、後で散々に文句言ってやろう、お仕置きしてやろうと思っていたものね。
「知らないよ。君と付き合っていたんだよ。俺の行くところは知っていたろう?君が知らないということは、僕も知らないよ。大体、あいつの行くような店は、酒がまずくて、俺の好きな酒がないから行くわけないじゃないか。」
う~ん、確かにそのとおり。
「彼ったら、ハイエルフはエルフの王族だと思っていたらしいの。彼、名族出身だといってたけど、本当はそうではないらしくてさ、昔ハイエルフに振られて、それであなたを・・・サンライズから助けて、あなたと・・・それで王族になるんだと・・・。」
「は?」
「それで、その酒場のエルフモドキ女の言葉を真に受けて、糟糠の恋人を捨てて結婚して、王族もいる・・・あれ王族出身じゃないけど・・・有力チームにお土産いっぱい持って移っていったわけか?」
「そうらしいわ。」
「はあ~?」
なんか笑っちゃう、笑っちゃうしかないわね。それで、サンライズを追放して、私を自分の物にしようとして失敗して、エルフモドキと結婚したわけね。笑う、笑う、笑うしかないわね。旦那様も苦笑い。
ええとね、元リーダーさん、それからに新人達も笑っていないのよ、あなた方の失策でしょうが、全て。
「あなた方が笑っちゃだめよー。」
「助けてもらったくせにぃー。」
と妖精ちゃん達が大合唱してくれて、元リーダーさんも、元チームの面々もしょげかえってしまいました、ほほほほ~と悪女笑いしちゃったわ。
この後、この不可思議な奴を解体して分割して元チームとハヤテハーレムチームと私達夫婦で分配・・・しようと思ったんだけど、かえってそうすると価値が半減してしまうので、そのまま3チームからの提出ということにしたわ。リストに入ってはいなかったから、大会の順位ポイントには関係なかったけど、希少なものだからと、高値で買い取ってくれたわ。
私達は現チームにも人数分で分けてあげた。1/3になったけど、かなりの収入になったわ。これだけで、ここに来た甲斐があったというものだったわ。
「でも、彼は信じたし、そのエルフは言ったのよね。ハイエルフで、エルフの王族だって・・・。」
元リーダーの言葉に、私は止まらなくなっちゃった。
「そのエルフって・・・本当にハイエルフ・・・というか、そもそもエルフなの?大体このようなことをいう奴って、ハーフエルフ・・・しかもかなりエルフとの付き合いのない・・・いや、エルフもどきの・・・そういうのもいるのよね、似て非なる連中だけど。」
「え?そうなの?可哀想に・・・。」
「有力なチームに優秀な人材を引き連れていった奴に同情してどうするのよ、お人好しにも過ぎるわよ。あ、でもあいつって、結婚式はあげていないけど、奥さんみたい人がいたんじゃない?」
「う~ん。彼女とは別れて、そのハイエルフ・・・自称ハイエルフ女とね・・・ほら、酒場にいた女でさ・・・知っているでしょう?サンライズ。」
「あ~なた~。どうなのかしら~。まさか、そのエルフモドキと知り合いだったの~?」
私は多分怖い顔で尋ねたわ。ことによったら、後で散々に文句言ってやろう、お仕置きしてやろうと思っていたものね。
「知らないよ。君と付き合っていたんだよ。俺の行くところは知っていたろう?君が知らないということは、僕も知らないよ。大体、あいつの行くような店は、酒がまずくて、俺の好きな酒がないから行くわけないじゃないか。」
う~ん、確かにそのとおり。
「彼ったら、ハイエルフはエルフの王族だと思っていたらしいの。彼、名族出身だといってたけど、本当はそうではないらしくてさ、昔ハイエルフに振られて、それであなたを・・・サンライズから助けて、あなたと・・・それで王族になるんだと・・・。」
「は?」
「それで、その酒場のエルフモドキ女の言葉を真に受けて、糟糠の恋人を捨てて結婚して、王族もいる・・・あれ王族出身じゃないけど・・・有力チームにお土産いっぱい持って移っていったわけか?」
「そうらしいわ。」
「はあ~?」
なんか笑っちゃう、笑っちゃうしかないわね。それで、サンライズを追放して、私を自分の物にしようとして失敗して、エルフモドキと結婚したわけね。笑う、笑う、笑うしかないわね。旦那様も苦笑い。
ええとね、元リーダーさん、それからに新人達も笑っていないのよ、あなた方の失策でしょうが、全て。
「あなた方が笑っちゃだめよー。」
「助けてもらったくせにぃー。」
と妖精ちゃん達が大合唱してくれて、元リーダーさんも、元チームの面々もしょげかえってしまいました、ほほほほ~と悪女笑いしちゃったわ。
この後、この不可思議な奴を解体して分割して元チームとハヤテハーレムチームと私達夫婦で分配・・・しようと思ったんだけど、かえってそうすると価値が半減してしまうので、そのまま3チームからの提出ということにしたわ。リストに入ってはいなかったから、大会の順位ポイントには関係なかったけど、希少なものだからと、高値で買い取ってくれたわ。
私達は現チームにも人数分で分けてあげた。1/3になったけど、かなりの収入になったわ。これだけで、ここに来た甲斐があったというものだったわ。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。
飼猫タマ
ファンタジー
訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。
ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。
そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。
しかし、その悪魔は違う意味で悪魔らしくなかった。
自分の前世は人間だったと言い張り、自分は童貞で、SEXさせてくれたらアナ·アナシアを殺さないと言う。
アナ·アナシアは殺さない為に、童貞チェリーボーイの悪魔Aの筆下ろしをする契約をしたのだった!
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる