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試合?開始
前のパーティーさんに遭遇(カスミ)
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「前回を超えたわよ。」
「それなら、もう前回の第一位を超えたんじゃないかな?」
「え?」
「これよ。大物とはいえないし、あまりリストの上では目立たないし、採集はめんどくさいし、色々とあるからだけど、ちゃんとポイントになるのよ、魔樹、魔草あと目立たない聖樹、聖草の実。」
「おい、何で言わなかったんだよ。おっさん、独り占めしようとしていたんだな!」
「いい加減にしてよ。あんたがいらないと言ったから、そのまま言わなかったんじゃない。かくしておくなら、ここで披露するわけないでしょう?」
「そうだよ。2人に感謝しないと。」
「彼女の言う通りだよ。」
「二人のお蔭で勝てそう。ねえ?」
「奴らが、前回と同じだとは分かるもんかよ。過去にこだわっていたら、未来はつかめねえよ。これで、満足しないぞ」
「もう~。」
「だから・・・。」
「分かってるさ。エルフの聖騎士さんには感謝しているさ。もうちょっと、頼むわ。」
「ちょっと・・・。」
最終日が近くなっての会話がこれだったわ。こいつハーレムが欲しいのかしら?それだったら、ハヤテを追放したわけか?そうでもないか?上、ビック・・・、自分の駒にならない奴には我慢できない、他人が自分より上だと我慢できない、そんな奴なのね。旦那様なら、あいつは凄いな、何だけどな。
森が大きなどよめいた、そのどよめきを感じたわ。何か、危険なものが、それもひどく危険な存在が現れた、到来したという感じだったわ。
「キャー!」
「うわー!」
「助けてー!」
「誰か―!」
という叫び声が耳に入ってきたわ。
「放っておけないな。」
とリーダー。あら、少し見直さないといけないかな?
「おい、お前、ちよっと行ってやれよ。カスミは俺達とともに仕事だ。」
見直そうと思って損したな。
「あなた。行ってみましょう。」
「お、おう。」
「おい。おっさん、彼女を無理やり連れて行くなよ。」
私達は無視して、声のする方に駆けだしたわ。
「ち。ひとりで行けないのかよ。」
舌打ちしたわね。私達は、2人で行きます、てね。
「緑の原石が、襲われている。」
すれ違う、逃げてきた、連中が私達に言ったわ。わざわざ言う必要があるのかしら?ところで、「緑の原石」というチーム名・・・どこかで聞いたような名前だけど、なんだったけ?
「追い出されたとは言っても、知っている顔がいるわけだから・・・。まあ、前のチームなんだし・・・行かなければならないな。」
とアサ。
あ、そうだった。私達の前に属していたチームの名前だった。
え~と、相手は?相手は何?う~ん、奇怪な・・・ドラゴンの上に人間の上半身が2つ生えたような、しかもどでかい怪物だった。魔獣?いや、こんな魔獣、聞いたこともないわよ。でも、何か緑色、その上、葉っぱなようなものもついていて・・・。ちょっと植物っぽい?生えてる人間の上半身の頭の上には大きな花があるし、それを生やしているドラゴンモドキの顔の部分にあるのは花?
総合的に考えると、魔樹からでも生まれた?聖樹かもしれないわね?聖樹にしても、魔樹にしても、過剰に実や樹液、枝を取ると巨大な怪獣かなんかのような姿で暴れだすということも聞いたことがあることを思い出したわ。
でもそうだったら、自業自得ね。
あー、下敷きに、足に踏みつぶされるように少年が一人。思わず助けに出ちゃった。
「それなら、もう前回の第一位を超えたんじゃないかな?」
「え?」
「これよ。大物とはいえないし、あまりリストの上では目立たないし、採集はめんどくさいし、色々とあるからだけど、ちゃんとポイントになるのよ、魔樹、魔草あと目立たない聖樹、聖草の実。」
「おい、何で言わなかったんだよ。おっさん、独り占めしようとしていたんだな!」
「いい加減にしてよ。あんたがいらないと言ったから、そのまま言わなかったんじゃない。かくしておくなら、ここで披露するわけないでしょう?」
「そうだよ。2人に感謝しないと。」
「彼女の言う通りだよ。」
「二人のお蔭で勝てそう。ねえ?」
「奴らが、前回と同じだとは分かるもんかよ。過去にこだわっていたら、未来はつかめねえよ。これで、満足しないぞ」
「もう~。」
「だから・・・。」
「分かってるさ。エルフの聖騎士さんには感謝しているさ。もうちょっと、頼むわ。」
「ちょっと・・・。」
最終日が近くなっての会話がこれだったわ。こいつハーレムが欲しいのかしら?それだったら、ハヤテを追放したわけか?そうでもないか?上、ビック・・・、自分の駒にならない奴には我慢できない、他人が自分より上だと我慢できない、そんな奴なのね。旦那様なら、あいつは凄いな、何だけどな。
森が大きなどよめいた、そのどよめきを感じたわ。何か、危険なものが、それもひどく危険な存在が現れた、到来したという感じだったわ。
「キャー!」
「うわー!」
「助けてー!」
「誰か―!」
という叫び声が耳に入ってきたわ。
「放っておけないな。」
とリーダー。あら、少し見直さないといけないかな?
「おい、お前、ちよっと行ってやれよ。カスミは俺達とともに仕事だ。」
見直そうと思って損したな。
「あなた。行ってみましょう。」
「お、おう。」
「おい。おっさん、彼女を無理やり連れて行くなよ。」
私達は無視して、声のする方に駆けだしたわ。
「ち。ひとりで行けないのかよ。」
舌打ちしたわね。私達は、2人で行きます、てね。
「緑の原石が、襲われている。」
すれ違う、逃げてきた、連中が私達に言ったわ。わざわざ言う必要があるのかしら?ところで、「緑の原石」というチーム名・・・どこかで聞いたような名前だけど、なんだったけ?
「追い出されたとは言っても、知っている顔がいるわけだから・・・。まあ、前のチームなんだし・・・行かなければならないな。」
とアサ。
あ、そうだった。私達の前に属していたチームの名前だった。
え~と、相手は?相手は何?う~ん、奇怪な・・・ドラゴンの上に人間の上半身が2つ生えたような、しかもどでかい怪物だった。魔獣?いや、こんな魔獣、聞いたこともないわよ。でも、何か緑色、その上、葉っぱなようなものもついていて・・・。ちょっと植物っぽい?生えてる人間の上半身の頭の上には大きな花があるし、それを生やしているドラゴンモドキの顔の部分にあるのは花?
総合的に考えると、魔樹からでも生まれた?聖樹かもしれないわね?聖樹にしても、魔樹にしても、過剰に実や樹液、枝を取ると巨大な怪獣かなんかのような姿で暴れだすということも聞いたことがあることを思い出したわ。
でもそうだったら、自業自得ね。
あー、下敷きに、足に踏みつぶされるように少年が一人。思わず助けに出ちゃった。
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