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試合?開始
結局食べているのよね。(カスミ・ミストグリーン)
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私達が料理しているのは、先ほどまで戦って、倒した、魔草や魔樹の触手や餌を誘い込む囮、襲い掛かる部分である人間の姿に近い、人間モドキ、結構イケメン、美女の体、顔を持っているやつ。あくまで、姿かたちが人間、中にはエルフのような長細耳、銀髪の姿をしているのもいるから、擬態も大したものだわ。これが、豆のような部分も芋のような部分も、普通の野草のような部分もあるから、調理する、あく抜きをちゃんとして、火を通すととても美味しいのよね。あ、果物のような味というより、果物そのものもあるから、デザートにも最高なのよね。
たしかに、人間やある府に擬態した形だから、まるで切るのは、人体解体のように見えるわね。出て来る樹液も赤い、血のように。果実のようなものは、乳房のところだから、ちょっと驚いてもしかたがないか。手首や足を大雑把に切って鍋に入れると、闇魔法の怪しい儀式のようにも見えない事も無いわね。だから、丁寧に細かく切り刻んで、形が残らないように煮込んだりするのよね。エルフの森にも、似たようなのがあるし、人間達の森でも魔草が繁茂もしているところも同様。まあ、ここほど見事に擬態はしていないけどね。
だけど、盗賊団とか傭兵になれば戦場で平気で他人を殺して、死体が転がっているのを見ることが多い私達が、あんたらも同様でしょう、人間の体を切り刻むのに抵抗感があるのは矛盾じゃない?それに、これは植物なんだから、あくまで。
素揚げ、焼肉風、シチュー、ポテトサラダ、焼き芋風、デザートの果実。準備できたわ。いい匂いだわ。食べない?私達は食べるわよ、お腹すいているもの。食べたくないなら、あなた方で何とかしなさい。
旦那様、あーん。じゃあ、次食べさせて、あーん。
「何、いちゃついているだよ。まったく、田舎騎士というのは、場所もわきまえず、発情しやがってよお。」
と悪態をつきながら、やおら、素揚げを取って、塩味をつけてあるのよ、口にいれた。そこは偉いわよ、褒めてあげるわ。
「ま、まあ…食べられるわな。今はこれしかないし、腹が減ったら…だしな…。」
文句は言うけど、シチューにも手を出した。当然、女をも続く。
「お、美味しい!」
「こ、これ、美味しい肉みたい!」
「とっても、ジューシーだよう~。」
と女達は正直、偉いわよ。
「美味いならいいさ。」
な、なに、何であんたがドヤ顔しているのよ、リーダーさん?
精力作用もあったのよね、これ。リーダー達は、夜遅くこそこそ出ていくのならいいんだけど、そのまま、始めちゃったわ。あんまりわかり過ぎて、しらけちゃったわ、引いちゃった、私達は。まあ、熱いキスをして、添い寝しあったけどね。
「昨日はすまなかったな。」
などと私にどや顔で、一応謝った?わ。どういう神経かしら、何を考えているのかしらね?私が興奮したとでも?興奮して自分を求めているとでも思っているの?馬鹿じゃない?
本当に馬鹿。
「おい。こちらに来て温まらないか?」
急に極寒のエリアに入り、直ぐには抜け出せず、その夜はそこで夜営しなくてはならなくなった。馬鹿リーダーは、女達と四人でくっついて寝たわ。それは正しい選択、それは認めるわよ。それでどうして、私まで呼ぶのよ?私達は、夫婦仲良く2人でくっついて寝るのよ、愛の力でとても熱いくらいよ。でもね、私がいなくなったら旦那はどうするの?死ねというの?リーダーの言葉じゃないわよね。まあ、無視してやったけど。翌日、
「遠慮せずにくればいいのにな。素直になれよ。」
ですって。何考えているのかしら?
そこでは、凶暴な雪兎、でかい種類の兎の倍以上ある魔獣、角や牙も鋭い爪まであって、しかもすばしっこい上に、群れで行動する。さらに、趣味が悪いことに、亜種で人間に擬態するのもいる。ウサギ耳の娼婦風、バニーガールとかいう人もいるわ。リーダー達も奮戦、その腕は認めてあげられるくらいだったわ。私達夫婦は、より凶悪な亜種、バニーガールと戦ったわ。これが意外に多かった。つい、美人に見えて隙がでることが多いらしいけど、アサは私の援護もしつつ、リーダー達への援護もしながら、淡々と倒していったわ。私しか目に入らない、超偉~い。ハイエルフの美人妻がいるから当然と言えば当然だけどね。雪の下を捜して、雪の積もり具合、魔力の感じなどから場所、位置を推定して雪を掘ると、その下に神草とその実をしっかり見つかったわ。その周辺の枯れて見える聖樹、魔樹にも、小さな実がなっていて、それをちゃんとゲットしたわよ、私達が。そして、夜は雪兎の料理。もちろん、亜種の方を始めたわ。
「えー、また食べたくないって?今度はお肉よ、兎の肉よ。どうして嫌なの?」
これはわざとよ。人間の姿の兎、擬態だけどね、を切り刻むと出て来る赤い血は、樹液ではなく血だものね。巨乳の乳房に擬態したところには、良質の脂肪がいっぱい。これを利用して料理はさらに豊かに・・・。
嫌なら自分達が倒した雪兎を食べればいいでしょう。そこまで、ばらばらにしてしまったら、肉にはならないわね。
延々と文句を言って、非難してくれた後、しかたがないといってリーダーが食べ、食べられるな、の一言で、女達が喜んで食べる、既視感ありありのパターン。
たしかに、人間やある府に擬態した形だから、まるで切るのは、人体解体のように見えるわね。出て来る樹液も赤い、血のように。果実のようなものは、乳房のところだから、ちょっと驚いてもしかたがないか。手首や足を大雑把に切って鍋に入れると、闇魔法の怪しい儀式のようにも見えない事も無いわね。だから、丁寧に細かく切り刻んで、形が残らないように煮込んだりするのよね。エルフの森にも、似たようなのがあるし、人間達の森でも魔草が繁茂もしているところも同様。まあ、ここほど見事に擬態はしていないけどね。
だけど、盗賊団とか傭兵になれば戦場で平気で他人を殺して、死体が転がっているのを見ることが多い私達が、あんたらも同様でしょう、人間の体を切り刻むのに抵抗感があるのは矛盾じゃない?それに、これは植物なんだから、あくまで。
素揚げ、焼肉風、シチュー、ポテトサラダ、焼き芋風、デザートの果実。準備できたわ。いい匂いだわ。食べない?私達は食べるわよ、お腹すいているもの。食べたくないなら、あなた方で何とかしなさい。
旦那様、あーん。じゃあ、次食べさせて、あーん。
「何、いちゃついているだよ。まったく、田舎騎士というのは、場所もわきまえず、発情しやがってよお。」
と悪態をつきながら、やおら、素揚げを取って、塩味をつけてあるのよ、口にいれた。そこは偉いわよ、褒めてあげるわ。
「ま、まあ…食べられるわな。今はこれしかないし、腹が減ったら…だしな…。」
文句は言うけど、シチューにも手を出した。当然、女をも続く。
「お、美味しい!」
「こ、これ、美味しい肉みたい!」
「とっても、ジューシーだよう~。」
と女達は正直、偉いわよ。
「美味いならいいさ。」
な、なに、何であんたがドヤ顔しているのよ、リーダーさん?
精力作用もあったのよね、これ。リーダー達は、夜遅くこそこそ出ていくのならいいんだけど、そのまま、始めちゃったわ。あんまりわかり過ぎて、しらけちゃったわ、引いちゃった、私達は。まあ、熱いキスをして、添い寝しあったけどね。
「昨日はすまなかったな。」
などと私にどや顔で、一応謝った?わ。どういう神経かしら、何を考えているのかしらね?私が興奮したとでも?興奮して自分を求めているとでも思っているの?馬鹿じゃない?
本当に馬鹿。
「おい。こちらに来て温まらないか?」
急に極寒のエリアに入り、直ぐには抜け出せず、その夜はそこで夜営しなくてはならなくなった。馬鹿リーダーは、女達と四人でくっついて寝たわ。それは正しい選択、それは認めるわよ。それでどうして、私まで呼ぶのよ?私達は、夫婦仲良く2人でくっついて寝るのよ、愛の力でとても熱いくらいよ。でもね、私がいなくなったら旦那はどうするの?死ねというの?リーダーの言葉じゃないわよね。まあ、無視してやったけど。翌日、
「遠慮せずにくればいいのにな。素直になれよ。」
ですって。何考えているのかしら?
そこでは、凶暴な雪兎、でかい種類の兎の倍以上ある魔獣、角や牙も鋭い爪まであって、しかもすばしっこい上に、群れで行動する。さらに、趣味が悪いことに、亜種で人間に擬態するのもいる。ウサギ耳の娼婦風、バニーガールとかいう人もいるわ。リーダー達も奮戦、その腕は認めてあげられるくらいだったわ。私達夫婦は、より凶悪な亜種、バニーガールと戦ったわ。これが意外に多かった。つい、美人に見えて隙がでることが多いらしいけど、アサは私の援護もしつつ、リーダー達への援護もしながら、淡々と倒していったわ。私しか目に入らない、超偉~い。ハイエルフの美人妻がいるから当然と言えば当然だけどね。雪の下を捜して、雪の積もり具合、魔力の感じなどから場所、位置を推定して雪を掘ると、その下に神草とその実をしっかり見つかったわ。その周辺の枯れて見える聖樹、魔樹にも、小さな実がなっていて、それをちゃんとゲットしたわよ、私達が。そして、夜は雪兎の料理。もちろん、亜種の方を始めたわ。
「えー、また食べたくないって?今度はお肉よ、兎の肉よ。どうして嫌なの?」
これはわざとよ。人間の姿の兎、擬態だけどね、を切り刻むと出て来る赤い血は、樹液ではなく血だものね。巨乳の乳房に擬態したところには、良質の脂肪がいっぱい。これを利用して料理はさらに豊かに・・・。
嫌なら自分達が倒した雪兎を食べればいいでしょう。そこまで、ばらばらにしてしまったら、肉にはならないわね。
延々と文句を言って、非難してくれた後、しかたがないといってリーダーが食べ、食べられるな、の一言で、女達が喜んで食べる、既視感ありありのパターン。
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