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余命50年のエルフは結婚する。
チームを追放?あ~ら、追放劇ね?のってあげるわよ(カスミ)
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「お前の行動は、チームの迷惑なんだよ、チームから出ていけ。」
と突然、チームの定期会合の場でアサが宣言された。
「は?どういうことだよ?俺が何をしたというんだよ?」
とアサ。当然よね。彼は誰よりも、チームへの義理を果たしていたはずだもんね。
「ちょっと、どうして私達が追放なのよ。」
私だって、チームに必要不可欠な存在のはずだもん。当然の言い分よ。
「お前にはいっていない。おまえは、チームに残れ。」
「はあ、私達は夫婦なのよ。何時だって一緒にいるのよ。彼の追放は、私の追放と同義語よ!」
「こいつと別れろ。分かっている、こいつには文句を言わせないから、別れて、チームに残れ。」
「はー?」
は私は目を点にして、チームの№2の顔を見たわ。
「そもそも、どうして俺が、いやね俺達がチームに迷惑をかけたと言うんだよ?」
アサは、珍しく色をなして大声をだして、文句を言った。
「自分のことを棚に上げて、他人を巻き込むなと言っているんだよ!」
「はあ?」
「ああ、言ってやろうか、わからないんようだからな。自分だけの仕事を受けて、チームの仕事をさぼりやがってねチームがどれだけ迷惑したと思う?わかっておるんか、こらあ!」
「ちょっと待てよ。それはみんな同じだろう。それに、俺達は事前にチームに連絡を入れていたじゃないか、この仕事を受けたから、しばらくチームを不在にすると、いつも。その仕事の一部もチームに入れていただろう。誰かさんと違って。」
「他人のことじゃない、お前のことを言っとるんじゃ!この間の仕事でも、その前の仕事でもでもお前達がいなくてチームは困ったんだぞ。土下座して、まず謝れ。」
「え?あの仕事のことか?俺は知らなかったぞ。知っていたら、予定を変えていたよ。俺達がいない間に仕事を受けて、その仕事で苦労したからと言って、なんで俺が頭を下げなければならないんだよ。」
「無責任野郎が!それを察して、計画を変えておくのが、常識だろうが。」
「無茶を言うな!」
「何が無茶だ。少しばかり美人エルフにいい所見せようと浮ついたことばかりしているから、みんな、怒っているんだよ。なあ、みんな。」
半分近くが積極に頷き、残りのかなりが引きずられるように頷いた。
「まあまあ、ここは彼が言うのももっともなところもあるし、あなたがいなくて苦労したのも事実だから…ここは…謝ってよ。」
とアサが怒りを爆発させる前に、穏やかに、かつ困った顔で、助けを求めるようにリーダーが割って入った。こうなるとアサは弱い。土下座して謝っちゃった、アサは。
「申し訳なかった。おれが不在にして。」
私は、頭も下げなかったし、謝らなかったわ、当然でしょ。
でも、それでは終わらなかった。
「土下座してすむか。謝るんだったら、とっとと出ていけ。役立たず。お前がいると足手まといなんだよ。」
ちょっと矛盾しているわよ、役立たず、足手まといなら、不在で迷惑にならないでしょう。
ああ、アサ完全に切れかかっている。私?もう切れたわよ。
「アサ・・・旦那様。こんな所出ていっちゃいましょう?」
ちなみにリーダーはおろおろしているばかりだったわ。私は、彼を起き上がらせた。彼も立ち上がった。もちろん私は彼に並んで立った。
「じゃあ、俺達は出ていかせてもらう。」
「なに勘違いしているんだよ、出ていくのはお前だけだ。彼女に無理強いする権利はないんだよ、この勘違い野郎。彼女は自由でな、ここに残るんだよ。」
「はあー?」
こいつ何言ってんのよ。
「だからね、エルフは結婚したら、その人一筋なの。私達は夫婦の冒険者、別れ別れの冒険なんか嫌だと言っているの。」
「ああ、わかっている、わかっているよ。困っているんだろ?そんなこと気にしなくていいさ。俺が一言いえば、坊さんも分かってくれるさ。こいつに文句は言わせないから、大丈夫だから、ここに残っていいから。おい、お前、こいつは大切なうちのメンバーなんだからな、ちょっかい出すんじゃないぞ。ちょっかい出してみろ、明日はないからな。ほら、言ってやったから大丈夫だ。心置きなく、残れよ。残っていいんだよ。素直になれよ。」
と言って、私の前にやってきて顔を突き出して、臭い体臭を嗅がせて、臭い息を吹き付けてきたわ。
「はー?何言ってんのよ?」
よく見ると、ここにいるメンバーは、奴の子分やシンパが絶対多数。仲の悪いのや、アサと親しいのは、みんな出払っている、いないのよね。完全に、仕組んだわね、こいつ~。
と突然、チームの定期会合の場でアサが宣言された。
「は?どういうことだよ?俺が何をしたというんだよ?」
とアサ。当然よね。彼は誰よりも、チームへの義理を果たしていたはずだもんね。
「ちょっと、どうして私達が追放なのよ。」
私だって、チームに必要不可欠な存在のはずだもん。当然の言い分よ。
「お前にはいっていない。おまえは、チームに残れ。」
「はあ、私達は夫婦なのよ。何時だって一緒にいるのよ。彼の追放は、私の追放と同義語よ!」
「こいつと別れろ。分かっている、こいつには文句を言わせないから、別れて、チームに残れ。」
「はー?」
は私は目を点にして、チームの№2の顔を見たわ。
「そもそも、どうして俺が、いやね俺達がチームに迷惑をかけたと言うんだよ?」
アサは、珍しく色をなして大声をだして、文句を言った。
「自分のことを棚に上げて、他人を巻き込むなと言っているんだよ!」
「はあ?」
「ああ、言ってやろうか、わからないんようだからな。自分だけの仕事を受けて、チームの仕事をさぼりやがってねチームがどれだけ迷惑したと思う?わかっておるんか、こらあ!」
「ちょっと待てよ。それはみんな同じだろう。それに、俺達は事前にチームに連絡を入れていたじゃないか、この仕事を受けたから、しばらくチームを不在にすると、いつも。その仕事の一部もチームに入れていただろう。誰かさんと違って。」
「他人のことじゃない、お前のことを言っとるんじゃ!この間の仕事でも、その前の仕事でもでもお前達がいなくてチームは困ったんだぞ。土下座して、まず謝れ。」
「え?あの仕事のことか?俺は知らなかったぞ。知っていたら、予定を変えていたよ。俺達がいない間に仕事を受けて、その仕事で苦労したからと言って、なんで俺が頭を下げなければならないんだよ。」
「無責任野郎が!それを察して、計画を変えておくのが、常識だろうが。」
「無茶を言うな!」
「何が無茶だ。少しばかり美人エルフにいい所見せようと浮ついたことばかりしているから、みんな、怒っているんだよ。なあ、みんな。」
半分近くが積極に頷き、残りのかなりが引きずられるように頷いた。
「まあまあ、ここは彼が言うのももっともなところもあるし、あなたがいなくて苦労したのも事実だから…ここは…謝ってよ。」
とアサが怒りを爆発させる前に、穏やかに、かつ困った顔で、助けを求めるようにリーダーが割って入った。こうなるとアサは弱い。土下座して謝っちゃった、アサは。
「申し訳なかった。おれが不在にして。」
私は、頭も下げなかったし、謝らなかったわ、当然でしょ。
でも、それでは終わらなかった。
「土下座してすむか。謝るんだったら、とっとと出ていけ。役立たず。お前がいると足手まといなんだよ。」
ちょっと矛盾しているわよ、役立たず、足手まといなら、不在で迷惑にならないでしょう。
ああ、アサ完全に切れかかっている。私?もう切れたわよ。
「アサ・・・旦那様。こんな所出ていっちゃいましょう?」
ちなみにリーダーはおろおろしているばかりだったわ。私は、彼を起き上がらせた。彼も立ち上がった。もちろん私は彼に並んで立った。
「じゃあ、俺達は出ていかせてもらう。」
「なに勘違いしているんだよ、出ていくのはお前だけだ。彼女に無理強いする権利はないんだよ、この勘違い野郎。彼女は自由でな、ここに残るんだよ。」
「はあー?」
こいつ何言ってんのよ。
「だからね、エルフは結婚したら、その人一筋なの。私達は夫婦の冒険者、別れ別れの冒険なんか嫌だと言っているの。」
「ああ、わかっている、わかっているよ。困っているんだろ?そんなこと気にしなくていいさ。俺が一言いえば、坊さんも分かってくれるさ。こいつに文句は言わせないから、大丈夫だから、ここに残っていいから。おい、お前、こいつは大切なうちのメンバーなんだからな、ちょっかい出すんじゃないぞ。ちょっかい出してみろ、明日はないからな。ほら、言ってやったから大丈夫だ。心置きなく、残れよ。残っていいんだよ。素直になれよ。」
と言って、私の前にやってきて顔を突き出して、臭い体臭を嗅がせて、臭い息を吹き付けてきたわ。
「はー?何言ってんのよ?」
よく見ると、ここにいるメンバーは、奴の子分やシンパが絶対多数。仲の悪いのや、アサと親しいのは、みんな出払っている、いないのよね。完全に、仕組んだわね、こいつ~。
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