2 / 89
他人の不幸は蜜の味・・・だった・・・
しおりを挟む
「あなた。そこで何をきょろきょろ、うろうろしているのかしら?さては、可愛い婚約者にすてられでもしたのかしら?」
少しばかり派手ではあるけど、紫を基調とした、いかにも上質な素材で織られているとわかるドレスを着た、平均よりやや背の高い、鮮やかな赤みがかった金髪の令嬢だった。
あら、私より先に可哀想な公爵閣下を甚振っている女がいると思ったら、ゼハンプリュ様じゃない。国内貴族名実ともに筆頭、それ以上といえるのは王族、パパイ大公家しかないカーキ公爵家の令嬢。彼女も今日の主役、私やガマリア嬢と同様に卒業生、そして、この後、彼女は婚約者とダンスを踊ることとなっている、私達同様に。その婚約者は、王太子のミカエル王子。
ミカエル王子は、花のような美男、周囲には常に笑顔だけど、ちょっと軽く、聡明さというか、頼りがいには欠けている、まあ、悪い噂は聞かない、その点では合格点の王子様。ただし、将来国を背負って立つには、ちょっと不安。私の婚約者であるアイオン様とは、格落ちもいいところ、勿論外見も。
それで、当のゼハンプリュ嬢。私は苦手だけど、関係は悪くない。私よりも家柄が上という感じで接してはくるけど、それはそれでカチンとはくるけど、いじめだとか嫌がらせはしないし、悪口を広めるというようなことはない。彼女の評判は、家柄、身分、そして王太子の婚約者という立場を笠に着ているようなところもあるし、手厳しい言動があり、いじめなどもあるから、その点では良くないわ。でも、いじめや嫌がらせは彼女の取り巻きの何人かがやったことで、彼女はその行為を厳しく窘めることも度々あった。それに、身分をわきまえた言動を厳しく求めるけど、下級貴族、新米の法服貴族、平民の特待生に辛くあたるというより、才能などのある者はちゃんと評価して、待遇し、接して、庇護するほどだったから、その点での評判はいい。婚約者恋しやと度々訪問するコリアンター公爵には、厳しい皮肉などを浴びせ、見下したような物言いをするけど、才能ある先輩達を彼に紹介して、彼もそれを受け入れ、自分の側近に重用していて、そのことにお互い礼を言いあう仲だから、関係は悪くない。彼にしてみれば可愛い婚約者が虐められないように、彼女との関係は良好にしたいというところでしょうけど。
「お言葉ながら、彼女はそのような女性ではありません。」
おうおう、毅然として返したわ。
「確かに、彼女はしっかりした娘ですものね。」
ガマリア嬢は、ゼハンプリュ嬢のお気に入りだったものね。本当に彼女は、可愛くて、気だてがいいものね。
「ところで、カーキ公爵家のご令嬢も、なにか探しているように見受けられましたが。」
あ、反撃した。
「あ、そうでしたわ。ミカエル王太子様を見かけませんでした?もう、ダンスパーティーの時間ですのに・・・。」
「さあ、お見かけてはいませんね。そういえば、卒業式パーティーの祝辞を述べられてからは・・・。」
あらあら、いつも、つんとしたというか凛としたというかの表情をくずさない彼女が、おろおろしたような表情に・・・初めて見たわ。ミカエル王太子ったら・・・。女癖が悪いとか、遊びまわっているという話は聞いていないし、学校内で他の女生徒は楽し気に話をしていて、ゼハンプリュ嬢に後で文句をさんざんに言われた、彼女を怒らせたということはあったようだけど、何度も、でも、それだけのことだったはず。
ま、まさか、もう浮気?婚約者以外の女性を・・・将来の愛人候補に?貴族に限らず、婚約者とは結婚するけど、しっかり事前に愛人を作っていて、そのまま関係を続ける貴族の男って多いのよね。男に限らず、貴族に限らず、だけど・・・。ミカエル様もそうなのかしら?確かに、美人で聡明で、しっかりしているゼハンプリュ嬢だけど、怖いし、気が落ち着くといったタイプではなさそうだし、ミカエル王太子を温かく、くつろがせる可愛い、おとなしい、気配りできる優しい女性になびいちゃうわよね?それに平均的な身長のミカエル王太子の隣に彼女が底の高い靴を履いていると、背が並んじゃう、ほんの少しだけ超えているかも、ふわっとした髪の分・・・だから・・・。
え、でも、それだと私と大公様の背丈の関係と・・・・。私と大公様の絆は、背丈とは関係ないわよ、絶対、きっと・・・。思わず組んでいる腕に力が入っちゃった。
でも、ミカエル様はどうなのかしら?こちらも、少し面白くなってきたわね。まあ、浮気だから、応援してあげる気にはならないけど。
「そろそろ時間のようだよ。」
広間の一角に陣取る演奏団が用意をし始めた。そして、演奏が始まる直前、皆がパートナーと手を取り合ってダンスの準備を始めた。相手がいないため、おろおろするのが数人と毅然として立っているのが一人。
その時、会場が声にならないざわめきで騒然となった。ミカエル王太子とブード伯爵家令嬢が手をつないで現れたのだ。王太子は、何事もなかったように、演奏開始の合図をだした。流れるような演奏とともに、皆がダンスを始めた、当然のごとく、皆の視線は王太子とガマリア嬢に集中して、大なり小なりぎごちないものになった。私もそうだけど、大公様はそんなことに気を取られることなく、優雅に私をリードしてくれたわ。さすが、私の大公さま!
ちなみに例の二人は取り合えず、手を取り合ってダンスを始めたけど、誰よりもギクシャクした動き、当然、しかたがないわよね。相手がいないので、寂しくたたずむ男女がいる。それよりは、とりあえずましだと思ったのね、きっと。
一曲目が終わった。あの二人には短すぎたろうし、例の二人には死ぬほど長かったでしょうね。
少しばかり派手ではあるけど、紫を基調とした、いかにも上質な素材で織られているとわかるドレスを着た、平均よりやや背の高い、鮮やかな赤みがかった金髪の令嬢だった。
あら、私より先に可哀想な公爵閣下を甚振っている女がいると思ったら、ゼハンプリュ様じゃない。国内貴族名実ともに筆頭、それ以上といえるのは王族、パパイ大公家しかないカーキ公爵家の令嬢。彼女も今日の主役、私やガマリア嬢と同様に卒業生、そして、この後、彼女は婚約者とダンスを踊ることとなっている、私達同様に。その婚約者は、王太子のミカエル王子。
ミカエル王子は、花のような美男、周囲には常に笑顔だけど、ちょっと軽く、聡明さというか、頼りがいには欠けている、まあ、悪い噂は聞かない、その点では合格点の王子様。ただし、将来国を背負って立つには、ちょっと不安。私の婚約者であるアイオン様とは、格落ちもいいところ、勿論外見も。
それで、当のゼハンプリュ嬢。私は苦手だけど、関係は悪くない。私よりも家柄が上という感じで接してはくるけど、それはそれでカチンとはくるけど、いじめだとか嫌がらせはしないし、悪口を広めるというようなことはない。彼女の評判は、家柄、身分、そして王太子の婚約者という立場を笠に着ているようなところもあるし、手厳しい言動があり、いじめなどもあるから、その点では良くないわ。でも、いじめや嫌がらせは彼女の取り巻きの何人かがやったことで、彼女はその行為を厳しく窘めることも度々あった。それに、身分をわきまえた言動を厳しく求めるけど、下級貴族、新米の法服貴族、平民の特待生に辛くあたるというより、才能などのある者はちゃんと評価して、待遇し、接して、庇護するほどだったから、その点での評判はいい。婚約者恋しやと度々訪問するコリアンター公爵には、厳しい皮肉などを浴びせ、見下したような物言いをするけど、才能ある先輩達を彼に紹介して、彼もそれを受け入れ、自分の側近に重用していて、そのことにお互い礼を言いあう仲だから、関係は悪くない。彼にしてみれば可愛い婚約者が虐められないように、彼女との関係は良好にしたいというところでしょうけど。
「お言葉ながら、彼女はそのような女性ではありません。」
おうおう、毅然として返したわ。
「確かに、彼女はしっかりした娘ですものね。」
ガマリア嬢は、ゼハンプリュ嬢のお気に入りだったものね。本当に彼女は、可愛くて、気だてがいいものね。
「ところで、カーキ公爵家のご令嬢も、なにか探しているように見受けられましたが。」
あ、反撃した。
「あ、そうでしたわ。ミカエル王太子様を見かけませんでした?もう、ダンスパーティーの時間ですのに・・・。」
「さあ、お見かけてはいませんね。そういえば、卒業式パーティーの祝辞を述べられてからは・・・。」
あらあら、いつも、つんとしたというか凛としたというかの表情をくずさない彼女が、おろおろしたような表情に・・・初めて見たわ。ミカエル王太子ったら・・・。女癖が悪いとか、遊びまわっているという話は聞いていないし、学校内で他の女生徒は楽し気に話をしていて、ゼハンプリュ嬢に後で文句をさんざんに言われた、彼女を怒らせたということはあったようだけど、何度も、でも、それだけのことだったはず。
ま、まさか、もう浮気?婚約者以外の女性を・・・将来の愛人候補に?貴族に限らず、婚約者とは結婚するけど、しっかり事前に愛人を作っていて、そのまま関係を続ける貴族の男って多いのよね。男に限らず、貴族に限らず、だけど・・・。ミカエル様もそうなのかしら?確かに、美人で聡明で、しっかりしているゼハンプリュ嬢だけど、怖いし、気が落ち着くといったタイプではなさそうだし、ミカエル王太子を温かく、くつろがせる可愛い、おとなしい、気配りできる優しい女性になびいちゃうわよね?それに平均的な身長のミカエル王太子の隣に彼女が底の高い靴を履いていると、背が並んじゃう、ほんの少しだけ超えているかも、ふわっとした髪の分・・・だから・・・。
え、でも、それだと私と大公様の背丈の関係と・・・・。私と大公様の絆は、背丈とは関係ないわよ、絶対、きっと・・・。思わず組んでいる腕に力が入っちゃった。
でも、ミカエル様はどうなのかしら?こちらも、少し面白くなってきたわね。まあ、浮気だから、応援してあげる気にはならないけど。
「そろそろ時間のようだよ。」
広間の一角に陣取る演奏団が用意をし始めた。そして、演奏が始まる直前、皆がパートナーと手を取り合ってダンスの準備を始めた。相手がいないため、おろおろするのが数人と毅然として立っているのが一人。
その時、会場が声にならないざわめきで騒然となった。ミカエル王太子とブード伯爵家令嬢が手をつないで現れたのだ。王太子は、何事もなかったように、演奏開始の合図をだした。流れるような演奏とともに、皆がダンスを始めた、当然のごとく、皆の視線は王太子とガマリア嬢に集中して、大なり小なりぎごちないものになった。私もそうだけど、大公様はそんなことに気を取られることなく、優雅に私をリードしてくれたわ。さすが、私の大公さま!
ちなみに例の二人は取り合えず、手を取り合ってダンスを始めたけど、誰よりもギクシャクした動き、当然、しかたがないわよね。相手がいないので、寂しくたたずむ男女がいる。それよりは、とりあえずましだと思ったのね、きっと。
一曲目が終わった。あの二人には短すぎたろうし、例の二人には死ぬほど長かったでしょうね。
15
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる