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ロバート学校入学前
婚約パーティー!
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「今回の主役のお出ましです。」
俺は、マリアネをエスコートしながら中に入った。すげぇ緊張した。俺、頑張った!
俺たちが仲に入ると、さっきまでのにぎやかさがまた一段と騒がしくなった。
「この度は、ユリウス・アシートとマリアネ・アクラートの婚約が決定した。今日は、わしの息子のために来てくれたことに感謝する。」
…こんな時だけ、父親面しやがって。
「今日の食事は、豪勢に作った。いくらでも食べてくれ。」
料理が運ばれてきた。普通にうまそぉだ。見た目は変わらん!
「料理を取りに行かないのか?」
「そうですね…。紅茶を取ってきますわ。」
マリアネは、すたすた行ってしまった。
さて、俺も何か…
「ユリウス様。ごきげんよう。」
「こんばんわ。」
誰だ?この人。ユリウス君でも見たことのない女性がいた。
「何か用か?」
俺もご飯を取りに行きたいから、できれば、早くしてほしい。
「お初にお目にかかります。シルバー・ミリヤでございます。…失礼を承知して言いますが、マリアネ公爵令嬢はやめておいた方がいいと思いますわ。」
「…それは、なぜだ?」
「アクラート家には、わるいうわさがおおいでしょう?」
「噂?」
「はい。例えば、マリアネ公爵令嬢、裏では…」
紅茶を取るのに、時間が掛かってしまった。早く戻らなければ、怒られてしまうかも。
「ユリウ…」あそこにいるのは、ミリヤ家?何をしゃべっているのかしら。
「……マリ…噂…」
あぁまた、私の噂か…
自分の顔は、昔からきつかった。目つきは悪いし、表情が豊かな方ではなかったからだ。5歳ぐらいまでは、まだ大丈夫だった。だけど、6歳になり始めてから、婚約者を決め始める。そうしたら、だんだん私の悪いうわさが広まり始めた。婚約者をできなくさせるためだ。…また、ユリウス様に嫌われてしまうのか。
「…そうか、そういう噂があるのか。」
「はい。なので、マリアネ公爵令嬢と結婚したら、ユリウス様にまで噂がたってしまいますわ。」
「で、それが何だっていうんだ?」
「いや、だから…」
「それがなんだ?俺の噂が立って何になるんだ?好きな人のためなら、別にいい。そのうわさ話を2度と、俺の前で話すな。しゃべったら…わかるな。」
「は、はい!」
「…アルフレッド。」
「はい。お呼びでしょうか?」
「マリアネの噂話を全て、消せ。分かったか?」
「はい。ご要望の通り。」
はぁ~イライラした。何がうれしくて、推しの噂話なんか聞かないといけないんだ。くそぅ
「…ユリウス様。少し、お話よろしくて?」
俺の前には、頭におこマークがついていそうなマリアネがいた。もしかして、聞かれてた?!
「あぁ…も、もちろんだ。」
俺は、マリアネをエスコートしながら中に入った。すげぇ緊張した。俺、頑張った!
俺たちが仲に入ると、さっきまでのにぎやかさがまた一段と騒がしくなった。
「この度は、ユリウス・アシートとマリアネ・アクラートの婚約が決定した。今日は、わしの息子のために来てくれたことに感謝する。」
…こんな時だけ、父親面しやがって。
「今日の食事は、豪勢に作った。いくらでも食べてくれ。」
料理が運ばれてきた。普通にうまそぉだ。見た目は変わらん!
「料理を取りに行かないのか?」
「そうですね…。紅茶を取ってきますわ。」
マリアネは、すたすた行ってしまった。
さて、俺も何か…
「ユリウス様。ごきげんよう。」
「こんばんわ。」
誰だ?この人。ユリウス君でも見たことのない女性がいた。
「何か用か?」
俺もご飯を取りに行きたいから、できれば、早くしてほしい。
「お初にお目にかかります。シルバー・ミリヤでございます。…失礼を承知して言いますが、マリアネ公爵令嬢はやめておいた方がいいと思いますわ。」
「…それは、なぜだ?」
「アクラート家には、わるいうわさがおおいでしょう?」
「噂?」
「はい。例えば、マリアネ公爵令嬢、裏では…」
紅茶を取るのに、時間が掛かってしまった。早く戻らなければ、怒られてしまうかも。
「ユリウ…」あそこにいるのは、ミリヤ家?何をしゃべっているのかしら。
「……マリ…噂…」
あぁまた、私の噂か…
自分の顔は、昔からきつかった。目つきは悪いし、表情が豊かな方ではなかったからだ。5歳ぐらいまでは、まだ大丈夫だった。だけど、6歳になり始めてから、婚約者を決め始める。そうしたら、だんだん私の悪いうわさが広まり始めた。婚約者をできなくさせるためだ。…また、ユリウス様に嫌われてしまうのか。
「…そうか、そういう噂があるのか。」
「はい。なので、マリアネ公爵令嬢と結婚したら、ユリウス様にまで噂がたってしまいますわ。」
「で、それが何だっていうんだ?」
「いや、だから…」
「それがなんだ?俺の噂が立って何になるんだ?好きな人のためなら、別にいい。そのうわさ話を2度と、俺の前で話すな。しゃべったら…わかるな。」
「は、はい!」
「…アルフレッド。」
「はい。お呼びでしょうか?」
「マリアネの噂話を全て、消せ。分かったか?」
「はい。ご要望の通り。」
はぁ~イライラした。何がうれしくて、推しの噂話なんか聞かないといけないんだ。くそぅ
「…ユリウス様。少し、お話よろしくて?」
俺の前には、頭におこマークがついていそうなマリアネがいた。もしかして、聞かれてた?!
「あぁ…も、もちろんだ。」
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