乙女ゲームの悪役令嬢が好きな俺、悪役令嬢の夫に生まれ変わったので主人公に魅了されないように、頑張っていく‼

ロバート学校入学前

やっと悪役令嬢に会えました！

　あれから数日、今日はやっとマリアネに会える！身だしなみok!かみがたok!    よし…
「では、準備ができた。馬車を出してくれ。」
「了解しました。」
あともうちょっとだ！
「ふふ…。楽しそうですね、ユリウス様」
「え…あ。」
やべっ顔に出てたか？ちょっと恥ずかしい…。

「では、着きました。」
「お疲れ様。」
ふぅ来たぞぉ
　俺の家よりも1回り大きく、国王の家よりは小さい館だ。外見はモダンな感じでおしゃれ、そしてとにかく庭がていりされててとてもきれい。
「お待ちしておりました。第一王子、ユリウス様。」
「今回は、こちらの誘いに乗ってくれてありがとう。」
「お初にお目にかかります。私が、マリアネ・アクラートでございます。では、お話は、中で…。」
…。実際のマリアネ様、かわよ‼ゲームでは、高校時代だからもう大人っぽくなっていたけど、まだ俺と同じの8歳。幼児っぽさを出していて、とてもかわいい！だが、この年から態度が嘘っぽい。貴族は怖いなぁ。おれもいえないけど。
「ユリウス様？」

「では、こちらの椅子にこしをかけてください。」
おぉ…。この椅子なかなかいいものだ。現世の家に会った、高級のゲーミングチェアより断然いい…。
「今回は、どのようなご用件で…？」
「国王から、聞いたとは思うがこの度は、ユリウス・アシートとマリアネ・アクラートの婚約が決まった。だから、挨拶にお邪魔した。」
「そうですか…。では、また後程に婚約パーティーが開かれるのですね？」
「そうだ。婚約パーティーはこちらで手配する。何か要望はあるか？」
とは言ったものの、どう手配すればいいんだ？…またあとで考えよう。
「いえ、私の方からはとくに、無いですわ。」
「では、私の方から、1ついいですか？」
「なんだ？」
「護衛を、強くしてほしいんです。」
「理由を聞いてもいいか？」
護衛を強く、か。何かあったのだろうか？
「それはというと、最近マリアネが、誘拐に合いそうになったのです。」
「それは…大丈夫だったんのか？」
「はい。護衛がいたので、けが1つありませんでしたわ。」
彼女は言葉が詰まりそうに言った。もしかしたら、少し怖いことを思い出させてしまったかもしれない。
「すまない。つらいことを思い出させてしまったな。」
「いえ、そんなことは…。」
「分かった。護衛を強くしておこう。それと、マリアネに専属騎士もつけておこう。」
「ありがとうございます。」
そこからは、少したわいもない話をした。お互いが、偽っているから、話の内容が薄っぺらい話だったが、俺にとっては、マリアネ様が俺と話しているというので、幸せだった。
　
　俺が、そろそろ帰ろうとした時だった。
「あの、すいません。最後に殿下と2人で話をしても宜しいでしょうか…？」
「あぁ構わないぞ。」
何だろう。俺はとてもワクワクした。

このときは、知らなった。あんな話がされようとは。