【完結】九龍街区の売人は偽りの少年と極彩色の夢を見ない【R18】

1970年代、中国イギリス領・香港。香港最大のスラム街、九龍街区の違法建築アパートに住む藍豪(ランハオ)は阿片の売人として生計を立てている。夢も希望もない四畳間の小さな部屋で怠惰な生活を送る藍豪は、ある日一時の気の迷いから路地に横たわる瀕死の少年を拾ってしまう。
しかし彼には、少年に必ず秘密にしておかなければならないことがあった。
類(レイ)と名乗った少年は、藍豪との嘘まみれの共同生活の後、少年から青年へと成長する。

「李藍豪。僕はあなたをずっと、殺したいほど憎んで――でも、愛してきました」

大人になった類は、戸惑う藍豪に異常な愛と憎しみをぶつけてきて――。
一度の過ち、7年の歳月が、ふたりのすべてを変える中華BL。

※18歳未満の性描写はありません。
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。