キミの隣

3.

学校まで送ってもらった。

デカッ！

「葵を案内してくれる人が来るから」

「わかった。ありがと父さん」

「いいよ。また、後でな」

父さんが行ってしばらく待つと
誰かが歩いて来た。


「水無月葵さんですか？」

「……そうです」

美人だ。

先輩だろう。

ネクタイで学年がわかる。

「行きましょう」

先輩と歩いてるとヒソヒソ聞こえる。

ハッキリと言えって話しだよな。

「……イケメンはすごい」

「え？なんか言いました？」

「いえ、なにも」

首を傾げる。

まあ、いいか。


理事長室につくと

コンコン

「雪城です。転校生を連れて来ました」

「入れて」

中に入った。

仕事してる父さんを初めてみた。

「雪城くん案内ありがと。生徒会の仕事があるだろ？行っていいよ」

「はい。失礼します」

やっぱり生徒会だったんだ。

父さんを見たらニコニコしてた。

「葵、ようこそ。説明するから座って」

ソファーに座った。

学園の説明を聞いた。

寮は2人部屋
ネクタイには自分のやってる部活などの印がある。
ゲイ、バイ、ノンケが居るとか。

カードは部屋の鍵にもなるしご飯を食べるときお金を払うときにも使うとか
スーパーもあるらしい

どんだけデカい学園だよ。