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オーストラリア奪還計画
第十一話「部屋割り」続き
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夜の十時頃神崎定進は五番部屋に帰ってきた。彼は津田穂月とは別にやるべき事を全て済ませて来ていた。
「穂月、一人だと暇だっただろう?まぁ、明日からは娯楽施設にも行けるようになるし多分退屈はしないだろうけど」
この計画に参加している生徒は移動期間中に使用できる娯楽施設を楽しみにしていた。
「そう言えば明日から使用できるんですね。先輩は一緒に施設を回る事は出来ますか?」
移動中神崎定進が忙しい場合は津田穂月は一人で娯楽施設を巡る事になる。周りが先輩しかいない中で一人で面白いことは無いだろう。
「別に俺にはやる事なんてないし、本当に大切な事は上浦の能力で直接無理矢理聞かされるだろうし、会議にも参加しないってさっき言ってきた。その代わり揉め事があったらそれの対処をする役割を担ったんだが、穂月と色々回れるぞ」
神崎定進は尋ねてきた彼女の顔を見ながら淡々とそう述べた。
「じゃあ、明日は起きたら直ぐにでも行きましょうね?」
正直な所部屋で一人でいた時は本当につまらなくて、ずっと明日神崎定進と一緒にどんな事をしようかを考えていた。だから神崎定進が一緒に回れると聞いた瞬間につい興奮してしまった。
「これは明日の朝の告知まで秘密だが、実は娯楽施設って言うのは生徒の勉強意欲を駆り立てる為の物で、明日から毎朝八時になれば課題が出される。それを終わらせた者から娯楽施設で遊ぶ事ができるわけだ」
もちろんこの二人も生徒である為娯楽施設を利用する為には課題を済ませる必要がある。
「うぅん、明日の朝それを聞いた先輩方はすごくガッカリしそうですね?」
明日の朝の通知で皆驚きはするだろうが、結局の所皆課題をやる事を神崎定進は分かっていた。
「穂月、一人だと暇だっただろう?まぁ、明日からは娯楽施設にも行けるようになるし多分退屈はしないだろうけど」
この計画に参加している生徒は移動期間中に使用できる娯楽施設を楽しみにしていた。
「そう言えば明日から使用できるんですね。先輩は一緒に施設を回る事は出来ますか?」
移動中神崎定進が忙しい場合は津田穂月は一人で娯楽施設を巡る事になる。周りが先輩しかいない中で一人で面白いことは無いだろう。
「別に俺にはやる事なんてないし、本当に大切な事は上浦の能力で直接無理矢理聞かされるだろうし、会議にも参加しないってさっき言ってきた。その代わり揉め事があったらそれの対処をする役割を担ったんだが、穂月と色々回れるぞ」
神崎定進は尋ねてきた彼女の顔を見ながら淡々とそう述べた。
「じゃあ、明日は起きたら直ぐにでも行きましょうね?」
正直な所部屋で一人でいた時は本当につまらなくて、ずっと明日神崎定進と一緒にどんな事をしようかを考えていた。だから神崎定進が一緒に回れると聞いた瞬間につい興奮してしまった。
「これは明日の朝の告知まで秘密だが、実は娯楽施設って言うのは生徒の勉強意欲を駆り立てる為の物で、明日から毎朝八時になれば課題が出される。それを終わらせた者から娯楽施設で遊ぶ事ができるわけだ」
もちろんこの二人も生徒である為娯楽施設を利用する為には課題を済ませる必要がある。
「うぅん、明日の朝それを聞いた先輩方はすごくガッカリしそうですね?」
明日の朝の通知で皆驚きはするだろうが、結局の所皆課題をやる事を神崎定進は分かっていた。
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