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文芸部での一学期

Re 温泉に行こうパート2

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俺は清水さんと合流した後、呼春と九頭竜先輩ともこの前の場所で合流して、そのまま温泉地まで行った。

電車の中は前に行った時よりも楽しかった。

「はぁ、結構久しぶりに来たなぁ。」

俺は再び来た温泉の硫黄なんかの匂いを思い出しながらそんな事を思う。

「なぁ、呼春。どこの温泉に入るか決めてるの。」

温泉はいくつもあるけど、呼春は前に次の時にはプランを立てると言ってたから決まってるのかなとただそう思っただけの質問。

「まぁ、一応決まってるよ。まずは無難なところ、ここで一番人気で一番広いところでいいと思うんだけど。」

やっぱり入るところも決めてきてるんだ。

「あぁうん、全然俺は問題ないよ。」

「私も大丈夫。鶯谷野先輩。」

続いて九頭竜先輩も返事をした。

「私も問題ないです。部長。」

清水さんも問題無し。

正直問題ある方が俺は少ない思う。もしくは他に入りたいところがあるという事は、すごくここに来るのが楽しみで、下調べを入念にして来たという事になる。

さて、俺は平日で人も少ないだろうし、一人の時間を楽しもう。

「じゃあ、みんな行くよ。」

まぁ、そんなふうに、張り切る呼春とはしゃぐ九頭竜先輩を先頭に、その後に俺と清水さんが後ろから追いかける形で、呼春が言っていた温泉に直行し、俺は「もし三人の方が早くあがったら携帯の方に連絡を入れててくれたら後から追いかけるから、買い物でも楽しんでおいて。」と伝えてゆっくりする事にした。

一人でお湯に入りながら考え事を始める。

呼春は俺が清水さんが好きで部活を入ったことを知っていて、協力してくれると言っていたけど、今日もそんな事を考えてるのかな。

正直なところは、梅雨のあの日以降は協力はないからきっと、あの時思った事であって、それ以上ではなかったのか、その後の事も知っていて協力ではなく迷惑になったと反省して無駄な事だと判断したのだろうか。

正直俺は女子の事なんて全くわからないから、呼春の協力を得たい。女の子がどういう時にどんな事を思うのかとかを教えて欲しいんだけどな。

まぁ、元々協力してもらう予定はなかったし、まぁいいか。

それより気になるのは女の子って温泉でどんな話をするんだろう。しかも、俺は文芸部の女子がそこまで仲が良いとも悪いとも思ってないけど、仲良いのかな。そうじゃないと温泉は辛くないかな。
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