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魔王死空は血に染まる。残る刃は天地を穿つ
世界の終焉
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人間は、意思をもつ者は全て歪んだ戦いに溺れる。
勇者をやっていた頃も、魔王が死んだ後も、魔王が復活した時も、その魔王を倒した時も、自分自身ずっと戦っていたんだ。
戦わなくては生きていけない。
人間から、世界から、戦いを無くす事はできないのだろうか。
センはそんな事を考えながら、黒に染まっていく辺りを見渡していた。
世界が無になり、センの一部になっていく。
気に入らないこんな世界はやり直したかったのだ。
人間が神の力を手に入れてもやはりそんな事にしか、そんな私的な事にしか力を使わないのだった。
崩れ、消えていく世界と共にセンはセンをやめることを決意した。
これからの自分は世界を変える存在になるんだと、センは自分の名前センと女神の名前ルヒィアと魔界の主の名前ティルム、そして神の名前アスティル。それらを全て背負って行く事にした。
「俺は…この世界の終わりと共に、セン・ルヒィア・ティルム・アスティル…セルティアになるんだ」
世界は黒く消えていく、そしてまた新たに世界が出来上がる。
その世界で争いを戦いを傍観して、そしてまた世界を消してまた作り、また消してまた作り、消して作り消して作り消して作り消して作り消して作り消して作り消して作り消して作り消して作り消して繰り返した。
セルティアはもう疲れきっていた。
自分を十五個に分けたセルティアは他の十四個にそれぞれ名前を付けた。
世界のグラディス
真意のソロイア
聖域のサルヴァス
希望のサルバス
絶望のザゲボラ
時間のメルク
空間のゾルン
信頼のサイペル
強奪のデルグム
無視のフェルス
物質のソソガイ
働力のライラン
破壊のギュギュラ
隠蔽のハスタ
変革のセルティアとした。
そしてセルティアは目的すらも忘却し、存在すらも忘却し、役割の全てを他の十四個の欠片に投げ、一人無へとなった。
今もセルティアは世界が理想通りになる事を祈りながらその時を待ち続けている。
勇者をやっていた頃も、魔王が死んだ後も、魔王が復活した時も、その魔王を倒した時も、自分自身ずっと戦っていたんだ。
戦わなくては生きていけない。
人間から、世界から、戦いを無くす事はできないのだろうか。
センはそんな事を考えながら、黒に染まっていく辺りを見渡していた。
世界が無になり、センの一部になっていく。
気に入らないこんな世界はやり直したかったのだ。
人間が神の力を手に入れてもやはりそんな事にしか、そんな私的な事にしか力を使わないのだった。
崩れ、消えていく世界と共にセンはセンをやめることを決意した。
これからの自分は世界を変える存在になるんだと、センは自分の名前センと女神の名前ルヒィアと魔界の主の名前ティルム、そして神の名前アスティル。それらを全て背負って行く事にした。
「俺は…この世界の終わりと共に、セン・ルヒィア・ティルム・アスティル…セルティアになるんだ」
世界は黒く消えていく、そしてまた新たに世界が出来上がる。
その世界で争いを戦いを傍観して、そしてまた世界を消してまた作り、また消してまた作り、消して作り消して作り消して作り消して作り消して作り消して作り消して作り消して作り消して作り消して繰り返した。
セルティアはもう疲れきっていた。
自分を十五個に分けたセルティアは他の十四個にそれぞれ名前を付けた。
世界のグラディス
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時間のメルク
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物質のソソガイ
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破壊のギュギュラ
隠蔽のハスタ
変革のセルティアとした。
そしてセルティアは目的すらも忘却し、存在すらも忘却し、役割の全てを他の十四個の欠片に投げ、一人無へとなった。
今もセルティアは世界が理想通りになる事を祈りながらその時を待ち続けている。
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