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野営
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この依頼を受けるべきかしばらく俺は悩んだ。この目の前に座っている微イケメンがルイーゼにコナ掛けてるのもちょっとイラっとしたが、最大の理由は、この依頼の調査対象となる森というのが日帰りできない距離だという事にあった。その目的の森まで行くのに調査を兼ねた徒歩で1日、現地調査に掛かる日数は不明、そして戻るのにも1日掛かるという、そのスケジュールがこのタイミングにはとても痛い。流石に彼らの傍で転移鏡を出してちょっと戻りますってのは出来ないからなあ。悠希の件を解決しなければいけないのに、戻れないという状況というのが歯がゆい。
あのギルドマスターは、俺が異世界の人間だと知っているので、ベテランの冒険者にくっつけて行かせてノウハウを学ばせようとこの案件を選んでくれたと思う。そんな善意から来たであろう指名と現状の問題とのジレンマに依頼書を見つめながら悩んでいた。
「そんなに悩まれなくても、私達がお守りしますから大丈夫ですよ」
と、この世界の豊穣の神を信奉しているという、神官のシルフィスさんが俺達に優しい声を掛けてくれる。彼女はその胸に下げられたシンボルを両手で触り、祈るようなポーズを取っている。合間に押し上げられた僧服の胸元も豊かな母性を現しているかのように存在感をアピールしているな……、っておっと思考が逸れた。
「そうそう、私らそんな見た目程頼りなくないから大丈夫だって。ここのギルドはギルマスのミスティちゃんが、目を掛けた有望な新人にこういう研修みたいな仕事組んでくれるんだよ、昔から」
と軽装の皮鎧をまとった斥候兼アーチャーのネリアも声を掛けてきた。確かに彼女らはまだ若いけど、俺はそれに対して不安を持ってたわけじゃないんだ。
2度目の成長を終えてから、どうやら俺はなんとなく感覚が明敏になってるようなんだよね。この目の前に居るメンバーがそれなりの力を持っているのを肌で感じられるようになっていた。あのディグラビットには警戒する程の力を感じてなかったからか良く判ってなかったけど、結局あいつらは俺の敵じゃなかったしな。その後、出会ったミスティちゃん(強制)の威圧感のお陰でこれに気付けたくらいだ。
そういう目で見ると、目の前のカインと呼ばれた剣士の彼は、その軽さとは別に明確な力を持っているのがわかったし、それはネリア、シルフィスも同様だった。これだけのメンツと行動するというのは確実に勉強になるだろう。それは判っているのだが……
「まだ森から距離があるとは言え、ゴブリンたちのコロニーの規模がわからないからな、周囲を警戒して進むぞ、ネリア後方から視線広めで警戒頼む」
「了解、カイン。あ、トウヤさんは左、ルイーゼちゃんは右側を警戒しておいてね」
結局、指名依頼を受けることにした俺とルイーゼは、森の中を進む道を少し外れて、森の中を北東に向って進んでいた。悠希の件は最後の最後まで悩んだのだが、一応調査とはいえ早めに解決したいという事で出発時間が押していることをほのめかされて、俺は依頼の方を取った。
悠希の方も早く解決したいのではあるが、一応あちらは平和な世界だ。もうちょっとだけ後回しになってしまうが悠希をこっちに連れてきて安全に旅する勉強のいい機会と考えたら結論が出た。
先頭は僧侶のシルフィスさんが歩き、次に前衛だろう剣士のカイン。その後ろに俺とルイーゼが並んだ。そして後方に少し離れてネリアというフォーメーションになっていた。本当なら前衛はカインなんだろうけど、俺達の安全の方を優先してくれているようだ、申し訳ない。
それ程深い森ではないのだが、視界はそれなりに悪い。ゴブリンたちは粗末だが弓を使うそうなので、茂みや、木陰に目をやりながらみな注意して進む。
高校の遠足以来、10年以上山なんて登った事のない俺だが、成長による体力強化は伊達ではないようで山ボーイの様に軽やかに足を取られることなく歩く事ができた。
「位階が低いって聞いてたから、心配してたが肩を貸して歩いたりしなくても良さそうだな」
とカインが笑っていたが、俺もそうならなくてマジで良かったと思うわ。
ちなみにルイーゼは森の中では傘を差す必要が無いらしく、周りを楽しそうに見ながら軽やかに歩いている。まあ彼女は目がいいから、周囲警戒に関しては問題ないだろう。楽しそうで何よりだ。
今回の依頼は、旅の商人が街道をハルカに向っていた時にゴブリンに襲撃されたというのが発端らしい。護衛の冒険者がその襲撃は防いだので被害は無かったそうだが、その冒険者がゴブリンたちに妙な連携を感じたとかで、上位種がいるのでは? という報告があがったそうだ。
ゴブリンは子供くらいの背の緑色の肌をしたモンスターだそうで、知能はさほど高くないらしい。が、自分達が人間より弱いというのは判っているので、群れをなして人を襲うそうだ。男を殺して、女の子は慰み者にされるんだそうで、それだけで駆除されるに足りる理由だわ。
その日の行程を終え、襲撃位置から推測されるゴブリンのテリトリーの外で俺達は野営をすることになった。俺とルイーゼは手ぶら参戦というのに食事とか用意されて申し訳ない気分になる。一応リュックに分担させられた荷物は背負っているが、カインたちの運んでいる量と比べると明らかに少ないからね。
「上位種ってのが居るのはそんなに厄介なんですか?」
軽い食事を終えて、俺達は交代で見張りをしながら夜を明かす事になり俺とカインさんの男組が、最初の見張りということになった。消えないようにと焚かれた焚き火の前で火の番を言いつけられた俺は木をくべながらカインに尋ねてみた。
「ゴブリンってのは臆病なヤツラなんだ。群れると襲ってくるけど、劣勢になるとあいつらは仲間を見捨ててでもさっさと逃げ出す。それが上位種、たとえばゴブリンメイジやゴブリンキングなんかが居ると士気が落ちないどころか、死に物狂いで襲ってくるようになる。そうなるとその頭を潰さない限り、その死兵相手に戦い続けるハメになっちまうからな。ゴブリンだなんて侮れなくなっちゃうのさ」
毛布にくるまって、木にもたれかかっていたルイーゼが俺達の会話で目を覚ましてしまったのか、毛布をそこにたたむと俺の方に近づいてきた。
「なんだ、まだ交代には早いぜ。ルイーゼちゃん」
と、カインが話しかけるがそれには反応せず俺の方に近づいて来る。ん?、表情がちょっと固い。
「あの、トウヤさん。気のせいだったら申し訳ないんですが。あちらの方から」
と、北の方を指さす。それに反応したカインがそちらを向いて、そして鋭く声をあげた。
「ネリア、ネリア!! 木だ、上に登ってくれ!!」
すると、毛布にくるまっていた彼女はその名前を呼ばれると目を開き、毛布を投げ捨ててすぐさま近くにあった木に登りだした。
「カイン、先で誰か襲われてる」
「くそ、ヤツラのテリトリーにもう少し踏み込むべきだったな。ネリア、先行して様子を探ってくれ。俺たちはシルフィスを起こしたら向かう。悪い、ルイーゼちゃんシルフィスを起こしてくれ」
ルイーゼはこくりと頷くと、まだ木にもたれたまま寝ているシルフィスの方に歩いていった。
「さすが吸血族だな。夜の感覚は俺らじゃ敵わないか、にしても助かった。トウヤさん、とりあえず火を消して大事な物だけもって走る。用意しておいてくれ」
と、身支度を整えて、ネリアの向った方に向くカイン。
なにか物音がする…… と、そちらを向いたら寝ぼけたらしいシルフィスがルイーゼに抱きついて、その豊かな胸に押し付けられてルイーゼがもがもがともがいていた。あれが幸せホールドか。胸のシンボル外してなかったらえらいことになりそうだな。
「あいつもあれがなきゃなあ……」
と、ルイーゼをけしかけた本人がそんな事を言っているが、自分で起こさないもんかね。俺だったらよろこんであのたわわホールドに飛び込みたいが。
「ちなみにあれ男だったら張り倒されるからな。まあもう少しでシルフィスも目を覚ますはずだから……」
ルイーゼはシルフィスの胸の間でくったりと脱力してしまった。やはり聖職者は、吸血姫に対して特効を持っているらしい。状況は切迫しているのに、うらやまけしからんというなんとも締まらない光景であった。
あのギルドマスターは、俺が異世界の人間だと知っているので、ベテランの冒険者にくっつけて行かせてノウハウを学ばせようとこの案件を選んでくれたと思う。そんな善意から来たであろう指名と現状の問題とのジレンマに依頼書を見つめながら悩んでいた。
「そんなに悩まれなくても、私達がお守りしますから大丈夫ですよ」
と、この世界の豊穣の神を信奉しているという、神官のシルフィスさんが俺達に優しい声を掛けてくれる。彼女はその胸に下げられたシンボルを両手で触り、祈るようなポーズを取っている。合間に押し上げられた僧服の胸元も豊かな母性を現しているかのように存在感をアピールしているな……、っておっと思考が逸れた。
「そうそう、私らそんな見た目程頼りなくないから大丈夫だって。ここのギルドはギルマスのミスティちゃんが、目を掛けた有望な新人にこういう研修みたいな仕事組んでくれるんだよ、昔から」
と軽装の皮鎧をまとった斥候兼アーチャーのネリアも声を掛けてきた。確かに彼女らはまだ若いけど、俺はそれに対して不安を持ってたわけじゃないんだ。
2度目の成長を終えてから、どうやら俺はなんとなく感覚が明敏になってるようなんだよね。この目の前に居るメンバーがそれなりの力を持っているのを肌で感じられるようになっていた。あのディグラビットには警戒する程の力を感じてなかったからか良く判ってなかったけど、結局あいつらは俺の敵じゃなかったしな。その後、出会ったミスティちゃん(強制)の威圧感のお陰でこれに気付けたくらいだ。
そういう目で見ると、目の前のカインと呼ばれた剣士の彼は、その軽さとは別に明確な力を持っているのがわかったし、それはネリア、シルフィスも同様だった。これだけのメンツと行動するというのは確実に勉強になるだろう。それは判っているのだが……
「まだ森から距離があるとは言え、ゴブリンたちのコロニーの規模がわからないからな、周囲を警戒して進むぞ、ネリア後方から視線広めで警戒頼む」
「了解、カイン。あ、トウヤさんは左、ルイーゼちゃんは右側を警戒しておいてね」
結局、指名依頼を受けることにした俺とルイーゼは、森の中を進む道を少し外れて、森の中を北東に向って進んでいた。悠希の件は最後の最後まで悩んだのだが、一応調査とはいえ早めに解決したいという事で出発時間が押していることをほのめかされて、俺は依頼の方を取った。
悠希の方も早く解決したいのではあるが、一応あちらは平和な世界だ。もうちょっとだけ後回しになってしまうが悠希をこっちに連れてきて安全に旅する勉強のいい機会と考えたら結論が出た。
先頭は僧侶のシルフィスさんが歩き、次に前衛だろう剣士のカイン。その後ろに俺とルイーゼが並んだ。そして後方に少し離れてネリアというフォーメーションになっていた。本当なら前衛はカインなんだろうけど、俺達の安全の方を優先してくれているようだ、申し訳ない。
それ程深い森ではないのだが、視界はそれなりに悪い。ゴブリンたちは粗末だが弓を使うそうなので、茂みや、木陰に目をやりながらみな注意して進む。
高校の遠足以来、10年以上山なんて登った事のない俺だが、成長による体力強化は伊達ではないようで山ボーイの様に軽やかに足を取られることなく歩く事ができた。
「位階が低いって聞いてたから、心配してたが肩を貸して歩いたりしなくても良さそうだな」
とカインが笑っていたが、俺もそうならなくてマジで良かったと思うわ。
ちなみにルイーゼは森の中では傘を差す必要が無いらしく、周りを楽しそうに見ながら軽やかに歩いている。まあ彼女は目がいいから、周囲警戒に関しては問題ないだろう。楽しそうで何よりだ。
今回の依頼は、旅の商人が街道をハルカに向っていた時にゴブリンに襲撃されたというのが発端らしい。護衛の冒険者がその襲撃は防いだので被害は無かったそうだが、その冒険者がゴブリンたちに妙な連携を感じたとかで、上位種がいるのでは? という報告があがったそうだ。
ゴブリンは子供くらいの背の緑色の肌をしたモンスターだそうで、知能はさほど高くないらしい。が、自分達が人間より弱いというのは判っているので、群れをなして人を襲うそうだ。男を殺して、女の子は慰み者にされるんだそうで、それだけで駆除されるに足りる理由だわ。
その日の行程を終え、襲撃位置から推測されるゴブリンのテリトリーの外で俺達は野営をすることになった。俺とルイーゼは手ぶら参戦というのに食事とか用意されて申し訳ない気分になる。一応リュックに分担させられた荷物は背負っているが、カインたちの運んでいる量と比べると明らかに少ないからね。
「上位種ってのが居るのはそんなに厄介なんですか?」
軽い食事を終えて、俺達は交代で見張りをしながら夜を明かす事になり俺とカインさんの男組が、最初の見張りということになった。消えないようにと焚かれた焚き火の前で火の番を言いつけられた俺は木をくべながらカインに尋ねてみた。
「ゴブリンってのは臆病なヤツラなんだ。群れると襲ってくるけど、劣勢になるとあいつらは仲間を見捨ててでもさっさと逃げ出す。それが上位種、たとえばゴブリンメイジやゴブリンキングなんかが居ると士気が落ちないどころか、死に物狂いで襲ってくるようになる。そうなるとその頭を潰さない限り、その死兵相手に戦い続けるハメになっちまうからな。ゴブリンだなんて侮れなくなっちゃうのさ」
毛布にくるまって、木にもたれかかっていたルイーゼが俺達の会話で目を覚ましてしまったのか、毛布をそこにたたむと俺の方に近づいてきた。
「なんだ、まだ交代には早いぜ。ルイーゼちゃん」
と、カインが話しかけるがそれには反応せず俺の方に近づいて来る。ん?、表情がちょっと固い。
「あの、トウヤさん。気のせいだったら申し訳ないんですが。あちらの方から」
と、北の方を指さす。それに反応したカインがそちらを向いて、そして鋭く声をあげた。
「ネリア、ネリア!! 木だ、上に登ってくれ!!」
すると、毛布にくるまっていた彼女はその名前を呼ばれると目を開き、毛布を投げ捨ててすぐさま近くにあった木に登りだした。
「カイン、先で誰か襲われてる」
「くそ、ヤツラのテリトリーにもう少し踏み込むべきだったな。ネリア、先行して様子を探ってくれ。俺たちはシルフィスを起こしたら向かう。悪い、ルイーゼちゃんシルフィスを起こしてくれ」
ルイーゼはこくりと頷くと、まだ木にもたれたまま寝ているシルフィスの方に歩いていった。
「さすが吸血族だな。夜の感覚は俺らじゃ敵わないか、にしても助かった。トウヤさん、とりあえず火を消して大事な物だけもって走る。用意しておいてくれ」
と、身支度を整えて、ネリアの向った方に向くカイン。
なにか物音がする…… と、そちらを向いたら寝ぼけたらしいシルフィスがルイーゼに抱きついて、その豊かな胸に押し付けられてルイーゼがもがもがともがいていた。あれが幸せホールドか。胸のシンボル外してなかったらえらいことになりそうだな。
「あいつもあれがなきゃなあ……」
と、ルイーゼをけしかけた本人がそんな事を言っているが、自分で起こさないもんかね。俺だったらよろこんであのたわわホールドに飛び込みたいが。
「ちなみにあれ男だったら張り倒されるからな。まあもう少しでシルフィスも目を覚ますはずだから……」
ルイーゼはシルフィスの胸の間でくったりと脱力してしまった。やはり聖職者は、吸血姫に対して特効を持っているらしい。状況は切迫しているのに、うらやまけしからんというなんとも締まらない光景であった。
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