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ルイーゼとスライムの話
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ルイーゼのお母さまと言う発言は、サリアさんにはそれまでの話との関連が分からなかったようで助かった。ちょっとはぐらかし方としては下策すぎた様な気もするが、ルイーゼが魔王の娘で、この国の王族の血も引いているなんて事実をここで明らかにされたらもうどうにもならんし、あれしかなかったと思うことにする。
あれ、もしかして俺、勇者どころか魔王に婿入りを迫られてるとか恐ろしい事になってるんじゃないのか?
「では、こちらトウヤ様の、そしてルイーゼさんのギルドカードになります」
と、完成したカードを手渡された。これで一応冒険者と名乗れる訳か。
表示は、先ほどサリアさんと相談した通り、当たり障りのない表示になっていた。ああ、位階は2しか無いけれど。
このカードを提示すれば、各地のギルドで資料を閲覧できたり、お金の預け入れや引き出しが出来るのだとか。持家を持たずに旅する冒険者などは、財産を預けているんだそうだ。
「冒険者ランクによって、資料閲覧の制限や、預け入れなどの手数料に差がでるのですが、こちらは異世界人のトウヤ様については制限も無く、手数料もいただきませんので、どうぞご利用ください」
あと、ギルドに併設されている食堂や、宿泊施設も無料で利用出来るとの事だ。
食堂と言えば、チラっとスマホの時計を確認するとそろそろ夕方くらいだ。街中も見て見たいし、そろそろ退出しようか。と、バックパックに放り込んだメイヤさんに渡された金貨を思い出した。
「あの、これギルドで預かっていて欲しいんですが」
と、皮袋を手渡したらサリアさんは、中身を見て一瞬呆然となっていた。
金額が金額だけに、少々お待ちくださいと、もう一人職員を呼んできてダブルチェックで枚数を確認してくれる。
俺はその金を、俺の口座にすべて振り込んで貰うことにした。なんかあった時の為に、ルイーゼの方にもお金を入れてあったほうがいいかも? と思ったりもしたのだが手数料無料という言葉が素敵過ぎた。
まあ、ルイーゼに何かあった時には、メイヤさんがどこからともなく現れるような気もしないでもないから大丈夫だと思いたい。
サリアさんに今日はもう帰ると告げると、ギルドの宿泊施設を勧められたが、町を見たいので断った。なんどか打診されたが、きっぱり断わっていたらあきらめてくれた。彼女の立場からすると目の届く所にいて欲しいんだろうけどね。ギルド内の宿泊施設じゃあ、ずっと監視されてるような物だ。あっちの世界と行き来しているというのは隠しておきたいからなあ。その点、普通に金払って借りる宿の方が融通が利きそうだ。
夕方のギルドは、依頼の報告と、素材の買い取りをする冒険者たちでごった返していた。ホールに併設された食堂とやらにも、仕事終えたらしい冒険者たちがいっぱいだ。皆酒や料理を煽りながら騒いでいる。美味そうにでかい木のジョッキで酒を飲んでるのを見て羨ましいと思ったが、先ほどまであの部屋でギルドから出されていたお茶ばっかり飲んでたので腹たぽたぽなので諦めることにする。
しかし周りを見渡すといろんな種族、そしてさまざまな年齢の冒険者がいるね。サリアさんが歩くとモーゼの様に冒険者たちが割れるから、後ろを歩きながらきょろきょろと見て歩く事ができた。
先ほど講習を受けていた子供たちも、壁に貼られた依頼を見ながらわいわいとしているのが見える。俺もちょっと見てみたかったが、日を改めよう。
「では、何かありましたらギルドまで遠慮なくおいでください」
とサリアさんに頭を下げられ、俺も頭を下げて感謝したらえらい恐縮された。
陽が傾き、もうこれくらいの陽射しならばルイーゼも日傘は必要ないようだ。街を覗き、置いてある品物や物価などを調べていく。
人だかりが出来ていた屋台で串に刺されて焼かれた何かの肉が3本で1銀貨で売っていた。小腹が空いていたので、つい購入し1本をルイーゼに渡すと、
「こんな街中で何かを食べることがあるなんて思ってもいませんでした」
と、またホロリと目元を押さえて泣き出しそうになり、俺は周りの何女の子泣かしてるんだろ的な視線に耐えかねて、手を引いて逃げ出した。
「これからはこれが普通になるんだからさ。さあがぶっと行ってみよう」
とルイーゼに食べさせると、これが草原に居ると言うディグラビットの肉だろうとの事。酒が飲みたくなる感じに塩と香草が効いた肉はなかなか美味かった。
ディグラビットは草原に穴を掘って住むちょっとでかいウサギらしい。そこらじゅうに穴を掘るというので害獣扱いなんだそうだ。放牧している家畜が穴に落ちてケガをしたり、柵を作ってもその下から穴を掘って畑に侵入し、その身体の大きさから農作物にえらい被害がでるんだそうで農民の怨敵扱いらしい。臆病でよく逃げるのだが、追いつめられると好戦的になり人間相手でも戦いを挑んでくるらしい。まあタレントが【農民】の人でも棍棒で戦えちゃうらしいが。
さっき子供たちにコイツにも負けそうと言われたのがちょっと気になっていたのでコイツを狩ってみたいと思う。今日はもうムリだけど。
宿を探しに街を歩きながら、おれは気になっていた事をルイーゼに問いかけてみた。
「ちなみに位階2って低いのかな? やっぱり」
「普通の人族の方だと年齢の半分くらいの位階というのが普通だったかと」
別にモンスターを倒しまくらなくても、物を食べたりすることでも位階はゆっくりと上がっていくそうだ。この世界には果物や野菜にも経験値があるのかもしれない。あと種族によっても上がりやすい種族や、逆に成長がおそい種族も居るようだ。長寿な生き物ほどその傾向にあるんだとか。
「ルイーゼたちの吸血族ってのは成長が早いのか?、位階が最上位だったらしいし」
「いえ、吸血族は成長が遅いほうです、あの私の場合はお父様が……」
ルイーゼの部屋の机には足ふみ式のスイッチがあって、本を読んでるときに踏みなさいと言われていたんだとか。よく成長痛が起こるので不思議に思っていたのだが、部屋の向こう側でスイッチを踏むとその部屋の釣り天井が落ちてくる仕掛けになっていて大量に繁殖されたスライムたちがその犠牲になっていたらしい。うわ、それは酷い……
それを知ったのはルイーゼが位階を上げきってしまった後だと悲しそうに教えてくれた。
「私、部屋をでて城の中庭を散策するときによくスライムたちにエサをあげていたんです……それがあんな……」
ただ倒し続けても覚醒には至らなかったため、そのスライムレベリングは中止されたみたいだ。血を吸えなくて、普通の状態では虫も殺せなさそうなエリーゼを覚醒をさせようとしたんだろうけど娘可愛いのは判るが、さすが魔王恐ろしいことをする。
あれ、もしかして俺、勇者どころか魔王に婿入りを迫られてるとか恐ろしい事になってるんじゃないのか?
「では、こちらトウヤ様の、そしてルイーゼさんのギルドカードになります」
と、完成したカードを手渡された。これで一応冒険者と名乗れる訳か。
表示は、先ほどサリアさんと相談した通り、当たり障りのない表示になっていた。ああ、位階は2しか無いけれど。
このカードを提示すれば、各地のギルドで資料を閲覧できたり、お金の預け入れや引き出しが出来るのだとか。持家を持たずに旅する冒険者などは、財産を預けているんだそうだ。
「冒険者ランクによって、資料閲覧の制限や、預け入れなどの手数料に差がでるのですが、こちらは異世界人のトウヤ様については制限も無く、手数料もいただきませんので、どうぞご利用ください」
あと、ギルドに併設されている食堂や、宿泊施設も無料で利用出来るとの事だ。
食堂と言えば、チラっとスマホの時計を確認するとそろそろ夕方くらいだ。街中も見て見たいし、そろそろ退出しようか。と、バックパックに放り込んだメイヤさんに渡された金貨を思い出した。
「あの、これギルドで預かっていて欲しいんですが」
と、皮袋を手渡したらサリアさんは、中身を見て一瞬呆然となっていた。
金額が金額だけに、少々お待ちくださいと、もう一人職員を呼んできてダブルチェックで枚数を確認してくれる。
俺はその金を、俺の口座にすべて振り込んで貰うことにした。なんかあった時の為に、ルイーゼの方にもお金を入れてあったほうがいいかも? と思ったりもしたのだが手数料無料という言葉が素敵過ぎた。
まあ、ルイーゼに何かあった時には、メイヤさんがどこからともなく現れるような気もしないでもないから大丈夫だと思いたい。
サリアさんに今日はもう帰ると告げると、ギルドの宿泊施設を勧められたが、町を見たいので断った。なんどか打診されたが、きっぱり断わっていたらあきらめてくれた。彼女の立場からすると目の届く所にいて欲しいんだろうけどね。ギルド内の宿泊施設じゃあ、ずっと監視されてるような物だ。あっちの世界と行き来しているというのは隠しておきたいからなあ。その点、普通に金払って借りる宿の方が融通が利きそうだ。
夕方のギルドは、依頼の報告と、素材の買い取りをする冒険者たちでごった返していた。ホールに併設された食堂とやらにも、仕事終えたらしい冒険者たちがいっぱいだ。皆酒や料理を煽りながら騒いでいる。美味そうにでかい木のジョッキで酒を飲んでるのを見て羨ましいと思ったが、先ほどまであの部屋でギルドから出されていたお茶ばっかり飲んでたので腹たぽたぽなので諦めることにする。
しかし周りを見渡すといろんな種族、そしてさまざまな年齢の冒険者がいるね。サリアさんが歩くとモーゼの様に冒険者たちが割れるから、後ろを歩きながらきょろきょろと見て歩く事ができた。
先ほど講習を受けていた子供たちも、壁に貼られた依頼を見ながらわいわいとしているのが見える。俺もちょっと見てみたかったが、日を改めよう。
「では、何かありましたらギルドまで遠慮なくおいでください」
とサリアさんに頭を下げられ、俺も頭を下げて感謝したらえらい恐縮された。
陽が傾き、もうこれくらいの陽射しならばルイーゼも日傘は必要ないようだ。街を覗き、置いてある品物や物価などを調べていく。
人だかりが出来ていた屋台で串に刺されて焼かれた何かの肉が3本で1銀貨で売っていた。小腹が空いていたので、つい購入し1本をルイーゼに渡すと、
「こんな街中で何かを食べることがあるなんて思ってもいませんでした」
と、またホロリと目元を押さえて泣き出しそうになり、俺は周りの何女の子泣かしてるんだろ的な視線に耐えかねて、手を引いて逃げ出した。
「これからはこれが普通になるんだからさ。さあがぶっと行ってみよう」
とルイーゼに食べさせると、これが草原に居ると言うディグラビットの肉だろうとの事。酒が飲みたくなる感じに塩と香草が効いた肉はなかなか美味かった。
ディグラビットは草原に穴を掘って住むちょっとでかいウサギらしい。そこらじゅうに穴を掘るというので害獣扱いなんだそうだ。放牧している家畜が穴に落ちてケガをしたり、柵を作ってもその下から穴を掘って畑に侵入し、その身体の大きさから農作物にえらい被害がでるんだそうで農民の怨敵扱いらしい。臆病でよく逃げるのだが、追いつめられると好戦的になり人間相手でも戦いを挑んでくるらしい。まあタレントが【農民】の人でも棍棒で戦えちゃうらしいが。
さっき子供たちにコイツにも負けそうと言われたのがちょっと気になっていたのでコイツを狩ってみたいと思う。今日はもうムリだけど。
宿を探しに街を歩きながら、おれは気になっていた事をルイーゼに問いかけてみた。
「ちなみに位階2って低いのかな? やっぱり」
「普通の人族の方だと年齢の半分くらいの位階というのが普通だったかと」
別にモンスターを倒しまくらなくても、物を食べたりすることでも位階はゆっくりと上がっていくそうだ。この世界には果物や野菜にも経験値があるのかもしれない。あと種族によっても上がりやすい種族や、逆に成長がおそい種族も居るようだ。長寿な生き物ほどその傾向にあるんだとか。
「ルイーゼたちの吸血族ってのは成長が早いのか?、位階が最上位だったらしいし」
「いえ、吸血族は成長が遅いほうです、あの私の場合はお父様が……」
ルイーゼの部屋の机には足ふみ式のスイッチがあって、本を読んでるときに踏みなさいと言われていたんだとか。よく成長痛が起こるので不思議に思っていたのだが、部屋の向こう側でスイッチを踏むとその部屋の釣り天井が落ちてくる仕掛けになっていて大量に繁殖されたスライムたちがその犠牲になっていたらしい。うわ、それは酷い……
それを知ったのはルイーゼが位階を上げきってしまった後だと悲しそうに教えてくれた。
「私、部屋をでて城の中庭を散策するときによくスライムたちにエサをあげていたんです……それがあんな……」
ただ倒し続けても覚醒には至らなかったため、そのスライムレベリングは中止されたみたいだ。血を吸えなくて、普通の状態では虫も殺せなさそうなエリーゼを覚醒をさせようとしたんだろうけど娘可愛いのは判るが、さすが魔王恐ろしいことをする。
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