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覚悟
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俺もクレアも能力を100%にまで上げた。
これで二人とも全力だ。もうこれ以上の力はないだろう。
『消滅』と『顕現』。この二つの能力が本気でぶつかり合ったらどうなるか俺には分からない。
でもわかることが一つある。
それはこの戦いが終わった時。それはどちらかが倒れている時でもある。
お互いの全力がぶつかり合うのだ。勝ったとしても無事では済まされないだろう。
俺は空中にいるクレアを見る。クレアも俺を見ていた。
そんな中、一つが声が上がった。
「斗真!大丈夫!?」
声の方向を見るとそこに居たのは天音だった。
ロキを倒しここまで来たのだろう。それは嬉しいことだ。
けど余りにもタイミングが悪かった。
クレアが天音の存在に気づくとニヤリと嫌の笑みを浮かべた。
するとクレアが声を上げた。
「『鉄剣』。」
その言葉を発した瞬間、大剣が顕現され天音の方向に向き直り凄まじいスピードで突撃していた・・・。
・・・私はロキを倒し煌と別れたあと斗真を探していた。
そして外から爆音が聞こえ私は爆音がした方向に足を運ぶとそこには斗真と見知らぬ男が居た。
あれは誰なの?ネメシスはどこに?
色々なことが頭に浮かんでくる。
そして見知らぬ男がいきなり私の身の丈はあるだろう巨大な剣を出していた。
次の瞬間、私はその男との実力の差を理解した。
あの巨大な剣に込められた力。ロキの球体とはまるでレベルが違かった。
なんて禍々しい力。目の前に立つだけで気分が悪くなっていく。
そして目の前の男は私に向かって出した大剣を投擲した。
・・・死の恐怖というのを感じるのはこれが初めてだった。
先程のロキとの戦いも恐怖は抱いたがそれはロキに対する恐怖だ。
けど今はもちろん目の前の男にも恐怖を抱いているがさっきは感じられなかった死に対する恐怖が全身を支配した。
思わず目を瞑ってしまう。ここで死ぬんだと思ってしまう。
そして先ほど聞いた爆音がまた鳴り響いた。
けど数秒が経過しても私はまだ死んではいなかった。不思議に思うながらも恐る恐る目を開ける。
すると目の前で斗真が大剣を受け止めていた。
「天音。大丈夫か!?」
「えぇ。ありがとう。お陰で大丈夫よ。」
私は驚いていた。
これがあの斗真?学校では「最弱」と罵られていたあの斗真なの?
私はこの状況を理解できずにいた。
そんな中、斗真は私に質問をしてきた。
「天音。煌はどうした?一緒じゃないのか?」
私のその問いに対し少し答えづらそうに告げた。
「煌は・・・。ロキとの戦いで・・・。」
「そうか・・・。頑張ったな・・・。」
斗真はこれ以上を追及してくることはなかった。
多分、察してくれたのだろう。
そして斗真は言葉を続ける。
「天音。少し離れていてくれるか?俺はあいつと決着をつける。」
男と私の実力差は明白。ここに残っては足手纏いにしかならない。
それが分かっているから私は悔しいけどその場を離れることにした・・・・。
・・・俺は怒っていた。天音の前では感情を表に出さなかったが俺はブチギレている。
仲間に手を出したからだ。もう誰も失いたくはない。
だからこそ俺は決意する。
冷静にけれども確実な怒りと殺意を込めて俺はクレアに対し一拍置いて告げる。
「・・・俺はお前を殺すよ。」と・・・・。
これで二人とも全力だ。もうこれ以上の力はないだろう。
『消滅』と『顕現』。この二つの能力が本気でぶつかり合ったらどうなるか俺には分からない。
でもわかることが一つある。
それはこの戦いが終わった時。それはどちらかが倒れている時でもある。
お互いの全力がぶつかり合うのだ。勝ったとしても無事では済まされないだろう。
俺は空中にいるクレアを見る。クレアも俺を見ていた。
そんな中、一つが声が上がった。
「斗真!大丈夫!?」
声の方向を見るとそこに居たのは天音だった。
ロキを倒しここまで来たのだろう。それは嬉しいことだ。
けど余りにもタイミングが悪かった。
クレアが天音の存在に気づくとニヤリと嫌の笑みを浮かべた。
するとクレアが声を上げた。
「『鉄剣』。」
その言葉を発した瞬間、大剣が顕現され天音の方向に向き直り凄まじいスピードで突撃していた・・・。
・・・私はロキを倒し煌と別れたあと斗真を探していた。
そして外から爆音が聞こえ私は爆音がした方向に足を運ぶとそこには斗真と見知らぬ男が居た。
あれは誰なの?ネメシスはどこに?
色々なことが頭に浮かんでくる。
そして見知らぬ男がいきなり私の身の丈はあるだろう巨大な剣を出していた。
次の瞬間、私はその男との実力の差を理解した。
あの巨大な剣に込められた力。ロキの球体とはまるでレベルが違かった。
なんて禍々しい力。目の前に立つだけで気分が悪くなっていく。
そして目の前の男は私に向かって出した大剣を投擲した。
・・・死の恐怖というのを感じるのはこれが初めてだった。
先程のロキとの戦いも恐怖は抱いたがそれはロキに対する恐怖だ。
けど今はもちろん目の前の男にも恐怖を抱いているがさっきは感じられなかった死に対する恐怖が全身を支配した。
思わず目を瞑ってしまう。ここで死ぬんだと思ってしまう。
そして先ほど聞いた爆音がまた鳴り響いた。
けど数秒が経過しても私はまだ死んではいなかった。不思議に思うながらも恐る恐る目を開ける。
すると目の前で斗真が大剣を受け止めていた。
「天音。大丈夫か!?」
「えぇ。ありがとう。お陰で大丈夫よ。」
私は驚いていた。
これがあの斗真?学校では「最弱」と罵られていたあの斗真なの?
私はこの状況を理解できずにいた。
そんな中、斗真は私に質問をしてきた。
「天音。煌はどうした?一緒じゃないのか?」
私のその問いに対し少し答えづらそうに告げた。
「煌は・・・。ロキとの戦いで・・・。」
「そうか・・・。頑張ったな・・・。」
斗真はこれ以上を追及してくることはなかった。
多分、察してくれたのだろう。
そして斗真は言葉を続ける。
「天音。少し離れていてくれるか?俺はあいつと決着をつける。」
男と私の実力差は明白。ここに残っては足手纏いにしかならない。
それが分かっているから私は悔しいけどその場を離れることにした・・・・。
・・・俺は怒っていた。天音の前では感情を表に出さなかったが俺はブチギレている。
仲間に手を出したからだ。もう誰も失いたくはない。
だからこそ俺は決意する。
冷静にけれども確実な怒りと殺意を込めて俺はクレアに対し一拍置いて告げる。
「・・・俺はお前を殺すよ。」と・・・・。
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