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古の島編
少女との森探索
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さて、どうするか…まずは森を抜ける必要があるが…、金はない、行く当ても細かくは決まってない…、美咲達をどうにかしようにも、金やら、住宅やらも必要だし…、そもそも詳しい場所は分からないけど森を抜けるのに数日野宿が必要だ、だが道具も食料も無い、どんな動物がいるかも分からない環境に、あるのは金属製のぶっ壊れた籠手、ボロボロで所々に血が付いたレザーアーマー、絶望的すぎる…。
「なあ、ミイン?」
「なあに?」
「この森で出て来る、食料になるような動物ってわかるか?」
「…ごめん、分からない…」
「だよなぁ…、こっちこそごめん」
まあ、知ってる筈もないよな…、とりあえず東に向かうしかないか…。
ガサッ
後方から急に音がし、警戒しつつ後ろを振り返ると茶色の毛をした130~140cm程の巨大なイノシシが茂みから、大きな牙を突き付けるようにこちらを睨みつけており、下手に動いたら攻撃してくるだろう。
でっか……猪か、食えるか?解体方法とか知らないし、そもそも刃物が無いからどうにか仕留めても肉は取れないか…。
「イノシシ…」
ミインは怖いのか、両手をイノシシに向け、少しづつ後ろに下がっていった。
なぁにミインをビビらせてるんだコイツ?
よし決定、仕留める…っとその前に。
"鑑定:生物鑑定"
『無し』 ジョブ 無し LV2 種族《ワイルドボア》年齢6
攻撃力 18
防御力 13
俊敏力 10
魔力 2
魔防力 3
《固有スキル》なし
《スキル》 気配察知LV1 野生の勘LV2
《称号》野生の獣
…よっわ!日本だと生身で戦うと怪我するってのに、今の俺ならデコピンで倒せるんじゃないか?
「あっ…」
ミインが足元にあった石につまずき、転んでしまった。
「プガギィーー!」
その音に驚いたイノシシが興奮してしまい、大声で鳴きながら突撃して来た。
「オラッ!」
使い慣れてないスキルの中で唯一使いこなせるようになった"縮地法"でイノシシの前に出て、鼻を勢いよく蹴り飛ばす。
イノシシは吹っ飛び、奥にあった木を薙ぎ倒し、60m程で止まった。
……えぇ…、やっぱり危ないよなぁこの力…、俺や明人はもう少し調節すれば使いこなせるようになるか?
でも他の奴等はなぁ…?
やっぱりまだ他の奴らは実戦は早いだろ、下手したら事故が起きてだれか死ぬぞコレ。
「あ、きら?」
「…あ」
やばい、ビビらせたか?そりゃそうだこんな力を持ったバケモンなんて関わりたくないよな…嫌われるか…それは辛い…。
「いや、これは、だ「ごめん…」
「え?」
「私が転んだから…」
「いや、それは別に大丈夫だけど…」
「でも…」
「…なあ、怖く無いのか?」
「?」
ミインはなんでそんなことを聞くかわからないとも言いそうな様に首を傾げる。
「なんで?」
「いや、なんでって…」
「私が転んだから危なくなったのに、助けてくれた晃をどうして怖がるの?」
「…」
慰めで言ってるのか、素で言ってるのかは分からないが…、とにかくミインが優しいことは分かった、読心術は使わないでおこう、あんまりミイン考えを盗み読むみたいなことはしたくない。
「…ありがとな」
「?」
ミインはまた首を傾げる、かわいい。
「まあ、それよりも」
俺はイノシシだった物(ミンチ)のところを指差し、一泊置いて
「あれ、ワイルドボアって種類らしいが、毒もないし、多分食える、次は綺麗に仕留めて食おうと思うが良いか?」
見たところただの凶暴なイノシシだし食えるだろ、さっきは咄嗟にミンチにしちゃったけども、焼けば食える…多分。
「うん、分かった」
「よし、取り敢えず東の方に行くか」
今は大体…昼過ぎか、あの後何日も経ってるのか、それとも数時間なのか分からないが、確か本で見たときはバルンテス大迷宮とリディル大森林はだいぶ遠い場所にあったはずだ、やっぱチート能力もあると思うがアイツは凄えな…。
「東は…こっち」
「いや、そっちは北だと思うが」
「…間違えた」
ミインは方向音痴なのか…可愛い上に属性が増えるな、めっちゃ俺得だ。
************************************
〈とある屋敷の廊下〉
「あー……どうすっかな~」
明人はどうするか考えていた、魔人族らしき奴に生き埋めにされかけて、もう2日が経っている。
「クラスの奴等は怪我したせいでピリピリしてるし」
幸い死人は出なかった、いや、正確には見つかってないの間違いだろうか、クラスメイト数人が行方不明になったのだ。
「あいつは間違いなく大丈夫だが、他の奴はなぁ~」
晃は間違い大丈夫、それは確信しているが、いくらチート能力を得たからって、今まで戦いとはほぼ無縁だった奴等だ、たった1週間でこんな強い力を使いこなせるわけがない。
「早めにあいつとは合流してえけど…」
問題はそれだ、アイツ__・__#が出てきちまったから、チート能力も合わせて、だいぶ遠いところに行ってしまった可能性はある、しかも今回の暴走具合は今までの中でもかなりヤバかった、前に止める約束したってのに、埋められてて動けなかったから止められなかった、動けない状態だったとはいえ、約束を守れなかったのは最悪だ。
「ハァ…」
次、晃に会ったら謝らねぇとなぁ…。
「悩み事か?」
「んあ?」
色々考えていると蓮斗が話しかけてきた。
「まあな、俺にも悩みぐらいある」
「はは…そうだな」
蓮斗は疲れたきった顔をしていた、まあ、クラスのリーダーは大変なんだろう。
「クラスの奴らはどうしてる?」
「みんな動揺してたよ、まさかいきなり襲われるなんて、でも、負けイベントだって斉藤が言ったらみんな納得してたよ、しばらくしたら帰ってくるんだ!って」
「はぁ?」
「心配ではあるけど、大丈夫だ、この世界を救う為に、みんなと一致団結して…」
「なあ」
「…なんだ?明人」
「お前のその考え方、白霧蓮斗としての正義は、強い信念を持った美学とも言える…だが、少し危なっかしいぞ?」
「…どういう意味だ?困ってる人がいて、その人を救えることが出来るなら救うのは当然だろう?そのために俺たちは力を神様に貰ったんだ、救うのは世界だ、責任は重大だろう、でも俺たちには救う力がある、幸い死人は出なかったし怪我も回復魔法で治ったけど、みんなを傷つけた魔人達を許せはしない」
「うーん…そうじゃなくてだな、何というか…自分の持つ力の責任の考え方が少しズレてるというか…」
「明人、君はゲトラさんとの訓練で凄い戦いをした、その力をみんなの為には使えないって言いたいのか?」
「いや話しが飛躍しすぎだ…」
めんどくせえし、適当に纏めて話を終わらせるか…。
「まあ、力を使うべき時と場所を考えるようにしようって話だ」
「なるほど、その言葉は心に留めておくよ」
…やっぱ危険な感じがするんだよなぁ、まあこういうのはどちらかというと俺は得意じゃないからな、晃の方が得意だ、合流出来たら任せるとしよう……でもあいつ蓮斗のこと嫌いなんだよな…まあ、保留でいいか。
「お?おーい明人」
後ろからいきなり呼び声が聞こえ、振り向くと黒い革鎧姿のゲトラが居た。
「お?蓮斗もいたのか?丁度いい、次の予定が決まったから全員に伝えといてくれ」
「分かりました、それで、これからどうするんですか?」
「少し予定が狂ったが迷宮で実戦だ、転移者達は息巻いてるようだし、大丈夫だって判断だとよ、それに、早く悪しき魔王を討ち、民を救って欲しいから、済まないけど頑張って欲しいってさ」
「…分かりました、伝えておきます、そして必ず魔王は倒します」
「そうか、じゃあ頼んだぞ、俺は寝る」
ゲトラはそのまま自室に戻っていった、蓮斗はなにかを考えるような顔をして自分の手を見つめていた。
「蓮斗、行こうぜ」
「…ああ」
にしても、晃はどこまで行っちまったんだか…。
「なあ、ミイン?」
「なあに?」
「この森で出て来る、食料になるような動物ってわかるか?」
「…ごめん、分からない…」
「だよなぁ…、こっちこそごめん」
まあ、知ってる筈もないよな…、とりあえず東に向かうしかないか…。
ガサッ
後方から急に音がし、警戒しつつ後ろを振り返ると茶色の毛をした130~140cm程の巨大なイノシシが茂みから、大きな牙を突き付けるようにこちらを睨みつけており、下手に動いたら攻撃してくるだろう。
でっか……猪か、食えるか?解体方法とか知らないし、そもそも刃物が無いからどうにか仕留めても肉は取れないか…。
「イノシシ…」
ミインは怖いのか、両手をイノシシに向け、少しづつ後ろに下がっていった。
なぁにミインをビビらせてるんだコイツ?
よし決定、仕留める…っとその前に。
"鑑定:生物鑑定"
『無し』 ジョブ 無し LV2 種族《ワイルドボア》年齢6
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《スキル》 気配察知LV1 野生の勘LV2
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…よっわ!日本だと生身で戦うと怪我するってのに、今の俺ならデコピンで倒せるんじゃないか?
「あっ…」
ミインが足元にあった石につまずき、転んでしまった。
「プガギィーー!」
その音に驚いたイノシシが興奮してしまい、大声で鳴きながら突撃して来た。
「オラッ!」
使い慣れてないスキルの中で唯一使いこなせるようになった"縮地法"でイノシシの前に出て、鼻を勢いよく蹴り飛ばす。
イノシシは吹っ飛び、奥にあった木を薙ぎ倒し、60m程で止まった。
……えぇ…、やっぱり危ないよなぁこの力…、俺や明人はもう少し調節すれば使いこなせるようになるか?
でも他の奴等はなぁ…?
やっぱりまだ他の奴らは実戦は早いだろ、下手したら事故が起きてだれか死ぬぞコレ。
「あ、きら?」
「…あ」
やばい、ビビらせたか?そりゃそうだこんな力を持ったバケモンなんて関わりたくないよな…嫌われるか…それは辛い…。
「いや、これは、だ「ごめん…」
「え?」
「私が転んだから…」
「いや、それは別に大丈夫だけど…」
「でも…」
「…なあ、怖く無いのか?」
「?」
ミインはなんでそんなことを聞くかわからないとも言いそうな様に首を傾げる。
「なんで?」
「いや、なんでって…」
「私が転んだから危なくなったのに、助けてくれた晃をどうして怖がるの?」
「…」
慰めで言ってるのか、素で言ってるのかは分からないが…、とにかくミインが優しいことは分かった、読心術は使わないでおこう、あんまりミイン考えを盗み読むみたいなことはしたくない。
「…ありがとな」
「?」
ミインはまた首を傾げる、かわいい。
「まあ、それよりも」
俺はイノシシだった物(ミンチ)のところを指差し、一泊置いて
「あれ、ワイルドボアって種類らしいが、毒もないし、多分食える、次は綺麗に仕留めて食おうと思うが良いか?」
見たところただの凶暴なイノシシだし食えるだろ、さっきは咄嗟にミンチにしちゃったけども、焼けば食える…多分。
「うん、分かった」
「よし、取り敢えず東の方に行くか」
今は大体…昼過ぎか、あの後何日も経ってるのか、それとも数時間なのか分からないが、確か本で見たときはバルンテス大迷宮とリディル大森林はだいぶ遠い場所にあったはずだ、やっぱチート能力もあると思うがアイツは凄えな…。
「東は…こっち」
「いや、そっちは北だと思うが」
「…間違えた」
ミインは方向音痴なのか…可愛い上に属性が増えるな、めっちゃ俺得だ。
************************************
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「あー……どうすっかな~」
明人はどうするか考えていた、魔人族らしき奴に生き埋めにされかけて、もう2日が経っている。
「クラスの奴等は怪我したせいでピリピリしてるし」
幸い死人は出なかった、いや、正確には見つかってないの間違いだろうか、クラスメイト数人が行方不明になったのだ。
「あいつは間違いなく大丈夫だが、他の奴はなぁ~」
晃は間違い大丈夫、それは確信しているが、いくらチート能力を得たからって、今まで戦いとはほぼ無縁だった奴等だ、たった1週間でこんな強い力を使いこなせるわけがない。
「早めにあいつとは合流してえけど…」
問題はそれだ、アイツ__・__#が出てきちまったから、チート能力も合わせて、だいぶ遠いところに行ってしまった可能性はある、しかも今回の暴走具合は今までの中でもかなりヤバかった、前に止める約束したってのに、埋められてて動けなかったから止められなかった、動けない状態だったとはいえ、約束を守れなかったのは最悪だ。
「ハァ…」
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「悩み事か?」
「んあ?」
色々考えていると蓮斗が話しかけてきた。
「まあな、俺にも悩みぐらいある」
「はは…そうだな」
蓮斗は疲れたきった顔をしていた、まあ、クラスのリーダーは大変なんだろう。
「クラスの奴らはどうしてる?」
「みんな動揺してたよ、まさかいきなり襲われるなんて、でも、負けイベントだって斉藤が言ったらみんな納得してたよ、しばらくしたら帰ってくるんだ!って」
「はぁ?」
「心配ではあるけど、大丈夫だ、この世界を救う為に、みんなと一致団結して…」
「なあ」
「…なんだ?明人」
「お前のその考え方、白霧蓮斗としての正義は、強い信念を持った美学とも言える…だが、少し危なっかしいぞ?」
「…どういう意味だ?困ってる人がいて、その人を救えることが出来るなら救うのは当然だろう?そのために俺たちは力を神様に貰ったんだ、救うのは世界だ、責任は重大だろう、でも俺たちには救う力がある、幸い死人は出なかったし怪我も回復魔法で治ったけど、みんなを傷つけた魔人達を許せはしない」
「うーん…そうじゃなくてだな、何というか…自分の持つ力の責任の考え方が少しズレてるというか…」
「明人、君はゲトラさんとの訓練で凄い戦いをした、その力をみんなの為には使えないって言いたいのか?」
「いや話しが飛躍しすぎだ…」
めんどくせえし、適当に纏めて話を終わらせるか…。
「まあ、力を使うべき時と場所を考えるようにしようって話だ」
「なるほど、その言葉は心に留めておくよ」
…やっぱ危険な感じがするんだよなぁ、まあこういうのはどちらかというと俺は得意じゃないからな、晃の方が得意だ、合流出来たら任せるとしよう……でもあいつ蓮斗のこと嫌いなんだよな…まあ、保留でいいか。
「お?おーい明人」
後ろからいきなり呼び声が聞こえ、振り向くと黒い革鎧姿のゲトラが居た。
「お?蓮斗もいたのか?丁度いい、次の予定が決まったから全員に伝えといてくれ」
「分かりました、それで、これからどうするんですか?」
「少し予定が狂ったが迷宮で実戦だ、転移者達は息巻いてるようだし、大丈夫だって判断だとよ、それに、早く悪しき魔王を討ち、民を救って欲しいから、済まないけど頑張って欲しいってさ」
「…分かりました、伝えておきます、そして必ず魔王は倒します」
「そうか、じゃあ頼んだぞ、俺は寝る」
ゲトラはそのまま自室に戻っていった、蓮斗はなにかを考えるような顔をして自分の手を見つめていた。
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