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2サイルーンでの出会い
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王都までアルン領から馬車で5日かかる
男爵家で領地経営にお金がかかるうちでは
専属の馬車ではなく乗合馬車で向かうことにしている
兄様たちもそうだったから僕もそうしようとしていると
こっそり両親と兄様が貸切馬車にしようとしていたから必死に止めて、代わりに眼鏡を買ってもらった
最近本の読み過ぎなのか視力が低下していたのをみんな気づいていたんだ
裕福ではないうちにとって眼鏡は高級品だ
買ってくれた家族には感謝しかない
眼鏡の縁には小さくアルン家の紋章である月桂樹の葉が飾られていて凝った作りだった
「...きれい。これは僕の宝物だ」
大切に拭いてかけてみると
目の前が鮮やかになった気がした
アルン領はこの王国の中でも田舎
北東部に位置していて冬には雪も積もる
だけど不思議なことに大きな天候災害はないし、春は暖かく夏は涼しい
意外にも年中暮らしやすい
水も豊かだから麦や野菜、果物、薬草の栽培が盛んで
この眼鏡のように金属とガラスの加工の職人さんもいる
だけど困ったことに領土は広く
魔獣がいる森も近いから経営費用は嵩むばかり
魔獣だっていい子が多いけど
上手く付き合うには生活圏を分けなければいけない
僕が少しでも農作物の生産を高めたり
防衛費を賄えるような人間になれればいいのに....
田園風景から建物が増えていく
家を出て途中の民宿に泊まりながら3日後着いたのはアルン領の隣にあるサイルーン領
サイルーン領を抜けると王都であるハイルランという街だ
アルンから一緒に乗ってきた人の3分の2はここで降りる
サイルーンには大きな貿易拠点があり
アルンで生産されたものもここから取引されて国内外へ売られていく。アルンの人々にとっては大切な商売の場所
「ルナ様、道中お気をつけて」
「王都では変な男に気をつけて!
何かあれば連絡くだせい」
馬車の中で仲良くなった人たちとのお別れはやっぱり寂しい
みんな笑顔で僕を励ましてくれた
「はい、皆さんもどうかお体だけは気をつけてください。
雪祭りにはアルンに帰りますので、その時にお会いしましょうね」
笑顔を手を振って別れる
さあ、僕は今日の宿を探さなくちゃ
そして学園の制服をサイルーンで購入しなくちゃいけない。王都でも勿論買えるけど、貿易の街サイルーンの方が安くて生地が良かったりする
兄様たちも買ったお店に連絡もしておいたし急いで行こう
服や生地のお店が並ぶ通りに来ると沢山の人で賑わっている
暖かくなってきてみんな春服を買いに来ているのだろう
「あった!ココミコのお店」
ガランガランとこじんまりとした扉を開けると
カウンターに小さな商談スペース
奥には沢山の生地と2階にはミシンと職人さん達がいた
「こんにちは、連絡しましたルナティア・アルンです
ハイルラン国立学園の制服を注文しに来ました」
「いらっしゃいませ
アルンのルー坊っちゃまですな
お久しぶりでございます。大きくおなりになって」
出てきたのは白い髭を長く伸ばした老人
「お久しぶりです。ココ様!
僕のこと覚えててくださったんですね」
「えぇえぇ
奥方の腕に抱かれてきた日が昨日のようじゃ」
ココミコのお店はアルン家御用達の服屋さん
僕の3歳のお祝いの際の服もお願いした
それから両親の用事の時には着いてきていた
「ルー坊っちゃまももうハイルランへ行くお年か」
「はい、この前の12月で15歳になりました」
ココ様がメジャーで僕のサイズを測りながら
しみじみ話している
「ほうほう、兄上たちがさぞ騒いだだろう」
「なぜ分かるのですか?」
「坊っちゃまの兄上たちは坊っちゃまを目に入れても痛くない様子だからなぁ
...ルー坊っちゃま、丈は調節できるようにしておきますぞ」
「あ、はい
よろしくお願いします。」
「ふむふむ、じゃあちょいと掛けて待っててくだせい
すぐ縫い終わるからの」
ココ様に言われて入口に戻り
ソファのある商談スペースで座ると
隣に同い年くらいの男の子が座った
「やあ、君も学園の制服を買いに?」
「は、はい。
制服を注文しに来ました」
「僕もそうなんだ
僕はケイン・サイラス、15歳
今年から学園の1年だ」
栗色の綺麗な髪に琥珀色の瞳
男らしいが綺麗で整った顔立ちの少年は
にっこり笑って自己紹介をした
サイラス...サイルーン領の半分を領地としているサイラス侯爵家の方だ!
「は、初めまして
アルン男爵家三男、ルナティア・アルンでございます。」
立ち上がって頭を下げるとふふっと困ったように笑って
僕の手を引いた
「同じ新入生じゃないか
学園では身分はそこまで拘らなくていいんだよ
さあ座って
あ、様とかつけちゃダメだよ。ケインって呼んで、タメ口ね」
「お、お言葉に甘えます...」
隣に腰掛けると満足そうに笑うケイン
「ルナティアはアルン領から来たんだよね
王都に行ったことは?」
「ううん、王都に行ったことはないよ
サイルーンまでしか来たことなくって...
僕は三男だし社交界デビューのパーティーも出なかったんだ
ちょうど用事もあってね」
毎年15歳になる貴族は12月のパーティーで社交界デビューすることになっているが、男爵家で三男の僕は欠席したんだ
衣装を揃えたりするのもお金がかかるし
ちょうど寒害でそこに資金も必要だった
僕は人見知りだし行かなくてラッキーだったんだけど、家族は代わりにアルンでパーティーを開いてくれた
積雪で大変だった方や災害支援をしてくれた方、沢山の領民と一緒に鍋パーティーしたんだ!
すっごく楽しかったなぁ
うふふ、と思い出していると
ケインは不思議そうな顔をした
「そうだったんだ
アルン家の三男が来てないって結構話題だったんだ
ほら、君のお兄様たちは有名だから」
「兄様たちが?」
知らないの?とケインは驚いた顔をして
僕の顔をじいっと見てきた
「サンティア様は容姿端麗で文武両道だとか
王都の侯爵家の方を娶られるってすごい話題だったんだから!
ジンティア様も少し冷たい綺麗なお顔で、ものすごく頭が切れる方だって、王宮の行政府に勤めるなんてエリート街道なんだよ?!」
「ふぇ...兄様たちそんな噂を...」
よほど間抜けな顔をしていたのか
ケインは呆れたように息を吐いている
「そんなアルン家の三男が話題にならないわけないだろう...どんな美しい方なのか、僕も気になっていたのに
いざ見てみると普通の華奢な少年...はぁ...無垢なところは確かに可愛いけどさ...まあ、ちゃんと顔は見ておかなくちゃ.....え?!」
ぷくっと頬っぺたを膨らませたケインはブツブツと何か呟きながら僕の眼鏡を外して前髪をかき分けた
目の前が明るくなってケインの顔がよく見える
綺麗な緑の瞳だなって見つめあっていると
どんどんケインの顔が赤くなっていった
「え?!け、ケイン??お熱でもある???
顔が赤くなって、、、体調悪い??」
心配になっておでこに手を当てると
うわわわぁぁっと叫んで椅子から転げ落ちた
「いててて...」
「け、ケイン?大丈夫?
僕、何か悪いことしちゃったかな、」
「ちがっ、違うよ、ルナティアのせいでは...
ルナティア、自分の顔をどう思ってるんだ?」
「ん?顔?
あぁ...母様に似てるなぁとは思うけど
ケインはすっごく綺麗だね?
僕の兄様たちもすっごくかっこいいよ!」
「そ...そうかい
ゴホン!ルナティア、僕らはもう友人同士だろう?
学園で何かあれば僕に頼り給え!
そして、君はこの眼鏡を外さないこと、いい?」
「うん、眼鏡は大切だからいいけど...
友達になってくれるの?
ありがとうケイン!!」
ありがとうのハグをすると
照れたようにまた真っ赤になったケイン
母様がありがとうの時はハグって言ってたんだけど
この世界では普通なんだよね?
ケインに聞くとはぐらかされてしまった
...母様と父様僕を騙していたな?!?!!!
男爵家で領地経営にお金がかかるうちでは
専属の馬車ではなく乗合馬車で向かうことにしている
兄様たちもそうだったから僕もそうしようとしていると
こっそり両親と兄様が貸切馬車にしようとしていたから必死に止めて、代わりに眼鏡を買ってもらった
最近本の読み過ぎなのか視力が低下していたのをみんな気づいていたんだ
裕福ではないうちにとって眼鏡は高級品だ
買ってくれた家族には感謝しかない
眼鏡の縁には小さくアルン家の紋章である月桂樹の葉が飾られていて凝った作りだった
「...きれい。これは僕の宝物だ」
大切に拭いてかけてみると
目の前が鮮やかになった気がした
アルン領はこの王国の中でも田舎
北東部に位置していて冬には雪も積もる
だけど不思議なことに大きな天候災害はないし、春は暖かく夏は涼しい
意外にも年中暮らしやすい
水も豊かだから麦や野菜、果物、薬草の栽培が盛んで
この眼鏡のように金属とガラスの加工の職人さんもいる
だけど困ったことに領土は広く
魔獣がいる森も近いから経営費用は嵩むばかり
魔獣だっていい子が多いけど
上手く付き合うには生活圏を分けなければいけない
僕が少しでも農作物の生産を高めたり
防衛費を賄えるような人間になれればいいのに....
田園風景から建物が増えていく
家を出て途中の民宿に泊まりながら3日後着いたのはアルン領の隣にあるサイルーン領
サイルーン領を抜けると王都であるハイルランという街だ
アルンから一緒に乗ってきた人の3分の2はここで降りる
サイルーンには大きな貿易拠点があり
アルンで生産されたものもここから取引されて国内外へ売られていく。アルンの人々にとっては大切な商売の場所
「ルナ様、道中お気をつけて」
「王都では変な男に気をつけて!
何かあれば連絡くだせい」
馬車の中で仲良くなった人たちとのお別れはやっぱり寂しい
みんな笑顔で僕を励ましてくれた
「はい、皆さんもどうかお体だけは気をつけてください。
雪祭りにはアルンに帰りますので、その時にお会いしましょうね」
笑顔を手を振って別れる
さあ、僕は今日の宿を探さなくちゃ
そして学園の制服をサイルーンで購入しなくちゃいけない。王都でも勿論買えるけど、貿易の街サイルーンの方が安くて生地が良かったりする
兄様たちも買ったお店に連絡もしておいたし急いで行こう
服や生地のお店が並ぶ通りに来ると沢山の人で賑わっている
暖かくなってきてみんな春服を買いに来ているのだろう
「あった!ココミコのお店」
ガランガランとこじんまりとした扉を開けると
カウンターに小さな商談スペース
奥には沢山の生地と2階にはミシンと職人さん達がいた
「こんにちは、連絡しましたルナティア・アルンです
ハイルラン国立学園の制服を注文しに来ました」
「いらっしゃいませ
アルンのルー坊っちゃまですな
お久しぶりでございます。大きくおなりになって」
出てきたのは白い髭を長く伸ばした老人
「お久しぶりです。ココ様!
僕のこと覚えててくださったんですね」
「えぇえぇ
奥方の腕に抱かれてきた日が昨日のようじゃ」
ココミコのお店はアルン家御用達の服屋さん
僕の3歳のお祝いの際の服もお願いした
それから両親の用事の時には着いてきていた
「ルー坊っちゃまももうハイルランへ行くお年か」
「はい、この前の12月で15歳になりました」
ココ様がメジャーで僕のサイズを測りながら
しみじみ話している
「ほうほう、兄上たちがさぞ騒いだだろう」
「なぜ分かるのですか?」
「坊っちゃまの兄上たちは坊っちゃまを目に入れても痛くない様子だからなぁ
...ルー坊っちゃま、丈は調節できるようにしておきますぞ」
「あ、はい
よろしくお願いします。」
「ふむふむ、じゃあちょいと掛けて待っててくだせい
すぐ縫い終わるからの」
ココ様に言われて入口に戻り
ソファのある商談スペースで座ると
隣に同い年くらいの男の子が座った
「やあ、君も学園の制服を買いに?」
「は、はい。
制服を注文しに来ました」
「僕もそうなんだ
僕はケイン・サイラス、15歳
今年から学園の1年だ」
栗色の綺麗な髪に琥珀色の瞳
男らしいが綺麗で整った顔立ちの少年は
にっこり笑って自己紹介をした
サイラス...サイルーン領の半分を領地としているサイラス侯爵家の方だ!
「は、初めまして
アルン男爵家三男、ルナティア・アルンでございます。」
立ち上がって頭を下げるとふふっと困ったように笑って
僕の手を引いた
「同じ新入生じゃないか
学園では身分はそこまで拘らなくていいんだよ
さあ座って
あ、様とかつけちゃダメだよ。ケインって呼んで、タメ口ね」
「お、お言葉に甘えます...」
隣に腰掛けると満足そうに笑うケイン
「ルナティアはアルン領から来たんだよね
王都に行ったことは?」
「ううん、王都に行ったことはないよ
サイルーンまでしか来たことなくって...
僕は三男だし社交界デビューのパーティーも出なかったんだ
ちょうど用事もあってね」
毎年15歳になる貴族は12月のパーティーで社交界デビューすることになっているが、男爵家で三男の僕は欠席したんだ
衣装を揃えたりするのもお金がかかるし
ちょうど寒害でそこに資金も必要だった
僕は人見知りだし行かなくてラッキーだったんだけど、家族は代わりにアルンでパーティーを開いてくれた
積雪で大変だった方や災害支援をしてくれた方、沢山の領民と一緒に鍋パーティーしたんだ!
すっごく楽しかったなぁ
うふふ、と思い出していると
ケインは不思議そうな顔をした
「そうだったんだ
アルン家の三男が来てないって結構話題だったんだ
ほら、君のお兄様たちは有名だから」
「兄様たちが?」
知らないの?とケインは驚いた顔をして
僕の顔をじいっと見てきた
「サンティア様は容姿端麗で文武両道だとか
王都の侯爵家の方を娶られるってすごい話題だったんだから!
ジンティア様も少し冷たい綺麗なお顔で、ものすごく頭が切れる方だって、王宮の行政府に勤めるなんてエリート街道なんだよ?!」
「ふぇ...兄様たちそんな噂を...」
よほど間抜けな顔をしていたのか
ケインは呆れたように息を吐いている
「そんなアルン家の三男が話題にならないわけないだろう...どんな美しい方なのか、僕も気になっていたのに
いざ見てみると普通の華奢な少年...はぁ...無垢なところは確かに可愛いけどさ...まあ、ちゃんと顔は見ておかなくちゃ.....え?!」
ぷくっと頬っぺたを膨らませたケインはブツブツと何か呟きながら僕の眼鏡を外して前髪をかき分けた
目の前が明るくなってケインの顔がよく見える
綺麗な緑の瞳だなって見つめあっていると
どんどんケインの顔が赤くなっていった
「え?!け、ケイン??お熱でもある???
顔が赤くなって、、、体調悪い??」
心配になっておでこに手を当てると
うわわわぁぁっと叫んで椅子から転げ落ちた
「いててて...」
「け、ケイン?大丈夫?
僕、何か悪いことしちゃったかな、」
「ちがっ、違うよ、ルナティアのせいでは...
ルナティア、自分の顔をどう思ってるんだ?」
「ん?顔?
あぁ...母様に似てるなぁとは思うけど
ケインはすっごく綺麗だね?
僕の兄様たちもすっごくかっこいいよ!」
「そ...そうかい
ゴホン!ルナティア、僕らはもう友人同士だろう?
学園で何かあれば僕に頼り給え!
そして、君はこの眼鏡を外さないこと、いい?」
「うん、眼鏡は大切だからいいけど...
友達になってくれるの?
ありがとうケイン!!」
ありがとうのハグをすると
照れたようにまた真っ赤になったケイン
母様がありがとうの時はハグって言ってたんだけど
この世界では普通なんだよね?
ケインに聞くとはぐらかされてしまった
...母様と父様僕を騙していたな?!?!!!
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